JPS5910509B2 - 地絡検出装置 - Google Patents

地絡検出装置

Info

Publication number
JPS5910509B2
JPS5910509B2 JP53010221A JP1022178A JPS5910509B2 JP S5910509 B2 JPS5910509 B2 JP S5910509B2 JP 53010221 A JP53010221 A JP 53010221A JP 1022178 A JP1022178 A JP 1022178A JP S5910509 B2 JPS5910509 B2 JP S5910509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
main electrode
amplifier
base
ground fault
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53010221A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54103588A (en
Inventor
行雄 宮崎
貢 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP53010221A priority Critical patent/JPS5910509B2/ja
Publication of JPS54103588A publication Critical patent/JPS54103588A/ja
Publication of JPS5910509B2 publication Critical patent/JPS5910509B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Locating Faults (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は集積回路化に適した地絡検出装置に関するも
のである。
従米、地絡検出装置は機械的要素により構成されていた
が、その特性の悪さにより数年前より電子化が進められ
ている。
電子化により地絡電流を電圧に変換する零相変流器が小
形化し、コスト的なメリツトも大きくなつた。なお、地
絡検出装置の電子部は、一般的に増幅器、時延回路、波
形整形回路等で構成される。一般的な回路図を第1図に
示す。第1図において、1は電路、2はしや断器、3は
零相変流器、4は増幅器、5は時延回路、6は波形整形
回路、7はサイリスタ、8はしや断コイル、9は電圧ド
ロツプ用抵抗、10は平滑用コンデンサ、11は整流用
ダイオード、12は交流電源である。この回路において
、零相変流器3の出力電圧、El,E2は増幅器4で増
幅され、時延回路5を通して遅延され出力電圧E4が所
定のレベル(波形整形回路のオン電圧)に達すると、出
力電圧としてE5に電位が発生し、サイリスタ7を駆動
し、しや断コイル8を駆動して電路をしや断する。この
様な回路において、一般的に増幅器4、時延回路5、波
形整形回路6は次の様に構成される。即ち、増幅器4と
しては、零相変流器のコストを下げる為、電圧ゲインの
大きなものが必要であり、第2図に演算増幅器を使用し
た場合を示す。第2図における電圧ゲインは(1)式に
おいてAvは電圧ゲイン、R,は抵抗器13の抵抗値、
R2は抵抗器14の抵抗値、Cは直流カツト用コンデン
サの容量、fは周波数である。
しかしながら、第2図の増幅器は地絡検出装置に不適当
な所が数多くある。地絡検出装置は一般的に周波数は5
0Hz,60Hzが用いられる事が多い。すなわち、(
1)式においてコンデンサ16の容量値をかなり大きく
しないと、高い電圧ゲインが取れない。さらに入力イン
ピーダンスを高くする為に抵抗Rll3,R2l4の抵
抗値を大きくする必要があり集積回路化が難しい。しか
も電源電圧として+Vcc.−Vccの2つの電源が必
要である。時延回路は集積回路化した場合に高抵抗を使
わずに済むように第3図の様に定電流源で容量を充電、
放電する回路が考えられる。
第3図において17,18は定電流源で、19は時延設
定用コンデンサで、定電流源17,18は第1図におけ
る増幅器4で制御される。すなわち、増幅部の出力が定
電流源となるわけであるが、このような回路は第4図で
実現できる。第4図において、20,21は入力の対の
トランジスタ、22,23はカレントミラー回路で、E
2〉E1になるとダイオード22に定電流源24とほぼ
同じ電流が流れ、一般的にダイオード22に流れる電流
とトランジスタ23に流れる電流は等しい。すなわち、
第4図において電流ゲインは、ほぼ1となり、第4図の
構成では、電流ゲインが低すぎて問題がある。またトラ
ンジスタ23に流れる電流値は定電流源24とほぼ同値
になり、一般的に温度による影響は殆んどない。しかし
、次段に接続される波形整形回路6の入力段は第5図A
,bに示すように、トランジスタ101やダイオード1
02で構成される事が多く、そのオン電圧は温度特性を
持つ。その温度特性を打消するため、第4図におけるト
ランジスタ23を流れる定電流は温度特性を持たせる必
要がある。波形整形回路6はシユミツト回路を使用する
事が多いが非常に使用し難い問題点がある。
それはサイリスタ7が不動作時と動作させる時とで、ほ
ぼサイリスタ7のゲート電流分だけ電源電流すなわち電
源E6から電源E,に向かつて流れる電流に差がある事
で、サイリスタ7を完全に動作させるには、ゲート電流
が流れた時にも電源E6を正常に保つておく必要があり
、電源が下がるとスレツシヨルドが変化し問題がある。
すなわちサイリスタ7不動作時に電源E6,E,間に増
幅器、時延回路、シユミツト回路に流れる電流以外のダ
ミー電流を流しておく必要があり、コンパクト化を目指
す地絡検出装置に取つて消費電力の増加は電圧ドロツブ
用抵抗9の形状が大きくなり大きな問題となる。この発
明はかかる問題点を解決すべくなされたもので増幅器と
しては、差動増幅器を2段直結し高電圧ゲインで、しか
も1電源で使用可能な増幅器を用い、さらに負の温度係
数を有する半導体素子を利用する事により優れた温度特
性を得る事ができる。
時延回路としては差動増幅器の出力を高ゲインで、必要
な温度特性を持たせて定電流源として得る事のできる回
路を用いた。波形整形回路としては、NPNトランジス
タとPNPトランジスタを用いて一種のサイリスタ構成
とし、不動作時に増幅器及び時延回路に流れていた電流
を動作時に出力電流として取り出せるようにしたもので
ある。以下、この発明について、第6図ないし第9図を
用いて詳細に説明する。
増幅器の一実施例を第6図に示す。
この増幅器は差動増幅回路を2段直列接続したものであ
る。第6図でトランジスタ24,25、抵抗26,27
、定電流源28、抵抗29,30で前段差動増幅器37
を構成し、トランジスタ32,33,35、ダイオード
34、定電流源36が後段差動増幅器38を構成する。
なお、ダイオード31は温度特性を改善する為に挿入さ
れている。第6図において、E1〉E2の時、トランジ
スタ24のベース電流が、トランジスタ25のベース電
流より大きくなり、EllくE2′(E/はトランジス
タ32のベース電圧、E2′はトランジスタ33のベー
ス電圧)となり、トランジスタ32のベース電流が、ト
ランジスタ33のベース電流より少ない為、出力電圧V
。は低電位となる。逆にE,くE2の時は出力電圧V。
は高電位となる。ここで前段差動増幅器の電圧ゲインα
は次の様になる。ここでI。は定電流源28の電流値、
R4は抵抗26の抵抗値、R5は抵抗27の抵抗値で、
kはポルツマン定数、Tは絶対温度、qは電荷である。
ここで後段差動増幅器のゲインは非常に大きく取れるの
で、E1′=E2′の時、出力電圧V。がスイツチング
すると考えると、抵抗26及び抵抗27の抵抗値で、任
意の入力差(VEl−VE2)で出力電圧V。をスイツ
チングさせる事ができる。ここで入力差は次式により求
まる。すなわち、高ゲインの後段増幅器は、スイツチン
グ時に発振し易いので、前段増幅器によつてスイツチン
グ時を横切る時間を短かくして安定な増幅器を得る事が
でき、後段増幅器がスイツチングする入力電位差(E1
−E2)が自由に設定できる。
ここで、温度特性を改善する為にダイオード31を挿入
すると出力がスイツチングする入力電位差(VEl−V
E2)は次の式の様になる。ここでVBE3lはダイオ
ード31の順方向電圧である。ここでR4=R,とする
と次式の様になる。ここでR=R4=R,とする。(5
)式において、温度特性を考えると、定電流10及び抵
抗Rに温度特性がないとすると、VBE3lとTのみが
温度特性を持つ事になり、VBE3lは、T=300〔
0K〕付近で約0.6Vであり、その温度依存性は−
0.002〔V/0k〕でぁる。
従ってダイオードVBE3lは0.3〔%/0k〕程度
の負の温度係数を有する。また絶対温度Tは300〔0
K〕付近で、0.3〔%/0k〕程度の正の温度係数を
持つ為、入力電位差(VEl−VE2)の温度依存性は
殆んど零となる。以上のようにこの発明によ一る増幅器
は地絡検出装置の増幅器として理想的なものであり、高
入力インピーダンス、高ゲインが得られ、1電源で使用
できる等の数多くの利点を持つ。さらに温度特性も、あ
る範囲で任意にコントロールする事が可能である。時延
回路の一実施例を第7図に示す。
第7図において、ダイオード22、トランジスタ23,
39,40、抵抗41で定電流源17を構成する。ここ
で、El5〉E2′の時、定電流源36に流れる電流は
全てトランジスタ32に流れ、卜・ランジスタ33には
電流が流れない為、E4の電位は低電位となる。逆にE
2″〉E1″の時、トランジスタ33には定電流源36
と同値の電流が流れ、ダイオード22にもそれと同値の
電流が流れ、一般的にトランジスタ23にもそれと同値
の電流が流れる。その電流は、トランジスタ39で増幅
され、抵抗41を通してコンデンサ19を充電する。し
かし抵抗41での電圧降下が、トランジスタ40のVB
EON電圧(キ0.6)になると、トランジスタ40が
オンに入り、トランジスタ39のベース電流を引つ張る
為、トランジスタ39のエミツタに流れる定電流の電流
値は次式で与えられる。ここでIR4lは抵抗41を流
れる電流、VBE4Oはトランジスタ40のベース・エ
ミツタ間オン電圧、R4lは抵抗41の抵抗値、すなわ
ち、第7図の様な構成で時延回路を構成すると、温度が
上がるとベースエミツタ間オン電圧VBE(0N)の温
度係数で定電流量が減少し、次段に接続される波形整形
回路の入力段(前に述べた様に第5図の様な構成が多い
)の温度依存性もベース・エミツタ間オン電圧VBE(
ON)の温度係数の為、そのオン電圧も減少する為、接
続した場合の温度依存性は殆んど零となる。以上の様に
第7図のような時延回路を構成すると、増幅器の高いゲ
インを維持しながら、かつ次段の温度特性を補償し得る
時延回路を実現でき、動作時間のバラツキが少なく、地
絡検出装置として理想的なものである。次に波形整形回
路の一実施例を第8図に示す。
第8図において、E4が入力で、42〜44がトランジ
スタ、45〜47が抵抗器である。E5に第1図の様に
サイリスタが接続される。第8図においてE4がVBE
42オン電圧(キ0,6V)に達すると、トランジスタ
42がオン状態になりかけ、トランジスタ43のベース
電流を引つ張り、そのHFE倍された電流がトランジス
タ42のベース電流となり、その電流がHFE倍されて
トランジスタ43のベース電流となる。すなわち、トラ
ンジスタ42と43で正帰還がかかり、サイリスタと同
様な動作をする。ここで、この回路がオンするとE6の
電位が下がり、第1図において増幅器4、時延回路5に
流れていた電流が減り、それだけの電流がほぼサイリス
タ8のゲート電流となる。すなわち従来の欠点の項で述
べた様なダミー電流を流す必要がなく、低消費電力を目
指す地絡検出装置に取つては理想の波形整形回路と言え
る。上記に述べた増幅器、時延回路、波形整形回路の実
施例をまとめて第9図に示す。
この発明は、上記の増幅器、時延回路及び波形整形回路
を用いることにより、低消費電力で温度特性が良く、高
感度の地絡検出装置を得ることができ、この種の装置の
IC化に適するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は地絡検出装置を示すプロツク図、第2図は従来
の演算増幅器を地絡検出装置の増幅部に使用した回路図
、第3図は時延回路を定電流源とコンデンサで構成した
回路図、第4図は増幅器の出力を定電流源として取り出
す一例を示す回路図、第5図は波形整形回路の入力段の
一般例を示す説明図、第6図はこの発明の増幅器の一実
施例を示す回路図、第7図はこの発明の時延回路の一実
施例を示す回路図、第8図はこの発明の波形整形回路の
一実施例を示す回路図、第9図はこの発明の地絡検出装
置の一実施例を示す回路図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 地絡電流を検知する零相変流器からの地絡電流に応
    じた一対の信号の一方がベースに入力される第1トラン
    ジスタと、上記地絡電流に応じた一対の信号の他方がベ
    ースに入力される第2トランジスタと、上記第1トラン
    ジスタの一方の主電極に接続された第1抵抗と、上記第
    2トランジスタの一方の主電極に接続された第2抵抗と
    、上記第1トランジスタの他方の主電極及び第2トラン
    ジスタの他方の主電極に接続された第1定電流源とを有
    し、上記第1トランジスタの一方の主電極及び第2トラ
    ンジスタの一方の主電極から一対の出力を発する前段差
    動増幅器、この前段差動増幅器の一対の出力の一方がベ
    ースに入力される第3トランジスタと、上記前段差動増
    幅器の一対の出力の他方がベースに入力される第4トラ
    ンジスタと、上記第3トランジスタの一方の主電極及び
    第4トランジスタの一方の主電極に接続されたカレント
    ミラー回路と、第3トランジスタの他方の主電極及び第
    4トランジスタの他方の主電極に接続された第2定電流
    源とを有し、第3トランジスタの一方の主電極あるいは
    第4トランジスタの一方の主電極のどちらか一方から出
    力を発する後段差動増幅器、この後段増幅器の出力がベ
    ースに入力される第5トランジスタと、この第5トラン
    ジスタのベースに一方の主電極が接続されるダイオード
    と、上記第5トランジスタの一方の主電極に一方の主電
    極が接続された第6トランジスタと、上記第5トランジ
    スタの一方の主電極にベースが接続され、上記第6トラ
    ンジスタのベースに一方の主電極が接続される第7トラ
    ンジスタと、第6トランジスタのベースと他方の主電極
    間に接続される抵抗とを有した第3定電流源及びこの第
    3定電流源に一方の電極が接続されたコンデンサとを有
    し、上記後段増幅器の出力を遅延させる時延回路、この
    時延回路の遅延された出力が入力され、動作時に上記前
    段及び後段増幅器並びに時延回路の電流を減少し、この
    減少した分を出力に流し出させるトランジスタ回路を有
    し、しや断器を動作させる出力を発する波形整形回路を
    備えた地絡検出装置。 2 増幅器の第1、第2抵抗の少なくとも一方に負の温
    度係数を有する半導体素子を直列に接続したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の地絡検出装置。 3 増幅器の第1抵抗と第3トランジスタのベース、及
    び、上記増幅器の第2抵抗と第4トランジスタのベース
    の少なくとも一方に負の温度係数を有する半導体素子を
    挿入したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    地絡検出装置。
JP53010221A 1978-01-31 1978-01-31 地絡検出装置 Expired JPS5910509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53010221A JPS5910509B2 (ja) 1978-01-31 1978-01-31 地絡検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53010221A JPS5910509B2 (ja) 1978-01-31 1978-01-31 地絡検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54103588A JPS54103588A (en) 1979-08-15
JPS5910509B2 true JPS5910509B2 (ja) 1984-03-09

Family

ID=11744211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53010221A Expired JPS5910509B2 (ja) 1978-01-31 1978-01-31 地絡検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5910509B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023737Y2 (ja) * 1976-06-11 1985-07-15 テンパ−ル工業株式会社 漏電計

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54103588A (en) 1979-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02304606A (ja) ヒステリシスを有するバンドギャップスレッシュホールド回路
GB798523A (en) Improvements relating to transistor amplifier circuits
US20180188764A1 (en) Start-up circuits
JP4315724B2 (ja) バンドギャップ型基準電圧回路のスタートアップ回路
JPS5910509B2 (ja) 地絡検出装置
US4855625A (en) Operational amplifier having low DC current input circuit
US3371286A (en) Stabilized direct-coupled push-pull amplifier
JPH0321927B2 (ja)
JPH0368573B2 (ja)
US3456204A (en) Transistor amplification circuitry
US4230980A (en) Bias circuit
US4303890A (en) Circuit arrangement for transferring a signal
JPH04369907A (ja) 高周波増幅回路
US3366891A (en) Amplifying arrangement employing tunnel diode
SU1084960A1 (ru) Операционный усилитель
JP2623954B2 (ja) 利得可変増幅器
JPH0212049B2 (ja)
JP2661138B2 (ja) 電流増幅回路
JPS6121857Y2 (ja)
JPH0346574Y2 (ja)
JPS6127210Y2 (ja)
JP2723703B2 (ja) 演算回路
JPH0513064Y2 (ja)
JPS5833568B2 (ja) 電流ミラ−回路
JPH0573284B2 (ja)