JPS59105096A - 粉末状離型剤およびその製造法 - Google Patents

粉末状離型剤およびその製造法

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JPS59105096A
JPS59105096A JP21391782A JP21391782A JPS59105096A JP S59105096 A JPS59105096 A JP S59105096A JP 21391782 A JP21391782 A JP 21391782A JP 21391782 A JP21391782 A JP 21391782A JP S59105096 A JPS59105096 A JP S59105096A
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solid
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Yuji Nezu
祐史 根津
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高温度ですくれた性能を示す粉末状の離型剤
およびその製造法に関するものである。
接着芯地プレス()乞アイロン、合成1h]脂成形用金
型などの高温加熱面は、溶融した合成樹脂、糸くず、糊
削等力呻j着し易く、また−たんf」着したものははか
れにくく、次第に1姑化して加熱面を汚染する。そして
汚染された加熱面は、プレス磯やアイロンの場合は布地
を汚染するはかりでなく、滑り性や剥離性か着しく悪化
する。このようなドラフルを防ぐため、加熱面にはふつ
う離型剤か塗布される。離型剤としては通常シリコーン
油系のものか使用されるが、従来のシリコーン油系離型
剤の性能は、上記のような用途においてはやや不−1−
分なものて゛あった。すなわち、最もふつうに(重用さ
れている溶剤希釈低粘度メチルシリコーンは、離型性お
よび汚れ除去力か十分でないばかりが、使用時に蒸発す
る溶剤が作業環境を汚染し、史に可法、・I11溶剤使
用品の場合は火災の恐メしもある。
高スJ1度ンリコーンは、本質的には高温における離型
性にすぐれていると考えられるか、実際には、塗布する
とへとつくという欠点かあるほか、表面張力か高いため
イλ透力が弱いがら、すでに(11着している汚れを除
去する力がほとんとない。
シリコーン油の−に連のような欠点を解消したものとし
て、シリコーン油を常温て′固形のパラフィンと混合し
jこワンクス状のものも提案されている。しh化ながら
、パラフィンとシリコーン油は相溶性がなく、がろうし
てiri′、合できるのは−に連のように811型性の
劣る低糖度品に限られる。そして低糖度品を使用しても
、混合ご短期間に液状のシリコーン油と固形のパラフィ
ンとか分離してしまうから、使いにくいだけでなく性能
も安定しない。
本発明は、これら従来の高温用離型剤にみられる欠点を
持たない新規な離型剤、すなわち常温で固体のろう、硬
化油、高級脂肪酸およびその誘導体からなる群より選ば
れた1種以上の固形潤滑性物質とシリコーン油との混合
物の粉末よりなる離型剤、およびその製造法を提供する
ものである。
本発明による離型剤は、上記固形潤滑剤とシリコーン油
との混合物が粉末比されていることにより、シリコーン
油として高粘度品を使用した場合でもシリコーン油が分
離しにくく、また多少分離しても、全体としては粉末状
のままで流動性を失なわないから、長期にわたり安定し
た性能を発揮する。したがって本発明の離型剤には、浸
透性のよいILち粘度品(粘度] f、l +1センチ
ストークス以下のもの)から離型性のよい高粘度品(粘
度] f) ’H〜50万センチストークス程度のもの
)、更にはその中間の粘度のものまで、用途に応して任
意に選んで配合することができる。最も好ましいのは、
低糖度品、中粘度品および高粘度品をfjl用すること
である。
化学構造からみた場合、本発明で用いるシリコーン油と
して最も好ましいのはメチルシリコーンである。しカル
ながら・シリコーン油としてはほかにもアルキル変性シ
リコーン油、エポキシ変性シリコーン油、アルキルアラ
ルキルポリエーテル変性シリコーン油など、離型性およ
び/または潤滑性を有する各種シリコーン油を、単独で
、あるいは混合して、用いることかできる。
シリコーン油と共に本発明の離型剤を構成する固形潤滑
性物質は、常温で固体のものであり、好ましくは融点か
40°C以上、特に好ましくは60゛C以上のものであ
る。その好ましい具木例としては、−に把持性を有する
パラフィンろう、マイクロワックス等の石油ろう;モン
タンろう等の鉱物ろう;カーナハろう等の植物ろう;み
つろう等の動物ろう;カーボワンク又等の合成ろう;ヒ
マシ硬化油、太り、硬化油、牛脂硬化油井の硬化油;ス
テアリン酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸;ステアリン
酸アマイド、オレイン酸アマイ)パ等の高級脂肪酸誘導
木などがある。
シリコーン油と固形潤滑性物質との混合比(重電比)は
、実際に混合するものの種類にもよるが、通常1tl:
90〜3:97が適当である。シリコーン油成分が過剰
になると411分離を起こし易く、更に過剰になると、
粉末化することも困難になる。
本発明による離型剤には、シリコーン油および固形潤滑
性物質の外に、必要に応して、a−トフ7エロール、δ
−トコフェロール、RIIT()7チルヒドロギシ1ル
エン)、4 、.4 ’−7チリデンビスに)−メチル
−6−ターシャリブチルフェノール)等の酸化防止剤;
 タルク、フン素樹脂粉末等の滑剤;その1世lf: 
ff:の添加物を、上記主成分の混合状態の安定性を損
なわない範囲で含有させることかて外る。
本発明による粉末状離型剤を構成する」1記混合物の微
粒子の形状は、1((径が数ミクロン−約2 nunの
球状であることが望ましいか、これと同程度の天外さの
顆粒状であってもよい。
」−述のような粉末状9ili型剤は、各成分を固形潤
滑性物質の融点1:層重の温度て゛よく混合し、11ら
れた溶融状態の混合物を細孔を通して冷水中tこ連続的
1こ押出し、ストランド状1こなったイ11.会物を顆
!:L状tこ111111片する方法、あるいは溶融状
態の)1を合物を1氏))J、の金属1・゛ラム1こ薄
膜状1こ4τ1着させて固化させてから剥離し粉砕ら−
る方法なとtこより製造することもできるが、次のよう
な本発明の製法によれは、最も好ましい球状微粒子から
なるものを容易l二製遺−することができる。
各成分を固形潤滑性物質の融点り、上の温度で混合して
均一混合物とするところ主では上記製法と同様で゛ある
。高粘度シリコーン油も、強い撹拌を続ければ、溶融状
態のノくラフイン等とは一応均一な混合物を与える。本
発明の製法にお(・では、この溶融混合物を冷却媒体中
において微♀■1な液滴としたのち上記固形潤滑剤の融
点見、下の温度主で冷却し、そのご上記液滴か固化して
形成された微粒子を採取する。冷却媒庄としては空気ま
たは水か適当である。空気を冷却1庸2木に用ν・る場
合は、任意の噴霧装置を用いて、」1記溶融混合物を、
用(・た固形潤滑性物質の融点以下の温度の空気中に噴
霧する。溶融混合物から形成された液滴は、表面張力に
より直ちに球状になり、空気中を落ドする間に(または
空気と共に移送される間に)冷ノ、I序れて固化上球状
微粒子となるから、これを捕集すれはよい。水を冷却媒
体に用いる方法も、冷却手段か異なるたけて−1−記空
気冷却の場合と本質的な相j♀はなり・か、空気よりち
ほるかに冷却能力か太きいから、必要ならは温水を用い
るなとして徐冷が行われるようにする。水中における液
滴形成とその後の冷却には、次のような方法を採用−4
−るのが有利である。すなわち、原料の溶融混合物を、
その溶融状態を維持可能な熱水中に投入し、強撹拌して
水中油滴型の分散液を形成させ、次いでこの分散液を多
量の冷水中に注入して冷却する。
本発明1こよる離型剤をプレスは等の加熱面に塗布する
には、その(11(型剤の融点以−にの温度に加熱され
ている加熱面に直接散布する。布などに(=I ffi
 !せてからその布で゛加熱面をこすってもよい。ji
lt型剤は粉末状で・あるから直ちに溶融し、加熱面」
−に薄膜状に広がる。このあと乾いた布で拭いて過剰の
離型剤を除去すれば、離型性のよい加熱面か形成される
。この場合、加熱面にすでに固着した合成樹脂由来の汚
れかあっても、それに対する親和力の大きい固形潤滑性
物質の低粘度溶融物と共tこシリコーン油がよく浸透し
て膨潤させるから、布で拭と取るだけで容易に除去する
ことができるようになる。
本発明による離型剤は、潤滑性のある物質からなる粉末
であるからきわめて流動性がよい。中でも微粒子が球状
のものは特に流動性かすぐれている。したがって、通常
の保存条1′4においてはフロンク化して流動性を失う
こともなく、上述のような便用法か困TJlkになるこ
とはない。また揮発性の有(1文溶剤を含まないものて
゛あるから、使用時に作業環境を悪化させず、また火災
や(′[・で塗布作業をしても)皮膚障害を起こすおそ
れもない。
以上のような特長を持つことによ1)、本発明の離型剤
は、接着芯地プレス磯、アイロン、合成131脂成形用
金型なとの加熱面の離型処理および清拭にきわめて有効
なものC′あり、これらの敗(戒を使用]−る作業の能
率と製品品質の向)二に火きな貢献をし1;1−るもの
でJ)る。
以下実施例を示して本発明を説明する。
実施例 1 融点G (1’Cのパラフィン8.27に8を加熱装置
IJ jJt 4+糟に入れ、95°Cに加熱して溶融
させた。これに酸比防止剤・I3Hl’ * (l g
および粉末化上程における融着防雨のだめの代分子量ポ
リエチレン・ネオワックスL41(+、を添加し更にメ
チルシリコーン41 (1g(粘度30センチストーク
スのものI G (1(<、10旧)センチストーク久
のもの2(目]g、50Tiセンナストークスのもの5
(Jgの混合物)を加えて、00〜] (l tJ ’
Cで全体が均一になるまで撹拌を続げた。イ(1られな
溶融状態の混合物を、ポンプにてスプレーノスルに圧送
しく圧力6 KHz/cm”)、/スルがら20℃の冷
風中に噴石した。
これによ1)形成された微粒子(平均粒径約t、l 、
 3 bunの球状粒子)を捕集して得られた粉末状離
型剤は、常温で3か月保存後も70ツキングを起こさず
、またシリコーン油の分離も認めらズ尤なかった。主t
ここの離塑ハ11を、ポリアミド系接着芯地の加熱接着
に使用しているプレス(幾の加熱面に使用しtこところ
、加熱面はiiL米のシリコーンスプレーを用いた場合
よりも約511)の期間、清浄に保たれた。また);1
着した汚れら容易に除去1−ることかで゛きた1゜ 実施例 2 融点85〜8’?’Cのヒマシ硬化油3.8Kgを加熱
装置は混合4’l’i Lm 入れ、130°C1こ加
熱してl琴線させた。これ1こメチルシリコーン・i 
(l fl g(粘度3()センナ久トーク久のもの3
20g、61jセンチストークスのもの8()Jこの混
合物)を加えて、約90′Cで全体か均一になるまで撹
拌を続けた。次いでここに80゛Cの熱水7.5に8(
分Δヒ1jとしてのポバール1%を含む)を注入し、強
撹拌を続(って水中油滴型の分散液を形成させた。1g
られた分散液を21°Cの水中に注入して全体の温度を
l′J 30 ’Cまで低1丁させると、油滴状の硬化
油−シリコーン混合物は微粒子状に固化した。形成され
た微粒子(平均粒径杓0 、 i 111mの球状粒子
)をろ過により捕集し更に乾燥して得られた粉末状離型
剤は、常温で3が月保存後もフロラキングを起こさず、
またシリコーン油の分81Fも認められなかった。
またこの離型剤を、ポリ塩化ビニル系接着芯地の加熱接
着に使用しているプレス(戊の加熱面に使用したところ
、加熱面は従来のシリコーンスプレーを用いた場合より
も約3倍の期間、清浄に保たれtこ。主tこf、1着し
た汚れも容易に除去することができた。
1(、、埋入 弁理士 板耳−猜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)常温で固体のろう、硬化油、高級脂肪酸およびそ
    の誘導体からなる群よ1)選ばれた1種以」二の固形量
    )・l性物質とシリコーン油との混合物の粉末よりなる
    離型剤。
  2. (2)常温で固体のろう、硬化油、高級脂肪酸およびそ
    の誘導体からなる群より選ばれた1種以」二の固形潤滑
    性物質をその融点以−にの温度に加熱し、得られた溶融
    物にシリコーン油を添加して均一混合物か形成されるま
    で溶融状態で撹拌し、次いで溶融を態の混合物を冷却媒
    体中において微細な液滴としたのち上記固形潤滑剤の融
    点辺、下の温度まで冷却し、]二記i1!滴が固化して
    形成された微粒子を採取することを特徴とする粉末状8
    1[型剤の製造法。
JP21391782A 1982-12-08 1982-12-08 粉末状離型剤およびその製造法 Granted JPS59105096A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6223717A (ja) * 1985-07-23 1987-01-31 Toyota Motor Corp ウレタンエラストマ−成形品用離型剤
CN112574799A (zh) * 2020-12-11 2021-03-30 许辉 一种型钢减摩剂及其制备方法和应用

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6223717A (ja) * 1985-07-23 1987-01-31 Toyota Motor Corp ウレタンエラストマ−成形品用離型剤
JPH0439407B2 (ja) * 1985-07-23 1992-06-29
CN112574799A (zh) * 2020-12-11 2021-03-30 许辉 一种型钢减摩剂及其制备方法和应用

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