JPS59104383A - プリン系核酸塩基の析出方法 - Google Patents

プリン系核酸塩基の析出方法

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JPS59104383A
JPS59104383A JP21297282A JP21297282A JPS59104383A JP S59104383 A JPS59104383 A JP S59104383A JP 21297282 A JP21297282 A JP 21297282A JP 21297282 A JP21297282 A JP 21297282A JP S59104383 A JPS59104383 A JP S59104383A
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JP
Japan
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nucleic acid
solution
acid base
acid
purine
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Application number
JP21297282A
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English (en)
Inventor
Haruomi Honda
本多 晴臣
Kikuo Nishikawa
西川 喜久男
Masao Ogawa
小川 正夫
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプリン系核酸塩基およびヌクレオチド全含有す
る液から、プリン系核r駿塩基を析出する方法に関する
ヌクレオチドは調味料あるいは医薬原料等としれ全分離
する必要がある。この分離方法としては、プリン系核酸
塩基が中性付近で水に対する溶解度が低いことを利用し
て、pH調整、冷却、塩析、蒸発、水浴性有機溶媒添加
等によシ該塩基全優先的に析出させ、次いでか過、遠心
沈降等により分取する方法が従来よシ行なわれている。
ところが、プリン系核酸塩基の析出物は微細な結晶また
は無定形の微粒子であって、a::F5過性、難沈降性
を示し、従来の方法によるとその分離(は容易ではない
ばかシか、析出物が多量の母液を含むためにこれに伴っ
て失なわれるヌクレオチFの爪も多いという欠点がある
こうした状況に鑑み、本発明者らは鋭意研究の結果、以
下に述べるように、活性炭を用い工業的に有利なプリン
系核酸塩基を析出する方法を完成した。
全共存せしめること全特徴とするプリン系核酸塩基の析
出方法である。
本発明において用いられるプリン系核e塩基およびヌク
レオチドを含有する液とは、例えば、酵母核酸等の加水
分解液、動物組織等の抽出液、核酸関連物質醗酵液、ヌ
クレオシドを化学的にあるいは酵素を用いてリン酸化し
た反応液およびそこから目的とするヌクレオチド全分離
取得する中間工程の液等であって、ヌクレオチドと共に
相当量のプリン系核酸塩基を含有する液をいう。
ここに、プリン系核酸塩基としては、例えば、アテニン
、グアニン、ヒポキサンチン、キサンチン、メチ/レキ
サンチン等であシ、これらは2種類以上が共存していて
もよい。またシトシン、ウランlし等のピリミジン系核
酸塩基およびイノシン、グアノシン、アデノシン等のヌ
クレオシドが混在していても本発明方法の実施を何んら
妨げるものではない。
また、ヌクレオチドとしては、イノシン、グアノシン、
アデノシン、キサントシン、シチジン、ウリジン等のプ
リン系、ピリミジン系ヌクレオシドのモノ、ジ、トリー
リン酸エヌテルまたはそれらに対応するデオキシリボー
ス同族体を指す。例エバ、イノシン−5′−リン酸、グ
アノシン−5′−リン酸、アデノシン−5′−リン酸、
キサンチン−5′−リン酸、シチジン−5′−リン酸、
ウリジン−5′−リン酸、デオキシアデノシン−5′−
リン酸、デオキシアデノシン−5′−リン酸、デオキシ
シチジン−57−リン酸、デオキシウリジン−5′−リ
ン酸、イノシン−2’(3’) 、 5’−シリン酸、
イノシン−52−シリン酸、グアノシン−2’(3’)
 、 5’−シリン酸、グアノシン−57−シリン酸、
アデノシン−2’(3’) 、 5’−シリン酸、アデ
ノシン−5′−シリン酸、シチジン−5′−シリン酸、
ウリジン−5′−シリン酸、デオキシアデノシン−5′
−シリン酸、デオキシアデノシン−5′−シリン酸、デ
オキシシチジン−5′−シリン酸、デオキシウリジン−
5′−シリン酸、アデノシン−5′−トリリン酸、グア
ノシン−5′−トリリン酸、デオキシアデノシン−5’
−)シリン酸、デオキシグアノシン−5′−トリリン酸
、デオキシシチジン−57−トリリン酸、デオキシウリ
ジン−5′−トリリン酸、イノシン−2′−リン酸、グ
アノシン−37−リン酸、アデノシン−3’、 5’−
環状リン酸、キサンチン−2’、 3’−環状リン酸等
があげられる。これらのヌクレオチドは2種類以上が液
中に含まれていてもよい。
本願発明方法で対象とするヌクレオチドおよびプリン系
核酸塩基?含有する液におけるそれぞれの濃度は、プリ
ン系核酸塩基を析出させるときの条件や用いる活性炭等
によって適宜に調整される。
ヌクレオチドはプリン系核酸塩基を析出するときに溶解
可能な量であればよいが、通常、約0.1〜10%であ
ろう一方、プリン系核酸塩基の濃度は特に制限はないが
、たとえば上記ヌクレオチド量に対して約1〜10%程
度含まれるような高含量の液にも本発明方法を適用でき
る。
本発明の方法で用いられる活性炭としては、特に限定さ
れないが、たとえば直径15μ以下の細孔の全細孔容積
0.7 CC/ 9以上、直径300A以下の軸孔の全
細孔容積0.4CC/f以上、直径300^以下の細孔
の平均細孔直径17X以上の細孔特性を有する活性炭が
挙げられる。
上記細孔特性のうち、直径15μ以下の細孔の全細孔容
積は、たとえば水銀圧入法、窒素ガス吸着法〔慶伊富長
:吸着、第95〜113頁(1967)。
共立出版〕などの方法によって測定される。直径300
A以下の細孔の全細孔容積については、たとえば窒素ガ
ス吸着法(前記文献に記載された方法)などの方法によ
って測定される。また、直径300^以下の軸孔の平均
細孔直径とは、直径300八以下の細孔を円筒形と仮定
し、この細孔容積と窒素ガス吸着等製線からBET式(
前記文献に記載された方法)によシ計算される比表面積
とから次式によって計算される値である。
(注)この場合の細孔容積とは、直径300A以下の細
孔の全細孔容積をいう。
上記のような特定の細孔特性を有する活性炭は、たとえ
ば、1)木材片、ノコクズ、果実殻(ヤシガラ)などの
木質原料を塩化亜鉛、燐酸、塩化力μシウムなどの薬品
に浸漬し、約600〜700℃で焼成した後、たとえば
塩酸などの酸によって添加薬品類全脱離、洗浄すること
にょシ、2)石炭、石油残渣、石油コークス、石油ピッ
チなどの鉱物系原料を酸またはア/レカリで処理してか
ら、水蒸気、炭酸ガスなどにより約750〜900°C
て賊活すること等によりiられる。
活性炭の形状は、粉末状、粒状あるいは顆粒状等のいず
れでもよいが、粒度については、たとえば8〜250メ
ツシユの粒度のものが全体の90%以上含有するものが
好ましい。なお、上記のメツシュは日本工業規格(JI
S)の規準による。
上記活性炭の具体例としては、たとえばクロマト用特製
白鷺、粒状白鷺KL、粒状白鷺W、球状活i炭x−Y+
oo、カルボラフイン、精製白鷺、白鷺P(いずれも武
田薬品工業株式会社)、CAL(Calgon  Co
rp、 米国)、粒状活性度ダイアホープ008、ダイ
アホープ560(いずれも三菱化成工業株式会社〕等が
挙げられる。
本発明方法は、前記のようなヌクレオチドおよびプリン
系核酸塩基全含有する液(被処理液)に、活性炭を共存
せしめることによって行なわれる。
活性炭全共存せしめる手段は特に限定されないが、通常
、被処理液中に必要量の活性次金添加し、全体を均一化
させればよい。
この活性炭の添加に際し、プリン系核酸塩基の過半量が
既に原液中に析出していたのでは、本発明にかかわる活
性炭添加の効果がない。このような場合には、例えば、
被処理液の液性を酸性または強塩基性たとえばpHi約
10以上にするか、もしくは60°C以上に加熱するか
によシ溶解度を高めるか、あるいは水で希釈する等によ
シブリン系核酸塩基の大部分を溶解せしめ、しかる後に
活性炭を添加すればよい。
活性炭の使用量は、活性炭の種類や以下に述べる析出条
件等によって異なるが、通常はプリン系核酸塩基の含有
量の約4〜20倍(重量)で十分である。
プリン系核酸塩基の析出法自体は、特に制限はなく、公
知の方法が採用できる。例えば、pH調整、冷却、塩析
、濃縮、蒸発等の方法が、それぞれ単独であるいは2種
以上を組合せて適宜に実施できる。とシわけ、活性炭を
添加後に、pHを約7〜10に調整し、必要に応じてそ
の他の析出方法を併用するのが有利である。
なかでも、プリン系核酸塩基の濃度がほぼ飽和溶解度付
近にある被処理液に活性炭を添加し、しかる後に、pH
を上記の範囲に調整し冷却するのが、実用的に好ましい
析出方法である。
かくして、プリン系核酸塩基を主として活性炭に結合せ
しめた状態で彼処iM液から析出せしめることができる
。この析出物の分離は公知の固液分離方法で行うことが
でき、たとえば濾過、沈降分離などが好ましく採用され
る。このように、プリン系核酸塩基を結合した活性炭は
、酸、アルカリ、熱水等で処理することにより、包含す
る核酸塩基等が容易に溶出し再生されるから繰返し便用
が可能である。
本発明方法によると、ヌクレオチドおよびプリン系核酸
塩基を含む液から、プリン系核酸塩基を容易に析出分離
することができ、以後のヌクレオチドの精製を有利に実
施できる。すなわち、従来の方法によると、プリン系核
酸塩基が@濾過性、難沈降性の性状を呈し、この分離に
は大量の珪藻土、粉末炭等を濾過助剤とする濾過による
か、もしくは、ケーキの繰返し洗滌が必要な遠心沈降(
Cよらねばならないため、操作方法は複雑で、かつ付着
母液へのヌクレオチドのロスが多いのに対し、本発明方
法によればこれらの欠点がなく工業的に極めて有利であ
る。
さらに、本発明方法によシ除き得るプリン系核e塩基の
量は、活性炭の種類によって異るが、活性炭本来の吸着
能による吸着量の通常は約1.5〜5倍に及ぶので、活
性炭の使用量はわずかである。
また、本発明方法で必要とされる活性炭の量は、従来の
ように単に水溶液より析出させたプリン系核酸塩基を炉
別する際に濾過助剤として添加する活性炭の必要量と比
奴しても、その数分の一程度であシ、この点でも有利で
ある。
以下に、参考例および実施例をあげて本発明をさらに具
体的に説明する。
参考例1 5’−イ/シン酸、5′−グアニル酸、ヒポキサンチン
、グアニンの濃度がそれぞれ4.5%、4.9%、0、
23 %、0. I 5 % テhルpHI 2 )y
kmH3,1eに液温を25℃に保ちながら攪拌下、3
5%塩酸を60分間を要して加え、pHを9,0に調整
した。
そのまま6時間攪拌を続はヒポキサンチン寂よびグアニ
ンを析出させた。この懸濁液1eを東洋p紙社dl&5
cp紙を敷いた内径30ηmのヌツツエで減圧濾過しよ
うとしたが約5分の1量を濾過したところで目詰りのた
め濾過は不能となった。
また同じ懸鉤液1eに粒状活性炭白鷺K]LIQyを濾
過助剤として添加し、しばらく撹拌してから、同様に濾
過する場合の濾過所要時間は69分で、濾過助剤への付
層ロスは5′−イノシン酸2.5%、5′−ダアニル酸
2.6%であった。
実施例1 市販リボ核1駿を酵素(5′−ホヌホジエヌテラーゼお
よび5′−アデニル酸デアミナーゼ)で処理しテ得うれ
た5′−ヌクレオチド含有液をハイフロス−パーセルの
存在下に濾過し、次に陽イオン交換樹脂アンバーライト
エR−120で処理し、水酸化ナトリウムでpHを9.
5に調整した後、減圧下80°Cで濃縮した。この液に
は5−イノシン酸7、9%、5′−グアニ/し酸8.1
%、5−ウリジ/l/酸7.2%、5′−シチジル酸5
,6%、イノシン0.090%、グアノシン0.096
%、ヒポキサンチン0、165%、グアニン0.122
%を含んでいた。
水液3βにクロマト用活性伏特製白鷺10gを添加し、
面押下毎時10℃の速度で20℃まで冷却し、そのまま
6時間攪拌を続は念。次いで得られた懸濁液のうち1.
3eを東洋沖紙社製1に5e濾紙を敷いた内径45廖の
ヌツツエで濾過しだ。このときの濾過所要時間は4分1
0秒で、目づ捷りを起こすことなく容易に澄明なろ液を
得ることができた。5′−イノシン酸、5′−グアニル
酸、5′−ウリジ/し酸、5′−シチジA/酸の付着ロ
スはそれぞれ0.7%、0.8%、0.8%、0.9%
で、ヒポキサンチン、グアニンの除去率は75%、81
%であった。
実施例2 リン酸トリメチルにオキシ塩化リンを溶解し、これに少
量の水を添加してから市販のイノシンおよびグアノシン
を加え、室温で3時間攪拌反応後、氷水中に加えて加水
分解しく特公昭42−11071参照)、1,2−ジク
ロフレエタンでリン酸トリメチルを抽出分離、抽残液を
活性炭を充填したカラムに通して核酸関連物質を吸着さ
せ、次に水酸化ナトリウム水溶液で溶出した。この溶出
液は≠12で、5′−イノシン酸4.5%、5′−グア
ニ/し酸4.9%、ヒポキサンチン0.23%、グアニ
ン0.15%を含んでいた。この液3,11に粒状活性
法白鷺KL  31gを添加し、液温を25℃に保ちな
から流拌下35%塩酸を60分間を要して加えpHを9
.0に調整し、そのまま6時間放置したつ次いで得られ
た懸濁液のうち11を東洋沖紙社製Nx5c:Pmを敷
いた内径30關のヌツツエで濾過したつこのときの濾過
所要時間は4分20秒で、目づまシを起こすことなく容
易に実施することができた。5′−イノシン酸および5
′−グアニ/し酸の付着ロスはそれぞれ0.8%、0.
9%でグアニンの除去率は81%であった。
一方、上記で得たfi過前の懸濁液14を、予めクロマ
ト用活性炭を充填した内径26rrtm、充填高さ10
0間のカラムの上部に2,5時間を要して導き、懸濁物
の層を充填活性炭の上に形成しつつ通液した。続いて純
水60ygt通液し、通過液を高速液体クロマトで分析
した。5′−イノシン酸および5′−グアニアし酸の付
着ロスはそれぞれ0.5%、0.6%で、ヒポキサンチ
ンおよびグアニンの除去率はそれぞれ79%、96%で
あったわ実施例3 グアノシンをアセトン溶媒中、少量の水の存在下にオキ
シ塩化リンと5℃で6時間反応させた後、反応液を一7
0℃で凍結m縮し過剰のオキシ塩化リンおよびアセトン
を留去した。得られた残渣に氷水を加えて溶解し、水酸
化ナトリウムを加えてpHを1.5に調整してから70
°C130分間加熱、続いて5℃まで急冷した。ここに
得られた水溶液は、5′−グアニル酸5,75%、グア
ノシン0.41%、グアニン0.21%を含んでいた(
特公昭40=+aa+98照)。
この液3eに粒状活性炭ダイアホープ860を3Of添
加し、液温を20℃に保ちながら攪拌下、25%水酸化
すFリウム水溶液を2時間を要して除々に加えpHを8
に調整し、そのt−ま6時間攪拌を続けた。ここに得ら
れた液のうち1.3eを東洋沖紙社鯛ff1ScP紙を
敷いた内径45πmのヌツツエで戸〕面した。このとき
の濾過所要時間は2分50秒で、目づ1シを起こすこと
なく容易に澄明な:F5液が得られた。5′−グアニ/
し酸の付層ロヌは0.9%で、グアニンの除去率は85
%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ヌクレオチドおよびプリン系核酸塩基全含有する液から
    プリン系核酸塩基を析出せしめる方法において、活性炭
    全共存せしめることを特徴とするプリン系核酸塩基の析
    出方法。
JP21297282A 1982-12-03 1982-12-03 プリン系核酸塩基の析出方法 Pending JPS59104383A (ja)

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