JPS59103993A - キヤンド式電動循環ポンプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はキャンド式電動循環ポンプ装置の改良に関す
るものである。

従来のキャンド式電動循環ポンプ装置を第１図に従って
説明する。図において、１は固定子鉄心２とこの固定子
鉄心２に巻装された固定子巻線３とよりなる固定子、４
ば固定子鉄心２の内周面に接合された薄肉円筒状のキャ
ン、５は固定子１とキャン４とをモールドする樹脂等の
モールド材で成形された中空状の枠体で、反負荷側に段
付貫通孔５ａと負荷側端部の内周ｍｌに大径の嵌合部５
ｂ及び小径嵌合部５Ｃとが成形されている。５ｄば段付
貫通孔５ａの中間部に形成された雌ねしよりなる螺合部
、５ｅは段付貫通孔５ａの外端側に成形された大径部、
６ば段付貫通孔５ａに嵌着された反負荷細筒軸受、７は
大径部５ｅに嵌合されたＯリングよりなる第１の水封部
材、８は雄ねじ部８ａが螺合部５ｄに螺着されフランジ
部８ｂが第１の水封部材７を大径部５ｅの肩部に圧接し
て段付貫通孔５ａを水密に閉塞する塞栓、９は外径面９
ａが大径の嵌合部５ｂに遊嵌され、内周側に形成された
嵌合部９ｂが小径嵌合部５Ｃに嵌合された負荷側ブラケ
ット、９Ｃは乙の負荷側ブラケット９の内周部に形成さ
れたボス部、９ｄ、９ｅＬよとのボス部９Ｃの外径面に
形成された段付円周面、９ｆはボス部９Ｃの中心に形成
された軸線方向の貫通孔、９ｇはボス部９Ｃに設けられ
た軸線方向の貫通孔、９ｈは負荷側ブラケット９の外径
面９ａの近傍に形成された嵌合部、１０は段付円周面９
ｄに嵌合されたＯリングよりなる第２の水封部材てキャ
ン４の負荷側内周面に水密に圧接している。１１は貫通
孔９ｆに嵌着された負荷側部軸受、１２はＯリングより
なる第３の水封部材１３を介して嵌合部１２ａが嵌合部
９ｈに嵌合されろと共に負荷側ブラケット９を介して枠
体５の負荷側端部に締結部材で結合された循環ポンプ装
置のポンプケーシング、１２ｂ　、　１２ｃは乙のポン
プケーシング１２の吸込口と吐出口で略々同一軸線上ζ
こ配設されると共に電動機部分の軸線（こ略々直交して
いる。１２ｄ　、　１２ｅは乙の吸込口１２ｂと吐出口
１２ｃとに夫々連通ずる吸込通路と吐出通路、１２ｆ【
よこのり込通路１２ｄと吐出通路１２ｅとを連通ずる開
口部、１３はこの開口部１２ｆの内周面に嵌着された薄
肉円筒状の口金、１４は固定子鉄心２と対をなす回転子
鉄心、１５はこの回転子鉄心１４の内周面に嵌着された
回転子軸で一対の両軸受６，１１を介して枠体５と負荷
側ブラケット９とに回転自在に支承され、一端部は該負
荷側ブラケット９の一端面よりポンプケーシング１２側
に突出している。１５ａは回転子軸１５の反負荷側端面
に形成されたすり別府て例えばマイナスドライバーの穂
先が嵌挿し得るようになされている。１６は回転子軸１
５の突出端部に嵌着された羽根車で、一端側の外径面１
６ａが口金１３の内周面と細隙を介して対向している。

１６ｂは羽根車１６の吸込側、１６ｃは羽根車１６の吐
出側で、羽根車１６は羽根車室１２９て回転する。１７
は回転子軸１５に嵌着された合成ゴム等で成形された緩
衝部材、１８はこの緩衝部材１７に結合されたスラスト
軸受、１９はキャン４の内周部を流動する循環液である
。なお、吸込口１２ｂには一端開口部が水槽（図示せず
）内の水中に浸漬された吸込管（図示せず）の他端部が
水密に結合され、吐出口１２ｃには一端部が水槽に結合
された配管（図示せず）の他端部に結合された吐出管（
図示せず）の一端部が水密に結合されている。また、枠
体５と塞栓８及び負荷側ブラケット９とてキャンド式電
動機部分の外被２０を構成している。

次に乙のように構成されたものの動作について説明する
。キャンド式電動機の操作スイッチを投入すると回転子
鉄心１４、回転子軸１５、緩衝部材１７、スラスト軸受
１８及び羽根車１６が共に回転する。羽根車１６が回転
すると水槽内の水は水槽→吸込管→吸込ロ１２ｂ→吸込
水路１２ｄ→開ロ部１２ｆ→吸込側１６ｂ→吐出側１６
Ｃ−吐出水路１２ｅ→吐出口１２ｃ→吐出管→配管→水
槽の如くに循環する。また循環水１９の一部は羽根車室
１２９→貫通孔９ｇ→キャン４内→キャン４と回転子鉄
心１４との空隙→キャン４内→空隙→キャン４内→貫通
孔９ｇ−・羽根車室１２９→吐出水路１２ｅ→吐出口１
２ｃ→吐出管→配管→水槽の如くに循環し一対の両軸受
６，１１及びスラスト軸受１８を潤滑することになる。

また、循環水１９内に混入した微細な塵埃、水垢等によ
ってキャン４の内周面と回転子鉄心１４の外周面、ある
いは羽根車１６の外周面１６ａと口金１３の内周面とが
拘束されることが発生することがある。このような場合
には枠体５より塞栓８を取り外した後にドライバーの穂
先を回転子軸１５のすり割溝１５ａに嵌挿して回転子軸
１５を回動して回転子軸１５の拘束状態を解除する。

従来のキャンド式電動循環ポンプ装置は以上説明したよ
うに構成され、特に第２、第３の水封部材１０．１３に
よってキャン４内の循環水１９がキャン４の内周面を介
して枠体５の外周面より機外に漏出することを防止する
ようになされているために、第２、第３の水封部材１０
．１３を必要とすることは勿論、負荷側ブラケット９の
ボス部９ｃの外径面に段付円周面９ｄ、９ｅを機工形成
すると共に嵌合部９ｈを機工形成せねばならない。また
、ポンプケーシング１２の負荷側ブラケット９の嵌合部
９ｈとの嵌合部には第３の水封部材１３が圧接される肩
部が必要となる。以上のように部品点数が多くなるばか
りか材料費、加工費が嵩み原価高になると共に分解組立
が繁雑となり分解組立費もまた大となる欠点があった。

この発明はこのような欠点を解消しようとしてなされた
もので、キャン４の負荷側内周面と負荷側ブラケット９
のボス部９ｃの外周面とに圧接される円筒部と、この円
筒部に直交延在した平板部が枠体と負荷側ブラケットと
の結合端面間に圧接結合されろ水封部材を備えたことを
特徴とするものである。

第２図はこの発明の一実施例を示す断面図である。図に
おいて、９ｃは負荷側ブラケット９のボス部で外径面は
平滑円形状に形成されている。９１はボス部９ｃに略々
直交した外周円形の平板部で枠体５の負荷側端面に平行
に対向している。２１は合成ゴムよりなる水封部材で、
円筒部２１ａがキャン４の負荷側内周面とボス部９ｃの
夕拳径面との間に水密に圧着され、円筒部２１ａに一体
的に成形されると共に該円筒部２１ａに直交延在した略
々環状の平板部２１ｂが枠体５と平板部９１との夫々の
端面間に水密に圧着されている。また、ポンプケーシン
グ１２の嵌合部１２ａは負荷側ブラケット９の外径面に
嵌合すると共に水封部材２１の環状平板部２１ｂを介し
て枠体５の負荷側端面に結合されている。その他の構成
及び動作は従来のキャンド式電動循環ポンプ装置と同様
であるので説明を省略する。

なお、乙の実施例では水封部材２１を合成ゴムより一体
的に成形されたものとして説明したがこの実施例に限定
されるものではなく、所定の機械的強度を有すると共に
耐水性、耐油性、耐候性に優れた部材で然も安価なもの
であればよい。

この発明は以上説明したように構成され、キャンの負荷
側内周回と負荷側ブラケットのボス部の外周面との間に
圧接される円筒部と、乙の円筒部に一体成形されると共
に該円筒部に直交延在し枠体と負荷側ブラケットとの結
合端面間に圧接結合される平板部とを有する水封部材を
備えた構成としたので、枠体、負荷側ブラケット及びポ
ンプケーシングの形状が夫々簡素化されるために製造原
価が安価になると共に保守が容易になるキャンド式電動
循環ポンプ装置を提供することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のキャンド式電動循環ポンプ装置の断面図
、第２図はこの発明の一実施例を示す断面図である。図
中、１は固定子、４はキャン、５は枠体、９は負荷側ブ
ラケット、９ｃはボス部、９】は平板部、１２はポンプ
ケーシング、１５は回転子軸、１６は羽根車、２１は水
封部材、２１ａは円筒部、２１ｂは平板部である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　葛野イε−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定子、乙の固定子の内周面に接合する薄肉円筒状のキ
   ャン、乙のキャンと上記固定子とをモールドするモール
   ド材で成形された枠体、この枠体の負荷側端面に結合さ
   れると共にボス部の外周面が上記キャンの内周面と対向
   し、且つ一端部に羽根車が結合された回転子軸の一端側
   を回転自在に支承する負荷側ブラケット、及びこの負荷
   側ブラケットの他端面に結合されｒこ循環ポンプのポン
   プケーシングを備えたものにおいて、上記キャンの負荷
   側内周面と上記ボス部の外周面とに圧接される円筒部及
   びこの円筒部に直交延在した平板部が上記枠体と上記負
   荷側ブラケットとの結合端面間に圧接結合されろ水封部
   材を備えたことを特徴とするキャンド式電動循環ポンプ
   装置。