JPS59103657A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、生体中の疾、＠の有無、形状等を超音波パル
スを用いて観測９診断する超音波診断装置に関するもの
である。

従来例の構成とその問題点 第１図は、従来の高速走査型超音波診断装置の構成を示
すものである。この装置はＡモード情報とＢモード情報
を同一画面に表示することができる装置である。以下、
第１図を用いて従来例の動作を説明する。なお、第２図
は表示例を示したものである。

第１図において微小振動子が多数枚、直線状に配列され
たアレイトランスジューサは、駆動信号発生器２からの
駆動信号ａで所定の走査ピッチで順次選択駆動される。

生体３内からの超音波反射信号すは、アレイトランスジ
臭−サ１で受波され電気信号に変換され、受信信号Ｃと
して、プリアンプおよびＤＧＣ回路４に入力されるＤＧ
Ｃ回路とは、音波伝搬方向（深さ方向）における反射波
の利得を制御するものの、利得制御の程度は、ＤＱＣ制
御制御信号法定される。

利得調整された受信信号は対数増幅器６、検波器６に印
加され、Ａ／Ｄ変換器了でディジタル信号に変換される
。このディジタル信号は、ＴＶ系信号への走査変換を目
的とし、フレームメモリーで構成された走査変換器８に
入力され、Ｄ／Ａ変換器９を介してＴＶモニター１０に
入力される。

（ＴＶモニター１０に入力される信号は、Ｂモード像（
断層像）Ｋ対応する信号であシ、−その表示された状態
を第２図左半分に示す。第２図において、Ａモード選択
マーカーＭの位置におけるＡモード信号を、第２図左半
分に示す。Ａモード信号は第１図において、Ａ／Ｄ変換
器７の出力を並列に取シ出し、ゲート信号ｅで制御され
たゲート回路１１で走査線１本分の信号を抜き取シ、ラ
インメモ！Ｊ−（Ｄ／Ａ変換器含む）１２に記憶させ、
ＴＶ系信号に変換して表示器１０に出力される。

なお、ゲート信号ｅは、第２図におけるＡモード選択マ
ーカーＭの位置に対応して発生し、かつゲート信号ｅは
、超音波断層像１フレームに１回発生される。

Ａモード信号とＢモー像を同時に表示する目的は、Ｂモ
ード像だけでは超音波反射信号すの微妙な変化が得られ
ないこと、Ａモード信号の変化の情報が腫よ〉の良性、
悪性の判別に利用できる可能性があること等々によるも
のである。もちろんＢモード像は疾唐全体の形態学的状
況を把握するためには不可欠なものである。

しかしながら、第１図に示すような従来の装置において
は、 （１）形態学的に解り易いＢモード像を得るためには、
Ｂモード像全体のイメージを中心にＤＧＣ回路の利得調
整等を行う必要があり、この利得調整が必ずしも所望の
Ａモード信号を描出することと対応しない。

（２）Ａモード信号に対しては、Ｂモードと同様のＤＧ
Ｃ回路の利得調整を行うと、Ａモード信号の減衰の程度
を晩ようの良性、悪性の判別に利用することが出来ない
。

（３）１走査線分全体の利得調整ではなく、例えば第２
図における領域Ｐのみを、選択的にかつＢモード像映出
に用いた利得調整特性と異々る利得調整ができない。

などの欠点がある。

発明の構成 本発明は以上のような欠点を解決するためのもので、Ａ
モード信号を得る受信系と、Ｂモード像を得る受信系と
を亦離し、Ａモード信号の利得調整等を独立に制御可能
としたものである。

実施例の説明 第３図は本発明の超音波診断装置の一実施例を示す構成
図であって、Ｂモード信号を得るための受信系は第１図
と同様である。受信信号すは、Ｂモート′像を得るため
の受信系と並列に、Ａモード信号を得るための受信系に
入力される。以下、Ａモード信号を得るための受信系の
２つの動作モードを中心に説明する。

（第１の動作モード） スイッチ１３．１４をそれぞれイおよびハ端子側に接続
するもので受信信号Ｃはプリアンプ、およびＤＧＣ制御
制御信号側御されるＤＧＣ回路１６を経て、対数増幅器
１６で対数圧縮処理され、検波回路１７で検波され所定
の標本化周波数をもっクロック信号７でＡ、／Ｄ変換器
１８でディジタル信号化する。このディジタル信号は、
Ａモード選択位置に対応して発生されたゲート信号ｅで
制御されたゲート回路１１で、走査線１本分あるいは走
査線１本分の情報の内のさらに所定の一部分のみをゲー
トシ、ラインメモリー１２に記憶させ、所定の読出し速
度で読み出し、ＴＶ系信信に変換して、表示器１０に表
示する。

この動作モードの特徴としては次のようなものがある。

１　Ａモート′信号を得るためのＤＧＣの調整が制御信
号ｆによりＢモードと全く独立して行えるため、例えば
第２図のＰ領域のみを選択的に増幅度を調整することも
可能である。

２　　Ａ／Ｄ変換のための標本化周波数がＢモード像を
得る受信系と異にすることができるため例えば、第２図
のＰ領域のみをさらに細かく標本化しよ勺詳細な情報を
得ることができる。もちろんこの場合ラインメモリーか
らの読出し速度もＡ　／　Ｄ標本化周波数に対応させて
変化させ第２図の領域Ｐの部分を拡大してＴＶ表示する
ことも可能である。

（第２の動作モード） スイッチ１３を口端子側に接続することによシＤＧＣ回
路１５を通さずにＡモード信号を得る動作であって、こ
のモードの特徴は、生体内での超音波信号の減衰（この
量も診断情報となる）の程度を直接的に観測することが
できる点である。なお、この動作モードにスイッチ１４
を二端子側に接続させる動作を加えることにより（対数
増幅器１６を用いないこと）超音波信号の減衰の程度を
線形（リニア）に観測できる。

なお、本実施例では、ゲート回路１１がＡ／Ｄ変換器１
Ｂの後に設けられているが、ゲート回路１１を第３図の
Ａモード信号受信系の最初あるいは各機能回路間に挿入
してもよい。

また、第３図には明示していないが、装置全体の利得は
ＤＧＣ回路４．１６の構成要素であるプリアンプで、あ
るいはＡモート用受信系の各構成回路間に増幅器を挿入
することにより当然調整できるものである。なお実施氾
として、高速直線走査型を例としたが、本発明は高速扇
形走査型の装置にも適応できることは言うまでもない。

発明の詳細 な説明したように本発明によれば、ＡモードとＢモード
の受信系が独立であるため、形態学的に解り易いＢモー
ド像と、組織の音響的性質が解り易いＡモード信号がそ
れぞれ最も適した利得の制御を行って両方とも得られ、
さらに１走査線分の超音波信号のうち、特定の領域のみ
の利得調整および標本化周波数制御、拡大表示が可能に
なシＡモード信号の利用範囲をより拡大できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の高速走査型超音波診断装置を示す構成を
示すブロック図、第２図は同装置の表示例を示す図、第
３図は本発明の超音波診断装置の実施例の構成を示すブ
ロック図である。 １・・・・・・アレイトランスジニーサ、２・・・・・
・駆動信号発生器、３・・・・・・生体、４．１５・・
・・・・プリアンプおよびＤＧＣ回路、６．１６・・・
・・・対数増幅器、６゜１７・・・・・・検波器、７．
１８・・・・・・Ａ／Ｄ変換器、８・・・・・・走査変
換器、９・・・・・・Ｄ／Ａ変換器、１０・・・・・・
ＴＶモニター、１１・・・・・・ゲート回路、１２・・
・・・・ラインメモリ、１３．１４・・・・・・スイッ
チ代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第
１図 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）電気−音響変換器で受信した信号がそれぞれ入力
   されるＡモード用信号に対する受信回路部およびＢモー
   ド用信号に対する受信回路部と、２個の前記受信回路部
   で得られた信号を同一画面に表示する表示手段とを有し
   、前記２個の受信回路部が独立に制御可能に構成した超
   音波診断装置。
2. （２）Ａモード用信号に対する受信回路部が一走査線分
   の信号の所定領域に対する利得調整または圧縮特性を、
   Ｂモード用信号に対する受信回路部の利得調整または圧
   縮特性とぽ異ならしめ得るように構成されている特許請
   求の範囲第１項記載の超音波診断装置。