JPS5910333Y2 - 残留ガス制御装置 - Google Patents
残留ガス制御装置Info
- Publication number
- JPS5910333Y2 JPS5910333Y2 JP8132479U JP8132479U JPS5910333Y2 JP S5910333 Y2 JPS5910333 Y2 JP S5910333Y2 JP 8132479 U JP8132479 U JP 8132479U JP 8132479 U JP8132479 U JP 8132479U JP S5910333 Y2 JPS5910333 Y2 JP S5910333Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- valve
- exhaust
- residual gas
- lift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関の吸排気弁の作動時期を運転条件によ
って可変として、シリンダ内残留ガスを制御する装置に
関する。
って可変として、シリンダ内残留ガスを制御する装置に
関する。
内燃機関から排出されるNOxを低減する技術として排
気還流は既に広く知られているところであるが、この排
気還流システムとしては、排気管に接続したパイプを吸
気管に連通し、このパイプを経て排気の一部をコントロ
ールしながら吸気中に還流する外部還流方式と、排気行
程終期から吸気行程初期にかけての吸排気弁のオーバラ
ツプにもとづき、いったん排気管へ出たガスを吸入負圧
によって燃焼室もしくは吸気管へと引き戻して残留ガス
とする内部還流方式とに大別される。
気還流は既に広く知られているところであるが、この排
気還流システムとしては、排気管に接続したパイプを吸
気管に連通し、このパイプを経て排気の一部をコントロ
ールしながら吸気中に還流する外部還流方式と、排気行
程終期から吸気行程初期にかけての吸排気弁のオーバラ
ツプにもとづき、いったん排気管へ出たガスを吸入負圧
によって燃焼室もしくは吸気管へと引き戻して残留ガス
とする内部還流方式とに大別される。
そして、通常は高回転域での上記オーバラツプは、機関
出力を確保するうえから、ほぼ必須条件とみなされるた
め、結果的に外部還流方式と同時に内部還流方式を併用
していることになる。
出力を確保するうえから、ほぼ必須条件とみなされるた
め、結果的に外部還流方式と同時に内部還流方式を併用
していることになる。
ところで、この内部還流方式は、排気ガスを直接的に燃
焼室及び吸気管に戻すので、残留ガス温度が比較的高く
、このため新気(混合気)の加熱効果を生じて燃料の霧
化を促進するので、同一量の排気ガスが存在するもとで
は、内部還流の方が燃焼の安定性が高まるという利点が
ある。
焼室及び吸気管に戻すので、残留ガス温度が比較的高く
、このため新気(混合気)の加熱効果を生じて燃料の霧
化を促進するので、同一量の排気ガスが存在するもとで
は、内部還流の方が燃焼の安定性が高まるという利点が
ある。
この様なものとして、例えば特開昭53−100313
号、特開昭53−129729号等がある。
号、特開昭53−129729号等がある。
しかしながら、従来方式では吸排気弁のバルブタイミン
グ及びオーバラツプ量が一定で、残留ガス量の変化はも
っぱら吸入負圧に依存したため、運転状態に応じて最適
な内部還流量が得られないことと、排気ガスの多くが燃
焼室を通過していったん低温の吸気管へと吸い戻され、
吸気管壁に熱をうばわれてから再び燃焼室に吸入される
ために温度的にはかなりの損失があるという、問題点も
あった。
グ及びオーバラツプ量が一定で、残留ガス量の変化はも
っぱら吸入負圧に依存したため、運転状態に応じて最適
な内部還流量が得られないことと、排気ガスの多くが燃
焼室を通過していったん低温の吸気管へと吸い戻され、
吸気管壁に熱をうばわれてから再び燃焼室に吸入される
ために温度的にはかなりの損失があるという、問題点も
あった。
本考案はかかる点を考慮して、吸排気弁の作動時期を運
転状態によって可変的に制御し、残留ガス量を適切にコ
ントロールするとともに、残留ガスが可及的にシリンダ
内に溜まるようにして、混合気の加熱作用を十分に高め
ることを可能とした内燃機関の残留ガス制御装置を提供
することを目的とする。
転状態によって可変的に制御し、残留ガス量を適切にコ
ントロールするとともに、残留ガスが可及的にシリンダ
内に溜まるようにして、混合気の加熱作用を十分に高め
ることを可能とした内燃機関の残留ガス制御装置を提供
することを目的とする。
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
本考案は、第1図ないし第3図に示すようなバルブ作動
特性及び仕事特性を得るべく、バルブ作動時期及びリフ
トを可変的に制御する。
特性及び仕事特性を得るべく、バルブ作動時期及びリフ
トを可変的に制御する。
第4図ないし第6図に第1の実施例を示す。
図中1はシリンダヘッド、2は燃焼室、3は吸気ポート
、4は排気ポートを示し、さらに5は吸気弁、6は排気
弁である。
、4は排気ポートを示し、さらに5は吸気弁、6は排気
弁である。
吸気弁5と排気弁6は、互に独立したカム7と8によっ
てそれぞれロツカアーム9と10を介して開閉駆動され
る。
てそれぞれロツカアーム9と10を介して開閉駆動され
る。
ロツカアーム9,10はその支点9 a, 10 aが
回動レバー11, 12によって可変となり、運転条件
によってロツカ比が変化するようになっている。
回動レバー11, 12によって可変となり、運転条件
によってロツカ比が変化するようになっている。
ロツカ比が変化するとカム7,8のリフトに対しての吸
排気弁5,6の実際のリフトの比率が変わり、支点から
吸排気弁までの距離と支点からカムまでの距離の比率で
あるロツカ比が大きくなるほど吸排気弁のリフ1・が増
加する。
排気弁5,6の実際のリフトの比率が変わり、支点から
吸排気弁までの距離と支点からカムまでの距離の比率で
あるロツカ比が大きくなるほど吸排気弁のリフ1・が増
加する。
このリフト変化によって同時にバルブ開閉時期も変化さ
せるために、吸排気弁5,6は共にバルブシ一ト13に
対して所定高さHの摺接環状壁14をもっており、吸排
気弁5,6がリフト作用を開始してもこのラップ量Hを
過ぎるまでは実質的に閉弁状態を保つ。
せるために、吸排気弁5,6は共にバルブシ一ト13に
対して所定高さHの摺接環状壁14をもっており、吸排
気弁5,6がリフト作用を開始してもこのラップ量Hを
過ぎるまでは実質的に閉弁状態を保つ。
バルブリフトを変えれば、リフト曲線の勾配も変わるた
め、同一リフト点におけるクランク角は異なったものと
なり、例えば最大リフトが小さくなるほど上記ラップ量
Hを過ぎるまでの開弁時期が遅れ、逆に閉弁時期が早く
なる。
め、同一リフト点におけるクランク角は異なったものと
なり、例えば最大リフトが小さくなるほど上記ラップ量
Hを過ぎるまでの開弁時期が遅れ、逆に閉弁時期が早く
なる。
このような制御を行うために、前記回動レバー11.
12の支持軸15,16には歯車17. 18が固着し
、この歯車17,18には共に駆動歯車19が噛み合い
、この駆動歯車19を油圧シリンダ20によって左右に
回動させる。
12の支持軸15,16には歯車17. 18が固着し
、この歯車17,18には共に駆動歯車19が噛み合い
、この駆動歯車19を油圧シリンダ20によって左右に
回動させる。
油圧シリンダ20はピストン21のロツド22が歯車1
9の側面に連結し、油室23に供給されを油圧とスプリ
ング24のバランスにもとづいてピストン21が作動す
る。
9の側面に連結し、油室23に供給されを油圧とスプリ
ング24のバランスにもとづいてピストン21が作動す
る。
油圧シリンダ20に供給する油圧は、油圧コントローラ
25を介して制御され、この油圧コントローラ25はア
クセルペダルに連動して弁口26を開閉する弁体27を
もち、オイルポンプ28からの圧油を制御して通路29
から油室23へと送り込む。
25を介して制御され、この油圧コントローラ25はア
クセルペダルに連動して弁口26を開閉する弁体27を
もち、オイルポンプ28からの圧油を制御して通路29
から油室23へと送り込む。
なお、30はオイルタンク、31は圧力補償用のピスト
ンで弁体27の動きをフィードバック制御する。
ンで弁体27の動きをフィードバック制御する。
したがってこの実施例ではアクセル開度が増加するほど
制御油圧は上昇し、油圧シリンダ20は伸び側に作動す
る。
制御油圧は上昇し、油圧シリンダ20は伸び側に作動す
る。
第2図A−Cに明らかなように、機関低負荷域で吸気弁
5の最大リフトが小さく、これに対して排気弁6の最大
リフトは、通常のバルブタイミング固定型に比べても大
きくなるように、予め油圧シリンダ20の作動量が少な
い状態で吸気弁側のロツカ比を小さくかつ排気弁側のロ
ツカ比を大きく設定してある。
5の最大リフトが小さく、これに対して排気弁6の最大
リフトは、通常のバルブタイミング固定型に比べても大
きくなるように、予め油圧シリンダ20の作動量が少な
い状態で吸気弁側のロツカ比を小さくかつ排気弁側のロ
ツカ比を大きく設定してある。
つまり、ロツカアーム9の支点9aとなる回動レバー1
1の位置と、ロツカアーム10の支点10 aとなる回
動レバー12のイ立置をこのようなロッカ比が得られる
ように、歯車17, 18を歯車19に対して予め噛み
合せておく。
1の位置と、ロツカアーム10の支点10 aとなる回
動レバー12のイ立置をこのようなロッカ比が得られる
ように、歯車17, 18を歯車19に対して予め噛み
合せておく。
そして機関高負荷へと移るに従い吸気弁5の最大リフト
は増加し、これに対して排気弁6の最大リフトは減少さ
せる。
は増加し、これに対して排気弁6の最大リフトは減少さ
せる。
この場合、駆動歯車19の回転で歯車17と18が同方
向に回転するので、ロツカ比は吸気弁側か増加するのに
反して排気弁側か減少するのである。
向に回転するので、ロツカ比は吸気弁側か増加するのに
反して排気弁側か減少するのである。
このようにして吸排気弁5,6のバルブリフトが変化す
ると、第5図のラップ量Hであるので、その作動時期も
変化し、第1図A−Cに明らかなように、機関低負荷域
ではリフトの大きい排気弁6の閉じ終りが、吸気上死点
よりも大きく遅れ、これに対してリフトの小さい吸気弁
5では開き始めが同様に遅れる。
ると、第5図のラップ量Hであるので、その作動時期も
変化し、第1図A−Cに明らかなように、機関低負荷域
ではリフトの大きい排気弁6の閉じ終りが、吸気上死点
よりも大きく遅れ、これに対してリフトの小さい吸気弁
5では開き始めが同様に遅れる。
本来はピストンの降下に伴って吸入作用が始まるのであ
るが、このように吸気行程に入っても吸気弁5が開かず
逆に排気弁6が開いたままだと、ピストンの降下によっ
て排気ポート4からの排気が燃焼室2に逆流する。
るが、このように吸気行程に入っても吸気弁5が開かず
逆に排気弁6が開いたままだと、ピストンの降下によっ
て排気ポート4からの排気が燃焼室2に逆流する。
その後、排気弁6が閉じるとともに吸気弁5が開くとこ
んどは吸気ポート3からの混合気が吸い込まれることに
なり、このようにして燃焼室2内では高温の排気と混合
気とが渾然として混り合い、燃料の気化が促進される。
んどは吸気ポート3からの混合気が吸い込まれることに
なり、このようにして燃焼室2内では高温の排気と混合
気とが渾然として混り合い、燃料の気化が促進される。
とくに、残留ガスとしてシリンダ内へと逆流する排気は
吸気ポート側まで戻らないため、低温の吸気管壁による
冷却を受けず、きわめて高温な状態に保持される。
吸気ポート側まで戻らないため、低温の吸気管壁による
冷却を受けず、きわめて高温な状態に保持される。
また、残留ガス量も排気弁6の閉弁時期との関係で正確
に制御でき、NOxを低減するのに所要量の残留ガスが
得られる。
に制御でき、NOxを低減するのに所要量の残留ガスが
得られる。
他方、排気弁6の閉じ終りと吸気弁5の開き始めがそれ
だけ遅れるということは、第3図A−CのP−v線図(
シリンダ内指圧線図)からも明らかなように、吸気行程
における負の仕事(斜線領域)がそれだけ減ることにな
り、いわゆるポンピングロスが低減して燃費効率の改善
にもつながる。
だけ遅れるということは、第3図A−CのP−v線図(
シリンダ内指圧線図)からも明らかなように、吸気行程
における負の仕事(斜線領域)がそれだけ減ることにな
り、いわゆるポンピングロスが低減して燃費効率の改善
にもつながる。
通常このポンピングロスは、吸気弁5が開くことによっ
てピストンの降下を妨げるように作用する吸入負圧に応
じて発生するので、吸気絞弁が全開して吸入負圧が減る
高負荷運転状態できわめて少なくなるのだが、吸入負圧
が非常に強い低負荷状態ではポンピングロスが大きく燃
費改善の障害となっていた。
てピストンの降下を妨げるように作用する吸入負圧に応
じて発生するので、吸気絞弁が全開して吸入負圧が減る
高負荷運転状態できわめて少なくなるのだが、吸入負圧
が非常に強い低負荷状態ではポンピングロスが大きく燃
費改善の障害となっていた。
しかし、このようにして吸気弁5の開き始めをそれだけ
遅らせれば、ピストンに対する吸入負圧の作用が遅れる
(作用期間が短かくなる)ために負の仕事そのものは減
る。
遅らせれば、ピストンに対する吸入負圧の作用が遅れる
(作用期間が短かくなる)ために負の仕事そのものは減
る。
しかも、このように負荷に応じて吸気弁5の開弁期間を
増減すれば、これによって実質的な吸入空気量を制御す
ることも可能であって、この場合には吸気絞弁を設けず
に済むため、吸入負圧はほとんど発生しなくなり、なお
一層のポンピングロスの低減につながる。
増減すれば、これによって実質的な吸入空気量を制御す
ることも可能であって、この場合には吸気絞弁を設けず
に済むため、吸入負圧はほとんど発生しなくなり、なお
一層のポンピングロスの低減につながる。
次に機関負荷増大によりロツカアーム9,10の支点が
変位して吸気弁5の開弁時期が次第に早まるとともに開
弁期間も長くなり、これに対して排気弁6の閉弁時期も
吸気上死点付近へと早くなるので、残留ガス量は漸減す
る一方で新気の充填効率が増大する。
変位して吸気弁5の開弁時期が次第に早まるとともに開
弁期間も長くなり、これに対して排気弁6の閉弁時期も
吸気上死点付近へと早くなるので、残留ガス量は漸減す
る一方で新気の充填効率が増大する。
この結果、機関の出力は所定の全開出力を確保すべく増
大する。
大する。
NOx低減のために残留ガス量を多く要求されるのは、
機関使用頻度の高い低中負荷状態であり、これに対して
高負荷状態では最大出力の確保が重要となるので、上記
のような制御が要求されるのである。
機関使用頻度の高い低中負荷状態であり、これに対して
高負荷状態では最大出力の確保が重要となるので、上記
のような制御が要求されるのである。
次に、第7図ないし第9図にバルブ作動時期を変化させ
るために動弁機構の他の実施例を示す。
るために動弁機構の他の実施例を示す。
この実施例では、機関回転に同期して回転する偏心カム
40と、この偏心カム40を介して揺動して吸気弁5
(排気弁6)を開閉駆動する揺動力ム41とを備え、揺
動力ム41の揺れ角を変えることにより、バルブ作動時
期を可変とする。
40と、この偏心カム40を介して揺動して吸気弁5
(排気弁6)を開閉駆動する揺動力ム41とを備え、揺
動力ム41の揺れ角を変えることにより、バルブ作動時
期を可変とする。
偏心カム40のカム軸42は機関回転に同期して駆動さ
れ、揺動力ム41のカム軸43は軸方向に油圧シリンダ
44を介して移動可能になっている。
れ、揺動力ム41のカム軸43は軸方向に油圧シリンダ
44を介して移動可能になっている。
吸気弁5と排気弁6とに対応する偏心カム40A,40
B(第7図)は軸方向に直径が変化するテーパ面46を
もち、同じく揺動力ム41 A, 41 Bもテーパ接
触面47を有する。
B(第7図)は軸方向に直径が変化するテーパ面46を
もち、同じく揺動力ム41 A, 41 Bもテーパ接
触面47を有する。
そして、揺動力ム41のカム面48は、吸排気弁をリフ
トさせない基本円弧部49と、回動量に比例してリフト
を増加させるリフト円弧部50から形或される。
トさせない基本円弧部49と、回動量に比例してリフト
を増加させるリフト円弧部50から形或される。
したがって、第8図または第9図に示すように、揺動力
ム41が偏心カム40と接触してカム軸43を中心に回
動すると、基本円弧部49が吸(排)気弁に接している
間は、バルブスプリングの反撥力でリフト作用は生じな
いが、リフト円弧部48の領域では下方に押圧されて開
弁ずる。
ム41が偏心カム40と接触してカム軸43を中心に回
動すると、基本円弧部49が吸(排)気弁に接している
間は、バルブスプリングの反撥力でリフト作用は生じな
いが、リフト円弧部48の領域では下方に押圧されて開
弁ずる。
そして、偏心カム41の揺れ角は、第8図と第9図では
異なり、第7図においてカム軸43が右方へ移動するほ
ど排気弁用偏心カム41 Bの揺れ角が増大し、逆に吸
気弁用偏心カム41 Aの揺れ角が減少する。
異なり、第7図においてカム軸43が右方へ移動するほ
ど排気弁用偏心カム41 Bの揺れ角が増大し、逆に吸
気弁用偏心カム41 Aの揺れ角が減少する。
第8図はバルブ最大リフト及び作動角(開弁期間)が小
さく、これに対して第9図は揺れ角が最大となってリフ
トとともに作動角も大きくなった状態を示す。
さく、これに対して第9図は揺れ角が最大となってリフ
トとともに作動角も大きくなった状態を示す。
揺動力ム41の位置は軸方向に変位できるので、偏心カ
ム40の外径が大きくなる点で揺動力ム41を駆動すれ
ば、それだけ揺動力ム41の揺れ角が大きくなり、リフ
ト円弧部50の有効範囲が増えてバルブリフトを増大さ
せるし、また揺動力ム41の初期位置も変わるため、開
き始めまでの基本円弧部49の有効範囲が変化して、偏
心カム40の回転角に対する吸(排)気弁5,6の開弁
時期及び閉弁時期が変わる。
ム40の外径が大きくなる点で揺動力ム41を駆動すれ
ば、それだけ揺動力ム41の揺れ角が大きくなり、リフ
ト円弧部50の有効範囲が増えてバルブリフトを増大さ
せるし、また揺動力ム41の初期位置も変わるため、開
き始めまでの基本円弧部49の有効範囲が変化して、偏
心カム40の回転角に対する吸(排)気弁5,6の開弁
時期及び閉弁時期が変わる。
第7図の構或では、偏心カム40Aと40 Bの傾斜が
逆になっているので、カム軸43の移動により吸気弁5
と排気弁6とは互に最大リフト及び開弁期間が相反的に
変化し、第1図、第2図のような特性が得られるのであ
る。
逆になっているので、カム軸43の移動により吸気弁5
と排気弁6とは互に最大リフト及び開弁期間が相反的に
変化し、第1図、第2図のような特性が得られるのであ
る。
油圧シリンダ44の構造及び油圧シリンダ躬に供給する
油圧については、第6図の場合と同様にすればよいので
、説明は省略する。
油圧については、第6図の場合と同様にすればよいので
、説明は省略する。
以上のように本考案によれば、高温の排気を吸気行程初
期に燃焼室に吸い戻し、しかもほとんど吸気系には逆流
させないため、残留ガス温度を非常な高温に保つことが
でき、混合気の性状改善に効果を生じ燃焼の安定性を向
上させるとともに、残留ガス量のコントロールが要求に
応じて適切に行え、NOxを効果的に低減することが可
能となる。
期に燃焼室に吸い戻し、しかもほとんど吸気系には逆流
させないため、残留ガス温度を非常な高温に保つことが
でき、混合気の性状改善に効果を生じ燃焼の安定性を向
上させるとともに、残留ガス量のコントロールが要求に
応じて適切に行え、NOxを効果的に低減することが可
能となる。
また、機関低負荷域でのポンピングロス低減も可能で、
燃費効率の改善に寄与する。
燃費効率の改善に寄与する。
第1図A−Cは本考案による吸排気弁のバルブ開弁特性
を示す説明図、第2図A−Cは同じくバルブリフト特性
の説明図、第3図A−Cは本考案のP−V線図、第4図
は動弁機構の第1実施例の断面図、第5図はバルブ拡大
図、第6図は要部の拡大図、第7図は同じく第2実施例
の断面図、第8図A−C及び第9図A−Cはそれぞれ作
動説明図である。 1・・・シリンダヘッド、2・・・燃焼室、3・・・吸
気ポー1へ、4・・・排気ポー1〜、5・・・吸気弁、
6・・・排気弁、7,8・・・カム、9,10・・・ロ
ツカアーム、9a,10a・・・支点、11, 12・
・・回動レバー、13・・・バルブシ一ト、14・・・
摺接環状壁、17, 18, 19・・・歯車、20・
・・油圧シリンダ、25・・・油圧コン1ヘローラ、4
0・・・偏心カム、41・・・揺動力ム、43・・・カ
ム軸、44・・・油圧シリンダ、46. 47・・・テ
ーパ面、48・・・カム面、49・・・基本円弧部、5
0・・・リフト円弧部。
を示す説明図、第2図A−Cは同じくバルブリフト特性
の説明図、第3図A−Cは本考案のP−V線図、第4図
は動弁機構の第1実施例の断面図、第5図はバルブ拡大
図、第6図は要部の拡大図、第7図は同じく第2実施例
の断面図、第8図A−C及び第9図A−Cはそれぞれ作
動説明図である。 1・・・シリンダヘッド、2・・・燃焼室、3・・・吸
気ポー1へ、4・・・排気ポー1〜、5・・・吸気弁、
6・・・排気弁、7,8・・・カム、9,10・・・ロ
ツカアーム、9a,10a・・・支点、11, 12・
・・回動レバー、13・・・バルブシ一ト、14・・・
摺接環状壁、17, 18, 19・・・歯車、20・
・・油圧シリンダ、25・・・油圧コン1ヘローラ、4
0・・・偏心カム、41・・・揺動力ム、43・・・カ
ム軸、44・・・油圧シリンダ、46. 47・・・テ
ーパ面、48・・・カム面、49・・・基本円弧部、5
0・・・リフト円弧部。
Claims (1)
- 吸気弁と排気弁のバルブリフト及び開閉時期を運転状態
に応じて変化させる可変動弁機構を備えた機関において
、該可変動弁機構により機関低負荷域では吸気弁開時期
及び排気弁閉時期を共に吸気上死点より遅くし、かつ吸
気弁のリフト量を小さくしておき、負荷の増加に従って
、吸気弁開時期及び排気弁閉時期を吸気上死点に近づけ
ると共に吸気弁リフト量を増大させるように構或したこ
とを特徴とする残留ガス制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8132479U JPS5910333Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | 残留ガス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8132479U JPS5910333Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | 残留ガス制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55180906U JPS55180906U (ja) | 1980-12-26 |
JPS5910333Y2 true JPS5910333Y2 (ja) | 1984-04-02 |
Family
ID=29314611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8132479U Expired JPS5910333Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | 残留ガス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910333Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4875455A (en) * | 1987-04-28 | 1989-10-24 | Mazda Motor Corporation | Automobile exhaust gas recirculating system |
-
1979
- 1979-06-14 JP JP8132479U patent/JPS5910333Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55180906U (ja) | 1980-12-26 |
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