JPS59102808A - 水不溶性リン酸塩の製造方法 - Google Patents
水不溶性リン酸塩の製造方法Info
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- JPS59102808A JPS59102808A JP21062882A JP21062882A JPS59102808A JP S59102808 A JPS59102808 A JP S59102808A JP 21062882 A JP21062882 A JP 21062882A JP 21062882 A JP21062882 A JP 21062882A JP S59102808 A JPS59102808 A JP S59102808A
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- phosphoric acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は無機イオン交換体として有用な4価金属の水不
溶性リン酸塩の製造方法に関するものである。さらに詳
しくは、4価金属化合物とリン酸溶液の反応により、造
粒加工に適した粒度(O,OS〜100μ)の結晶性化
合物を1段反応により製造する方法に関するものである
。
溶性リン酸塩の製造方法に関するものである。さらに詳
しくは、4価金属化合物とリン酸溶液の反応により、造
粒加工に適した粒度(O,OS〜100μ)の結晶性化
合物を1段反応により製造する方法に関するものである
。
従来この棟の無機イオン交換体は、無定形物質(特定の
式または名称で表わすことが出来るfnども、化学量論
的組成も持たず、また粉末X線回折で解析しても定まっ
た結晶構造が検出されないもの)と結晶質物質(化学量
論組成をもち、定まった結晶構造を有するもの)との2
棟にわけられる。形状的には繊維状、ゲル状、粉末状の
ものが提案されている(%開昭50−159883号、
50−106898号、USP3,850,865、U
S P 4.059.6呑9、特開昭55−5557
号、American Chem、 SoC,Vol
I +、1978p166〜170)。この呻の化合
物は特定イオン選択性、耐熱性、耐放射線性を有するこ
とより、各方面より注目されているが、現在までに工業
的規模での利用はほとんどなされていない。この理由は
繊維状、ゲル状、粒子状として得られるものは無定形物
質が大部分であるので、カラム通液に適した形状は保持
し得るが化学的安定性に乏しく、加水分解して、4価金
属の含水酸化物とリン酸に分解jるからであり、他方化
学的安定性のすぐれた結晶性物質は無定形物質を分離洗
浄後さらに1−] F共存又は濃厚リン酸中で長時間加
熱する(通常50%以上、100時間以上)といったエ
ネルギーを必要とでることから高価なものとなっていた
。又これらの結晶性物質は、先述のAme 、 Oh
em 。
式または名称で表わすことが出来るfnども、化学量論
的組成も持たず、また粉末X線回折で解析しても定まっ
た結晶構造が検出されないもの)と結晶質物質(化学量
論組成をもち、定まった結晶構造を有するもの)との2
棟にわけられる。形状的には繊維状、ゲル状、粉末状の
ものが提案されている(%開昭50−159883号、
50−106898号、USP3,850,865、U
S P 4.059.6呑9、特開昭55−5557
号、American Chem、 SoC,Vol
I +、1978p166〜170)。この呻の化合
物は特定イオン選択性、耐熱性、耐放射線性を有するこ
とより、各方面より注目されているが、現在までに工業
的規模での利用はほとんどなされていない。この理由は
繊維状、ゲル状、粒子状として得られるものは無定形物
質が大部分であるので、カラム通液に適した形状は保持
し得るが化学的安定性に乏しく、加水分解して、4価金
属の含水酸化物とリン酸に分解jるからであり、他方化
学的安定性のすぐれた結晶性物質は無定形物質を分離洗
浄後さらに1−] F共存又は濃厚リン酸中で長時間加
熱する(通常50%以上、100時間以上)といったエ
ネルギーを必要とでることから高価なものとなっていた
。又これらの結晶性物質は、先述のAme 、 Oh
em 。
Sac、 VOI + I、1978、p166〜17
0に記載の如(,4価金属が連なった面と面の間にリン
酸基が結合した層状化合物である。この層状構造の層間
距離は交換するイオンにより変化する。
0に記載の如(,4価金属が連なった面と面の間にリン
酸基が結合した層状化合物である。この層状構造の層間
距離は交換するイオンにより変化する。
これは、交換反応で交換イオンが層間に位置をしめす結
果によると解されている。例えば、リン酸ジルコニウム
では次のようになる( J 、Inorg。
果によると解されている。例えば、リン酸ジルコニウム
では次のようになる( J 、Inorg。
Nucl 、 Chem、Vol 38、X976、p
+733)。
+733)。
A B
Zr (IfO,)、−8H20
1Bの l 11.8A
I Cの I IO,4A
この変化は他の金属イオンでも同様であり、異った相を
形成する。
形成する。
こういった現象は、イオン交換作用によりこnらの無機
イオン交換体が収縮、膨張の現象を示すことを意味して
いる。
イオン交換体が収縮、膨張の現象を示すことを意味して
いる。
従って結晶性物質は、化学的に安定でも物理的には問題
が残る。これ故、粉末単体で粒状化したものは実用上破
砕粉化する恐れがある。同様に機械的に成形した後、焼
結をさせたものも結合剤が残らないので問題である。又
、焼結による方法は一般に500℃以上の加熱処理が必
要となり、この場合交換機能を失うので、事実上利用で
きない。
が残る。これ故、粉末単体で粒状化したものは実用上破
砕粉化する恐れがある。同様に機械的に成形した後、焼
結をさせたものも結合剤が残らないので問題である。又
、焼結による方法は一般に500℃以上の加熱処理が必
要となり、この場合交換機能を失うので、事実上利用で
きない。
従ってカラム流通に適した粒状物にする方法としては、
最終的には製品に結合剤を残した状態でしかも交換体自
身の多少の収縮、膨張変動を吸収するものが望まれる。
最終的には製品に結合剤を残した状態でしかも交換体自
身の多少の収縮、膨張変動を吸収するものが望まれる。
このようなことから、造粒に適した物性をもつ結晶性無
機イオン交換体の製造が望まれる。一般に4価の金属の
り/酸塩の結晶性物質の製造方法は、四価金属塩とリン
酸を混合反応し、無定形物質を沈殿せしめて沢過分離し
、水洗洗浄後との無足形物質をI−I F共存下にH,
PO4水浴液中で反応させて結晶性物質を沈殿生成させ
ろか、又は濃厚リン酸液中で長時間高熱還流するといっ
た方法すなわち2段反応がとられている。
機イオン交換体の製造が望まれる。一般に4価の金属の
り/酸塩の結晶性物質の製造方法は、四価金属塩とリン
酸を混合反応し、無定形物質を沈殿せしめて沢過分離し
、水洗洗浄後との無足形物質をI−I F共存下にH,
PO4水浴液中で反応させて結晶性物質を沈殿生成させ
ろか、又は濃厚リン酸液中で長時間高熱還流するといっ
た方法すなわち2段反応がとられている。
本発明者等は、上記従来技術に鑑み鋭意検討した結果、
本発明を完成した。
本発明を完成した。
即ち本発明は41iIIl金属化合物の水浴液又は水に
懸濁させたスラリーとリン酸とを、遊離リン酸濃度25
N量チ以上、固形分濃度10重量%以下及び反応温度7
0℃以上に維持しつつ、反応時間15時間以上1段反応
で反応させることを特徴とする、下記一般式で表わされ
る結晶性かつ水不溶性リン酸塩の*遣方法である。
懸濁させたスラリーとリン酸とを、遊離リン酸濃度25
N量チ以上、固形分濃度10重量%以下及び反応温度7
0℃以上に維持しつつ、反応時間15時間以上1段反応
で反応させることを特徴とする、下記一般式で表わされ
る結晶性かつ水不溶性リン酸塩の*遣方法である。
M (I ’i’ ) (HP 04 ) x−n H
2Oただし、M(EV)は4価金属、Xは1.85〜2
.0の値及びnは0〜10の値である。
2Oただし、M(EV)は4価金属、Xは1.85〜2
.0の値及びnは0〜10の値である。
本発明におけろ4価金属化合物の4価金属としては、チ
タン、ジルコニウム、トリウム、スズカー好ましく、チ
タン、ジルコニウムが特に好ましく・。
タン、ジルコニウム、トリウム、スズカー好ましく、チ
タン、ジルコニウムが特に好ましく・。
本発明者等は、本発明における結晶化反応は次の過程で
丁てむものと考えている。
丁てむものと考えている。
無定形化
+5xH+(1)
結晶化
MOo(PO4)X−mlψ+(2x )H3P 04
−→M(HPO4)2・nH2O(2) 金属の含水酸化物とH,PO,との脱水結合反応と理解
でき、結晶格子形成点へのリン酸の補給か律速、言いか
えるとリン酸の拡散律速と考えられる。
−→M(HPO4)2・nH2O(2) 金属の含水酸化物とH,PO,との脱水結合反応と理解
でき、結晶格子形成点へのリン酸の補給か律速、言いか
えるとリン酸の拡散律速と考えられる。
反応速度論的に述べると、リン酸の活動度は濃度が高い
程大きいので、リン酸濃度か高(・根皮応し1右へ進む
ことになるが逆にリン酸溶液の粘度は、増大し拡散は妨
げられることになり、必ずしもIノン酸濃度が高げれば
高い程よいというものでもない。
程大きいので、リン酸濃度か高(・根皮応し1右へ進む
ことになるが逆にリン酸溶液の粘度は、増大し拡散は妨
げられることになり、必ずしもIノン酸濃度が高げれば
高い程よいというものでもない。
また水に関してみると、水は構造水として結晶形成に大
きな役割をもっているものと理解さnる。
きな役割をもっているものと理解さnる。
これは先述のイオン交換平衡の際の固相の構造変化(水
和水の変化)からも裏付けられる。このような理由から
反応液中の水の活動度も重要な反応因子となる。言いか
えれば反応系内の水がもつとも動きやすい条件も必要と
なる。
和水の変化)からも裏付けられる。このような理由から
反応液中の水の活動度も重要な反応因子となる。言いか
えれば反応系内の水がもつとも動きやすい条件も必要と
なる。
次に造粒に適した結晶の大きさであるが、イオン交換機
能としては粒径の細いもの程量が一定であれば全体の表
面積はより大きくなるので、交換速度がより速いことが
知ら扛ている。しかし実際上あまり細かすぎると、こ牡
を加工して粒状とする際、飛散したり自己凝集を起こし
たりして取扱いに(いので、0.05μ以上が好ましい
。
能としては粒径の細いもの程量が一定であれば全体の表
面積はより大きくなるので、交換速度がより速いことが
知ら扛ている。しかし実際上あまり細かすぎると、こ牡
を加工して粒状とする際、飛散したり自己凝集を起こし
たりして取扱いに(いので、0.05μ以上が好ましい
。
−万粒径の大きい場合、製造工程において濾過その他で
有利であるが、結合剤と混合して造粒する場合、粒子か
犬へ丁ぎると粒状物内に不均一性な起こしたり、又結合
剤との結びつきか弱(なったりして、最終的に粒状物の
機械的強度を弱めることになるので、100μ以下が好
ましく、50μ以下がさらに好ましい。
有利であるが、結合剤と混合して造粒する場合、粒子か
犬へ丁ぎると粒状物内に不均一性な起こしたり、又結合
剤との結びつきか弱(なったりして、最終的に粒状物の
機械的強度を弱めることになるので、100μ以下が好
ましく、50μ以下がさらに好ましい。
上述の結晶性物質でかつ0.05〜100μという好適
な粒径のものを得る本発明の1段反応による例をリン酸
チタンの合成で説明する。第1−1図〜第1−6図はT
1Cl、のHCI水溶液と)I、PO4を次の反応条件
で1段にて95℃で結晶化反応させH3P0.濃度が高
ければ高い程、さらに温度も100℃以上、時間も50
hr以上必要とされたものがリン酸濃度(水濃度)のあ
る範囲で十分結晶化することが理解される。
な粒径のものを得る本発明の1段反応による例をリン酸
チタンの合成で説明する。第1−1図〜第1−6図はT
1Cl、のHCI水溶液と)I、PO4を次の反応条件
で1段にて95℃で結晶化反応させH3P0.濃度が高
ければ高い程、さらに温度も100℃以上、時間も50
hr以上必要とされたものがリン酸濃度(水濃度)のあ
る範囲で十分結晶化することが理解される。
0第1図における反応条件
t
反応終了時の固形分濃度 10榛チ温 度
95℃攪 拌
20 Or、p9m。
95℃攪 拌
20 Or、p9m。
O第1図における粉末X線回折測定条件X線管球
Cu(、にα)F、1ter
N1Intensity 3
0 KV、20mAG、M、管速度 2γ
1 slite l l1m2
0.15m+High tens
ion 1100 VScale fa
Ctor 4Chart 速度
2Q IBH/ mtime const
l secMultipli
er +full 5cale
2000 CpSO第1図に
おける代表回折角 2θ 11.5゜ 20.8 21.9 25.7 25.9 65.6 35.8 以下、反応の条件について説明する。工業的には反応槽
は重要であり、本発明は均一混合が十分に実施されるも
のであれば特に限定されるわけではないが、好ましいも
のとして第2図のような反応槽が採用される。
Cu(、にα)F、1ter
N1Intensity 3
0 KV、20mAG、M、管速度 2γ
1 slite l l1m2
0.15m+High tens
ion 1100 VScale fa
Ctor 4Chart 速度
2Q IBH/ mtime const
l secMultipli
er +full 5cale
2000 CpSO第1図に
おける代表回折角 2θ 11.5゜ 20.8 21.9 25.7 25.9 65.6 35.8 以下、反応の条件について説明する。工業的には反応槽
は重要であり、本発明は均一混合が十分に実施されるも
のであれば特に限定されるわけではないが、好ましいも
のとして第2図のような反応槽が採用される。
第2図の反応槽において、ラセン状攪拌羽根直径dと円
筒形反応槽直径りとの比はd/D=0.5〜0.8が好
ましく、抜き出し高さhよ液深りとの比はh1/ h
= 0.5〜0.7が好ましく、hとDとの比はh/D
=0.7〜0.9が好ましく、ラセン状攪拌羽根1ピッ
チ長さpとdとの比はp/d=tO〜1.5が好ましい
。
筒形反応槽直径りとの比はd/D=0.5〜0.8が好
ましく、抜き出し高さhよ液深りとの比はh1/ h
= 0.5〜0.7が好ましく、hとDとの比はh/D
=0.7〜0.9が好ましく、ラセン状攪拌羽根1ピッ
チ長さpとdとの比はp/d=tO〜1.5が好ましい
。
反応槽の構成は液の高い粘性を考慮したもので、反応達
成上重要な役割を果す。
成上重要な役割を果す。
本発明における反応はバッチ反応でも可能であるが、連
続反応のほうが粒径分布をより再現性よ<j7;)上で
好ましい。
続反応のほうが粒径分布をより再現性よ<j7;)上で
好ましい。
バッチ反応又は連続反応は、以下の方法が採用される。
原料の4価金属化合物は水浴性のものであっても不溶性
のものであってもよい。仕込みは水浴液又はスラリーで
なさf′L、る。この4価金属原料を反応機の羽根に液
が接触する程度に仕込み、上部より所定量のリン酸を添
加し、反応期間中以下の条件を維持するようにすnばよ
い。
のものであってもよい。仕込みは水浴液又はスラリーで
なさf′L、る。この4価金属原料を反応機の羽根に液
が接触する程度に仕込み、上部より所定量のリン酸を添
加し、反応期間中以下の条件を維持するようにすnばよ
い。
固形分濃度 10重量%以下好ましくは2〜10重素
膚 遊離リン酸濃度25重量−以上好ましくは25〜50重
itチ この組成に到達した後反応液を加温し、70℃以上好ま
しくは70〜110℃の範囲とし、バッチ反応であれば
昇温後15時間以上好ましくは20〜50時間加熱還流
する。
膚 遊離リン酸濃度25重量−以上好ましくは25〜50重
itチ この組成に到達した後反応液を加温し、70℃以上好ま
しくは70〜110℃の範囲とし、バッチ反応であれば
昇温後15時間以上好ましくは20〜50時間加熱還流
する。
又連続反応であtば滞留時間15時間以上好ましくは2
0〜50時間となるよう上部より所定量の四価金属の含
有液及び好ましくは60重量%以上の濃厚なり/酸を添
加する。
0〜50時間となるよう上部より所定量の四価金属の含
有液及び好ましくは60重量%以上の濃厚なり/酸を添
加する。
反応液中の固液比、言い換えると固形分濃度は、反応液
の粘性によって上限が決められ、この値は10%である
。こ場れを越えると反応液は不均一となる。低い方は経
済性より2%未満では反応器を太き(するばかりで、製
品単位当りのエネルギー負担も太き(なり不利である。
の粘性によって上限が決められ、この値は10%である
。こ場れを越えると反応液は不均一となる。低い方は経
済性より2%未満では反応器を太き(するばかりで、製
品単位当りのエネルギー負担も太き(なり不利である。
遊離リン酸濃度は先述の説明の通りであるが、25チよ
り低い場合は、結晶化は全然起らす50チをこえると層
を形成する面の成長(X線回折的には2θで10°前後
のピークで理解される)が遅(、交換体の交換反応がこ
の層の間でなされるため、この交換体の交換容量、選択
性に対する再現性に問題が残り好ましくない。
り低い場合は、結晶化は全然起らす50チをこえると層
を形成する面の成長(X線回折的には2θで10°前後
のピークで理解される)が遅(、交換体の交換反応がこ
の層の間でなされるため、この交換体の交換容量、選択
性に対する再現性に問題が残り好ましくない。
反応温度は70℃より低いと結晶化は起きず、これより
高い温度であれば結晶形成という意味ではいくら高(て
もよいわけであるが、造粒に適した粒形のものを工業的
に安価に得るという観点にたつと、まずリン酸の装置材
料に対する腐食は100℃前後より太き(かわり、11
0℃をこえると高価な材質のものが要求され、又腐食に
より反応系へ微量の装置材料の元素が混入することはイ
オン交換体にとっても汚染といったことにより好ましく
ない。エネルギー的にみると系の水分は温度が高い程よ
り多(蒸発し、反応液組成を一定とする必要上、再度冷
却により系へ戻す必要があり、水により反応系よりうば
われる熱は蒸発熱を含め多大のものとなり、この点から
も110℃を越えるのは好ましくない。また必要以上に
温度をあげることは粒径を必要以上に成長させることに
もなり好ましくない。これらのことは反応時間について
もいえ、エネルギー的に反応時間が50時間を越えるこ
とは好ましくない、又15時間未満では結晶化が起きな
い。反応時間は、より好ましくは20〜40時間である
。
高い温度であれば結晶形成という意味ではいくら高(て
もよいわけであるが、造粒に適した粒形のものを工業的
に安価に得るという観点にたつと、まずリン酸の装置材
料に対する腐食は100℃前後より太き(かわり、11
0℃をこえると高価な材質のものが要求され、又腐食に
より反応系へ微量の装置材料の元素が混入することはイ
オン交換体にとっても汚染といったことにより好ましく
ない。エネルギー的にみると系の水分は温度が高い程よ
り多(蒸発し、反応液組成を一定とする必要上、再度冷
却により系へ戻す必要があり、水により反応系よりうば
われる熱は蒸発熱を含め多大のものとなり、この点から
も110℃を越えるのは好ましくない。また必要以上に
温度をあげることは粒径を必要以上に成長させることに
もなり好ましくない。これらのことは反応時間について
もいえ、エネルギー的に反応時間が50時間を越えるこ
とは好ましくない、又15時間未満では結晶化が起きな
い。反応時間は、より好ましくは20〜40時間である
。
最後に攪拌の条件であるが、これは装置の形成により左
右されるが、均−攪拌系が必要であり、本発明では回転
速度は50〜300 r、pom、か好ましい。50
r 、p−m、未満では、形成されろ水不溶性リン酸塩
粒子の見掛は比重は通常0,7前後であり、リン酸液は
1,15以上であるので、水不溶性リン酸塩は反応槽上
部に集りやすくなり、系の不均化を起こしや丁(、又3
00 r−pom、を越えると、攪拌が強くなるため粒
子粉を反応器上部の空間部に飛散付着させたりするので
好ましくない。
右されるが、均−攪拌系が必要であり、本発明では回転
速度は50〜300 r、pom、か好ましい。50
r 、p−m、未満では、形成されろ水不溶性リン酸塩
粒子の見掛は比重は通常0,7前後であり、リン酸液は
1,15以上であるので、水不溶性リン酸塩は反応槽上
部に集りやすくなり、系の不均化を起こしや丁(、又3
00 r−pom、を越えると、攪拌が強くなるため粒
子粉を反応器上部の空間部に飛散付着させたりするので
好ましくない。
本発明によれば、造粒加工に適した粒度(0,05〜1
ooa)の結晶性かつ水不溶性リン酸塩を、1段反応に
よって容易に製造することかでき、得らnた結晶性かつ
不溶性リン酸塩は無機イオン交換体として極めて有用で
ある。
ooa)の結晶性かつ水不溶性リン酸塩を、1段反応に
よって容易に製造することかでき、得らnた結晶性かつ
不溶性リン酸塩は無機イオン交換体として極めて有用で
ある。
以下に実施例及び比較例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。
に説明する。
実施例1
41 ノ反応器ニZr(XEI、、 −5H2o I
501を水2001に溶解した水溶液を仕込み、250
r、pom、で攪拌しなから85チリン酸+6IO#
に水1060Iを混合したリン酸液を1時間で添加し、
添加後95℃に昇温し、以後滞留時間が60時間となる
よう上部よりオキン塩化ジルコニウム液及びリン酸液を
添加した。
501を水2001に溶解した水溶液を仕込み、250
r、pom、で攪拌しなから85チリン酸+6IO#
に水1060Iを混合したリン酸液を1時間で添加し、
添加後95℃に昇温し、以後滞留時間が60時間となる
よう上部よりオキン塩化ジルコニウム液及びリン酸液を
添加した。
この場合の固形分濃度は、Zr(HPO,)、・H,0
として4.7%である。遊離リン酸濃度は41.7%で
ある。
として4.7%である。遊離リン酸濃度は41.7%で
ある。
定常状態になった後、一定量を0,2μノホアヲもつフ
ィルターを使用し、吸引1遇し水洗後進風乾燥により乾
燥した。
ィルターを使用し、吸引1遇し水洗後進風乾燥により乾
燥した。
得られた粉末の粒度分布を沈降天秤法で測定したところ
、平均粒度1.2μとなった。得られた粉末のX線回折
図を第5図に示したが、結晶性のものであることが証明
された。
、平均粒度1.2μとなった。得られた粉末のX線回折
図を第5図に示したが、結晶性のものであることが証明
された。
上記で得られた粉末に47ツ化エチレン樹脂粉末、フッ
素系非イオン界面活性剤、水及びエタノールを添力ロ混
合し、ニーダ−で混練したのち、押出し造粒機で造粒し
、次いで整粒機により整粒して無機イオン女換体含t9
4%の1nφ球状物を侵だ。この球状物をIIIとり、
水+00mとともに分液ロート200mgに入れ、しん
とう機に1時間かけた後、0.4μのフィルターでf過
し、粒状物を除き粉をフィルターに捕集した。この結果
粉末は残らず、粉化なしないことがわかった。又非常に
成型性の艮好な粉末であることがわかった。
素系非イオン界面活性剤、水及びエタノールを添力ロ混
合し、ニーダ−で混練したのち、押出し造粒機で造粒し
、次いで整粒機により整粒して無機イオン女換体含t9
4%の1nφ球状物を侵だ。この球状物をIIIとり、
水+00mとともに分液ロート200mgに入れ、しん
とう機に1時間かけた後、0.4μのフィルターでf過
し、粒状物を除き粉をフィルターに捕集した。この結果
粉末は残らず、粉化なしないことがわかった。又非常に
成型性の艮好な粉末であることがわかった。
又碍らnた球状物の交換容量をり、lNNaOHで滴定
して求めたところ、6. I meq / 11となり
粉末の理論交換容ik 6.6 meqより換算した6
、 2meq/1とほぼ一致した。又粉末の分析値はZ
r024 i、 6 ex。
して求めたところ、6. I meq / 11となり
粉末の理論交換容ik 6.6 meqより換算した6
、 2meq/1とほぼ一致した。又粉末の分析値はZ
r024 i、 6 ex。
実施例Iの遊離リン酸濃度を20チとなるようにし、他
の条件は全(同一にしたところ、得られた粉末は、第4
図にみられるようにX線回折による回折ピークは生ぜず
、文化学分析値にょる示性式は、Po4/Zr当童比1
.3となり非晶質と判明した。
の条件は全(同一にしたところ、得られた粉末は、第4
図にみられるようにX線回折による回折ピークは生ぜず
、文化学分析値にょる示性式は、Po4/Zr当童比1
.3となり非晶質と判明した。
実施例2
201 )円figs 形反応器K T t C140
,74ky、HCl0.87klilを含む水溶液s、
ookgを仕込ミ、H,Po。
,74ky、HCl0.87klilを含む水溶液s、
ookgを仕込ミ、H,Po。
7.00kgを含む水溶液15.00kgを20 Or
、pom。
、pom。
で攪拌しながら1時間で添加した。添加終了後反応液を
95℃に昇温し、その後゛24時間の加熱還流を実施し
た。この時の固形分濃度はT i (HP 04)2・
鶴0として5.0%、遊離リン酸濃度31.1 %であ
る。反応後スラリーをP遇し、得られた結晶を水洗し風
乾した。風乾物の粉末X線チャートは第5図のようにな
り、Ti (HPOJ、−H2O(1)回折ピー りを
示シタ。化学分析値ハTie232. I %、P2O
,54,2チ、)L、013.7%となり、実験式T
t (HP 04.P4゜@鶴Oとなった。
95℃に昇温し、その後゛24時間の加熱還流を実施し
た。この時の固形分濃度はT i (HP 04)2・
鶴0として5.0%、遊離リン酸濃度31.1 %であ
る。反応後スラリーをP遇し、得られた結晶を水洗し風
乾した。風乾物の粉末X線チャートは第5図のようにな
り、Ti (HPOJ、−H2O(1)回折ピー りを
示シタ。化学分析値ハTie232. I %、P2O
,54,2チ、)L、013.7%となり、実験式T
t (HP 04.P4゜@鶴Oとなった。
又得られた粉末の平均粒度は1.2μとなった。
0、I N NaOHによるNa交換≠量は、7.1
meq/7となった。この粉末を実施例1と同様にして
造粒加工したところ、非常に加工性が良(,0,6〜6
順の任意の粒状物とすることが出来た。
meq/7となった。この粉末を実施例1と同様にして
造粒加工したところ、非常に加工性が良(,0,6〜6
順の任意の粒状物とすることが出来た。
比較例2
実施例2の遊離リン酸濃度を23%として、他は実施例
2と同一条件で反応をさせた。粉末の分析値より換算し
た実験組成はTi (OH)3.6 (HPO4)1.
26H20となり、第6図にみられるように粉末X線回
折チャートは不定形を示した。
2と同一条件で反応をさせた。粉末の分析値より換算し
た実験組成はTi (OH)3.6 (HPO4)1.
26H20となり、第6図にみられるように粉末X線回
折チャートは不定形を示した。
実施例6
炭酸ジ/l/ コ= /L/ (ZrU、含−Ji40
.6%)50.6g及び水250Iを含むスラリーを2
/の円筒形反応器に仕込み、20 Or、p、m、で攪
拌した。85%lf、P0,480 #と水2 + 9
.4.9を含むリン酸水溶液を1時間かけて上部より添
加した。添7JlllIli%了後95℃に昇温し、6
2時間加熱還流をおこなった。この時の固形分濃度はZ
r (HP 04)2・H2Oとして5.0%、遊離リ
ン酸濃度は37−4チである。
.6%)50.6g及び水250Iを含むスラリーを2
/の円筒形反応器に仕込み、20 Or、p、m、で攪
拌した。85%lf、P0,480 #と水2 + 9
.4.9を含むリン酸水溶液を1時間かけて上部より添
加した。添7JlllIli%了後95℃に昇温し、6
2時間加熱還流をおこなった。この時の固形分濃度はZ
r (HP 04)2・H2Oとして5.0%、遊離リ
ン酸濃度は37−4チである。
反応後、f過水洗した後常温通風乾燥した粉末のX線チ
ャートは、実施例1のパターンと一致しZr (HPO
,)2・H2Oの結晶物であることが証明された。又化
学分析値はZrO241,8%、P2O,45,3%、
H2O38゜6チとなり、実験組成式はZr (HP
04)1−ms・1、2 H2Oとなった。得られた粉
末の平均粒度は0.75μとなり、Q、I N NaO
HによるNa交換容量は6.5 meq/g となった
、
ャートは、実施例1のパターンと一致しZr (HPO
,)2・H2Oの結晶物であることが証明された。又化
学分析値はZrO241,8%、P2O,45,3%、
H2O38゜6チとなり、実験組成式はZr (HP
04)1−ms・1、2 H2Oとなった。得られた粉
末の平均粒度は0.75μとなり、Q、I N NaO
HによるNa交換容量は6.5 meq/g となった
、
第1−1図から第1−6図は、TiC1,とH3P0゜
の1段反応により得られる粉末のX線回折チャートをグ
ラフ化したものである。 反応終了時の遊離H1PO4濃度(wt%)第1−1図
15 第1−2図 20 第1−6図 50 第1−4図 40 第1−5図 45 第1−6図 60 第2図は本発明で使用される好適な反応槽である。 43=円筒形反応槽直径 dニラセン状攪拌羽根直径 p:ラセノ状 l 1ピッチ長さ h:液深 h:抜き出し 高さ 第3図は、実施例1で得られた粉末のX線回折図である
。 第4図は、比較例1で得られた粉末のX線回折図である
。 第5図は、実施例2で得らnた粉末のX線回折図である
。 第6図は、比較例2で得らnた粉末のX線回折図である
。 ・ 特許出願人 東亜合成化学工業株式会社
の1段反応により得られる粉末のX線回折チャートをグ
ラフ化したものである。 反応終了時の遊離H1PO4濃度(wt%)第1−1図
15 第1−2図 20 第1−6図 50 第1−4図 40 第1−5図 45 第1−6図 60 第2図は本発明で使用される好適な反応槽である。 43=円筒形反応槽直径 dニラセン状攪拌羽根直径 p:ラセノ状 l 1ピッチ長さ h:液深 h:抜き出し 高さ 第3図は、実施例1で得られた粉末のX線回折図である
。 第4図は、比較例1で得られた粉末のX線回折図である
。 第5図は、実施例2で得らnた粉末のX線回折図である
。 第6図は、比較例2で得らnた粉末のX線回折図である
。 ・ 特許出願人 東亜合成化学工業株式会社
Claims (1)
- 1.4価金属化合物の水浴液又は水に懸濁させたスラリ
ーとリン酸とを、遊離リン酸濃度25重量%以上、固形
分濃度10重量%以下及び反応温度70℃以上に維持し
つつ、反応時間15時間以上1段反応で反応させること
を特徴とする、下記一般式で表わさする結晶性、かつ水
不溶性リン酸塩の製造方法。 M (I V ) (HP 04 )x −n Ht
Oただし、M(IV)は4価金属、Xは1.85〜2.
0の値及びnはθ〜10の値である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21062882A JPS59102808A (ja) | 1982-12-02 | 1982-12-02 | 水不溶性リン酸塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21062882A JPS59102808A (ja) | 1982-12-02 | 1982-12-02 | 水不溶性リン酸塩の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59102808A true JPS59102808A (ja) | 1984-06-14 |
Family
ID=16592468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21062882A Pending JPS59102808A (ja) | 1982-12-02 | 1982-12-02 | 水不溶性リン酸塩の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59102808A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8066810B2 (en) | 2006-10-27 | 2011-11-29 | Toagosei Co., Ltd. | Lamellar zirconium phosphate |
JP2014133671A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Sakai Chem Ind Co Ltd | 多孔質結晶性α型リン酸水素チタン1水和物球状粒子の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491720A (ja) * | 1972-04-26 | 1974-01-09 | ||
JPS5125240A (en) * | 1974-08-26 | 1976-03-01 | Futamura Kaneharu | Jitensha no mudanhensokusochi |
JPS5422439A (en) * | 1977-07-22 | 1979-02-20 | Hoechst Ag | Production of chlor zinc salt of benzthiazolium azo dyestuff |
-
1982
- 1982-12-02 JP JP21062882A patent/JPS59102808A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491720A (ja) * | 1972-04-26 | 1974-01-09 | ||
JPS5125240A (en) * | 1974-08-26 | 1976-03-01 | Futamura Kaneharu | Jitensha no mudanhensokusochi |
JPS5422439A (en) * | 1977-07-22 | 1979-02-20 | Hoechst Ag | Production of chlor zinc salt of benzthiazolium azo dyestuff |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8066810B2 (en) | 2006-10-27 | 2011-11-29 | Toagosei Co., Ltd. | Lamellar zirconium phosphate |
JP2014133671A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Sakai Chem Ind Co Ltd | 多孔質結晶性α型リン酸水素チタン1水和物球状粒子の製造方法 |
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