JPS59101747A - フエ−ス突出型ブラウン管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパネルフェース視像領域がそのパネルフェース
周辺部より突出しているフェース矢出型ブラウン管に関
する。

ガラス製のパネルでその前面映像部が形成されるブラウ
ン管におい罰、かかるパネルは一般にはプレス成形によ
り製造される。この成形の際、金型と溶融ガラス表面と
が接触後に冷却凝固するので、パネルフェース部の視像
領域にも汚れや雲ジが発生し光学的品質は十分なもので
はない。このパネルフェース部の光学的特性を確保する
ため、研磨加工を行ってこのような欠点を除去するのが
通常である。

パネルフェース部は、第１図に示す如くパネルフェース
視像領域１とその周囲に延在するパネルフェース周辺部
す・なわち肩部２からなり、従来この視像領域は球面、
円筒面、平面等の連続曲面で構成され、パネルの肩部２
と連続している。研磨はこの曲面に倣って行なうが必ず
しも視像領域１ｖｃ限定されず、光学的品質の工費なフ
ェース周辺部２まで研磨される。従って、研磨による微
細傷が通常この領域にも含まれる。

特に、フェース周辺部の研磨効率は低下しがちであるの
で、荒削り後に艶出し研磨を行っても荒削り研磨傷が参
−址４．充分に除去できないこともある。

一方、ブラウン管の組立工程に於ては焼成・排気等の熱
サイクルを受ける。この際、ガラス厚味が他の領域エリ
も厚−肩部近傍に絋大きな熱応力を発生し、研磨微細傷
等が存在すると、応力集中源となり破壊が起きる。

また、排気以降の組立工程においては高真空にするたで
大気圧がブラウン管外部に〃口わる。

この外力により、その構造上パネル側壁部３から肩部に
かけて大きな引張応力を発生する。例えば、２０型のブ
ラウン管では４０　ｋｇ／傭２〜８０ｋｉ／ｃｍ”程度
の引張応力が生ずる。このため、機械的衝撃を受けた際
′この領域から破壊が起き、の破片の飛散を引き起こし
危険である。このような破壊防止には、高引張応力の発
生領域における応力集中源としての研暦微細傷を排除す
ることがＸ要である。

更にブラウン管の爆縮を防止する方法としては例えば特
公昭５２−４８５８号で示されているように、パネル側
壁部にて補強する方式が一般的である。この方式は種々
提案されてｉるが、第３図に示すようにパネル側壁部３
の全周をパネル側壁部ならずフェース側までをＬ型リム
５で被覆し、このリム上を環状バンド６で締付は蓬 る方７に、ガラス片飛散防止効果を有することか機械的
衝撃試験により確認されている。しかし、このようにフ
ェース周辺部を被覆するＬ型すムを使用した場合、リム
の厚味だけパネルフェースより突出したグラ９ン管とな
り、エンクローシャークとブラウン管との間に隙間ａが
生じ密着性が悪くなる。そして、通常の使用条件におい
ては例えば２０型カラーブラウン管では、２０〜２８Ｋ
Ｖの高電圧がこのリムにも印加されているので、密層性
が悪いと非絶縁体がエンクロージャーとパネルフェース
の隙間に挾まり感電事故を起仁丁危険がある。

本発明はこのようなグラ９ン管の欠点を解消することを
目白りとしてなされたもので、ブチ９ン管パネルのフェ
ース部の視像領域をその周囲に延在する周辺部エフ突出
させることＶＣより、視像領域のみを研磨面としたグラ
９ン管を提供するものである。

本発明の他の特徴は、パネルフェース部の視像領域より
凹み成形されて−る上記フェース周辺部に、防爆用のリ
ムを当接することにより、エンクロージャーとパネルフ
ェースの密着ａｔ−良好にすることである。

ブラウン管の外部包囲体紘パネルとファネルのガラス成
形体（ＴＶバルプンを封着することにより得られる。従
って、本発明はフェース視像領域がそのフェース周辺部
より突出しかつこの視像領域のみが研磨されてφるパネ
ル（ＴＶバルプノに特徴がめり、かかるパネルを製造す
ることにより実質的に達成される。

次に本発明の実施例を図面に従って具体的に説明する。

第２図は本発明に係るブラウン管用パネルの部分断面図
を示す。図において、１はグラ９ン管フェース部の視像
領域、２は周辺部、３はパネル側壁部であり、視像領域
１は周辺部２よシ突出している。ここで、視像領域１は
ブラウン管の映像面を形成する部分でｈｖ、その表面は
球面、円筒面、平面等の連続曲面からなっている。一方
、周辺部２はかかる視像領域１の周囲に延在する部分で
、ＴＶ上セツトして使用される時にはエンクロージャー
あるいはエスカッションマスク等により隠蔽される部分
を相称する。

本発明は、ブラウン管のフェース部を形成するこれら視
像領域１と周辺部２とを、第２図のように前者を後者よ
り突出させることにより、周辺部２の表面が視像領域１
の延長線すより凹んですなわち後退して延在させる。か
かる周辺部２の形成は、パネル成形金型のフェース部成
形面を成形後パネルの形状に会わせておき、かかる金型
でプレス成形することにより達成される。この場合、周
辺部２の凹みの程度は特に限定されないが、成形後にパ
ネルフェース視像領域１の外面を研磨するとき、少くと
もこの周辺部が研磨されない程度の深さを有することが
重要である。このように視像領域１を突出させておくと
、この外表面を研磨しても、周辺部２は研磨されること
なく、成形されたままの強い大作り面を有するので、応
力集中のしやすいかかる周辺部の強度低下を防ぐことが
できる。

更に、周辺部２に対する視像領域１の突出の程度は、第
４図のようにブラウン管をＬ型リム５により補強する場
合には、このリム５の厚味相当分だけ突出して−ること
が望しい。リム５が当接する周辺部２は、予めリム５の
厚味分だけ視像領域１より凹んでいるので、エンクロー
シャークを設けてもパネルフェース面に対する密着性が
良好となるからである。

本発明においてかかる周辺部２の凹みの程度はその目的
により異なるが、通常は視像領域１の肉厚より大きい肉
厚を有する周辺部の肉味を減少させることで得られるの
で、視像領域１の肉厚をこの目的のために特に従来のそ
れより大きくしなくても良％Ａ。また、周辺部２は視像
領域１に対し段部もしくはこれに近似する形状をもって
連続するが、応力集中をできるだけ軽減するために平滑
な連続面で形成するようにする。

特に、周辺部２の研磨を回避するためのみに、視像領域
１を周辺部２に対し相対的に突出させる場合には、この
突出の程度もしくは周辺部２の凹みの程度は、その目的
が達成される範囲内で最小限度に留めるのが望しい。

本発明は以上述べたように、グラ９ン管フェース部の主
要部を構成する視像領域に対し、その周辺部を視像領域
が相対的に突出するように凹み成形しているので、視像
領域を研磨しても、この周辺部は研磨されることなく、
成形されたままの面を保持することができる。この結果
、微細な研磨傷跡が残りやすいこの周辺部を成形された
ままの強い大作り面で形成でき、応力集中と相まって前
記の研磨傷跡による強度低下のために生ずるグラ９ン管
の破壊を防止できる。

また、Ｌ型すムによりブラウン管を補強する場合には、
視像領域より凹んだこの周辺部にリムを当接することが
できるので、エンクロージャーのフェース面に対する密
着性を良くすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のブラウン管パネルの部分断面図、第２図
は本発明の実施例に係るブラウン管パネルの部分断面図
、第３図は従来の補強型ブリ ラウン管の一部を切欠いた部分断１（第４図は本発明に
係る補強型ブラウン管の一部を切欠いた部分断面図、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　ブラウン管パネルのフェース部がパネルフェース
   視像領域とその周囲Ｖｔ′延在するパネルフェース周辺
   部からなり、前記パネルフェース視像領域をパネルフェ
   ーズ周辺部より突出させ、かつ該パネルフェース視像領
   域のみを研磨面としたフェース突出型ブラウン管。 ２　パネルフェース視像領域金パネルフェース周辺部に
   対し突出させるために、パネルフェース周辺部がパネル
   フェース視像領域面の延長線より凹ませて成形してあり
   、パネルフェース視像領域のみが研磨面である特許請求
   の範囲第１項記載のフェース突出型ブラウン管。 五　パネルフェース視像領域面の姑長線より凹ませて成
   形しであるパネルフェース周辺部に補強リムが当接して
   いる特許請求の範囲第２項記載のフェース突出型ブラウ
   ン管。 ４、　パネルフェース視像領域の突出量が補強リムの厚
   味ｒｃはぼ等しい特許請求の範囲第３項記載のフェース
   突出型ブラウン管。