JPS59101312A - 強化化粧板の製造方法 - Google Patents
強化化粧板の製造方法Info
- Publication number
- JPS59101312A JPS59101312A JP21079982A JP21079982A JPS59101312A JP S59101312 A JPS59101312 A JP S59101312A JP 21079982 A JP21079982 A JP 21079982A JP 21079982 A JP21079982 A JP 21079982A JP S59101312 A JPS59101312 A JP S59101312A
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- JP
- Japan
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- veneer
- resin liquid
- sheet
- synthetic resin
- shoji
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は樹木の成長過程において、樹幹や大枝部分に発
生した瘤や腫脹と呼ばれる異常細胞組織の杢を利用して
なる強化化粧板の製造方法に関するものである。
生した瘤や腫脹と呼ばれる異常細胞組織の杢を利用して
なる強化化粧板の製造方法に関するものである。
ニレ材やカリシ材等の樹木で、その樹幹や大枝に生じた
異常細胞が発達したものに、繊維方向が複雑に入り組ん
だ瘤やへ１脹があり、これを切削すルト、通常の木材単
板とは異なって杢が複雑に入り組んで現われ、極めて雅
趣に富んだ外観を呈する。
異常細胞が発達したものに、繊維方向が複雑に入り組ん
だ瘤やへ１脹があり、これを切削すルト、通常の木材単
板とは異なって杢が複雑に入り組んで現われ、極めて雅
趣に富んだ外観を呈する。
従って、従来からこのような瘤杢を工芸品等に一部利用
されているが、薄板に切削すると、瘤杢の繊維方向が板
面に対して直角或いは直交に近い状態に入り組んでしま
うために極めて欠は易くなって強度的に脆いという性質
があり、建築用材等においては殆んど利用できないもの
であった。
されているが、薄板に切削すると、瘤杢の繊維方向が板
面に対して直角或いは直交に近い状態に入り組んでしま
うために極めて欠は易くなって強度的に脆いという性質
があり、建築用材等においては殆んど利用できないもの
であった。
このため、瘤杢の薄板表面に樹脂塗料を塗布することに
より繊維間を塗料で充填して強化することも考えられる
が、瘤杢薄板には多数の節穴や亀裂が発生してあり、こ
のような空隙を塗料によって完全に充填して強化するこ
とは困難であるばかりでなく、塗装仕上げだけでは、湿
度の変化等により材が膨張、収縮して亀裂が発生し、そ
の部分に塵埃が溜って汚損するという欠点がある。又、
塗装による場合、塗料の収縮斑が多く、平滑な鏡面の塗
面を形成するには多数回、重ね塗りを施す必要があり、
手間がかかるという問題があった。
より繊維間を塗料で充填して強化することも考えられる
が、瘤杢薄板には多数の節穴や亀裂が発生してあり、こ
のような空隙を塗料によって完全に充填して強化するこ
とは困難であるばかりでなく、塗装仕上げだけでは、湿
度の変化等により材が膨張、収縮して亀裂が発生し、そ
の部分に塵埃が溜って汚損するという欠点がある。又、
塗装による場合、塗料の収縮斑が多く、平滑な鏡面の塗
面を形成するには多数回、重ね塗りを施す必要があり、
手間がかかるという問題があった。
本発明はこのような問題点をなくするために、瘤杢単板
の少なくとも片面に、予め樹脂液の浸透性良好なシート
状物を貼着しておき、これに合成樹脂液を注入したのち
加熱圧締してシート状物中の樹脂液の一部を瘤杢単板の
節穴や割れ等の空隙部分に浸出させて充填し、該空隙部
分内の樹脂液を含む単板及びシート状物中の樹脂液を硬
化させることにより単板及びシート状物を一体化して強
度的に優れた瘤杢単板からなる化粧板を得ることができ
る強化化粧板の製造方法を提供するものである。
の少なくとも片面に、予め樹脂液の浸透性良好なシート
状物を貼着しておき、これに合成樹脂液を注入したのち
加熱圧締してシート状物中の樹脂液の一部を瘤杢単板の
節穴や割れ等の空隙部分に浸出させて充填し、該空隙部
分内の樹脂液を含む単板及びシート状物中の樹脂液を硬
化させることにより単板及びシート状物を一体化して強
度的に優れた瘤杢単板からなる化粧板を得ることができ
る強化化粧板の製造方法を提供するものである。
本発明方法を更に詳しく説明すると、ニレ、カリシ、つ
オールナツト等の樹木に生じた瘤或いは嗟脹と呼ばれる
異常細胞組織部分を切削して適宜厚さのスライス単板、
０−タリー単板、ソード単板等の瘤杢単板（１）を得る
。
オールナツト等の樹木に生じた瘤或いは嗟脹と呼ばれる
異常細胞組織部分を切削して適宜厚さのスライス単板、
０−タリー単板、ソード単板等の瘤杢単板（１）を得る
。
この瘤杢単板（１）は、木材繊維の走行方向が全く不規
則であるためにその板面に対して直交或いは直交に近い
状態で瘤杢の繊維方向が入り組んであり、その上、樹皮
が内部まで入り込んだ人皮部分の抜けや節穴による空隙
部分（２）が多く存在しており、又、切削時や乾燥時に
おける外力や収縮力によって人皮等の弱点部分での割れ
、さらには前記ラシタムな繊維方向のために細胞収縮差
のムラ等による薄板内部での亀裂などによる隙間部分画
が多数発生しているものである。
則であるためにその板面に対して直交或いは直交に近い
状態で瘤杢の繊維方向が入り組んであり、その上、樹皮
が内部まで入り込んだ人皮部分の抜けや節穴による空隙
部分（２）が多く存在しており、又、切削時や乾燥時に
おける外力や収縮力によって人皮等の弱点部分での割れ
、さらには前記ラシタムな繊維方向のために細胞収縮差
のムラ等による薄板内部での亀裂などによる隙間部分画
が多数発生しているものである。
次に、この瘤杢単板（１）の片面全面もしくは片面の一
部分に合成樹脂液の浸透性を有するシート状物（３）を
貼着して上記隙間部分を被覆し、化粧板主体（Ａ）を形
成する。
部分に合成樹脂液の浸透性を有するシート状物（３）を
貼着して上記隙間部分を被覆し、化粧板主体（Ａ）を形
成する。
樹脂浸透性を有するシート状物（８）としては、不織布
や紙等の繊維状物、或いは多孔質のシート状物又は木材
単板を使用することができる。
や紙等の繊維状物、或いは多孔質のシート状物又は木材
単板を使用することができる。
こうして得られた化粧板主体（Ａ）に樹脂注入を行う前
に、瘤杢単板（１）の節穴などの空隙部分（２）や隙間
部分（２）のうち、特に大きな空隙部には樹脂液が浸潤
可能な充填剤（４）を必要に応じて充填しておく。
に、瘤杢単板（１）の節穴などの空隙部分（２）や隙間
部分（２）のうち、特に大きな空隙部には樹脂液が浸潤
可能な充填剤（４）を必要に応じて充填しておく。
このような充填剤（４）としては、木粉、クルミ粉、セ
シ粉、小麦粉等の有機質充填剤や炭酸カルシウム、クレ
ー、酸化テタシ、水酸化アルミニウム、パーライト等の
無機質充填剤があり、これ等の充填剤に結合剤として膠
や澱粉、カゼイシ等の水溶液、或いはアクリル樹脂、尿
素樹脂、酢醸ビニル樹脂、エポ＋シ樹脂等の合成樹脂を
適量添加すると共に染料、顔料よりなる着色剤を添加し
て混練したものが使用される。
シ粉、小麦粉等の有機質充填剤や炭酸カルシウム、クレ
ー、酸化テタシ、水酸化アルミニウム、パーライト等の
無機質充填剤があり、これ等の充填剤に結合剤として膠
や澱粉、カゼイシ等の水溶液、或いはアクリル樹脂、尿
素樹脂、酢醸ビニル樹脂、エポ＋シ樹脂等の合成樹脂を
適量添加すると共に染料、顔料よりなる着色剤を添加し
て混練したものが使用される。
上記充填材（４）は瘤杢単板（１）の空隙部分を覆って
貼着したシート状物（３）によって空隙部分の内部に保
持されるため取扱時や注入時においても空隙部分（２）
から抜は落ちることがない。
貼着したシート状物（３）によって空隙部分の内部に保
持されるため取扱時や注入時においても空隙部分（２）
から抜は落ちることがない。
次いで、この化粧板主体（句に合成樹脂液を、加圧注入
、減圧注入、或いは減圧加圧注入、又は含浸等の方法に
よって注入する。
、減圧注入、或いは減圧加圧注入、又は含浸等の方法に
よって注入する。
注入する合成樹脂液としては、網金型合成樹脂液、附加
重合型合成樹脂液或いは熱可塑性、熱硬化性のいずれで
あってもよい。
重合型合成樹脂液或いは熱可塑性、熱硬化性のいずれで
あってもよい。
なお、このような合成樹脂液に適宜の溶剤、可塑剤、硬
化剤、顔料、染料等の着色剤、その他の添加物を混入し
てもよい。
化剤、顔料、染料等の着色剤、その他の添加物を混入し
てもよい。
化粧板主体（Ａ）に合成樹脂液を注入すると、樹脂液は
シート状物（８）の内部にまで多量に浸入して該シート
状物（３）全体に樹脂液が充分含浸すると共に瘤杢単板
（１）内および充填剤（４）にも全体に注入される。な
お、この状態では、瘤杢単板（１）の節穴等の大きな隙
間部分には樹脂液が付着しているのみで充満されていな
いものである。
シート状物（８）の内部にまで多量に浸入して該シート
状物（３）全体に樹脂液が充分含浸すると共に瘤杢単板
（１）内および充填剤（４）にも全体に注入される。な
お、この状態では、瘤杢単板（１）の節穴等の大きな隙
間部分には樹脂液が付着しているのみで充満されていな
いものである。
こうして合成樹脂液を注入した化粧板主体（Ａ）をホッ
トプレス等の適宜な手段によって加圧状態下で加熱する
と、シート状物（３）内の樹脂液の一部が瘤杢単板（１
）に浸入し、該瘤杢単板（１）の節穴や割れ或いは亀裂
等の空隙、隙間部分（２） （２）内を該浸出樹脂液で
充填させる。
トプレス等の適宜な手段によって加圧状態下で加熱する
と、シート状物（３）内の樹脂液の一部が瘤杢単板（１
）に浸入し、該瘤杢単板（１）の節穴や割れ或いは亀裂
等の空隙、隙間部分（２） （２）内を該浸出樹脂液で
充填させる。
この際、空隙や隙間部分（２）（ｄ）が充填剤で埋めら
れている場合には、樹脂液が該充填剤の内部にまで浸入
した状態となる。
れている場合には、樹脂液が該充填剤の内部にまで浸入
した状態となる。
このように圧締めによって商事単板（１）の空隙、隙間
部分（２）（２′）にまで合成樹脂液が充填された状態
で、加熱により合成樹脂液を硬化させ、その硬化によっ
て商事単板（１）とシート状物（３）とが強固に一体化
した強化化粧板が得られるものである。
部分（２）（２′）にまで合成樹脂液が充填された状態
で、加熱により合成樹脂液を硬化させ、その硬化によっ
て商事単板（１）とシート状物（３）とが強固に一体化
した強化化粧板が得られるものである。
なお、」二記シート状物（３）は樹脂液の硬化後、商事
単板に固着したま−で取扱ってもよいが、合板等に接着
して用いる場合には樹脂硬化後に除去してもよいもので
ある。
単板に固着したま−で取扱ってもよいが、合板等に接着
して用いる場合には樹脂硬化後に除去してもよいもので
ある。
次に本発明の具体的な実施例を示す。
実施例１
ニレ材の樹幹に生じた瘤部分を切削して厚さ／■のニレ
材の商事単板を得、これを４０チシで３０ｃｍ×３０−
の単板にカットした。この単板には多数の節穴や割れ、
亀裂等の隙間部分があった。
材の商事単板を得、これを４０チシで３０ｃｍ×３０−
の単板にカットした。この単板には多数の節穴や割れ、
亀裂等の隙間部分があった。
次にこの商事単板の裏面全面に紙を貼着したのち、表面
側から節穴や割れ等の隙間部分に、適宜の着色剤を添加
している炭酸カルシウムを酢酸ビニルで練り合わせてな
る充填材を埋め込み、しかるのち、減圧釜に入れて／
ＯｔＭＨｆまで排気を行い、この状態で３０分間放置し
た。
側から節穴や割れ等の隙間部分に、適宜の着色剤を添加
している炭酸カルシウムを酢酸ビニルで練り合わせてな
る充填材を埋め込み、しかるのち、減圧釜に入れて／
ＯｔＭＨｆまで排気を行い、この状態で３０分間放置し
た。
次いで、該減圧釜に、不飽和ポリエステル樹脂に重量比
で１１．０％のスチしシｔツマ−と硬化剤としてＢＰＯ
を７％添加してなる合成樹脂液を入れたのち、３０分間
静置した。
で１１．０％のスチしシｔツマ−と硬化剤としてＢＰＯ
を７％添加してなる合成樹脂液を入れたのち、３０分間
静置した。
こうして樹脂注入処理された商事単板を減圧釜から取り
出し、ホットプレスによって／３！；Ｔ：、、３Ｋｖ６
ＩＩで１０分間、加熱圧締することにより裏貼紙に含浸
している樹脂液を浸出させて商事単板の隙間部分に充填
させた状態にして樹脂液を硬化させた。
出し、ホットプレスによって／３！；Ｔ：、、３Ｋｖ６
ＩＩで１０分間、加熱圧締することにより裏貼紙に含浸
している樹脂液を浸出させて商事単板の隙間部分に充填
させた状態にして樹脂液を硬化させた。
このようにして得られた合成樹脂注入処理商事単板は、
節穴や割れ等の隙間部分が合成樹脂の充填によって強固
に補強された美麗な商事を呈していると共に、シート状
物が一体に固着されたきわめて強靭なものであった。
節穴や割れ等の隙間部分が合成樹脂の充填によって強固
に補強された美麗な商事を呈していると共に、シート状
物が一体に固着されたきわめて強靭なものであった。
実 施 例 ２
実施例１で用いたニレ材の商事単板を３０（１）×３０
ｃｍのサイズにカットして、その節穴及び人皮の抜は落
ちによる空隙部分の密集している部分に、該空隙部分を
覆うように不織布を部分的に貼着し、不織布貼着面の反
対側から上記空隙部分に実施例１と同じ充填剤を埋め込
み、しかるのち、減圧釜に入れて実施例１と同一条件下
で合成樹脂液を注入処理した。
ｃｍのサイズにカットして、その節穴及び人皮の抜は落
ちによる空隙部分の密集している部分に、該空隙部分を
覆うように不織布を部分的に貼着し、不織布貼着面の反
対側から上記空隙部分に実施例１と同じ充填剤を埋め込
み、しかるのち、減圧釜に入れて実施例１と同一条件下
で合成樹脂液を注入処理した。
こうして注入処理した商事単板を減圧釜から取り出し、
不織布貼着面を上面にして合板台板上に尿素系接着剤を
介して載置し、ホットづしスの熱盤間で７３５℃、３
ＫｇＡ−ｘｉで７０分間加熱圧締することにより、不織
布に含浸している樹脂液を商事単板の節穴等の隙間部分
に充填させた状態にして樹脂液の硬化と合板と商事単板
の接着を同時に行った。
不織布貼着面を上面にして合板台板上に尿素系接着剤を
介して載置し、ホットづしスの熱盤間で７３５℃、３
ＫｇＡ−ｘｉで７０分間加熱圧締することにより、不織
布に含浸している樹脂液を商事単板の節穴等の隙間部分
に充填させた状態にして樹脂液の硬化と合板と商事単板
の接着を同時に行った。
次にこうして得た商事単板貼り化粧材の表面にサシター
がけを行って商事単板上面に固着している不織布を研削
除去し、塗装仕上げを行った。
がけを行って商事単板上面に固着している不織布を研削
除去し、塗装仕上げを行った。
こうして得られた合成樹脂注入処理商事単板貼り化粧材
は節穴や人皮の抜は落ち等の隙間部分が充填剤中の樹脂
液とシート状物からの浸出合成樹脂によって強固に補強
された美麗な商事を呈するものであった。
は節穴や人皮の抜は落ち等の隙間部分が充填剤中の樹脂
液とシート状物からの浸出合成樹脂によって強固に補強
された美麗な商事を呈するものであった。
なお、以上の実施例においては、商事単板の片面のみに
シート状物を貼着したが、表裏両面に貼着してもよいも
のである。この際、両面に貼着する場合には、少なくと
も一方【く透明性を有するシート状物を使用しておけば
、化粧性を損うことなく、より強靭な商事の化粧材を得
ることができるものである。
シート状物を貼着したが、表裏両面に貼着してもよいも
のである。この際、両面に貼着する場合には、少なくと
も一方【く透明性を有するシート状物を使用しておけば
、化粧性を損うことなく、より強靭な商事の化粧材を得
ることができるものである。
以上のように本発明は、節穴や割れ等の多数の隙間部分
を有する商事単板の片面全面もしくは一部分に樹脂浸透
性を有するシート状物を貼着して上記隙間部分を被覆し
たのち、商事単板及びシート状物に合成樹脂液を注入し
、しかるのち、加熱圧締して前記シート状物中の合成樹
脂液の一部を商事単板の前記隙間部分に浸出させて該隙
間部分を合成樹脂液で充填させた状態で合成樹脂液を硬
化させることを特徴とする強化化粧板の製造方法に係る
ものであるから、商事単板に予めシート状物を貼着して
おくので、節穴や割れ等の多数の弱点部を有する商事単
板がシート状物によって補強されて注入処理の際の取扱
い時に折損することがなく、又、シート状物は樹脂液浸
透性良好なものであるから、充分な量の樹脂液を含浸す
ることができて、加熱圧縮時に商事単板の節穴や割れ等
の隙間部分に該樹脂液を圧入、充填させることができ、
この状態で樹脂液が硬化して商事単板とシート状物とが
樹脂を介して強固に一体化すると共に商事単板の前記隙
間部分が樹脂により補強されて強度的に優れ且つ商事の
有する天然の美麗な外観を呈した化粧を得ることができ
るものである。
を有する商事単板の片面全面もしくは一部分に樹脂浸透
性を有するシート状物を貼着して上記隙間部分を被覆し
たのち、商事単板及びシート状物に合成樹脂液を注入し
、しかるのち、加熱圧締して前記シート状物中の合成樹
脂液の一部を商事単板の前記隙間部分に浸出させて該隙
間部分を合成樹脂液で充填させた状態で合成樹脂液を硬
化させることを特徴とする強化化粧板の製造方法に係る
ものであるから、商事単板に予めシート状物を貼着して
おくので、節穴や割れ等の多数の弱点部を有する商事単
板がシート状物によって補強されて注入処理の際の取扱
い時に折損することがなく、又、シート状物は樹脂液浸
透性良好なものであるから、充分な量の樹脂液を含浸す
ることができて、加熱圧縮時に商事単板の節穴や割れ等
の隙間部分に該樹脂液を圧入、充填させることができ、
この状態で樹脂液が硬化して商事単板とシート状物とが
樹脂を介して強固に一体化すると共に商事単板の前記隙
間部分が樹脂により補強されて強度的に優れ且つ商事の
有する天然の美麗な外観を呈した化粧を得ることができ
るものである。
又、化粧板全体が合成樹脂で均一な強度を有し、床材と
して使用しても耐摩耗性に優れていると共に、表面に塗
装を行っても隙間部分が合成樹脂によって充填されてい
るので塗装ムラが生じることなく美しい仕上りとなるも
のである。
して使用しても耐摩耗性に優れていると共に、表面に塗
装を行っても隙間部分が合成樹脂によって充填されてい
るので塗装ムラが生じることなく美しい仕上りとなるも
のである。
さらにシート状物で覆った隙間部分に樹脂液が浸潤可能
な充填剤を充填しておいて合成樹脂液の注入処理を行う
と、充填剤中にも樹脂液が浸透されるのでシート状物か
らの浸み出し樹脂液の量を少くして空隙部分を樹脂で充
填することが可能であり、これによって薄いシート状物
を用いて充分な充填効果を出すことが出来ると共に、大
きな節穴や亀裂によって化粧価値を低下させてしまった
商事単板であっても、無傷の商事単板と同様の化粧性を
付与して利用することが出来るという利点を有するもの
である。
な充填剤を充填しておいて合成樹脂液の注入処理を行う
と、充填剤中にも樹脂液が浸透されるのでシート状物か
らの浸み出し樹脂液の量を少くして空隙部分を樹脂で充
填することが可能であり、これによって薄いシート状物
を用いて充分な充填効果を出すことが出来ると共に、大
きな節穴や亀裂によって化粧価値を低下させてしまった
商事単板であっても、無傷の商事単板と同様の化粧性を
付与して利用することが出来るという利点を有するもの
である。
又、上記充填剤は注入樹脂液及びシート状物からの浸出
樹脂液の硬化によって隙間部分に一体的に固着、固定さ
れるため隙間部分がら欠落するおそれがなく長期間美麗
な化粧面を保持出来ると共に、商事単板と同時に樹脂強
化されるため、堅牢で摩耗することがなく全体としてき
わめて耐摩耗性に優れた化粧面を形成することが出来る
ものである。
樹脂液の硬化によって隙間部分に一体的に固着、固定さ
れるため隙間部分がら欠落するおそれがなく長期間美麗
な化粧面を保持出来ると共に、商事単板と同時に樹脂強
化されるため、堅牢で摩耗することがなく全体としてき
わめて耐摩耗性に優れた化粧面を形成することが出来る
ものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は樹脂注入
前の節理断面図、第２図は得られる化粧板の簡略断面図
、第３図はその斜視図である。 （Ａ）・・・化粧板主体、（す・・・商事単板、（２）
（２）・・・空隙又は隙間部分、（８）・・、・・シ
ート状物。 特許出願人 大建工業株式会社 ）−１・λ ・ うべ １ ハ らべ ど ６へ ？ジて Ｊ 昌
前の節理断面図、第２図は得られる化粧板の簡略断面図
、第３図はその斜視図である。 （Ａ）・・・化粧板主体、（す・・・商事単板、（２）
（２）・・・空隙又は隙間部分、（８）・・、・・シ
ート状物。 特許出願人 大建工業株式会社 ）−１・λ ・ うべ １ ハ らべ ど ６へ ？ジて Ｊ 昌
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■ 節穴や割れ等の多数の隙間部分を有する瘤杢単板の
片面全面もしくは一部分に樹脂浸透性を有するシート状
物を貼着して上記隙間部分を被覆したのち、瘤杢単板及
びシート状物に合成樹脂液を注入し、しかるのち加圧状
態で加熱して前記シート状物中の合成樹脂液の一部を瘤
杢単板の前記隙間部分に浸出させて該隙間部分を合成樹
脂液で充填させた状態で合成樹脂液を硬化させることを
特徴とする強化化粧板の製造方法。 ■ シート状物で被覆した隙間部分に樹脂液が浸潤可能
な充填剤を充填しておき、該充填剤にもシート状物中の
合成樹脂液を浸出させることを特徴とする特許請求の範
囲第７項記載の強化化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21079982A JPS59101312A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 強化化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21079982A JPS59101312A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 強化化粧板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59101312A true JPS59101312A (ja) | 1984-06-11 |
| JPH0242041B2 JPH0242041B2 (ja) | 1990-09-20 |
Family
ID=16595320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21079982A Granted JPS59101312A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 強化化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59101312A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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