JPS5899685A - マイクロ波溶融炉の湯口内溶融物の加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、焼却灰の如き誘電体あるいは鉄の如き島導体
を加熱溶融する溶融炉等における湯口自溶融物の固化に
よる湯口の閉塞を防止するために、湯口自溶融物を再加
熱する方法に関するものである。

加熱溶融炉においては、湯口から排出される溶融物が温
度低下により湯口内で固化し、溶融物の湯口からの流出
を止めてしまうことがある。従来湯口内で固化した被溶
融物を再溶融するため、バーナ等による加熱方式が行わ
れていた。

しかしながら、バーナによる加熱の場合には、湯口自溶
融物のみでなく周辺機器類をも同時に加熱せざるを得す
、加熱部位の劣化につながると共に非効率的である。ま
た、溶融物が誘電体である場合には同時に断熱質である
ため加熱効率が悪い難点がある。

本発明は従来の湯口自溶融物の加熱方法の上記のような
問題点に着目してなされたもので、高周波の誘電または
誘導加熱で湯口内の溶融物のみをそれ自身昇温させて溶
融させることにより上記問題点を解決することを目的と
している。

以下図について本発明の一実施例を説明する。

溶融炉のレトルト１内には、下水汚泥の焼却灰等の誘電
体である被溶融物２が装入され、図示しないマイクロ波
電源からこれにマイクロ波が照射される。マイクロ波に
より昇温した被溶融物２は溶融して湯層３を形成する。

湯はレトルト１に設置１られた湯口１ａから外部へ排出
される。

他のマイクロ波電源につながる導波管４の先端上部には
円孔４ａが形成され、この円孔内ｌ＼レトルト１の湯口
１ｍの先端部が臨まされ、円孔の下方には切欠４ｂが形
成され、溶融湯が滴下可能である。導波管先端の対向内
側面にはマイクロ波シール板５が突設され、マイクロ波
はここでシールされ、湯口１ａへ照射される。

次に作用を説明する。温度低下により湯口ｌａ内で溶融
物が固化し、湯口が閉塞節た場合、導波管４を通してマ
イクロ波が湯口へ照射され、湯口内の溶融物が誘電加熱
されて再溶融し、湯口から流れ出す。湯口は開口し、レ
トルト１内の湯は連続的に排出される。

第３図は他の実施例で、レトルト１内には誘導体から成
る被溶融物が装入されるものとする。湯口１ａの外周に
は加熱コイルＣが巻かれている。

このコイルＣに高周波電流が流され、湯口内の溶融物が
誘導加熱される。この場合にも先の実施例と同様湯口内
で固化した溶融物はそれ自身昇温して再溶融し、湯口か
ら流出する。

以上要するに本発明は、湯口ｌａ内で固化した溶融物へ
マイクロ波を照射してこれを誘電加熱し、あるいは高周
波電流を通じる加熱コイルＣによるうず電流で誘導加熱
してこれを再溶融し、湯口１ａの閉塞を防止し、あるい
は閉塞を除去するようにしたから、湯口自溶融物の再加
熱、再溶融を動部的に短時間で行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部の断面図、＄２図は第１図Ｉｒ−■■断面
図、第３図は他の実施例の断面図である。 １・・・・レトルト、１ａ・・・・湯口、２・・・・被
溶融物、３・・・・湯層、４・・・・導波管、４ａ・・
・・円孔、４ｂ・・・・切欠、５．・・・マイクロ波シ
ール板、Ｃ・・・・加熱コイル。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）加熱溶融装置の湯口自溶融物を高周波により誘電
   又は誘導加熱して再溶融させ、湯口自溶融物の固化を防
   止することを特徴とする湯口自溶融物の加熱方法。
2. （２）誘電体用溶融炉の湯口部にマイクロ波発振源から
   導波管によりマイクロ波を導いて照射し、誘電加熱によ
   り湯口自溶融物の固化を防止することを特徴とする特許
   請求の範囲第（１）項に記載の湯口自溶融物の加熱方法
   。