JPS631512B2 - - Google Patents
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- JPS631512B2 JPS631512B2 JP9287780A JP9287780A JPS631512B2 JP S631512 B2 JPS631512 B2 JP S631512B2 JP 9287780 A JP9287780 A JP 9287780A JP 9287780 A JP9287780 A JP 9287780A JP S631512 B2 JPS631512 B2 JP S631512B2
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- furnace
- microwave irradiator
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Landscapes
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は炉の開栓装置に関するものである。
第1図に示す廃棄物溶融炉1による下水汚泥な
どの廃棄物の焼却処理においては、焼却部2でコ
ークスの燃焼熱により溶融される廃棄物の50%程
度がガラス状灰分の溶融スラグ3として炉の底部
に溜まるので、これを炉1の底部に連通させたス
ラグボツクス4に一旦流し込み、冷却固化したス
ラグ5により閉栓状態にあるスラグボツクス4の
出滓口6を、溶融スラグ3が所定量溜まるたびに
間欠的に穿孔して取り出す処理を必要とする。
どの廃棄物の焼却処理においては、焼却部2でコ
ークスの燃焼熱により溶融される廃棄物の50%程
度がガラス状灰分の溶融スラグ3として炉の底部
に溜まるので、これを炉1の底部に連通させたス
ラグボツクス4に一旦流し込み、冷却固化したス
ラグ5により閉栓状態にあるスラグボツクス4の
出滓口6を、溶融スラグ3が所定量溜まるたびに
間欠的に穿孔して取り出す処理を必要とする。
冷却固化したスラグ5で閉栓した前記スラグボ
ツクス4の出滓口6を穿孔開栓するのに、従来は
この出滓口6に衝撃力を加えたり酸素ランス処理
を施すことにより行なつていたが、衝撃力を加え
て穿孔する方法は作業性が悪いばかりでなく危険
を伴なうという欠点を有し、また酸素ランス処理
による溶融穿孔の場合には高価な酸素の消耗を必
要とし、穿孔開栓に経費がかかりすぎるという欠
点を有する。とくに、前記の場合のように、溶融
スラグ3から発生するガスGを排出処理するた
め、あるいは取り出した後の溶融スラグ3の処理
の便宜上、一旦溶融スラグ3をスラグボツクス4
に溜めて、間欠的に何度も繰り返し取り出すよう
な場合には、前記の各処理方法の欠点は一層大き
いものとなる。
ツクス4の出滓口6を穿孔開栓するのに、従来は
この出滓口6に衝撃力を加えたり酸素ランス処理
を施すことにより行なつていたが、衝撃力を加え
て穿孔する方法は作業性が悪いばかりでなく危険
を伴なうという欠点を有し、また酸素ランス処理
による溶融穿孔の場合には高価な酸素の消耗を必
要とし、穿孔開栓に経費がかかりすぎるという欠
点を有する。とくに、前記の場合のように、溶融
スラグ3から発生するガスGを排出処理するた
め、あるいは取り出した後の溶融スラグ3の処理
の便宜上、一旦溶融スラグ3をスラグボツクス4
に溜めて、間欠的に何度も繰り返し取り出すよう
な場合には、前記の各処理方法の欠点は一層大き
いものとなる。
したがつて、この発明の目的は、前記廃棄物溶
融炉などの溶融物取出口の開栓処理を、簡単、迅
速、安全かつ低コストで行なうことのできる炉の
開栓装置を提供することである。
融炉などの溶融物取出口の開栓処理を、簡単、迅
速、安全かつ低コストで行なうことのできる炉の
開栓装置を提供することである。
この発明の一実施例を第2図に示す。すなわ
ち、この炉の開栓装置は、モルタルまたは固化し
たスラグなどの加熱溶融性素材よりなる栓5′で
塞がれたスラグボツクス4の出滓口6に照射口7
aを向けて配設した1000〜10000MHzの電磁波を
出力するマイクロ波照射器7と、前記照射口7a
および出滓口6を含む空間を外界から遮へいする
鉄製被膜8とからなつている。
ち、この炉の開栓装置は、モルタルまたは固化し
たスラグなどの加熱溶融性素材よりなる栓5′で
塞がれたスラグボツクス4の出滓口6に照射口7
aを向けて配設した1000〜10000MHzの電磁波を
出力するマイクロ波照射器7と、前記照射口7a
および出滓口6を含む空間を外界から遮へいする
鉄製被膜8とからなつている。
前記鉄製被膜8はマイクロ波照射器7の照射口
7a近傍を鉄製板材8aで、スラグボツクス4の
周面と前記鉄製板材8aとの間を鉄製蛇腹8bで
形成し、照射口7aからの電磁波Mが外界に洩れ
ることがないようにしている。
7a近傍を鉄製板材8aで、スラグボツクス4の
周面と前記鉄製板材8aとの間を鉄製蛇腹8bで
形成し、照射口7aからの電磁波Mが外界に洩れ
ることがないようにしている。
このように構成したため、スラグボツクス4の
出滓口の開栓においては、出滓口6を塞ぐ加熱溶
融性素材よりなる栓5′に対しマイクロ波照射器
7より電磁波Mを照射して、栓5′の一部を局部
加熱することにより、栓5′の電磁波照射部分が
昇温し遂には溶融してスラグボツクス4内の溶融
スラグ3と接続し、炉内圧または水頭圧で出滓口
6より溶融スラグ3が押し出され、溶融スラグ3
の取出を簡単、迅速、安全にかつ低コストで行な
うことができる。
出滓口の開栓においては、出滓口6を塞ぐ加熱溶
融性素材よりなる栓5′に対しマイクロ波照射器
7より電磁波Mを照射して、栓5′の一部を局部
加熱することにより、栓5′の電磁波照射部分が
昇温し遂には溶融してスラグボツクス4内の溶融
スラグ3と接続し、炉内圧または水頭圧で出滓口
6より溶融スラグ3が押し出され、溶融スラグ3
の取出を簡単、迅速、安全にかつ低コストで行な
うことができる。
また、鉄製被膜8の一部を鉄製蛇腹8bで形成
したため、出滓口6とマイクロ波照射器7との間
を密閉したままで照射口7aを首振り操作するこ
とができ、電磁波Mの照射方向を自在に変更し得
て出滓口6の完全な溶融開栓を行なうことができ
る。
したため、出滓口6とマイクロ波照射器7との間
を密閉したままで照射口7aを首振り操作するこ
とができ、電磁波Mの照射方向を自在に変更し得
て出滓口6の完全な溶融開栓を行なうことができ
る。
なお、マイクロ波照射器7の所要電力は、前記
出滓口6を塞ぐ栓5′が直径約10cm、長さ数cm〜
十数cmでこれを数分間で溶融穿孔する場合には約
30KWを要し、同一条件の栓5′でこれを10分間
以上を要して溶融穿孔する場合には15KW以下の
電力で十分である。
出滓口6を塞ぐ栓5′が直径約10cm、長さ数cm〜
十数cmでこれを数分間で溶融穿孔する場合には約
30KWを要し、同一条件の栓5′でこれを10分間
以上を要して溶融穿孔する場合には15KW以下の
電力で十分である。
電磁波Mの出滓口6に向けての照射において、
その照射状況が観察できるように、前記鉄製被膜
8を構成する鉄製板材8aの一部を金網で形成し
てもよい。
その照射状況が観察できるように、前記鉄製被膜
8を構成する鉄製板材8aの一部を金網で形成し
てもよい。
前記実施例では、出滓口6を加熱溶融性素材よ
りなる栓5′のみで塞いでいる場合の開栓につい
て説明しているが、出滓口6を木材、木炭、コー
クス、耐熱性モルタルなどの隠蔽材で被覆してい
る場合には、この隠蔽材をまず除去し、しかる後
出滓口6の奥で固形化したスラグに対し電磁波を
照射してこれを加熱溶融することにより、容易に
開栓することができる。
りなる栓5′のみで塞いでいる場合の開栓につい
て説明しているが、出滓口6を木材、木炭、コー
クス、耐熱性モルタルなどの隠蔽材で被覆してい
る場合には、この隠蔽材をまず除去し、しかる後
出滓口6の奥で固形化したスラグに対し電磁波を
照射してこれを加熱溶融することにより、容易に
開栓することができる。
前記実施例において、出滓口6に接続して取り
出した溶融スラグ3を受ける樋9に対し、第2図
に示すように水Wを流し込むことにより、取り出
された溶融スラグ3を急冷固化させながら輸送す
ることができる。
出した溶融スラグ3を受ける樋9に対し、第2図
に示すように水Wを流し込むことにより、取り出
された溶融スラグ3を急冷固化させながら輸送す
ることができる。
出滓口6を塞ぐ栓5′は、スラグ、モルタルに
限らず、加熱溶融しうる素材を用いることにより
同様にして溶融穿孔することができる。
限らず、加熱溶融しうる素材を用いることにより
同様にして溶融穿孔することができる。
なお、この実施例は、廃棄物溶融炉1における
溶融スラグ3の取出口であるスラグボツクス4の
出滓口6の開栓を例示して説明したが、この例に
限らずこのほかキユポラ、高炉その他高温の溶融
物を内蔵する溶融炉から溶融物を取り出す場合の
出滓口または出銑口の開栓にも適用しうることは
勿論である。
溶融スラグ3の取出口であるスラグボツクス4の
出滓口6の開栓を例示して説明したが、この例に
限らずこのほかキユポラ、高炉その他高温の溶融
物を内蔵する溶融炉から溶融物を取り出す場合の
出滓口または出銑口の開栓にも適用しうることは
勿論である。
以上のように、この発明の炉の開栓装置は、加
熱溶融性素材よりなる栓で閉栓した溶融炉の溶融
物取出口に向け配設したマイクロ波照射器と、こ
のマイクロ波照射器の照射口および前記溶融物取
出口を含む空間を外界から遮へいする鉄製被膜と
を備えたものであるため、マイクロ波照射器から
の電磁波の照射により、溶融炉の溶融物取出口を
塞ぐ栓を簡単、迅速、安全かつ低コストで溶融穿
孔して閉栓することができるという効果を有す
る。
熱溶融性素材よりなる栓で閉栓した溶融炉の溶融
物取出口に向け配設したマイクロ波照射器と、こ
のマイクロ波照射器の照射口および前記溶融物取
出口を含む空間を外界から遮へいする鉄製被膜と
を備えたものであるため、マイクロ波照射器から
の電磁波の照射により、溶融炉の溶融物取出口を
塞ぐ栓を簡単、迅速、安全かつ低コストで溶融穿
孔して閉栓することができるという効果を有す
る。
第1図はこの発明の炉の開栓装置を適用する廃
棄物溶融炉の縦断面図、第2図はこの発明の一実
施例を示す縦断面図である。 1…廃棄物溶融炉、2…焼却部、3…溶融スラ
グ、4…スラグボツクス、5′…栓、6…出滓口
(溶融物取出口)、7…マイクロ波照射器、7a…
照射口、8…鉄製被膜、M…電磁波。
棄物溶融炉の縦断面図、第2図はこの発明の一実
施例を示す縦断面図である。 1…廃棄物溶融炉、2…焼却部、3…溶融スラ
グ、4…スラグボツクス、5′…栓、6…出滓口
(溶融物取出口)、7…マイクロ波照射器、7a…
照射口、8…鉄製被膜、M…電磁波。
Claims (1)
- 1 加熱溶融性素材よりなる栓で閉栓した溶融炉
の溶融物取出口に向け配設したマイクロ波照射器
と、このマイクロ波照射器の照射口および前記溶
融物取出口を含む空間を外界から遮へいする鉄製
被膜とを備えた炉の開栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9287780A JPS5719588A (en) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | Unstopper for furnace |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9287780A JPS5719588A (en) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | Unstopper for furnace |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5719588A JPS5719588A (en) | 1982-02-01 |
JPS631512B2 true JPS631512B2 (ja) | 1988-01-13 |
Family
ID=14066670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9287780A Granted JPS5719588A (en) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | Unstopper for furnace |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5719588A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0445178B2 (ja) * | 1989-07-14 | 1992-07-24 | Tokyo Aseputeitsuku Kk | |
JPH063553Y2 (ja) * | 1989-06-01 | 1994-02-02 | 憲一 中村 | 医療用ブリーフ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0833282B2 (ja) * | 1988-07-08 | 1996-03-29 | 住友金属工業株式会社 | 精錬炉または溶融金属容器の出湯孔の閉塞および開孔方法 |
-
1980
- 1980-07-07 JP JP9287780A patent/JPS5719588A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH063553Y2 (ja) * | 1989-06-01 | 1994-02-02 | 憲一 中村 | 医療用ブリーフ |
JPH0445178B2 (ja) * | 1989-07-14 | 1992-07-24 | Tokyo Aseputeitsuku Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5719588A (en) | 1982-02-01 |
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