JPS589940B2 - ガゾウケイセイホウホウ - Google Patents

ガゾウケイセイホウホウ

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JPS589940B2
JPS589940B2 JP50097250A JP9725075A JPS589940B2 JP S589940 B2 JPS589940 B2 JP S589940B2 JP 50097250 A JP50097250 A JP 50097250A JP 9725075 A JP9725075 A JP 9725075A JP S589940 B2 JPS589940 B2 JP S589940B2
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intensifying
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原宏
草場秀幸
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3017Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials with intensification of the image by oxido-reduction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/144Hydrogen peroxide treatment

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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、画像形成方法に関し、特に補力過程で発生す
るかふりを抑制し、補力阻害物質の影響を抑制する画像
形成方法に関するものである。
従来、ハロゲン化銀感光材料を現像、補力処理をして画
像形成を補強する方法は多く知られている。
発色剤の存在下での銀触媒表面上での過酸化水素の分解
によるパラフエニレンジアミン系カラー現像主薬の酸化
と、これに続く発色剤とのカップリングによる色素の形
成(この現象をカラー補力と呼ぶ)については、例えば
Friedmanによる” History of C
olor Photography”2nd.Ed.(
1956年)の406ページに記載されている。
また、貴金属表面での過酸化物の分解を利用したその他
の種々の写真法についての記載は、西独特許出願(OL
S)1,813,920号、同1,9 5 0,1 0
2号、同1,9 5 5,9 0 1号、同1,9
6 1,0 2 9号、同2,0 4 4,8 3 3
号、同2,0 4 4,9 9 3号、同2,0 5
6,3 6 0号、2,0 5 6,3 5 9号およ
び同2,1 2 0,0 9 1号等にある。
一方、過酸化物が貴金属表面で分解することは、かなり
以前から知られている。
例えば、触媒工学構座第2巻(1966年、地人書館発
行)に多くの例が記載されている。
一方、貴金属表面でのコバルト錯塩によるカラー補力法
についての記載は、例えば、特開昭48−9.728号
、同48−9,729号、同48一48,130号、同
49−84,229号、同49−84,239号、同4
9−8 4,2 4 0号、同49−9 7, 6
1 4号、同49−102,340号、同49−102
,341号などにある。
また、亜鉛素酸塩等の亜ハロゲン酸類によるカラー補力
法は、特開昭51−53,826号および同51−99
,022号に記載されている。
これらの過酸化物、亜ハロゲン酸類、およびコバルト(
IID錯化合物等のような補力作用を有する化合物を補
力剤と呼び、これらの補力剤を含有する処理浴を補力浴
と呼ぶ。
これらの補力剤を用いる方法においては、銀などの貴金
属が触媒として働くため触媒表面に強く吸着する化合物
又はイオンにより被毒され、貴金属の触媒活性(すなわ
ち補力効果)が著るしく低下する。
例えば、「触媒工学構座」2巻272〜296頁(地人
書館)(1966年)には、過酸化物の貴金属上での分
解は、H2S , HCN,HgGl2Hg(CN)2
,I21NH20H,C6H5NH2などによって抑制
されることが記載されている。
これらの化合物は、過酸化物だけでなく亜ハロゲン酸類
による金属銀等の触媒上での補力をも阻害する。
ハロゲン化銀写真感光材料を現像する過程ではハロゲン
化銀中の臭素イオンや沃素イオンが放出されて現像銀の
表面に吸着し、触媒被毒作用を示すためか、亜ハロゲン
酸類、及び過酸化物の補力効果を阻害する。
更に、かぶり防止、硬調化および連続使用する液の活性
を一定に保つこと等の目的のために、現像液中には臭素
イオンが約0.1〜10g/11添加される場合が多く
、これが補力浴に持ち込まれ触媒被毒作用を示す。
このように被毒された触媒銀上での補力剤による還元剤
(例えばカラー現像主薬等)の酸化が強く抑制され、し
たがって補力効果が阻害される。
このような化合物を補力抑制化合物という。
コバルト(■)錯塩を用いる場合にも、特開昭48−9
728号に記載されている如く、メルカブト基を有する
化合物や沃素により補力効果が抑制される。
補力剤は、微量存在する金属銀触媒上で還元剤の酸化を
行なうため、実用的には処理工程を短時間で行う事が好
ましく、急速に酸化を行う必要がある。
現像液の次に設けられた補力液では、カラー現像主薬は
現像液でカラー感光材料の膜中に含有され、これが次の
補力液中で酸化されるため、酸化反応が遅いと、膜中の
カラー現像主薬は、補力液中に拡散してしまい、十分な
発色濃度が得られないことになる。
上記3種の過酸化物、亜ハロゲン酸類及びコバルト(I
Il)錯化合物の補力剤は、この要求を満しており、補
力液の活性は非常に高く、そのため非画像部においても
かぶりを生じやすいので補力剤により還元剤(例えばカ
ラー現像主薬等)を触媒上で酸化する工程中にかぶり抑
制剤を共存させて、かぶりを抑制することが考えられる
しかし、この場合公知のかぶり抑制剤すべてが効果があ
るのではなく、特定の化学構造のものに限られる。
さらに、このようなかぶり抑制作用のある化合物を共存
させると、かぶり抑制剤が共存しない場合に比べ、とく
に前述の触媒を被毒する化合物(補力抑制化合物)やイ
オンによる被毒作用が強く表われ、補力効果が著るしく
阻害される。
本発明の目的は、第1に、画像補力に適した感光材料を
用いた画像形成方法の提供であり、第2に、カラー補力
かぶりを抑制し、補力阻害物質の影響を抑制する画像形
成方法の提供であり、第3に、化学量論的量より少ない
感光性ハロゲン化銀と充分な量の発色剤と組合った画像
形成単位層からなる節銀型の写真要素を用いた、カラー
補力かぶりが抑制され、補力阻害物質の影響が抑制され
た画像形成方法の提供である。
本発明の諸目的は、支持体およびハロゲン化銀乳剤層の
少くとも1層からなるカラー感光要素を発色現像主薬と
発色剤の存在下で過酸化物、亜ハロゲン酸類およびコバ
ルト(I)錯化合物からなる補力剤の少なくとも1つと
作用させて画像の補力を行なう際に下記一般式(n)ま
たは一般式(II)であらわされる含窒素へテロ環化合
物の少なくとも1つと、一般式(1)で示される化合物
の重合度1〜8000のもの少くとも1つとを実質的に
併存させることを特徴とする補力画像形成方法により達
成される。
一般式(I) Bは、スチレン、アクリル酸エステル、酢酸ビニル、ア
クリロニトリル、塩化ビニル、ビニールエーテル、アク
リルアミド、N,N’−ジメチルアクリルアミド、アク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、スチレンスルホン
酸カリウム、N,N一ジアルキルアミノアルキルメタク
リレート、ビニルイミダゾール、又はビニールピリジン
から誘導されたモノマ一単位を表わす。
以下に一般式(1)の本発明の化合物の具体例を示す。
本発明の一般式(1)の化合物は公知のものであり、例
えば、米国特許3,7 3 0.7 2 6号、同3,
7 7 0.4 5 0号、同3,8 1 3,2 5
0号、同3,7 1 3,8 2 9号、西独特許1
,7 7 2,0 7 4号等に記載されている。
本発明の上記一般式の化合物は、物理工程が還元剤を含
む現像液と補力液を含む場合には、補力液の中に添加し
て用いるだけでなく、現像液の中に添加して用いること
もできる。
また、両方の液の中に添加して処理することも望ましい
実施態様の1つである。
補力剤が還元剤を含む現像液に添加されている現像補力
液を含む処理工程を使用する場合には、この現像補力液
の中に本発明の上記一般式の化合物を添加して用いる。
本発明の上記一般式の化合物の添加量は、添加される浴
液1l当り0.1gから200gまで、望ましくは1g
から200gまでである。
本発明の化合物は一般式で示される化合物を1種類、す
なわち単独で用いることもできるし、2種類以上を併用
することもできる。
一般式 (n) 一般式(1) 一般式(II)〜(III)において、R1,R2,R
3およびR4は、水素原子、アルキル、アラルキル、ア
ルケニル、アリール、−NH2,−NO2,ハロゲン原
子、一OHである。
R5は水素原子、炭素数1〜5のアルキルである。
本発明に係る化合物の代表的な具体例を以下に列挙する
上記の含窒素へテロ環化合物は、補力液1l当り17n
9ないし10g、とくに10■ないし5g添加すること
が好ましい。
このようなかぶり抑制作用のある含窒素へテロ環化合物
は、補力浴より前の処理浴(例えば現像浴等)への添加
、又は写真要素(例えば乳剤層、非感光性補助層等)へ
の添加によっても本発明の効果は得られるが、効果は小
さい。
なお、本発明に用いるこれらのかぶり抑制作用のあるメ
ルカプト基を有さない含窒素へテロ環化合物の例は、以
下の公知の文献等に記載されている。
例えば、米国特許2,4 9 6,9 4 0号、英国
特許403,789号、米国特許2,497,917号
、同2,6 5 6,2 7 1号等に記載のニトロペ
ンツイミダゾール、1日本写真学会誌」11巻48頁(
1948年)に記載のペンットリアゾール類に記載ある
本発明に用いる補力剤としては、以下の過酸化物、亜ハ
ロゲン酸類およびコバルl−(IID錯化合物がある。
本発明に用いる過酸化物は、過酸化水素、ベルオサソホ
ウ酸塩、ベルオキソ炭酸塩、ベルオキソリン酸塩、ベル
オキソ硅酸塩、二酸化塩素、などの無機のべルオキソ化
合物ならびに過安息香酸塩などの有機のべルオキシ化合
物である。
また、亜ハロゲン酸類は亜塩素酸類および亜臭素酸類で
あり、これらは、特開昭51−53,826号および同
51−99,022号に記載されている。
とくに亜塩素酸類が好ましい。
亜塩素酸類は亜塩素酸および水溶性の亜塩素酸塩であり
、これら亜塩素酸塩は亜塩素酸のアルカリ金属(例えば
リチウム、ナトリウム、カリウムなど)又はアルカリ土
類金属(例えばマグネシウム、カルシウム、ストロンチ
ウム、バリウムなど)の塩、およびアンモニウム塩であ
る。
またコバルト(III)錯化合物としてはコバルトが配
位数6を有する錯化合物を挙げることができる。
配位子としては、アンミン、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、トリエチレンテトラアミン、ナイトレ
ート、アジド、ナイトライト、クロリライト、チオシア
ネート、イソチオシアネート、水およびカーボネートか
らなる群からなるものから選ばれる。
好ましいコバルl−(IID錯化合物は、その配位子が
少なくとも5個のアンミン配位子、少なくとも2個のエ
チレンジアミン配位子または少なくとも1個のドリエチ
レンテトラアミン配位子を有するものである。
補力浴のpi{は7〜14の範囲であり、とくに8〜1
3の範囲が好ましい。
本発明に用いる補力液用のアルカリ剤、緩衝剤等として
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、第3リン酸ナトリウム又はカリウム
、メタホー酸カリウム、ホー砂などが単独、又は組み合
わせて用いられる。
また緩衝能を与えたり、調剤上の都合のため、あるいは
イオン強度を高くするため等の目的で、さらにリン酸水
素2ナトリウム又はカリウム、リン酸2水素カリウム又
はナトリウム、重炭酸ナトリウム又はカリウム、ホー酸
又は硝酸アルカリ、硫酸アルカリなど種々の塩類が使用
される。
過酸化物を補力剤として用いる補力浴には、過酸化物の
安定性を高めるための安定剤として、W.C . Sc
humb他著” Hydrogen Peroxide
”515〜547頁に記載の化合物を添加することがで
きる。
補力液には必要により、任意の現像促進剤を添加できる
例えば、米国特許2,6 4 8,6 0 4号、特公
昭44−9503号、米国特許3, 6 71,24
7号で代表される各種のヒリジニウム化合物やその他ノ
カチオニツク化合物、フエノサフフニンのようなカチオ
ン性色素、硝酸タリウムや硝酸カリウムの如き中性塩、
特公昭44−9504号、米国特許2,5 3 3,9
9 0号、米国特許2,5 3 1,8 3 2号、
米国特許2,9 5 0,9 7 0号、米国特許2,
577,127号記載のポリエチレングリコールやその
誘導体、ポリチオエーテル類などの7二オン性化合物、
特公昭44−9509号、ベルギー特許682,862
号記載の有機溶剤や有機アミン類、L.F.A.Mas
on著[Photograph i cProcess
ing Chemistry J 4 0 〜4 3ペ
ージ( Focal Press−London− 1
9 6 6年)に詳述されている促進剤、米国特許2
,5 1 5,1 4 7号に記載のベンジルアルコー
ルおよびフエニルエチルアルコール、日本写真学会誌」
14巻、74ページ(1952年)記載のピリジン、ア
ンモニア、ヒドラジン、アミン類なども有効な現像促進
剤である。
また、補力液には必要によりヒドロキシルアミンの硫酸
塩または塩酸塩、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、
重亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウムを加えることが
できる。
更に、ヘキサメタリン酸ナトリウム、テトラポリリン酸
ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウムあるいは上記各
ホIJ IJン酸類のカリウム塩等で代表されるポリリ
ン酸化合物、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロトリ酢
酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、イミノジ酢酸、N
−ヒドロキシメチルエチレンジアミン三酢酸、ジエチレ
ントリアミンペンタ錯酸などで代表されるアミノポリカ
ルボン酸が硬化軟化剤として使用できる。
その添加量は用水の硬度によって異なるが、通常0.5
乃至1g/l前後で使用される。
そのほかのカルシウム又はマグネシウムの如き陰ぺい剤
も使用できる。
本発明の発色現像主薬の例としては、後述するP−フエ
ニレンジアミン誘導体カラー現像主薬、および米国特許
3,7 9 1,8 2 7号等に記載のオニウム塩型
にするp−アミンフェノール誘導体カラー現像主薬等で
あり、これらはカプラーとの共存下でのみ色素を形成す
ることができるものである。
本発明に用いる発色現像主薬は処理液中に含めるかおよ
び/又は感光材料中に含めて用いる。
ここでいう処理液とは、現像液および補力液を意味する
感光材料中に含める場合は、ハロゲン化銀乳剤層中に含
めるか及び/または非感光性写真補助層中に含めること
ができる。
本発明に用いるとくに好ましい発色現像主薬としては、
p−フエニレンジアミン誘導体カラー現像主薬であり、
例えば、N,N−ジエチル−p −フエニレンジアミン
塩酸塩、2−アミノー5−ジエチルアミノトルエン塩酸
塩、2−アミノー5一(N−1−チルーN−ラウリルア
ミノ)トルエン、4−〔N一エチルーN−(β−ヒドロ
キシエチル)アミン〕アニリン硫酸塩、2−メチル−4
−(N−エチルーN−(β−ヒドロキシエチル)アミン
〕アニリン硫酸塩、米国特許2,1 9 3,0 1
5号記載(7)N一エチルーN一(β−メタンスルホア
ミドエチル)−3−メチル−4−アミノアニリンセスキ
サルフエートモノハイドレート、米国特許2,5 9
2,3 6 4号記載のN一(2−アミノー5−ジエチ
ルアミノフエニルエチル)メタンスルホンアミド硫酸塩
、N,N−ジメチルーp−フエニレンジアミン塩酸塩、
米国特許3,6 5 6,9 5 0号、同3,6 9
8,5 2 5号などに記載の4−アミノー3ーメチ
ルーN一エチルーN−メトキシエチルアニリン、4−ア
ミノー3−メチルーN一エチルーN一β一エトキシエチ
ルアニリンおよび4−アミノー3−メトキシーN一エチ
ルーN−β−ブトキシエチルアニリンやこれらの塩(例
えば硫酸塩、塩酸塩、亜硫酸塩、p一トルエンスルホン
酸塩など)が好ましい代表例として挙げられる。
発色現像主薬は触媒材料の存在下で亜ハロゲン酸類、過
酸化物又はコバルト(llN)錯化合物により酸化され
るが、触媒の存在しない領域では酸化反応が非常に遅い
速度でしか酸化されないような化合物であり、それ自身
が画像形成要素であるか、または酸化体が発色剤と反応
して画像を形成させる働きをもつものである。
一般の撮影材料は、銀換算3乃至10g/mの銀塩を含
んでおり、プリント材料でも1乃至4g72程度の銀を
含んでいるが、本発明の写真材料においては、塗布銀量
は5 g/ m”以下であり、とくに3 g/ try
”以下でもよい。
多層写真感光材料の場合は、塗布銀量は1つの感光層に
つき2 g/rrr’以下、とりわけ1 g/ m’以
下1〜7.1以上で用いられる。
本発明のカラー感光要素に用いる発色剤の好ましい例と
しては、酸化されたカラー現像主薬と反応して色素を生
成する化合物すなわちカプラーである。
これらの発色剤としては、例えば、開鎖ケトメチレン系
カプラー、5−ピラゾ七ン系カプラー、インダゾロン系
カプラー、およびフェノール又はナフトール系カプラー
の如き通常のカラー感光材料、等に用いられるカプラー
類、英国特許840,731号、米国特許3,227,
550号、特開昭49−123,022号、および特開
昭51−133,021号等に記載のカラー現像薬と反
応して拡散性色素を放出する拡散性色素放出型( DR
R)カプラー、特公昭48−39,165号等に記載の
現像主薬の酸化生成物と反応して拡散性色素を放出する
アミドラゾン化合物、等を挙げることができる。
本発明の代表例では発色剤の中でいわゆるカプラーを感
材中に含ませるが、カプラーの量は発色濃度を十分に与
えるに足る量である必要がある。
したがって、通常存在する銀と等モル以上存在させる。
使用するカプラーは既知の任意のものを使用することが
できる。
本発明に用いるカプラー類としては、以下のごときもの
がある。
黄色カプラーには一般に開鎖ケトメチレン系化合物があ
り、たとえば米国特許3,3 4 1,3 3 1号、
同2,8 7 5,0 5 7号、同3,5 5 1,
1 5 5号、西ドイツ特許出願(OLS)1,547
,868号、米国特許3,2 6 5,5 0 6号、
同3,5 8 2,3 2 2号、同3,7 2 5,
0 7 2号、西ドイツ特許出願(OLS)2,1 6
2,899号、米国特許3,3 6 9,8 9 5号
、同3,4 0 8,1 9 4号、西ドイツ特許出願
(OLS)2,057,941号、同2,2 1 3,
4 6 1号、同2,2 1 9,9 1 7号、同2
,2 6 1,3 6 1号、同2,2 6 3,8
7 5号などがある。
マゼンタカプラーには主として5−ピラゾロン系化合物
が用いられるが、インダゾロン系化合物、シアノアセチ
ル化合物も使用される。
その例は、たとえば米国特許2,4 3 9,0 9
8号、同2,60 0,788号、同3,0 6 2,
6 5 3号、同3,5 5 8,3 1 9号、英国
特許956,261号、米国特許3,582,32 2
号、同3,6 1 5,5 0 6号、同3,5 1
9,4 2 9号、同3,3 1 1,4 7 6号、
同3,4 1 9,3 9 1号、特願昭48−21,
454号、同48−56,050号、ドイツ特許1,8
1 0,4 6 4号、特公昭44−2,016号、
特願昭48−45,971号、米国特許2,9 8 3
,6 0 8号などに記載がある。
シアンカプラーには、主としてフェノールまたはナフト
ールの誘導体が用いられる。
その例は、たとえば米国特許2,3 6 9,9 2
9号、同2,474,293号、同2,6 9 8,7
9 4号、同2,8 9 5,8 2 6号、同3,
3 1 1,4 7 6号、同3,4 5 8,3 1
5号、同3,5 6 0,2 1 2号、同3,5
8 2,3 2 2号、同3,5 9 1,3 8 3
号、同3,3 8 6,3 0 1号、同2,4 3
4,2 7 2号、同2,7 0 6,6 8 4号、
同3,0 3 4,8 9 2号、同3,5 8 3,
9 7 1号、ドイツ特許出願(OLS)2,163,
811号、特公昭45−28,836号、特願昭48−
33,238号などに記載がある。
その他の発色反応に際して現像抑制剤放出型のカプラー
(いわゆるDIRカプラー)や現像抑制作用化合物を放
出する化合物を添加することもできる。
これらの例は、米国特許3,1 4 8,0 6 2号
、同3,227,554号、同3,2 5 3,9 2
4号、同3,617,291号、同3,6 2 2,
3 2 8号、同3,7 0 5,2 0 1号、英国
特許1,2 0 1,1 1 0号、米国特許3,29
7,445号、同3,3 7 9,5 2 9号、同3
,6 3 9,4 1 7号、などに記載されている。
ハロゲン化銀乳剤は、通常水溶性銀塩(たとえば硝酸銀
)溶液と水溶性ハロゲン塩(たとえば臭化カリウム)溶
液とをゼラチンの如き水溶性高分子溶液の存在下で混合
してつくられる。
このハロゲン化銀としては、塩化銀、臭化銀のほかに、
混合ハロゲン化銀、たとえば塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃
臭化銀等を用いることができる。
本発明のカラー写真要素は、一態線として例えば支持体
上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有するもの
であり、通常、支持体上に、赤感性ハロゲン化銀乳剤層
、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、青感性ハロゲン化銀乳剤
層を有している。
又は、支持体上に、シアン画像形成カプラーを含有した
赤感性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ画像形成カプラー
を含有した緑感性ハロゲン化銀乳剤層、イエロー画像形
成カプラーを含有した青感性ハロゲン化銀乳剤層を有し
ている。
このような写真要素には非感光性写真層(たとえばアン
チハレーション層、混色防止等のための中間層、イエロ
ーフィルタ一層、保護層、等)があってもよい。
また、赤感層、緑感層、青感層は、支持体側から、赤感
層、緑感層、青感層の順、青感層、赤感層、緑感層の順
、赤感層、緑感層、青感層の順等、とくに配列順には制
限はない。
本発明に属する代表的なプロセスの一つでは、AgXカ
ラー感材を現像したのち、補力し、漂白に次いで定着、
または漂白定着し、水洗し、乾燥して色画像を与える。
補力の後に、水洗し更に漂白してもよい。
又、更に別のプロセスでは現像主薬は乳剤層又は隣接層
中に含有させ、現像液で処理することなく過酸化物、亜
塩素酸類、及び/又はコバル}(IID錯化合物を含む
補力液で処理することにより現像と補力を同時に行い、
次いで漂白に次いで定着、又は漂白定着し、水洗し、乾
燥して色画像を与える。
さらに別のプロセスでは、乳剤層又は隣接層に現像主薬
を内蔵する感材を、定着剤を含む補力液で処理すること
によりいわゆる一浴現像、補力及び定着を行なって、そ
れからリンスし、乾燥する。
この変形プロセスとして、水洗やリンスの不要な一浴現
像補力及び安定化処理を行なうこともてきる。
別のプロセスでは、カプラーは現像液中に含ませておく
こともできる。
現像液中に添加して用いる、いわゆる拡散性の外型カプ
ラーとしては、シアンカプラーとして、例えば米国特許
3,002,836号、米国特許3,5 4 2,5
5 2号等に記載されているもの、マゼンタカプラーと
しては、例えば特公昭44−13,111号等に記載さ
れているもの、イエローカプラーとしては、米国特許3
,510,3 0 6号等に記載されているもの等を挙
げることができる。
この場合、カプラー濃度は0.5乃至5 g/1で、と
くに1乃至2.5g/13の範囲で使用される,別のプ
ロセスでは、感光層と受像層が重ね合わせられ、その間
に現像液が介在することにより現像が行なわれ、亜塩素
酸類、過酸化物、及び/又はコバルト(lII)錯化合
物による酸化によって移動可能となった色素が受像層へ
拡散する。
逆に酸化を受けなかった部分から移動性色素を受像させ
ることもできる。
カラー系において、減色式染料像は、[ジャーナル・オ
ブ・ザ゛・ソサイエテイ・オブ・モーション・ピクチュ
ア・エンド・テレビジョン・エンジニアーズ( Jou
rnal of the Society ofMot
ion Picture and Televisio
n Engi−neers) J Vol.6 1 (
1 9 5 3年)667〜701頁にW . T
. HansonおよびW . I . Kes−ne
tによって記載された方法のようなカラーネガ方法、ま
たは、直接ポジ乳剤を使用するか、またはネガ乳剤を用
い画像通りに露光し、白黒現像液中で現像してネガ銀像
を形成させ、さらに、少なくとももう1回露光し(また
は他の適当なカプリ処理をし、)続いてさらに現像して
望ましい減色式着色染料像を形成するという好都合な方
法で反転銀像が形成されるカラー反転方法によって像形
成できる。
この場合、第一現像銀が触媒になるのを防ぐために一般
に白黒現像の後に漂白を行い、そして発色現像後に、補
力工程を設ける。
本発明の処理温度は如何なる温度でも可能であるが、通
常10℃以上70℃以下で行われ、特に20°C以上6
0℃以下で行われる。
種々の現像処理における発色現像処理工程、補力処理工
程、発色現像補力処理工程は、発色現像液、補力液、発
色現像補力液が夫々用いられている。
本発明の前記一般式で示される重合度1〜s.oooの
化合物および本発明の含窒素へテロ環化合物は、発色現
像液、補力液、発色現像補力液に例えば、以下のように
添加して用いられる。
すなわち、前記一般式で示される重合度1〜8.000
の化合物が、上記処理液中、1)発色現像液のみに添加
されるとき、2)発色現像液と補力液との両方に添加さ
れるとき、あるいは3)補力液にのみ添加されるときに
は、本願発明の含窒素へテロ環化合物は補力液に必ず含
めて用いる。
また、前記一般式で示される化合物が発色現像補力液中
に添加されているときは、本願発明のかぶり抑制作用の
あるメルカブト基を有さない含窒素へテロ化合物は、発
色現像補力液中に同時に含めて用いる。
もし、本願発明の前記一般式で示されり重合度1〜s.
oooの化合物が発色現像液中に添加されている場合に
は、露光後の多層カラーハロゲン化銀感光材料が発色現
像浴を通るとき、上記発色現像液が該感光材料の写真層
中に含まれる。
上記一般式で示される重合度1〜s.oooの化合物が
添加されている発色現像液を含んだ該感光材料が、補力
工程に移行され、その感光材料に、本願発明のかぶり抑
制作用のあるメルカプトを有さない含窒素へテロ項化合
物を含有する補力液が浸み込み、補力による画像形成が
おこる。
この補力による画像が形成する時、画像形成のおこる感
光材料の写真層中には、上記両種の化合物が実質的に共
存して、作用している。
本明細書中でいう「実質的に共存する」ということは、
上記のような場合や、同じ補力浴中に予め両種の化合物
が含む場合等を意味している。
以下、本発明を実施例により、更に具体的に説明するが
、これにより本発明の実施態様が限定されるものではな
い。
なお、実施例中特に明示がなければ、「%」は「重量%
」を示す。
実施例 1. 以下の層構成を有する写真要素を調製した。
(1)2酸化チタンを分散したポリエチレンでラミネー
トした紙支持体 (2) (1)の支持体上に、塩臭化銀乳剤(臭素8
0モル%、A g 1 0 0m?/m’ )、ゼラチ
71000〜/m2、およびトリクレジルフオスフエー
トに分散させたカプラー;α−ピバロイルーα−〔2,
4−ジオキソー5,5−ジメチルオキサゾリジン−3−
イル〕−2−ク四ロ−5−〔α−( 2 , 4−ジー
t−アミルフエノキシ)一プタンアミド〕 アセトアニリンドを3 0 0 m97 m含む層(3
) (2)の層上にゼラチン1000■/,lを含む
層上記の試料を感光計で露光し以下の処理をした,処理
後、黄色の濃度を測定しその結果を表1に示す。
補力液Iで処理した試料は、補力剤を添加していないの
でDmaxは低く、しかもDminも低くなっている。
補力液Iに対して、補力剤として過酸化水素を加えた補
力液■で処理した試料は、DmaXが1.90にまで増
加し、補力効果が著るしいことを示しているが)Dmi
nが大きく増加している。
この補力液Hに補力抑制化合物である臭化カリウムを1
01′I19添加した補力液■で処理した試料では、臭
化カリウムによるかぶり抑制作用のため、Dminはあ
る程度減少しているが、DmaXも大巾に減少し、補力
が抑制されている。
補力液■に対して本発明のかぶり防止化合物(B)を添
加した補力液■で処理した試料では、補力効果は全く減
少しないうえに、かぶりは非常に減少しており好ましい
結果を与える。
しかし、この液に対して臭化カリウムが添加された補力
液■では、補力効果は大巾に減少し、かぶり防止化合物
(B)が添加されていない補力液■の場合よりDmax
は低く、かぶり防止化合物(B)を添加するごとにより
、補力抑制化合物により補力の抑制を大きく受けること
がわかる。
もちろん、Dminは減少している。補力液■は、本発
明の化合物(2)とかぶり防止化合物Bを加えたもので
あるが、補力効果は、ほとんど低下せs、Dminは減
少している。
さらにこの液に臭化カリウムを添加した補力液■では、
驚くべきことに補力効果が、補力液■に比較してほとん
ど低下していない。
この補力液■で試料を処理した例では、本発明による方
法では、かぶりが抑制され、補力抑制化合物による補力
抑制効果が大巾に減少し、非常に安定したカラー補力処
理を可能にすることを示している。
実施例 2 二酸化チタンを分散したポリエチレンで両面ラミネート
した紙支持体上に、次の第1層(最下層)〜第6層(最
上層)を塗布して低銀カラー感光材料を調整した(下表
中mti/mは塗布量を表す。
)C水を加えて1.OOOTLlにする(pH4.3)
発色現像液と補力浴の組合せ 処理工程1〜4で処理した試料のシアン、マゼンタ、黄
色の温度を測定し、その結果を表2に示す。
ここでD。
.3A’ogEは、光学濃度1.0より高照度側に0.
3AogEずらした特性曲線上の光学濃度値(階調の硬
さの目安になる。
)を表わし、大きい値程、補力効果の大きいことを示す
表2から明らかな如く、処理工程2は、処理工程1にく
らべて階調が硬くなり補力効果を示しているが、Dm
i nの低下(すなわち、かぶり抑制)がわずかであり
十分とはいえない。
また、本発明の処理工程4は、処理工程3では発色現像
液からもち込まれる臭化カリウムおよび補力液中の沃化
カリウム等の補力阻害物質による影響が大きいのに比べ
、補力阻害が大巾に減少している。
しかも、Dminの十分な低下が認められた。
これにより本発明の方法がすぐれている点がわかる。
実施例 3, 2酸化チタンを分散したポリエチレンで両面ラミネート
した紙支持体上に、次の第1層(最下層)〜第6層(最
上層)を塗布して低銀カラー感光材料を調製した。
(下表中〜7,1は塗布量を表わすρ水を加えて1.0
00mlにする(pH4.3)。
処理後、シアン、マゼンタ、黄色の濃度測定を行なった
その結果を表3に示す。
表3中の処理工程X〜■は、夫々補力液X−■を用いた
場合に相当する。
このコバルト(III)錯体を補力剤として使う処理に
おいても本発明に係る処理工程■はかぶり濃度が大巾に
低下している。
また本発明の、処理工程■からは、補力を阻害する物質
である沃化カリウムによる補力抑制も、大巾に減少して
あることがわかる。
以上より本発明の処理方法がすぐれていることがわかる
なお、補力剤■および■に添加したかぶり防止化合物囚
の代りに、かぶり防止化合物B) , (C)又は(リ
を用いて、同様の実験をしたところ、上記と略同じすぐ
れた効果が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体およびハロゲン化銀乳剤層の少くとも1層か
    らなるカラー感光要素を発色現像主薬と発色剤の存在下
    で過酸化物、亜ハロゲツ酸類およびコバルト(III)
    錯化合物からなる補力剤の少なくとも1つと作用させて
    画像の補力を行なう際に下記一般式(II)または一般
    式(III)であらわされる含窒素へテロ環化合物の少
    なくとも1つと、一般式(I)で示される化合物の重合
    度1〜8000のもの少くとも1つとを実質的に併存さ
    せることを特徴とする補力画像形成方法。 一般式(1) Bは、スチレン、アクリル酸エステル、酢酸ビニル、ア
    クリロニトリル、塩化ビニル、ビニールエーテル、アク
    リルアミド、N,N’−ジメチルアクリルアミド、アク
    リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、スチレンスルホン
    酸カリウム、N,N−ジアルキルアミノアルキルメタク
    リレート、ビニルイミタゾール、又はビニールピリジン
    から誘導されたモノマ一単位を表わす、 一般式(If)〜(I[Dにおいて、R1,R2,R3
    およびR4は、各々水素原子、アルキル、アラルキル、
    アルケニル、アリール、−NH2,−NO2,ハロゲン
    原子、一〇Hである。 R5は水素原子、炭素数1〜5のアルキルである。
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