JPS589920B2 - 多連式熱交換器の温度平衡制御方法 - Google Patents
多連式熱交換器の温度平衡制御方法Info
- Publication number
- JPS589920B2 JPS589920B2 JP14994878A JP14994878A JPS589920B2 JP S589920 B2 JPS589920 B2 JP S589920B2 JP 14994878 A JP14994878 A JP 14994878A JP 14994878 A JP14994878 A JP 14994878A JP S589920 B2 JPS589920 B2 JP S589920B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heat exchangers
- multiple heat
- heat exchanger
- control method
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、複数個並列に接続して使用される多連式熱交
換器の温度平衡制御方法に関するものである。
換器の温度平衡制御方法に関するものである。
各種プラントの大形化に伴ない、それに用いられる各種
の熱交換器もそれに見合って大形化されているが、製造
設備または製作技術の関係で熱交換器の大形化には限界
がある。
の熱交換器もそれに見合って大形化されているが、製造
設備または製作技術の関係で熱交換器の大形化には限界
がある。
このため、大形のプラントにあっては複数個の熱交換器
を配管により並列に接続して使用するケースが増えてい
るが、その場合は複数個の各熱交換器への流体流量の分
配制御が問題になる。
を配管により並列に接続して使用するケースが増えてい
るが、その場合は複数個の各熱交換器への流体流量の分
配制御が問題になる。
すなわち、各熱交換器は同一仕様で製作しても流体抵抗
のばらつきは避けられないし、これらを接続する配管の
流体抵抗、あるいは、その途中に設けられる弁の流体抵
抗などにもばらつきが出るため、各熱交換器への流量分
配に不平衡が生じ、その結果、熱交換器各部に温度の不
平衡現象が出る。
のばらつきは避けられないし、これらを接続する配管の
流体抵抗、あるいは、その途中に設けられる弁の流体抵
抗などにもばらつきが出るため、各熱交換器への流量分
配に不平衡が生じ、その結果、熱交換器各部に温度の不
平衡現象が出る。
これを矯正し、並列に配置して使用されるすべての熱交
換器の温度を平衡させつつ運転する必要がある。
換器の温度を平衡させつつ運転する必要がある。
従来の複数個並列に配置されている多連式熱交換器にお
ける温度制御方法として各熱交換器における被熱交換流
体の入口部を除く同一位置で温度を検出してこれらの平
均温度を求め、該平均温度と前記検出温度とを比較して
熱交換流体の流量を調整することにより、被熱交換流体
の温度を平均化する平均温度による制御方法が提案され
ているが、この方法では、平均温度を基準値として各熱
交換器の熱交換流体の流量を制御するため、論理的にそ
の流体流量を制御するすべての調節弁の開度が全閉付近
、あるいは全閉状態で温度の平衡関係が収斂することも
あり、このままでは実用上重大な欠陥があった。
ける温度制御方法として各熱交換器における被熱交換流
体の入口部を除く同一位置で温度を検出してこれらの平
均温度を求め、該平均温度と前記検出温度とを比較して
熱交換流体の流量を調整することにより、被熱交換流体
の温度を平均化する平均温度による制御方法が提案され
ているが、この方法では、平均温度を基準値として各熱
交換器の熱交換流体の流量を制御するため、論理的にそ
の流体流量を制御するすべての調節弁の開度が全閉付近
、あるいは全閉状態で温度の平衡関係が収斂することも
あり、このままでは実用上重大な欠陥があった。
また、平均温度を求めるために高価な温度演算器を必要
とし、不経済であり、構成が複雑となって信頼性が低下
するなどの欠点があった。
とし、不経済であり、構成が複雑となって信頼性が低下
するなどの欠点があった。
本発明の目的は、前記従来技術の欠点をすべて除去し、
経済的で信頼性の高い複数個並列に配置して使用される
多連式熱交換器の温度平衡制御方法を提供するものであ
る。
経済的で信頼性の高い複数個並列に配置して使用される
多連式熱交換器の温度平衡制御方法を提供するものであ
る。
本発明の特徴とするところは、複数個並列に接続して使
用される多連式熱交換器において、各熱交換器の被熱交
換流体の入口部および熱交換流体の入口部を除く同一位
置に対応する個所の温度をそれぞれ検出すると共に、こ
れらのうち任意の1点の温度を制御基準値とし、該制御
基準値に前記各検出温度が一致するごとく各熱交換器の
被熱交換流体の流量を調整するようにした点にある。
用される多連式熱交換器において、各熱交換器の被熱交
換流体の入口部および熱交換流体の入口部を除く同一位
置に対応する個所の温度をそれぞれ検出すると共に、こ
れらのうち任意の1点の温度を制御基準値とし、該制御
基準値に前記各検出温度が一致するごとく各熱交換器の
被熱交換流体の流量を調整するようにした点にある。
以下、本発明を実施した装置の一例を図面によつて説明
すると、H, . H2, H3・・・・・・Hnは並
列に接続された熱交換器、TC2,TC3,・・・・・
・TCnは外部信号によりその設定値が設定されるいわ
ゆるカスケード温度調節計、TCv2,TCv3・・・
・TCVnは被加熱流体Bの流出量をそれぞれ対応する
温度調節計TC2,TC3・・・・・・TCnの出力に
よって制御する調節弁、TT1はその感温部が取付けら
れている個所の温度を検出し、それを制御基準として各
温度調節計TC2,TC3・・・・・・TCnの設定機
構に対し設定値として与える温度変換器、C■1 は調
節弁である。
すると、H, . H2, H3・・・・・・Hnは並
列に接続された熱交換器、TC2,TC3,・・・・・
・TCnは外部信号によりその設定値が設定されるいわ
ゆるカスケード温度調節計、TCv2,TCv3・・・
・TCVnは被加熱流体Bの流出量をそれぞれ対応する
温度調節計TC2,TC3・・・・・・TCnの出力に
よって制御する調節弁、TT1はその感温部が取付けら
れている個所の温度を検出し、それを制御基準として各
温度調節計TC2,TC3・・・・・・TCnの設定機
構に対し設定値として与える温度変換器、C■1 は調
節弁である。
以上の構成において、何等かの外乱、たとえば加熱流体
Aの流量が減少した場合などにより、温度変換器TT,
の検出温度が低下した場合には、温度変換器TT1の指
令により、温度調節計TC2.TC3・・・・・・TC
nの設定温度がそれに見合って自動的に低下するので、
調節弁TCv2,TCv3・・・・・.TCVnは自動
的に前の状態より閉方向に作動する。
Aの流量が減少した場合などにより、温度変換器TT,
の検出温度が低下した場合には、温度変換器TT1の指
令により、温度調節計TC2.TC3・・・・・・TC
nの設定温度がそれに見合って自動的に低下するので、
調節弁TCv2,TCv3・・・・・.TCVnは自動
的に前の状態より閉方向に作動する。
その結果、調節弁TC■2,TC■3・・・・・・TC
Vnを流れる被加熱流体Bの流量は前の状態より減少す
るので、調節弁Cv1を流れる被加熱流体Bは必然的に
増加し、結果的には温度変換器TT1、温度調節計TC
2,TC3・・・・・・TCnの検出部の温度は一致し
て自動的に平衡状態となる。
Vnを流れる被加熱流体Bの流量は前の状態より減少す
るので、調節弁Cv1を流れる被加熱流体Bは必然的に
増加し、結果的には温度変換器TT1、温度調節計TC
2,TC3・・・・・・TCnの検出部の温度は一致し
て自動的に平衡状態となる。
上述とは逆に、温度変換器TT1の検出温度が上昇した
場合には、温度変換器TT1の指令により、温度調節計
TC2,TC3・・・・・・TCnの設定温度がそれに
見合って自動的に引上げられるので、調節弁TC■2,
TCv3・・・・・・TCVnは自動的に開方向に作動
する。
場合には、温度変換器TT1の指令により、温度調節計
TC2,TC3・・・・・・TCnの設定温度がそれに
見合って自動的に引上げられるので、調節弁TC■2,
TCv3・・・・・・TCVnは自動的に開方向に作動
する。
そのため、調節弁TC■2,TCV3・・・・・・TC
Vnを流れる被加熱流体Bの流量は前の状態より増加す
るので、調節弁C■1を流れる被加熱流体Bの流量は減
少し、この場合も温度変換器TT,、温度調節計TC2
,TC3・・・・・・TCnの検出部温度は自動的に平
衡状態に収斂する。
Vnを流れる被加熱流体Bの流量は前の状態より増加す
るので、調節弁C■1を流れる被加熱流体Bの流量は減
少し、この場合も温度変換器TT,、温度調節計TC2
,TC3・・・・・・TCnの検出部温度は自動的に平
衡状態に収斂する。
以上述べたごとく、本発明によればすべての熱交換器の
温度が、基準となる熱交換器の温度に一致するごとく収
斂することにより、温度平衡が維持されるのみならず、
従来技術のごとくすべての調節弁が全閉または全閉付近
にて収斂することは論理的にあり得す、実用上極めて有
益である。
温度が、基準となる熱交換器の温度に一致するごとく収
斂することにより、温度平衡が維持されるのみならず、
従来技術のごとくすべての調節弁が全閉または全閉付近
にて収斂することは論理的にあり得す、実用上極めて有
益である。
また、高価な温度演算器を必要とせず経済的であり、更
に構成が簡素で信頼性が高いなどの効果が得られ、従来
技術の欠点をすべて除去することができる。
に構成が簡素で信頼性が高いなどの効果が得られ、従来
技術の欠点をすべて除去することができる。
図面は本発明による多連式熱交換器の温度平衡制御方法
を実施した装置の一例を示す系統図である。 H1, H2, H3・・・・・・Hn・・・・・・熱
交換器、TT1・・・・・・温度変換器、TC2,TC
3・・・・・・TCn・・・・・・温度調節計、C■1
,TC■2,TC■3,・・・・・・TCVn・・・・
・・調節弁、A・・・・・・加熱流体、B・・・・・・
被加熱流体。
を実施した装置の一例を示す系統図である。 H1, H2, H3・・・・・・Hn・・・・・・熱
交換器、TT1・・・・・・温度変換器、TC2,TC
3・・・・・・TCn・・・・・・温度調節計、C■1
,TC■2,TC■3,・・・・・・TCVn・・・・
・・調節弁、A・・・・・・加熱流体、B・・・・・・
被加熱流体。
Claims (1)
- 1 複数個並列に接続して使用される多連式熱交換器に
おいて、各熱交換器の被熱交換流体の入口部および熱交
換流体の入口部を除く同一位置に対応する個所の温度を
それぞれ検出すると共に、これらのうち任意の1点の温
度を制御基準値とし、該制御基準値に前記各検出温度が
一致するごとく各熱交換器の被熱交換流体の流量を調整
することを特徴とする多連式熱交換器の温度平衡制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14994878A JPS589920B2 (ja) | 1978-12-06 | 1978-12-06 | 多連式熱交換器の温度平衡制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14994878A JPS589920B2 (ja) | 1978-12-06 | 1978-12-06 | 多連式熱交換器の温度平衡制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5577697A JPS5577697A (en) | 1980-06-11 |
JPS589920B2 true JPS589920B2 (ja) | 1983-02-23 |
Family
ID=15486073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14994878A Expired JPS589920B2 (ja) | 1978-12-06 | 1978-12-06 | 多連式熱交換器の温度平衡制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589920B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57175899A (en) * | 1981-04-22 | 1982-10-28 | Nippon Sanso Kk | Method for automatic temperature control of change- over type heat exchangers in air liquefying separator |
JPS6066099A (ja) * | 1983-09-21 | 1985-04-16 | Hitachi Ltd | 多連式熱交換器の温度平衡制御方法 |
JPS62254827A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-06 | Trinity Ind Corp | 排ガス処理装置からの排熱回収装置 |
JPS62254826A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-06 | Trinity Ind Corp | 触媒燃焼式の排ガス処理装置 |
US8452459B2 (en) * | 2009-08-31 | 2013-05-28 | Fisher-Rosemount Systems, Inc. | Heat exchange network heat recovery optimization in a process plant |
US9982951B2 (en) * | 2010-03-31 | 2018-05-29 | Linde Aktiengesellschaft | Main heat exchanger and a process for cooling a tube side stream |
-
1978
- 1978-12-06 JP JP14994878A patent/JPS589920B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5577697A (en) | 1980-06-11 |
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