JPS589837B2 - 電極 - Google Patents

電極

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JPS589837B2
JPS589837B2 JP52093059A JP9305977A JPS589837B2 JP S589837 B2 JPS589837 B2 JP S589837B2 JP 52093059 A JP52093059 A JP 52093059A JP 9305977 A JP9305977 A JP 9305977A JP S589837 B2 JPS589837 B2 JP S589837B2
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electrode
metal
electrode according
sheet
cathode
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JP52093059A
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トーマス・ウエスレー・ボールトン
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5319978A publication Critical patent/JPS5319978A/ja
Publication of JPS589837B2 publication Critical patent/JPS589837B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B11/00Electrodes; Manufacture thereof not otherwise provided for
    • C25B11/02Electrodes; Manufacture thereof not otherwise provided for characterised by shape or form

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Hybrid Cells (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電極に関し、特にアルカリ金属ハロゲン化物、
特にアルカリ金属塩化物の水溶液の電解に用いるのに適
当なフィルタープレス型の単極式電解槽に用いる電極に
関する。
末端陽極及び末端陰極と、末端陽極と末端陰極との間に
交互に位置させた複数の陰極及び陽極とを包含する単極
式のフィルタープレス電解槽は公知である。
セパレーターは隔膜又は薄膜であることができ、電解槽
を複数の陽極室及び陰極室に区画するように各々の隣接
する陽極と陰極との間に位置している。
陽極室の各々は、電解液を該区室に供給し得る入口と、
液体及び気体を該区室から取出し得る1つ又はそれ以上
の出口とを備えており、各々の陰極室は同様に1つ又は
それ以上の出口と、所要ならば液体例えば水を陰極室に
供給し得る入口とを備えている。
電解槽中の陽極の各々はまた電流を電解槽に供給し得る
接続部も備えており、陰極の各々は電流を電解槽から離
れて導き得る接続部を備えている。
単極式のフィルタープレス型の隔膜又は薄膜電解槽にお
いては、抵抗損を最小に維持するためにそれ故槽電圧を
最小に維持するために陽極と隣合う陰極との間の距離(
陽極/陰極の間隙)を出来るだけ小さくして作動させる
のが有利である。
最近の設計の単極式電解槽は、適当にはフイルム形成性
金属、通常はチタンの板の形であって電気的触媒作用の
ある被覆層(被膜)、例えば白金族金属の酸化物を担持
する板の形である陽極と、適当には金属、通常軟鋼の穿
孔板例えば有孔板の形である陰極とを有してなる。
前記の隔膜又は薄膜は一般に有孔陰極と接触しており、
該隔膜又は薄膜に損傷を与えることなく司時に小さな陽
極一陰極間隙を達成するにはかなりの注意をして適当な
平面度を有する陽極を製造することが必要でありしかも
電気的触媒作用のある被覆層で該陽極を被覆するのに伴
う加熱処理中もこの平面度を維持することが必要である
更には隔膜又は薄膜に対する損傷を回避しようとするな
らば該電極を電解槽に組立てるのに多大の注意を払わな
ければならない。
本発明者は今般、隔膜又は薄膜に損傷を与えることなし
に電解槽において極めて小さな又は零でさえある陽極/
陰極間隙を用い得るフィルタープレス型の単極式電解槽
に用いる電極を案出した。
本発明によると、フィルタープレス型の単極式電解槽に
用いるに適当な電極であって、該電極は金属シートの少
くとも1つの表面に導電的に載置された細長い可撓性の
金属部材の一群を有し、しかもこれらの細長い金属部材
は、該部材の各々の一部が前記金属シートの表面から横
方向に離れ且つ該シートの表面に実質的に平行な1つの
平面にあるように該シートの表面から突出しておりしか
も該部材の各々は金属シートの個々に載置されているこ
とを特徴とする、電極が提供される。
本発明の電極が電解槽の陽極として用いるためのもので
ある場合には該電極はフイルム形成性の金属製であるの
が適当であり、フイルム形成性金属とは、次の金属、チ
タン、ジルコニウム、ニオブ、タンタル又はタングステ
ンのうちの1つあるいは主としてこれらの金属のうちの
1つよりなり且つ対応の金属の分極特性に匹敵し得る分
極特性を有する合金を意味するものである。
チタンを単独で用いるか又はチタンを基材とし且つチタ
ンの分極特性に匹敵し得る分極特性を有する合金を用い
るのが好ましい。
このような合金の例は、14%までのジルコニウムを含
有するチタンージルコニウム合金、5%までの白金族金
属、例えば白金、ロジウム又はイリジウムとチタンの合
金10%までの合金用成分を含有するニオブ又はタンタ
ルとチタンとの合金である。
前記の電極が、陽極である場合には、電気的触媒作用の
ある被覆層で被覆するのも適当である。
本発明の電極が電解槽中の陰極として用いるためのもの
である場合には、充分に導電性であってしかも電解槽で
用いるべき電解液に対して耐性があるならば、陽極のフ
イルム形成性金属とは異なる任意の適当な金属を用い得
る。
前記の電極がアルカリ金属ハロゲン化物の水溶液を電解
する電解槽中の陰極として用いられる場合には、適当な
金属は鉄又は鋼、例えば軟鋼であるが、他の金属、例え
ばニッケルも用い得る。
前記電極の細長い部材はワイヤ又はロツド(棒)の形で
あるのが好ましい。
これらの細長い部材はその形状及び寸法、例えばその太
さを調節することにより可撓性とすることができる。
例えば、電極の金属シートに取付けられる個所近くの1
端で屈曲される実質的に直線状のワイヤ又はロツドは本
質的に剛性であり得るが、2つ又はそれ以上の個所でワ
イヤ又はロツドを屈曲させることにより、例えばループ
を形成すると、可撓性を得ることができる。
また、前記ワイヤ又はロツドの太さが細ければ細い程、
該ワイヤ又はロンドの可撓性は大きくなるものである。
該ワイヤ又はロツドの適当な太さは1乃至6mmの範囲
にあり、2乃至4 mm、例えば3mmであるのが好ま
しい。
本発明の電極を電解槽中の末端陽極として用いようとす
る場合には、金属シートの1面のみが一群の細長い可撓
性の金属部材を備えているものであり、同様に電極を電
解槽中の末端陰極として用いようとする場合には、金属
シートの1面のみが一群の細長い可撓性の金属部材を備
えているものである。
本発明の電極は多数の電極のうちの1つとして用いるの
に適当であることができ、即ち末端陽極と末端陰極との
間で電解槽中に交互に配置した陽極又は陰極あるいはこ
れらの両方として用いるのに適当であり得る。
この場合には、金属シートの両面は、該シートの表面に
実質的に平行な1つの平面にあり且つ該シートの表面か
ら横方向に離れた1つの平面にありしかも該シートの表
面に導電的に載置され且つ該シートの表面から突出する
細長い金属部材の一群を担持するのが適当であり、前記
の細長い金属部材の複数群のうちの少くとも一群は可撓
性である。
金属シートの両面上の細長い金属部材の複数二群は可撓
性であることができ、あるいは所望ならば一群が可撓性
てあって他の一群が剛性であっても良い。
細長い金属部材の複数群のうちの一群が剛性である時に
は、細長い金属部材は剛性ワイヤ又はロツドの形であり
得るのが都合良いが、特に陽極の場合には他の型式の剛
性部材も用いることができ、例えばブレード又はスロッ
ト付き部材、例えばよろい張りした部材、又は膨脹金属
を用い得る。
前記した如く本発明の電極を電解槽で用いる場合には、
陰極として用いるべき電極は末端陰極の場合には該電極
の金属シートの1表面に可撓性部材の一群を有してなり
、あるいは内部陰極の場合には該電極の金属シートの両
面に可撓性部材の一群を有してなるのが好ましい。
このような電解槽においては、陽極として用いようとす
る電極上の細長い部材は剛性であることができる。
このような構成が好ましい。
何故ならば、陰極金属、例えば鉄又は鋼に関連して陽極
に用いるフイルム形成性金属の経費が割高であること及
びこのようなフイルム形成性金属の導電度が一般により
低いことから見て出来るだけ短かいフイルム形成性金属
の細長い部材を用いるのが好ましいからであり、該フイ
ルム形成性金属の細長い部材は比較的に短かいことから
見てかくして一般的に剛性である。
別の場合には、陽極上の細長い部材も可撓性であること
ができる。
本発明の電極が電解槽の陽極及び/又は陰極を形成する
時には、前記電極は可撓性である細長い部材の一つ又は
それ以上の群を有してなるので、細長い部材の複数群が
隔膜又は薄膜と接触しているとしても電極間に位置した
隔膜又は薄膜に損傷をほとんど与えることなく又は全く
与えることなく前記電極を電解槽に組立てることができ
る。
隔膜又は薄膜と電極とが接触しているならば、その時は
該隔膜又は薄膜に対する損傷を減じる又は回避すること
ができる。
何故ならば細長い金属部材は電極の一部を成す金属シー
トの方に曲がり得るからである。
本発明の電極においては、各々の細長い金属部材の実質
的な部分が該電極の金属シートから横方向に離れており
且つ該シートに実質的に平行であるのが好ましい。
1つの平面にある細長い金属部材の部分は実質的に互い
に平行であるのが好ましい。
前記の細長い金属部材は熔接により、例えばキャパシタ
ー放電熔接により電極の金属シートに結合させ得る。
本発明の電極をアルカリ金属ハロゲン化物の水溶液を電
解する電解槽の陽極として用いようとする場合には、そ
の時電極は電気的触媒作用のある被覆層(被膜)を担持
するのが適当であり、即ち電気化学的な攻撃には耐性の
ある被覆層であるが電解液と陽極電極との間で電子を移
動させるのに有効である被覆層を担持するのが適当であ
る。
例えばフイルム形成件金属の金川シートから横方向に離
れている陽極の細長い部材の少くともそれらの部分は電
気的触媒作用を有する被覆層を担持するのが望ましい。
所望ならば細長い部材及び場合によっては金属シートは
電気的触媒作用を有する被覆層を担持することができる
電気的触媒作用を有する材料は、白金族金属、すなわち
、白金,ロジウム,イリジウム,ルテニウム,オスミウ
ムおよびパラジウムの1種またはそれ以上および(また
は)上記金属の合金および(または)酸化物、または、
陽極としての作用を行い得るかつ、電解槽中で電気化学
的溶解作用に耐久性を有する他の金属または化合物、例
えば、レニウム,三酸化レニウム,マグネタイト,窒化
チタンおよび白金族金属のホウ化物、リン化物および珪
化物から構成されることが適当である。
被覆層(被膜)は、白金族金属および(または)その酸
化物の1種またはそれ以上と非貴金属酸化物の1種また
はそれ以上との混合物から構成され得る。
また、別の場合には被膜は、1つ又はそれ以上の非貴金
属酸化物単独あるいは該酸化物1種またはそれ以上と非
貴金属−塩素放出触媒との混合物から構成され得る。
適当な非貴金属酸化物は、例えば、フイルム形成性金属
(チタン,ジルコニウム,ニオブ,タンタルまたはタン
グステン)の酸化物、二酸化錫、二酸化ゲルマニウムお
よびアンチモンの酸化物である。
適当な塩素放出触媒はマンガン,鉄,コバルト,ニッケ
ルの二フツ化物およびこれらの混合物である。
特に適当な電気的触媒作用を有する被膜は、白金自体お
よび、二酸化ルテニウム/二酸化チタンおよび二酸化ル
テニウム/二酸化錫/二酸化チタンに基づくものである
他の適当な被膜は、非導電性粒子あるいは繊維状耐火物
材料を(前記した種類の)電気的触媒作用を有する材料
のマトリックス中に混入せしめた本出願人の英国特許第
1402414号明細書および英国特許出願第4989
8/73号明細書(ベルギー特許第821470号明細
書)に記載のものがある。
適当な非導電性粒子あるいは繊維状材料は酸化物,フツ
化物,窒化物,および硫化物を包含する。
適当な酸化物(酸化物錯体を含む)は、ジルコニア,ア
ルミナ,シリカ,酸化トリウム,二酸化チタン,二酸化
セリウム,酸化ハフニウム,五酸化二タンタル,アルミ
ン酸マグネシウム,例えばスピネル,MgO−Al2O
3,アルミノ珪酸塩,例えばムライト(Al2O3)3
、(SiO2)2,珪酸ジルコニウム,ガラス,珪酸カ
ルシウム,例えばベライト(CaO)2SiO2,アル
ミン酸カルシウム,チタン酸カルシウム,例えば、ペロ
ブスキ一石,CaTiO3,アタパルジャイト,カオリ
ナイト,アスベスト,マイカ,コジエライト(codi
erite)およびベントナイトを包含し:適当な硫化
物は三硫化二セリウムであり、適当な窒化物は窒化ホウ
素および窒化珪素であり、適当なフツ化物はフツ化カル
シウムである。
好ましい非導電性耐火材料は珪酸ジルコニウムとジルコ
ニアとの混合物、例えば、珪酸ジルコニウム粒子とジル
コニア繊維との混合物である。
電気的触媒作用のある被覆層で被覆されるべき本発明の
電極のそれらの部分は塗布、焼成技術を用いて被覆する
ことができ、該技術では仕上被覆層の特徴となるべき金
属の各々の熱分解性化合物と液体ビヒクルとからなる塗
料組成物の層を細長い部材の表面に塗布し、液体ビヒク
ルを蒸発させることにより塗料層を乾燥させ、次いで被
覆された電極を適当には250〜800℃の範囲の温度
で加熱することにより塗料層を焼成して塗料中の金属化
合物を分解し、所望組成の被覆層を形成することにより
、金属及び/又は金属酸化物の被覆層即ち被膜を電極表
面、例えば可撓性の細長い部材の表面に形成させるもの
である。
耐火物粒子又は繊維を被覆層の金属及び/又は金属酸化
物中に混入させる時には、耐火物粒子又は繊維を電極に
塗布する前の前記塗料組成物に混合することができる。
別法として、耐火物粒子又は繊維を、前記塗料組成物の
層に該組成物が電極の表面に末だ流動状態にある間に塗
布することができ、次いで液体ビヒクルを蒸発させ、常
法で焼成することにより塗料層を乾燥させる。
電極上の電気触媒作用のある被覆層は、電極に複数回塗
料層を塗布し、各層を次の層を施す前に乾燥させ、焼成
することにより形成されるのが好ましい。
本発明の電極を用いた電解槽は、末端陽極と末端陰極と
の間に交互に配置されしかも該末端陽極及び末端陰極に
実質的に平行な1つ又はそれ以上の内部陰極及び1つ又
はそれ以上の内部陽極と、電解槽中に複数の陽極室と陰
極室とを与えるように各々隣り合う陽極と陰極との間に
配置させたセパレーター、例えば隔膜又は薄膜とを有し
てなることができる。
陽極及び陰極は前記した形の何れかを有することができ
る。
セパレーターは多孔質の隔膜又は陽イオン交換膜である
ことができる。
任意の適当な隔膜材料を用い得るが、多孔質のフルオロ
重合体、例えばポリテトラフルオロエチレン、隔膜を用
いるのが好ましい。
適当な隔膜は本出願人の英国特許第1081046号及
び第1424804号明細書に記載された方法によりポ
リテトラフルオロエチレンと除去し得る充填剤との水性
分散液から調製することができる。
前記の充填剤は、例えば該充填剤を溶解する酸で処理す
ることにより電解槽に隔膜を導入する前に除去し得る。
別法として、前記の充填剤は、例えば腐食抑制剤を含有
する酸を用いて該充填剤を溶解するかあるいは該充填剤
を電解法により除去する本出願人の英国特許第1468
355号明細書に記載の如く電解槽において隔膜からそ
の場で除去させることができる。
別法として、前記の隔膜はテトラフルオロエチレンから
誘導した単位を含む多孔質の重合体状材料のシートから
形成することができ、前記の重合体状材料はフイブリル
により相互結合した節を特徴とする微細構造を有するも
のである。
前記の重合体状材料及びその調製は英国特許第1355
373号明細書に記載されており、電解槽において隔膜
としてその使用は本出願人の英国特許出願第23275
/74号及び第23316/74号明細書(ベルギー特
許第829388号明細書)に記載されている。
前記の隔膜は静電紡糸法によっても形成することができ
る。
このような方法は本出願人の英国特許出願第41273
/74号明細書(ベルギー特許第833912号明細書
)に記載されており、有機繊維形成性の重合体材料、例
えばフッ素化重合体、例えばポリテトラフルオロエチレ
ンを含有する紡糸用液体を電界中に装入し、これによっ
て繊維を前記液体から電極に抜出し、こうして生じた繊
維を多孔質生成物又はマットの形で電極上に収集するこ
とからなる。
任意の適尚な陽イオン交換膜材料を薄膜として用い得る
このような材料は一般に合成有機重合体状材料製であり
、該材料に陽イオン交換基、例えばスルホネート基,カ
ルボキシレート基又はスルホンアミド基がグラフト結合
されている。
特に、長期間槽条件に合成フルオロ重合体が有用であり
、例えばテトラフルオロエチレンとフッ素化ビニルエー
テルとの共重合体を基材とし「ナフイオン」(NAFI
ON)の商標名でデュポン社により製造、販売されてい
るパーフルオロスルホン酸が有用である。
このような薄膜は例えば米国特許第2636851号,
第301733’8号,第3496077号,第356
0568号,第2967807号,第3282875号
及び英国特許第1184321号明細書に記載されてい
る。
電解槽が陽イオン交換膜を有してなる場合には各々の陰
極室は液体用の入口を備えるものである。
陽極/陰極の間隙は3mm乃至零の範囲にあるのが適当
であり、lmm乃至零であるのが好ましい。
即ち、陽極/陰極の間隙は零である場合には、陽極と陰
極との両方の細長い部材、即ち末端陽極と末端陰極との
間の陽極及び陰極の細長い部材及び末端陽極と末端陰極
との細長い部材は隣り合うセパレーターと接触している
薄膜を陽極の細長い部材と陰極の細長い部材との間に支
持させてこれによって電解槽での使用中に膨潤が起る時
に薄膜の過度の変形を防止し得るのが薄膜例えば「ナフ
イオン」を用いた時の本発明の利点である。
電解槽を構成する末端陽極及び末端陰極及び1つ又はそ
れ以上の内部陽極及び内部陰極は慣用の手段により、例
えばボルト、クランプ、水圧ジャッキ又は空気圧ジャッ
キにより互いに保持することができる。
本発明の電極を用いた電解槽はアルカリ金属塩化物の水
溶液、特に塩化ナトリウム溶液の電解により塩素を製造
するのに特に有用である。
本発明を添附図面により更に説明する。
第1図に示した電極はこの具体例では単極式電解槽の末
端陰極として用いるに適当な電極であり、鉄又は鋼製シ
ート1と該シート1に3の個所でキャパシター放電スタ
ツド熔接された複数本の鉄又は鋼製ワイヤ2(太さ3
mm)とよりなる。
前記のワイヤは直線部分4,5,6を有し且つ7及び8
で屈曲部を有して該ワイヤに可撓性を与えるループを形
成するものである。
前記の直線部分4,5,6は各々1つの平面にあり、金
属シート1の表面に実質的に平行であり、且つ該シート
の表面からは横方向に移動して位置している。
第2図を参照すると、電極は互いに平行な且つ5列に並
んだ細長い部材の一群を有うる。
第1図及び第2図に示した電極は単極式の電解槽に用い
るのに適当な陽極であることができ、この場合には金属
シート1及びワイヤ2はフイルム形成性の金属からなり
、例えばチタン製であり、少なくとも直線部分4は電気
的触媒作用のある被覆層(被膜)を担持するものである
第3図の電極はこの具体例では単極式電解槽の内部に位
置させた陰極として用いるに適当な電極であり、鉄又は
鋼製シート9の両面に第1図にっいて記載された型式の
複数の鉄又は鋼製ワイヤ10,11を有する鉄又は鋼製
シート9よりなりワイヤのループは可撓性を与えるもの
である。
第1図に示した電極の場合のように、第3図の電極は単
極式電解槽に用いるのに適当な陽極であることができ、
この場合には金属シート9及びワイヤ10,11はフイ
ルム形成性の金属からなり、例えばチタン製であり、該
ワイヤは電気的触媒作用のある被覆層を担持するもので
ある。
第4図は、チタンシート12から横方向に移動して位置
した1つの平面にありしかも該シート12に実質的に平
行な平面にある直線部分14を有する複数の実質的に剛
性のチタンワイヤ(太さ3mm)13を担持するチタン
シート12の形で陽極を有する単極式電解槽の一部を示
す。
前記ワイヤ13はループを有せず且つ比較的に剛性であ
る。
前記の直線部分14は電気的触媒作用のある被覆層を担
持する。
電解槽はまた第1図について記載した種類の鉄又は鋼製
陰極15をも包含する。
セパレーター16は陽極12のワイヤと陰極15のワイ
ヤとの間に位置しておりしかも陽極12のワイヤと接触
していても良く、陰極15のワイヤと接触していても良
く、電解槽に別個の陽極室と陰極室とを与えるものであ
る。
セパレーターは多孔質の隔膜又は陽イオン交換膜である
ことができる。
第5図では、第4図について記載した陽極と同じ構成の
末端陽極17と、第1図及び第2図について記載した陰
極と同じ構成の末端陰極18とを含有するフィルタープ
レス型の単極式電解槽を示してある。
末端陽極と末端陰極との間には、第3図について記載し
た陰極と同じ構成の陰極19と、チタンシート20から
横方向に移動して位置した1つの平面にありしかも該シ
ートに実質的に平行な平面にあり且つ電気的触媒作用の
ある被覆層を有する直線部分23,24をもつ実質的に
剛性の太さ3mmのチタンワイヤ21,22複数本を前
記チタンシートの両面に有するチタン製シート20より
なる陽極とが設置されている。
セパレータ−25,26,27は隣接する陽極のワイヤ
と陰極のワイヤとの間に設置されておりこれによって電
解槽を別個の陽極室及び陰極室に区画するものである。
第5図には示していないけれども陽極室は使用中は電解
液用の入口と液体及びガス用の出口と接続されており且
つ該入口及び出口を備えており、陰極室は液体及びガス
用の出口と場合によっては液体用の入口と接続されてお
り且つ該出口及び入口を備えている。
更には各々の陽極は電流源に通じる接続部(図示せず)
を備えており、各々の陰極は電解槽から離れた電流を導
く接続部(図示せず)を備えている。
前記セパレーターは多孔質の隔膜又は陽イオン交換膜で
あることができる。
本発明を次の実施例により更に説明する。
実施例 第4図の部分に示した如き実験室用薄嘆の電解槽を組立
て、陽極は300mm×970,5mmの寸法のチタン
シートよりなりしかも該シートの一面に6列のチタンワ
イヤを有し、各々の列は32本のワイヤを収容し且つ各
々のワイヤは長さ154mm、直径3mmの直線部分を
有している。
該ワイヤは電気的触媒作用のある被覆層を備えている。
陰極は直径3mmの可撓性のループ付き軟鋼ワイヤの5
列を有する軟鋼シートよりなり、各々の列は32本のワ
イヤを収容する。
前記のループはワイヤに可撓性を与える。
チタンシ一ト12と薄膜16との間の距離、即ち陽極室
の幅及び軟鋼シ一ト15と薄膜16との間の距離、即ち
陰極室の幅は各々28mmである。
前記の薄膜16は、テトラフルオロエチレンとフッ素化
ビニルエーテル「ナフイオン」(NAFION)(「ナ
フイオン」はデュポン社の商標名である)との共重合体
を基材とするパーフルオロスルホン酸薄膜である。
該薄膜は陰極と陽極との両方に隣接しており、即ち陽極
/陰極の間隙は零である。
塩化ナトリウムカン水(300g/AのNaCl濃度)
を6l/時の割合で陽極室に供給する。
脱イオン水を陰極室に加える。
電解槽の温度を85°Cに維持する。
300アンペア(1.8KA/m2の電流密度に当量)
の電流を電解槽に通す。
電解槽作動電圧は2.9■である。
生じた塩素は94重量%のCl2と0.1重量%以下の
H2とを含有する。
生じた水酸化ナトリウムは10重量%の苛性ソーダを含
有する。
電解槽は86%の水酸化ナトリウム電流効率で作動する
用いた薄膜は陽極のワイヤ及び陰極のワイヤによって損
傷を受けなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電極の一部の正面断面図であり、第2
図は第1図の電極の1側面のみの図解図であり、第3図
は本発明の改良電極の一部の正面断面図であり、第4図
は第1図に示した電極を収容する単極式電解槽の一部の
正面断面図であり、第5図は第1図に示した電極と第3
図に示した電極とを収容するフィルタープレス型の単極
式電解槽の一部の正面断面図である。 図中1,9,12は金属シート、2,10,11,13
はワイヤ、4,5,6,14,23,24は直線部分、
7,8は屈曲部、15は陰極、16,25,26,27
はセパレーター、17は末端陽極、18は末端陰極をそ
れぞれ表わすものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フィルタープレス型の単極式電解槽に用いるに適当
    な電極であって、該電極は金属シートの少くとも1つの
    表面に導電的に載置された細長い可撓性の金属部材の一
    群を有し、しかもこれらの細長い金属部材は、該部材の
    各々の一部が前記金属シートの表面から横方向に離れ且
    つ該シートの表面に実質的に平行な1つの平面にあるよ
    うに該シートの表面から突出しておりしかも該部材の各
    々は金属シートに個々に載置されていることを特徴とす
    る、電極。 2 陽極として用いるに適当な且つフイルム形成金属か
    らなる特許請求の範囲第1項記載の電極。 3 フイルム形成性金属がチタンである特許請求の範囲
    第2項記載の電極。 4 電気的触媒作用のある被覆層(被膜)で被覆されて
    いる特許請求の範囲第2項又は第3項に記載の電極。 5 陰極として用いるに適当な且つ鉄又は鋼からなる特
    許請求の範囲第1項記載の電極。 6 細長い部材がワイヤ又はロンドの形である特許請求
    の範囲第1項乃至第5項の何れかに記載の電極。 7 ワイヤ又はロツドがループの形である特許請求の範
    囲第6項に記載の電極。 8 ワイヤ又はロツドが1乃至6mmの範囲の太さを有
    する特許請求の範囲第6項又は第7項に記載の電極。 9 ワイヤ又はロツドが2乃至4mmの範囲の太さを有
    する特許請求の範囲第8項記載の電極。 10 フィルタープレス型の単極式電解槽における末端
    陽極として用いるに適当でありしかも金属シートの1つ
    の表面に一群の細長い可撓性の金属部材を備えている特
    許請求の範囲第1項乃至第4項及び第6項乃至第9項の
    何れかに記載の電極。 11 フィルタープレス型の単極式電解槽における末端
    陰極として用いるに適当であり、しかも金属シートの1
    つの表面に一群の細長い可撓性の金属部材を備えている
    特許請求の範囲第1項及び第5項乃至第9項の何れかに
    記載の電極。 12 前記金属シートの両面が、該シートの表面に実質
    的に平行なしかも該シートの表面から横方向に離れた平
    面にあり且つ該シートの表面に導電的に載置されしかも
    該シートの表面から突出する細長い金属部材の一群を備
    えており、前記の細長い金属部材の複数群のうちの少く
    とも1つが可撓性である特許請求の範囲第1項乃至第9
    項の何れかに記載の電極。 13細長い金属部材の一群が剛性であり、細長い金属部
    材の一群が可撓性である特許請求の範囲第12項記載の
    電極。 14 細長い金属部材の両群とも可撓性である特許請求
    の範囲第12項記載の電極。 15 フィルタープレス型の単極式電解槽における陰極
    として用いるに適当な特許請求の範囲第14項記載の電
    極。 16 1つの平面にある細長い金属部材の部分が互いに
    実質的に平行である特許請求の範囲第1項乃至第15項
    の何れかに記載の電極。 17 前記電極をキャパシター放電熔接により金属シー
    トに載置する特許請求の範囲第1項乃至第16項の何れ
    かに記載の電極。
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