JPS5897588A - ガントリクレ−ン付コンテナ運搬船 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンテナ荷役用のガントリクレーン設備を備え
たコンテナ運搬船に関するものである。

一般に＝ンテナ荷役設備のない港へ寄港して運航するコ
ンテナ運搬船には、コンテナ荷役用のガントリクレーン
が設備される。第１図はガントリクレーンを設けない従
来のコンテナ運搬船の概要側両図、第２図は同じく拡大
断面図、第一３図はガントリクレーンを設けた従来のコ
ンテナ運搬船の第２図に対応して示す拡大断面図、第４
図は同じくガントリクレーンの側面図である。第１図お
ｉび第２図において、図に矢印Ａで示す方向に航行する
コンテナ運搬船１の船首側には、居住区２およびブリッ
ジ３が配設されておシ、また、船尾側には、エンジンル
ーム４が設けられている。甲板下のハツチ内には、多数
のコンテナ５が、ハツチの縁材である左右のハツチエー
ミング６０間に位置して積載されておシ、さらに、ハツ
チを覆うハツチカバー７の上ナラびにエンジンルーム４
の上にも、複数段のコンテナ５が積載されている。次に
第３図において轄、左右のハッチューミング６と手すり
８との間にクレーン走行路９が設けられてお夛、この走
行路９上には、クレーンレール１０が、甲板上に積載さ
れたコンテナ５のはソ全長にわたって敷設されている。

１１はこのクレーンレーア＋−１０上を走行するガント
リクレーンであって、船幅よりも広幅に形成された水平
状の桁１２と、左右の脚１３と、脚１３の下端に直交し
て設けられたシルビーム１４とで本体を側面視Ｕ字状に
形成されておシ、左右の各シルビーム１４の前後両端部
には、クレーンや一ル１０上を転動する車輪１５が設け
られている。さらに、桁１２上には、船の一方向に走行
するタップフレーム１６が設けられており、このクラブ
フレーム１６からはコンテナ５′ｃ吊下する吊金具１７
がワイヤ１８によって昇降自在に垂下されている。そし
て、ガントリクレーン１１は、運転席１９からの操作で
前後左右方向に走行し、船１とコンテナ岸壁との間でコ
ンテナ５の荷役を行なう〇 ところが、このような従来のコンテナ運搬船においては
、ガントリクレーン１１を設けることによりその走行路
９の上方にはコンテナ５を積むことがで話なくなり、こ
の場合には第２図と第３図とを比較すれば明らかなよう
にコンテナ５の積載個数が左右２列分だけ減るという欠
点がある。ま良、コンテナ５は一般に長さが＋０訳のも
のと２０吸のものとがあってこれをクレーン１１で吊る
場合にはいずれもワイヤ１Ｂをコンテナ５の長手方向中
央部に位置させて吊らなければならないので、４０１Ｒ
のコンテナ５が吊れるようにワイヤ１８と脚１３との間
隔を２０訳以上に決めると、同じ位置にある２０只のコ
ンテナ５を吊るときには、クレーン１１ｔ−１０訳だけ
船首側へ寄せる必要がある。したがって、２０吸のコン
テナ５を居住区２に接するまで一杯に積むと、クレーン
１１の脚１３やシルビーム１４が居住区２およびブリッ
ジ３と干渉することになシ、止むを得ずコンテナ５と居
住区２との間にクレーン１１が踏み込めるだけの余分な
空間部を設けなければならまいので、これまたコンテナ
５の積載個数が減るという、欠点があった。また、この
空間部をなくすためにクレーン１１のトロリ上にシアト
ド四りを設けてワイヤ１８の位置を吊荷中心まで移動さ
せるようにしたものもあるが、クレーン１１の構造が複
雑となり、また操作が面倒であった。さらに、クレーン
１１は、航海中にこれをブリッジ３側へ寄せて脚１３の
下部を船体に繋留することにより、波浪による船のロー
リングやピッチングでクラブフレーム１６や桁１２に発
生する慣性力および風荷重を支持させているが、−この
荷重がきわめて大きいために、脚１３に荷役時に必要な
強度よりも大きな強度を確保しなければならず、非経済
的であった。

本発明は以上のような欠点を一挙に解消するためになさ
れ九もので、基端のシルビームを左右舷側のクレーンレ
ールに沿わせて走行するガントリクレーンの脚を、上部
水平部材の突出端が船尾側を向くように逆り字状に形成
してクレーン全体を側面視コ字状に形成するとともに、
船首側の居住区とブリッジとの左右両側に空間部を設け
、クレーンレールを、上部へコンテナが橋架積載可能な
舷側の溝内に敷設して前記空間部内へ延在させることに
より、クレーンをコンテナが上方に積載可能な溝内を走
行させ、居住区とブリッジとの側方へ進入させることを
可能ならしめて両舷側と船首側とにおけるコンテナの積
載個数の増加を計り、かつクレーン格納時にこれを上部
で繋留し航海時に船の動揺で脚やシルビームに及ぶクレ
ーンの荷重を軽減してその小形化を計ったガントリクレ
ーン付コンテナ運搬船を提供するものである。以下、本
発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。

第５図ないし第８図は本発明に係るガントリクレーン付
コンテナ運搬船の実施例を示し、第５図はその概要側面
図、第６図は船首部の平面図、第７図は拡大断面図、第
８図はガントリクレーンの側面図である。これらの図に
おいて、図に矢印Ｂで示す方向に航行するコンテナ運搬
船２１の船首側には、居住区２２とブリッジ２３とが配
設されており、また船尾側の甲板下方にはエンジンルー
ム２４が設けられている。甲板下のハツチ内には多数の
コンテナ２５が、ハツチの縁材である左右のハッチュー
ミング２６の間に位置して積載されており、さらにハツ
チを覆うハツチカバー上ならヒニエンジンルーム２４の
上にも複数段のコンテナ２５が積載されている。船２１
の両舷側には、前記ハッチューミング２６と、上面のた
いらなペデスタル２７とで両壁を形成された溝２８が船
尾と居住区２２との間に延設されており、さらに居住区
２２の両側方には空間部２９が設けられていて、溝２８
はこの空間部内へ延在されている。また、溝２８内には
、クレーンレール３０が全長にわたって敷設されている
。

全体を符号３１．で示すものは、ガントリクレーンであ
って、全体の側面視をは譬コ字状に形成されている。す
なわち、その基部のシルビーム３２は、４０只のコンテ
ナ２５とほぼ同長で断面を逆Ｕ字状に形成されており、
その前後両端部には、クレーンレール３０上を転動する
車輪３３が設けられている。煮ヒルビーム３２の船首側
端部には、直立する垂直部材３４ｍとその頂部から先端
を船尾へ向けて突出する水平部材３４ｂとで逆り字状に
形成された脚３４が一体的に固着されて立設されてお９
、その突出端は、船２１の幅よりも長い桁３５で連結さ
れている。３６はクラブフレームであって、桁３５上に
設けたレールに沿って走行自在な走行フレーム３６ｍと
、これから先端を船尾へ向けて突出する片持状の梁３６
ｂとで形成されておシ、その梁３６ｂから平行して垂下
された一対のワイヤ３Ｔの下端部には、コンテナ２５を
吊シ上げるフックを備えた伸縮自在なテレスコピックス
プレッダ３８が取付けられている。ワイヤ３Ｔは、ガイ
ドプーリを介してウィンチ３１′に接続されており、梁
３６に固定して設けた運転室４０内からの操作で伸縮し
て各種のコンテナ２５を吊上げるように構成されている
０なお、桁３５に沿ったタップフレーム３６の走行も運
転室４０内で操作される。

このように構成されたガントリクレーン３１は運転室４
０からの操作でクレーンレール３０に泊って走行すると
ともに、溝２８およびクレーンレール３０を居住区２２
およびブリッジ２３の側方の空間部２８内へ延在させ九
ことにより、脚３４が居住区２２およびブリッジ２３の
側方に位置しかつ桁３５がブリッジ２３に近接する位置
まで移動して格納される。また、この格納時には、桁３
５と、ブリッジ２３の上部構造物であるスーバストラク
テユアとが第６図に示す索留具４１で連結さ扛、移動を
係市されて船体側に撃留されるように構成されている０
４２は救命ボートである。

以上のように構成されたコンテナ運搬船２１におけるコ
ンテナ２５の荷役動作をハツチカバーとエンジンルーム
２４の上方のものについてのみ説明する。図に示すよう
に満載されたコンテナ２５を岸壁へ卸す場合には、クレ
ーン３１の撃留を解いたのち船首側から船尾側へ向って
順次荷卸し作業を行なうか、またはクレーンを船尾方向
へ走行させ彦から先ず両舷側のコンテナ２５を卸す。次
いでクレーン３１を船尾方向へ走行させて両舷側のコン
テナ２５を卸したのち残りのコンテナ２５を卸すことに
より荷卸し作業が完了する。この場合、シルビーム３２
が溝２８内をコンテナ２５の下方へ進入するので、クレ
ーン３１の走行および荷卸し作業を妨げることがない。

次に、コンテナり呪′ｆ／紐ナー蝙銅七茹佃１．とけ揃
１晒に船足儂１から船首側へ向って順次積込み作業を行
なうかまたは両舷側を除く中央部のコンテナ２５を積込
んだのちクレーン３１を走行させ、両舷側のコンテナ２
５を船尾側から順に積みながらクレーン３１を船首側へ
向って走行させる。この場合、シルビーム３２が突込ま
れた溝２Ｂの上には、コンテナ２５が両側のハッチュー
ミング２６とペデスタル２７との間に橋架された状態で
積まれるので積荷作業および積荷後におけるクレーン３
１の走行を妨げることがない。このようにして両舷側の
コンテナ２５を居住区２２に近接するまで積み終ると、
クレーン３１は居住区２２側方の空間部２９内へ進入し
、桁３５がブリッジ２３にはソ接する位置まで近接する
。そこで、桁３５とブリッジ２３のスーパストラックチ
ェアとを索留具４２によシ緊張状態で強固に固定する。

なお、以上は２０１１１Ｊ２のコンテナ２５を積載する
場合について述べたが、４０訳のコンテナ２５を積載す
る場合、最船首側のコンテナ２５をブリッジ２３に近接
させて積んでも２０只の場合より吊荷中心がブリッジ２
３がらｌｏ吸ほど遠ざかるので、積荷後にクレーン３１
のみを空間部２９内へ進入させて撃留すればよい。

以上の説明により明らかなように、本発明によれば、ガ
ントリクレーン付コンテナ運搬船において、基端のシル
ビームを左右舷側のクレーンレールに浴わせて走行する
ガントリクレーンの脚を、土部水平部材の突出端が船尾
側へ向くように逆り字状に形成してクレーン全体を側面
視コ字状に形成するとともに、船賃側の居住区とブリッ
ジとの両側に空間部を設け、クレーンレールを、上部へ
コンテナが橋架積載可能な舷側の溝内に敷設して前記空
間部内へ延設することにより、進退するクレーンのシル
ビームの上方へもコンテナを積載することができるので
、従来よりもコンテナの積載数量を両舷側の２列分だけ
増やすことができるとともに、短かいコンテナの場合に
吊荷中心が居住区やブリッジ側へ寄っても、クレーンが
居住区側方の空間部内へ進入することによりコンテナと
ブリッジとが干婢するのを回避することかで龜るので、
ブリッジ・に接するまでコンテナを積載することがで色
、前記両舷側の増量と相まってコンテナの積載数量を大
幅に増やすことができて運搬船の一航海当りの輸送量が
増加しその効果がきわめて顕著である。また、クレーン
の格納時には、その桁および脚をブリッジに近接させて
これを上部で船体側に撃留することができ、航海中に波
浪により船がローリングしたりピッチングしてもクレー
ン各部に作用する付加力がクレーンの脚やシルビームに
作用することがなく、脚、シルビームなどには荷役作業
に耐えるだけの強度を確保すればよいので、航海中の強
度を見込んだ従来のものと比較してクレーンを著しく小
形で軽量に構成することができ、経済的効果が大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は従来のコンテナ運搬船を示し、第
１図はガ／ト、リフレーンを備えない運搬船の概要側面
図、第′２図は同じく拡大断面図、第３図はガントリク
レーンを備えた運搬船の積荷状態を第２図に対応して示
す拡大断面図、第４図は同じくガントリクレーンの側面
図、第５図ないし第８図は本発明に係るガントリクレー
ン付コンテナＡＭ船の実施例を示し、第５図はその概要
側面図、第６図は船首部の平面図、第７図は拡大断面図
、第８図はガントリクレーンの側面図である。 ２１・−・串コンテナ運搬船、２２・・０・居住区、２
３１１＃＃−ブリッジ、２８−・・・溝、２９・・・・
空間Ｎ、３　Ｇ・・・・クレーンレール、３１・・・・
ガントリクレーン、３２・・・・シルビーム、３４・慟
・・Ｉｔｓ、３４ｂ・・嗜−水平部材、３５・・・・桁
、３６・φ・・クップ７レーム。 特許出願人三井造船株式会社 代理人山川政樹（はが１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 船首側に居住区とブリッジとを備え左右の舷側にクレー
   ンレールを備えたガントリクレーン付コンテナ運搬船に
   おいて、前記ガントリクレーンの本体を、前記左右のク
   レーンレール上に沿って走行自在に設けられたシルビー
   ムと、これら各シルビームの船首側端部に立設された逆
   り字状の脚と、これら左右の脚の船尾側へ向う突出端部
   を連結する桁と、この桁に沿って走行自在に設けられた
   クラブフレームとで側面視コ字状に形成するとともに、
   前記居住区とブリッジとの側方に空間部を設け、前記ク
   レーさ１上部へ・ンテナを橋架積載　−可能な舷側の溝
   内に敷設して前記空間部内へ嬌在させたことを特徴とす
   るガントリクレーン付コンテナ運搬船。