JPS589728B2 - ガラス繊維強化セメントの成形型 - Google Patents

ガラス繊維強化セメントの成形型

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Publication number
JPS589728B2
JPS589728B2 JP10724878A JP10724878A JPS589728B2 JP S589728 B2 JPS589728 B2 JP S589728B2 JP 10724878 A JP10724878 A JP 10724878A JP 10724878 A JP10724878 A JP 10724878A JP S589728 B2 JPS589728 B2 JP S589728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
grc
outer frame
glass fiber
fiber reinforced
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10724878A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5532683A (en
Inventor
松井健一
赤坂保
太田守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP10724878A priority Critical patent/JPS589728B2/ja
Publication of JPS5532683A publication Critical patent/JPS5532683A/ja
Publication of JPS589728B2 publication Critical patent/JPS589728B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガラス繊維強化セメント(以下GRCと称す
)の成形型に関するものであって第1図に示すような比
較的板状物に近い肉薄で、表裏面のうち、少なくとも一
方の面が緻密な凸凹模様を有し且つ、その肉厚に相当す
る程度の深い四部や凸部を表裏に有しているGRC体を
容易に製造できることを目的として成されたものである
GRCは、強度に優れ造形性にも富む新材料として近年
注目され、建築用部材、装飾品、等多方面に応用されよ
うとしており、石綿セメント板に代わる外壁、内壁板の
ような表面が平滑なものから、大規模なレリーフを有す
るビルの装飾品に至るまで現在では多岐にわたり応用さ
れている。
しかしながら第1図に示した成形品のように、緻密な凹
凸模様を有し、しかも強度的に非常に優れたGRC体に
ついては、製造上、問題が残されているのが現状である
すなわち現在GRCの賦形方法としては、犬別して注型
法、スプレー法及び抄造法の3方法が用いられており、
それぞれ製品の形状に応じていずれかの方法がとられて
いる。
すなわち、平滑板状品の場合なら抄造法、表裏一方の面
に模様がある場合や、比較的肉薄であって、しかも板状
でないものはスプレー法が採用されているが、その他は
ほとんど注型法である。
注型法は予め、セメントモルタル中にガラス繊維を混合
したものを型枠内に流し込んで賦形するものである故、
肉薄品より形のある製品に適している。
しかしながら表裏面の少なくとも一方に模様があり、し
かも深い凹部や凸部が表面から裏面にわたって施こされ
ているGRC体については、スプレー法では賦形できな
い。
というのもスプレー法の場合は、型に接触する側の面は
、型どおりの模様を付すことができるが裏面はスプレー
したままの面になっているからである。
抄造法ではもちろん製作できないから、残る注型法にた
よることになるが、GRC体が板状物に近く、しかも複
雑な凹凸模様を有しているものの場合、従来の成形型で
は次の様な問題点を有している。
(イ)型が複雑な形状の為、脱型が困難である。
(口)概ね、板状の製品である為、注形時に気泡を連行
し易い。
(/→凹部や凸部にまで材料が行きわたりにくい。
本発明は、以上の欠点をなくし、注型法により賦形した
場合でも、凹凸細部にまで材料が行きわたり、しかも気
泡を連行することをなくし、脱型が容易に行なえるよう
にしたものであり、以下図示実施例に基づき詳述する。
第1図a,bは前述のように表裏面の少なくとも一方に
緻密な凹凸模様を有し、且つその肉厚に相当する程度の
深い凹部と凸部とを表裏両面に備えた板状物に近い円形
GRC体Aを示したものであって、このGRC体Aを製
造する成形型について実施例をあげてある。
第2図aは本発明一実施例の断面図であり、同図bは同
上の平面図であって、1はGRC体Aの形状に合ったダ
イレクト型となる弾性型であり、シリコンゴム、ウレタ
ンゴム等の弾囲を有している材料から成っていて、上下
に分割されており、肉厚は、可能な限り、薄くしてある
肉薄にする理由は、元来、セメント材料の型としては、
コスト的に高価なもーあり寿命も、木型、FRP型に比
べて短かいという欠点を有する為に型のコストを下げる
目的である。
この様なシリコンゴム、ウレタンゴム等の弾性質材料を
セメント質物の賦形に使用することは従来から知られて
いるがゴムだけの型を用いる場合は、型自体の重量と弾
性の為に変形する恐れがあり、できるだけ肉厚にして使
用されていた。
しかし、この場合には、コストが高くつくと同時に、脱
型時に充分な弾性を生かしにくいという欠点が存在する
しかるに本発明の型は、この弾性に富んだ弾性型1の上
下外面に接して塑性質の外枠2,3を設置し、さらにこ
れらの一部が開閉可能な構造にし、同時に内部の弾性型
1を自在に変形できる様な構造にしたものである,第2
図では外枠3は円形状をした板状で中央部に開孔部5を
くり抜いたものであり、また外枠2は、第2図bでその
形状が明らかなように扇形又は長方形に近い形をしてお
り、外枠3の周部と各外枠2の外周部とを連結したボル
ト4の締め具合により、上方に若しくは外方に各外枠2
が開くようになっている。
支持体6はこの上方に開く際の支点となる。
注型にあっては次のようにして行なう。すなわち予め、
GRC体を注型するに必要なGRCモルタル8を適宜混
練し、そして第3図に示すように開いた弾性型1内に流
し込むのである,すなわち振動可能な台9の中央部に設
けられたジャッキ10によって弾性型1の中央部を押し
上げ中央部のレベルを高くすると同時にボルト4を締め
れば外枠2が上方に開くとともに中央部を押し上げられ
た弾性型1も上面中央の注入口11を外側に開いた状態
となる。
この状態で、モルタル供給ノズル7よりGRCモルタル
8を弾性型1内に流し込み、必要とあらば、台9を振動
させてGRCモルタル8の流動性を向上させ、また同時
に脱泡するのである。
供給するGRCモルタル8の量は予め、必要量をチェッ
クしておき、所定の量は流し込み型の細部にまで材料が
行きわたった時点で、ジャッキ10及びボルト4を元に
もどし弾性型1を必要な形状にもどすのである。
供給したGRCモルタル8が、保形性を有するまで硬化
が進行すれば外枠2,3から弾性型1をはずし、第4図
に示した状態で適宜さらに養生すれば良い。
保形性が充分出た時点で第5図に示すように弾性型1を
はずせば、所望のGRC体Aが得られるのである。
尚、本実施例図では、中央部を高くする構造で注型して
いるが、型の形状によっては必らずしも中央部を高くす
る必要はない。
要は注型時に弾性型を変形させてGRCモルタルの流動
性及び細部への浸入性を向上させるべく二重型構造を持
つ様な型であれば良いのである。
従って、型の形状も材質も特に限定するものではない。
このようにGRCモルタルの注入に際して弾性型1を変
形させることにより、細部に至るまでGRCモルタルが
流れ込み、気泡が内部に残ることがないものであって、
第1図に示した形状に限らず、どのような複雑な形状の
ものでも且つ板状のものでも゛す″の入らない美しいG
RC体を容易に賦形できるものであり、しかもこの弾性
型は、外枠によって保持されるものであるから、変形自
在とはいえども外枠が型開きされていない時にはGRC
モルタルによる内圧と外枠とによってその形状が保持さ
れ、所望の形状のGRC体が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,tは本発明において成形されたGRC体の断
面図及び平面図、第2図a,tは本発明一実施例の断面
図及び平面図、第3図は同上の注型時の動作説明断面図
、第4図及び第5図は外枠より取り出した弾性型の断面
図である。 1は弾性型、2.3は外枠を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 型開き自在な塑性体製外枠と、外枠内に配置される
    とともに外枠にて保持される弾性型とより成る二重型で
    構成され、且つ弾性型は外枠の型開き時に変形自在であ
    ることを特徴とするガラス繊維強化セメントの成形型。
JP10724878A 1978-08-31 1978-08-31 ガラス繊維強化セメントの成形型 Expired JPS589728B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10724878A JPS589728B2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 ガラス繊維強化セメントの成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10724878A JPS589728B2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 ガラス繊維強化セメントの成形型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5532683A JPS5532683A (en) 1980-03-07
JPS589728B2 true JPS589728B2 (ja) 1983-02-22

Family

ID=14454228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10724878A Expired JPS589728B2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 ガラス繊維強化セメントの成形型

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JPS5532683A (en) 1980-03-07

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