JPS5897210A - 導体予熱装置の絶縁シ−ブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、絶縁ケーブル用連続架橋装置の導体予熱装
置１こおける絶縁シーブの構造に関するものである。

第１図（こ示すように、サプライドラム１から供給した
導体Ａの外側Ｓこ押出し機２Ｉこよって絶縁被覆を施し
、これを架橋管３Ｉこ導入して架橋・冷却する絶縁ケー
ブル用連続架橋装置ｌｌこおいては、架橋効率を高める
ため、架橋管３による絶縁被覆の外部加熱に加え、導体
Ａを予熱装置４により予め加熱して絶縁被覆を内部加熱
する方法が採用されている。

ここで、導体予熱装置４は、短絡シーブ１と絶縁シーブ
６との間に導体Ａをかけ渡し、この導体Ａをリングトラ
ンスを用いた電磁誘導法１こよって加熱するよう番こし
ている。この導体予熱装置４は、図示のようなカテナリ
型連結架橋装置の他藝こ、縦型連続架橋装置１こも普通
に取付けられる。

導体予熱装置４を用いる連続架橋装置においては、導体
Ａの予熱温度を高くすればする程、架橋ｌこ要する時間
が短縮され、架橋線速を早めることができるが、あまり
高温Ｉこなると、ゴムやプラスチック等の絶縁被覆が熱
分解して物性が低下する。

このため、導体予熱温度は、９００ｃ〜２５０’Ｃ程度
か適当とされている。

ところで、この種の予熱装置ｆこ用いられる従来の絶縁
シーブは、アルミニウム製シーブ本体の導体案内溝１こ
クロロプレンゴムをライニングシタ構成であるため、使
用可能な温度範囲が、９０’（〜１３０℃であり、導体
をこれ以上の高温ｆこ予熱すると、ライニング層が熱破
壊し、導体の高温予熱１こは不適当である。また、導体
との接触ｌこよってライニング層が摩耗し易く、その摩
耗ｆζよって生じた粉体が導体の表面ｆこ付着し、良好
な製品を得ることができないという欠点がある。

そこで、この発明は、絶縁性、耐熱性並び１こ耐摩耗性
１こ優れ、しかも機械的強度の大なる耐久性１こも優れ
た絶縁シーブを提供することを目的としている。

この発明の特徴は、第１１こアルミニウム等より成るシ
ーブ本体の外周の嵌合溝１ζ、絶縁性、耐熱性及び耐摩
耗性ｆこ優れたセラミック駒を嵌め合わせて環状に配置
し、このセラミック駒で導体の移動を案内することｆこ
あり、第２１仁、上記セラミック駒の内側の曲率半径を
嵌合溝の溝底の半径１こ対して予め大きくしておき、が
っセラミック駒の導体案内溝ｆこおける溝底の曲率半径
をシーブ本体の回転軸心を中心として導体案内溝の溝底
の両端間中央位置を通る仮想円半径より小さくし、導体
の移動を案内するセラミック駒の両端間中央部分に導体
張力１こよる圧縮荷重が加わるよう１こして上記セラミ
ックが破壊するのを防止するよう１こしたものである。

以下、この発明の詳細な説明する。

第２図乃至第５図１こ示すよう１こ、アルミニウム等よ
り成るシーブ本体１０の外周には円方向に延びる嵌合溝
１１が形成され、この嵌合溝１１＋こ複数のセラミック
駒１２が嵌め合わされて環状に配置されている。

セラミック駒１２は、円方向１こ分割した弧状１こなり
、その外周１こは、導体案内溝１３が設けられている。

このセラミック駒１２の内側の曲率半径ｒ０は、嵌合溝
１１の溝底の半径ｒｌｌこ対して大きくなり、また導体
案内溝１３の溝底の曲率半径Ｒ０は、シーブ本体１０の
回転軸心を中心として導体案内溝１３の溝底の両端間中
央位置を通る仮想円半径Ｒ１より小さくなっている。（
第５図）嵌合溝１１１こ嵌め合わせた上記のセラミック
駒１２の両端部は、径方向１こ移動可能１こ支持され、
かつ抜は止めされている。図示の実施例では、嵌合溝１
１の対向する側壁１４間にガイド軸１５を渡し、このガ
イド軸１５をセラミック駒１２の両端向１こ形成した抜
は止め溝１６１こ挿入し、上記抜は止め溝１６とガイド
軸１５との間１こ径方向のガタを形成している。

いマ、各セラミック駒１２＋こよって環状１こ形成され
た導体案内溝１３１こ導体Ａの一部を嵌め合わせてこの
導体Ａの移動を案内すると、セラミック駒１２の内側と
嵌合溝１１の溝底との曲率半径の相違、及びセラミック
駒１２の導体案内溝１３における溝底の曲率半径とこの
溝底の両端間中央位置を通る仮想円半径の差によってセ
ラミック駒１２の両端間中央部分に導体Ａの張力による
圧縮荷重が作用する。この結果、導体張力による圧縮荷
重によってセラミック駒がひび割れしたり、割れたりす
るようなことがない。

なお、セラミック駒１２と嵌合溝１１の溝底との間及び
隣接するセラミック駒１２の間に目地材１７を介在させ
ておくことにより、ｉ音の発生防止及びセラミック駒１
２の破損防止１こ効果をあげることができる。

以上のよう１こ、この発明は、シーブ本体の嵌合溝に絶
縁性、耐熱性及び耐摩耗性に優れた弧状のセラミック駒
を嵌め合わせて環状に配置し、このセラミック駒の外周
に形成した案内溝で導体の移動を案内するようにしたの
で、高温の導体予熱番こ充分使用することができると共
に、導体との接触１こよるセラミック駒の摩耗は皆無で
あり、導体表面に摩耗した粉体の付着がなく、良好な絶
縁ケープルを得ることができる。

嵌合溝に取付けるセラミック駒の内側の弧状中心及び導
体案内溝の溝底の弧状中心は、シーブ本体の回転中心と
一致させることが望ましいが、このようなセラミック駒
の製造は困難であり、また、上記セラミック駒の内側の
曲率半径が溝底の半径昏こ対して相違する場合は、導体
張力による内方向の押圧（こよってこのセラミック駒が
割れる危惧がある。

しかる１こ、この発明ｆこおいては、セラミック駒の内
側の曲率半径を嵌合溝の溝底の半径より大きくし、かつ
導体案内溝の溝底の曲率半径をシーブ本体の回転軸心を
中心として上記溝底Ｉこおける両端間中央位置を通不仮
想円半径より小さくして導体張力による圧縮荷重がセラ
ミック駒の両端間中央部分に作用するよう１こしたので
、セラミック駒の割れ防止１こ効果をあげることができ
る。また、セラミック駒の曲率を厳密に管理する必要が
ないので安価に製造゛することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、予熱装置を備えたカテナリ型連続架橋装置の
概略図、第２図は、この発明に係る絶縁シーブの一実施
例を示す一部分の断面図、第３図は同上の縦断側面図、
第４図は同上のセラミック駒の斜視図、第５図は同上の
拡大断面図である。 １０・・・シーブ本体、１１・・・嵌合溝、１２・・・
セラミック駒、１３・・・導体案内溝、１４・・・側壁
、１５・・・ガイド軸、１６・・・抜は止め溝特許出願
人　　住友電気工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　シーブ本体の外周（こ設けた円方向の嵌合溝１こ
   導体案内溝を有する弧状のセラミック駒を嵌め合わせて
   環状１こ配置した導体予熱装置の絶縁シーブ。 ２、　前記セラミック駒の内側の曲率半径か、嵌合溝の
   溝底の半径１こ対して大きくなり、かつセラミック駒の
   導体案内溝１こおける溝底の曲率半径か、シーブ本体の
   回転軸心を中心として導体案内溝の溝底の両端間中央位
   置を通る仮想円半径に対して小さくなっている特許請求
   の範囲第１項記載の導体予熱装置の絶縁シーブ。 ３、前記セラミック駒を支持する手段が、セラミック駒
   の両端面に形成した抜は止め溝に嵌合溝の両側壁に渡し
   たガイド軸を挿入して、このガイド軸と抜は止め溝との
   間１こ径方向のガタを形成した特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項記載の導体予熱装置の絶縁シーブ。