JPS58960Y2 - X線パルス撮影装置 - Google Patents

X線パルス撮影装置

Info

Publication number
JPS58960Y2
JPS58960Y2 JP16104277U JP16104277U JPS58960Y2 JP S58960 Y2 JPS58960 Y2 JP S58960Y2 JP 16104277 U JP16104277 U JP 16104277U JP 16104277 U JP16104277 U JP 16104277U JP S58960 Y2 JPS58960 Y2 JP S58960Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
pulse width
tube
output
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16104277U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5485978U (ja
Inventor
宏司 金森
誠一 佐々木
Original Assignee
株式会社島津製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社島津製作所 filed Critical 株式会社島津製作所
Priority to JP16104277U priority Critical patent/JPS58960Y2/ja
Publication of JPS5485978U publication Critical patent/JPS5485978U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS58960Y2 publication Critical patent/JPS58960Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はパルス状X線によるX線パルス映画撮影装置
の自動露光制御系の改良にががるものである。
X線パルス映画撮影装置は被写体を通過したX線像を通
常イメジ管などの映像増倍管にて可視像に変換し、その
出力像を都鳥な光学系を通して映画カメラにて撮影する
ものであるが、X線管およびX線高圧装置と組み合わし
た同期X線パルス制御装置によって映画カメラのシャッ
タと同期しがつシャッタ開度時間内でパルス状X線(l
〜10m5位の時間幅)を発生させ、心血管などの速い
動きのあるものを対象としても運動のボケの少ない画像
が得られるようになっている。
しかしながら被写体の撮影部位にあるいはその体厚の変
化に応じその通過X線強度を常に一定に保つ自動露光制
御系の性能は撮影フィルム面側を鮮明に、かつちらつき
をなくする重要な要素であるが、従来より用いられてい
るこの自動露光制御系の性能は十分なものでなかった。
すなわち従来はイメジ管の出力像を映像分配器で取り出
して電気信号に変換し積分した出力信号と、別に設けで
ある基準出力発生器の基準出力比較回路にて比較し、基
準より低いとき、すなわち出力像輝度が低いときはX線
管の管電流を増すかまたは管電圧を上げる方式をとるの
であるが、映画撮影において画質を良くする条件は管電
圧を低く、管電流を最大にすることであるから、管電流
だけで露光制御をするのは困難で望ましくなく、−古管
電圧による制御は応答速度が低く、たとえば出力を2倍
にするのに0.3sec位がかり自動制御には不適であ
り、そのため一般に応答の速いパルス幅制御と管電圧制
御との併用方式がとられていた。
しかしながらこの併用方式は応答速度の異なる二つの制
御系が同時に働くため自動制御系としてハンチングを生
ずる。
たとえば前記のように出力輝度が不足したときパルス幅
は素速く拡がって露光量を大きくすることが、X線管の
管電圧の上昇による出力増加の応答は上記のようにおそ
いので、被写体の変化に追従できず遅れてX線強度を増
加させるため結果として出力輝度を一定に保つことがで
きないという欠点があるだけでなくパルス幅が常に変化
するので、被写体の運動によるボケが生じやすいという
欠点もあってパルス映画撮影画像による診断の高度化を
阻害している現状である。
この考案は以上の現況に鑑みパルス映画撮影装置の自動
露光制御の応答速度を向上させ、ち4つきがなく、かつ
ボケのない鮮明な画像を得るについてパルスX線を放射
し、被写体を通過したX線強度を検出し、これを基準フ
ィルム濃度に相当するX線強度と比較して偏差信号を出
す比較回路とこの偏差信号によってX線パルス幅を制御
する回路と、このX線パルス幅の上下限の設定機能を有
し、かつ前記制御されたパルス幅が前記上下限の設定値
をこえる時X線管の管電圧を前記パルス幅制御と併せ制
御する手段とを備えてなり、前記X線強度を常に基準X
線強度に保つつようにしたことを特徴とするX線パルス
撮影装置にかかるものである。
以下図面によってこの考案の一実施例装置を詳説する。
第1図はこの考案のX線パルスシネ撮影装置の構成を示
すブロック図で、1は格子つき3極X線管、1Gは格子
、2はX線ビーム、3は被写体2aは被写体を通過した
X線、4はイメジ管出力可視像光線、5は映像分配器4
aは5により分配された可視像光線、図において、シネ
カメラのシャッタと同期してパルス状X線を発生させる
パルス制御装置はこの考案に直接関係がないので、簡単
のためX線パルス幅制御装置に含め点線6にてシネカメ
ラとの関係を示す。
今シネカメラに設定するフレーム(最高400フレーム
/5ec)に対応したパルス幅で1のX線管からパルス
状X線2が放射され、被写体3を通過して2aとなり、
イメジ管に入射し、イメジ管内で増倍され可視出力像4
に変換され適当な光学系を用いシネカメラのフィルム上
に露光する。
この4の出力像を映像分配器5によってその一部の出力
像4aを取り出し出力輝度検出器(たとえばホトマルチ
ファイヤ)によって電気信号S1(電流)に変換し、出
力積分器で積分し、その積分値S2(電圧)の比較器に
送る。
この積分値S2は上記したようにフィルムの映像の濃度
を左右するイメジ管の出力輝度に比例し、それはまた被
写体通過X線のX線強度にも比例するものである。
このX線強度(露光量)を常に最適値に保つことがこの
考案の目的であり、そのためこのX線強度の最適値に相
応する基準出力S。
(電圧)が基準出力発生器から上記比較器に常時入力さ
れている。
ために比較器において前記積分値S2と基準出力S。
が比較されその偏差信号S3(電圧)がX線パルス幅制
御装置に入力する。
X線パルス幅制御装置はそれによって信号S4を発しX
線管1の格子1Gの電位を制御してパルス幅を増減する
図示しないが2次側制御X線装置の場合はその制御回路
に設けたテトロードバルブなどの格子を上記と同様制御
することにより同様の効果が得られる。
以上の構成ならびに作動は従来の自動露光制御系にても
ほぼ同様であるが、この考案の実施例装置の特徴は上記
X線パルス幅制御装置にパルス幅の上限、下限ならびに
上下限内において任意の適当な幅で更に上、下に設定点
を設け、前述の制御信号S4にて制御されるX線パルス
幅が上記各設定点を越える時のみX線管制御装置に制御
信号S5を送り上記パルス幅制御と併行してX線管1の
管電圧を制御するというパルス幅ならびに管電圧の併用
制御方式である。
ここで上記パルス幅と管電圧の併用制御系の作動を第2
図のタイムチャートによって詳説する。
第2図のA−Eのいずれも横軸は時間でありタテ軸はX
線パルスの振幅を示す。
図Aは撮影開始時のスタート設定パルスでtlがその設
定幅で前述した1〜10rnsの範囲内で被写体に応じ
て最適と考えられる値とする。
同時に管電圧、管電流も同様に設定することはいうまで
もない。
一方カメラシャツタは■の時点で開き(この時点はもつ
と早い時点でもよい)■の時点で閉じるものとし、時点
IIとIIIは前記した上下限内での上、下のパルス幅
設定点であり設定点IIは通常スタート設定パルス幅の
ほぼ中央に設定する。
合図Aの設定パルス幅t1でスタートしたが、第1図で
説明したとおりX線強度が基準値より低いときは、X線
パルス幅制御装置は信号S4をX線管1の格子1Gを制
御して第2図Bに示すとおりパルス幅をt2のように拡
げる。
しかしその幅が設定点IIIよりlt2のように短かい
範囲においては上記のように単にパルス幅のみの制御に
よってX線強度を基準値に保つ。
この制御系の応答速度は大で、被写体の変化に十分対応
しうるものである。
しかし図りのようにパルス幅がt4と拡がり、設定点I
IIをJt4長くしないとX線強度が基準強度にならな
い場合すなわち被写体厚がたとえば厚くなったために最
初の設定管電圧、管電流によるX線強度では露光時間を
大にしなければ所望のフィルム濃度が得られないという
ことである。
しかしながらパルス幅をt4のように拡げてフィルム濃
度を上げるということは被写体の運動が速ければ画面に
ボケが生じることとなり良好な結果が得られないので、
この考案の装置は図りのように設定点IIIをAt4の
ように越えるとX線パルス幅制御装置はパルス幅制御信
号S4を出しながらX線管制御装置にも管電圧制御信号
S5を送りX線管1の管電圧を上昇させ、X線強度を大
きくシ、パルス幅t4のAt4が消えるまでせばめる。
パルス幅がせばめられ設定点III以下になると再び前
記パルス幅制御信号S4のみにて自動露光制御を行う。
設定点IVには前述したようにカメラのシャッタが閉じ
る時点であるので、これ以上パルス幅が拡がることを防
ぐリミッタが設けである。
つぎに第1図の自動露光制御系で出力が増加した場合は
上記の逆の作動でパルス幅がせばめられる。
それは第2図Cのt5のように設定点IIよりjt5長
い範囲では図Bと同様、パルス幅制御だけで、図Eのt
6のように設定点IIよりAt6短かくなると図りとは
逆にX線管1の管電圧を下げる制御信号S5′がパルス
幅制御信号S4と併行して発せられ、X線強度を減じパ
ルス幅t6を拡げ設定点II組以上なるまで管電圧制御
が働らくよう構成されている。
以上の作動によって被写体の厚さや質量の変化によって
透過X線強度すなわち出力が大巾に変化して生ずる基準
出力との偏差を速かに零にし、常に最適の露光量に保つ
自動露光制御系の応答特性(実測値)を第3図に示す。
第3図の横軸は時間secでタテ軸は上記X線強度に比
例する出力■で、第1図出力積分器の信号S2(電圧)
、基準出カニ。
は基準出力発生器の信号S。
(電圧)であり、点線で示す2つの応答特性、すなわち
出力が基準より高いA特性、逆に低いB特性はともに図
のように0゜2secで収れんすることが実証された。
なおA特性においては出力変化値A。
が基準出力の約2倍まで、B特性にては出力変化値B。
が基準出力の約50%までの範囲にあれば上記0,2S
eCで偏差を零にする応答速度の高い制御系である。
以上がこの考案の一実施例装置の構成およびその作動で
あるが、自動露光制御系における個々の機器、装置は必
ずしも第1図の実施例に限定されるものでなく、たとえ
ばイメジ管のない系も考えられるなどである。
またX線管の管電流をパルス幅と同様に制御し、管電圧
の制御を実施例と同様に併用する制御系も実現しうるも
のである。
この考案は以上のように構成されているもので、従来の
自動露光制御系では得られなかった応答速度の高い自動
露光制御ができ、かつ制御系にハンチングが生じないの
でちらつきのない画面が得られるだけでなく、X線強度
を一定に保つについてX線管を最適の管電圧で使用し、
またパルス幅を任意の範囲でせばめて撮影するので被写
体の運動によるボケを防ぐことができ、鮮明な画像をと
らえることにより高度の診断を可能とする装置を提供し
得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のX線パルスシネ撮影装置
のブロック図、第2図A−Eはこの考案の要点であるX
線パルス幅制御動作とX線管の管圧制御動作の説明用タ
イムチャート、第3図はこの考案の制御系の応答特性図
である。 1・・・・・・X線管、1G・・・・・・格子、2・・
・・・・X線ビーム、3・・・・・・被写体、5・・・
・・・映像分配器、Sl・・・・・・出力(輝度)に比
例する信号、S2・・・・・・S□の積分信号、So・
・・・・・基準出力信号、S3・・・・・・偏差信号、
S4・・・・・・X線パルス幅制御信号、S5.S5′
・・・・・・管電圧制御信号、■・・・・・・カメラシ
ャッタ開放時点またはX線パルス立上り点、II・・・
・・・X線パルス幅下側設定点、III・・・・・・X
線パルス幅上側設定点、■■・・・・・・カメラシャッ
タ閉止時点、tl・・・・・・スタート設定パルス幅(
ms)、t2.t5・・・・・・パルス幅のみ制御時の
パルス幅(ms)、t4.t6・・・・・・パルス幅と
管電圧制御併用時のパルス幅(ms)、A・・・・・・
出力が基準値より高いときの応答特性、B・・・・・・
出力が基準値より低いときの応答特性。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パルスX線を放射し、被写体を通過したX線強度を検出
    し、これを基準フィルム濃度に相当するX線強度と比較
    して偏差信号を出す比較回路と、この偏差信号によって
    X線パルス幅を制御する回路と、このX線パルス幅の上
    下限の設定機能を有し、かつ前記制御されたパルス幅が
    前記上下限の設定値をこえる時X線管の管電圧を前記パ
    ルス幅制御と併せ制御する手段とを備えてなり、前記X
    線強度を常に基準X線強度に保つようにしたことを特徴
    とするX線パルス撮影装置。
JP16104277U 1977-11-30 1977-11-30 X線パルス撮影装置 Expired JPS58960Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16104277U JPS58960Y2 (ja) 1977-11-30 1977-11-30 X線パルス撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16104277U JPS58960Y2 (ja) 1977-11-30 1977-11-30 X線パルス撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5485978U JPS5485978U (ja) 1979-06-18
JPS58960Y2 true JPS58960Y2 (ja) 1983-01-08

Family

ID=29155372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16104277U Expired JPS58960Y2 (ja) 1977-11-30 1977-11-30 X線パルス撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58960Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5673894A (en) * 1979-11-16 1981-06-18 Shimadzu Corp X-ray motion picture picking-up device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5485978U (ja) 1979-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9762806B2 (en) Imaging apparatus having variable diaphragm
CN105979162A (zh) 一种可扩展动态范围图像的自动曝光调整方法及装置
JPS61286843A (ja) X線透視速写撮影方式
JP2006243381A (ja) 撮影装置
JP2020109924A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPS58960Y2 (ja) X線パルス撮影装置
US5946035A (en) Flash control method for an interline charge coupled device camera
US5239567A (en) X-ray imaging system
JP2000012280A (ja) X線シネ撮影装置
JP2647075B2 (ja) デイジタル・フルオログラフイ装置
JP3348799B2 (ja) ストロボ撮影可能な電子スチルカメラ
JPS5842676B2 (ja) ビデオカメラ
JPS598985B2 (ja) X線テレビ透視撮影装置
JPS6358432B2 (ja)
JPH0549631A (ja) X線画像撮影装置
JP2692854B2 (ja) 自動露光制御装置
US4754470A (en) Exposure anticipation circuit
JPH0787396A (ja) X線tv装置
JPS6330759B2 (ja)
JPH0917594A (ja) X線撮影装置
JP2631215B2 (ja) 露光制御装置
JP2631218B2 (ja) 露光制御装置
JPH02170398A (ja) X線シネ自動撮影装置
JPH039600B2 (ja)
JPS6362197A (ja) X線シネ自動撮影装置