JPS5895521A - 膜を用いる液体分離方法 - Google Patents
膜を用いる液体分離方法Info
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- JPS5895521A JPS5895521A JP19349481A JP19349481A JPS5895521A JP S5895521 A JPS5895521 A JP S5895521A JP 19349481 A JP19349481 A JP 19349481A JP 19349481 A JP19349481 A JP 19349481A JP S5895521 A JPS5895521 A JP S5895521A
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- membrane
- separation
- separation membrane
- liquid
- permeation
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は少くとも液体2成分jBを含む混合液体の成分
ムを成分Bとを膜を用いて分離する方法に関する。
ムを成分Bとを膜を用いて分離する方法に関する。
近年来、膜を用いる液体成分の分離は、海水の淡水化な
どに用いられる逆浸透法、細菌濾過などに用いられる限
外−過性、人工腎臓などとして知られている透析法、空
気の酸素富化などに用いられる気体分離法などが急速j
、と進歩し実用に供せられているうしかしながら、混合
液体の成分を液体分離膜あるいは液〜液分離膜を用いて
分離する液体分離法は未だ実用化されていない。
どに用いられる逆浸透法、細菌濾過などに用いられる限
外−過性、人工腎臓などとして知られている透析法、空
気の酸素富化などに用いられる気体分離法などが急速j
、と進歩し実用に供せられているうしかしながら、混合
液体の成分を液体分離膜あるいは液〜液分離膜を用いて
分離する液体分離法は未だ実用化されていない。
これは、従来の膜分離法が主として成分粒子(あるいは
分子)の大きさの違いを利用、たとえば膜の微細孔より
小さい粒子は膜を透過し、微細孔より大きい粒子は透過
しないといった分子篩原理や、小さい粒子の拡散運動が
大きい粒子よりも激しいために膜を拡散透過する確率が
大であるといった熱運動原理を応用する方法であるのに
対して、液体分離法では主として混合液体成分と膜との
親和性の違いを利用して親和性の大きい成分は膜を透過
し、小さい成分は透過しないといった親和性原理を応用
する方法であることによる。つまり1分離原理が他の膜
分離法と全く異なるために実用に供し得る分離透過性能
を有する膜を見出すことが容易でないことに起因してい
る。
分子)の大きさの違いを利用、たとえば膜の微細孔より
小さい粒子は膜を透過し、微細孔より大きい粒子は透過
しないといった分子篩原理や、小さい粒子の拡散運動が
大きい粒子よりも激しいために膜を拡散透過する確率が
大であるといった熱運動原理を応用する方法であるのに
対して、液体分離法では主として混合液体成分と膜との
親和性の違いを利用して親和性の大きい成分は膜を透過
し、小さい成分は透過しないといった親和性原理を応用
する方法であることによる。つまり1分離原理が他の膜
分離法と全く異なるために実用に供し得る分離透過性能
を有する膜を見出すことが容易でないことに起因してい
る。
膜の分離透過性能を表わすパラメーターは、分離係数α
と透過率りである。分離係数αA/B 。
と透過率りである。分離係数αA/B 。
A/B
α は2成分ム、Bの濃度をそれぞれCA:J、 C
B)B/A とし、膜を透過する前の濃度には添字inを、また透過
した波の濃度には添字outを付せば次式で定義される
。
B)B/A とし、膜を透過する前の濃度には添字inを、また透過
した波の濃度には添字outを付せば次式で定義される
。
また、透過率りは単位時間当り、単位膜面積当りで膜を
透過する液量で通常fIr/m2hrの単位で与えられ
る。分離係数αA/Bは、膜が成分Bよりも成分ムを通
しやすいときには((A)、/CB) )。ut >
((A)/ (”) ) inであるのでαA/8〉1
であり、逆に成分Bを通しやすいときにはαB/A〉1
であり、成分ムも成分Bも全く同程度に透過するときは
αA/B−αB/A ” ’であるっ 分離性能の良好な分離膜とは分離係数αA/Bあるいは
αB/Aが大きい膜であり、近年来分離性能の高い膜を
得るためこと゛数多くの試みがなされてきた。たとえば
、成分A=トルエン、成分B−メタノールの混合液体(
トルエン/メタノール)の分離膜においては、従来一般
的定説に従えば、成分Aとの親和性を特に大にする置換
基、たとえばムートルエンの場合はフェニル基、を分離
膜を構成するポリマーに導入する試みがなされた。フェ
ニル基を導入することにより分離膜はトルエンとの親和
性を増し、選択的にトルエンを透過しやすくなる(すな
わち1分離係数α が増大する)こA/B とが期待された。しかしながら、実際はこの期待に反し
て分離係数は増加しないつこれは、分離膜のトルエン親
和性が増大したために膨潤度が大になり、いわば分離膜
のポリマー分子間隔が拡大され、かえって成分Bの分子
が分離膜中に浸透しやすくなるためであると解釈される
。
透過する液量で通常fIr/m2hrの単位で与えられ
る。分離係数αA/Bは、膜が成分Bよりも成分ムを通
しやすいときには((A)、/CB) )。ut >
((A)/ (”) ) inであるのでαA/8〉1
であり、逆に成分Bを通しやすいときにはαB/A〉1
であり、成分ムも成分Bも全く同程度に透過するときは
αA/B−αB/A ” ’であるっ 分離性能の良好な分離膜とは分離係数αA/Bあるいは
αB/Aが大きい膜であり、近年来分離性能の高い膜を
得るためこと゛数多くの試みがなされてきた。たとえば
、成分A=トルエン、成分B−メタノールの混合液体(
トルエン/メタノール)の分離膜においては、従来一般
的定説に従えば、成分Aとの親和性を特に大にする置換
基、たとえばムートルエンの場合はフェニル基、を分離
膜を構成するポリマーに導入する試みがなされた。フェ
ニル基を導入することにより分離膜はトルエンとの親和
性を増し、選択的にトルエンを透過しやすくなる(すな
わち1分離係数α が増大する)こA/B とが期待された。しかしながら、実際はこの期待に反し
て分離係数は増加しないつこれは、分離膜のトルエン親
和性が増大したために膨潤度が大になり、いわば分離膜
のポリマー分子間隔が拡大され、かえって成分Bの分子
が分離膜中に浸透しやすくなるためであると解釈される
。
このように、分離膜の分離性能を向上させることは従来
の考え方では非常に困難である。しかしながら、かかる
液体分離膜の分離性能は未だ実用性能に到達していない
ので如何にしてでも分離性能を向上せしめることが必要
である。
の考え方では非常に困難である。しかしながら、かかる
液体分離膜の分離性能は未だ実用性能に到達していない
ので如何にしてでも分離性能を向上せしめることが必要
である。
かかる状況において本発明者らは分離膜の分離性能を向
上せしめる試みを鋭意行った結果、ついに本発明に到達
したものである。すなわち、少くとも2成分からなる混
合液体を分離膜を用いて成分分離する液体成分分離方法
において、該分離膜と混合液体との間に透過量調節膜を
設け、混合液体を分離膜と直接接触しないように隔絶し
て処理することを特徴とする液体分離方法である。この
ように「透過量調節膜」を分離膜とともに用いる仁とに
より該分離膜の分離係数は著しく向上しすぐれた分離性
能を示すようになる。
上せしめる試みを鋭意行った結果、ついに本発明に到達
したものである。すなわち、少くとも2成分からなる混
合液体を分離膜を用いて成分分離する液体成分分離方法
において、該分離膜と混合液体との間に透過量調節膜を
設け、混合液体を分離膜と直接接触しないように隔絶し
て処理することを特徴とする液体分離方法である。この
ように「透過量調節膜」を分離膜とともに用いる仁とに
より該分離膜の分離係数は著しく向上しすぐれた分離性
能を示すようになる。
本発明において分離膜とは、分離係数αA/Bあるいは
αB/Aが1より大である膜で1本発明において混合液
体の成分分離の現象を主として支配する。また透過量調
節膜とは、混合液体が直かに上記分離膜に接することを
禁じ1分離膜に達する混合液体分子数を抑制(すなわち
透過量を調節)する作用を有する膜であり、好ましくは
透過係数0 、3 ft−梗m/m2・hr以上を示す
ものがよい。透過量調節膜は分離能力を有している必要
はないが、当然のことであるが、分離能力を有しておれ
ばそれだけ全体としての分離性能も向上するのであるか
ら、分離能力が無い場合よりも有る場合の方が好ましい
。
αB/Aが1より大である膜で1本発明において混合液
体の成分分離の現象を主として支配する。また透過量調
節膜とは、混合液体が直かに上記分離膜に接することを
禁じ1分離膜に達する混合液体分子数を抑制(すなわち
透過量を調節)する作用を有する膜であり、好ましくは
透過係数0 、3 ft−梗m/m2・hr以上を示す
ものがよい。透過量調節膜は分離能力を有している必要
はないが、当然のことであるが、分離能力を有しておれ
ばそれだけ全体としての分離性能も向上するのであるか
ら、分離能力が無い場合よりも有る場合の方が好ましい
。
また分離膜がαA/Bン1に対し、透過量調節膜がαB
/A > ’のように選択的に透過する成分がそれぞれ
異っていてもよい。なおここで透過係数(Qd)とは1
時間当り単位膜面積(1m2)を透過する成分のグラム
数と膜厚(F7i1)との横である。
/A > ’のように選択的に透過する成分がそれぞれ
異っていてもよい。なおここで透過係数(Qd)とは1
時間当り単位膜面積(1m2)を透過する成分のグラム
数と膜厚(F7i1)との横である。
分離膜の例としては、ポリエチレン、ポリフッ化ヒニリ
テン、ホリビニルアルコール(エチレン−ビニルアルコ
ール系共重合体などのビニルアルコール系共重合体を含
む)、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルシロキサン、ポリエ
チレンイミン、ポリブタジェン、ポリビニルクロライド
、酢酸セルロース、ポリスチレンおよびこれらの共重合
体などの素材よりなる公知の分離膜が先ず挙げられる。
テン、ホリビニルアルコール(エチレン−ビニルアルコ
ール系共重合体などのビニルアルコール系共重合体を含
む)、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルシロキサン、ポリエ
チレンイミン、ポリブタジェン、ポリビニルクロライド
、酢酸セルロース、ポリスチレンおよびこれらの共重合
体などの素材よりなる公知の分離膜が先ず挙げられる。
この他にも、たとえばトルエン/メタノール混合液体に
対するシリコーンゴム膜のように分離係数カ低く(αA
/B ” ’−5)分離膜として性能かあまり発揮され
ない、またはほとんど発揮されなζ・ような公知の膜も
本発明においては分離膜として使用することができる。
対するシリコーンゴム膜のように分離係数カ低く(αA
/B ” ’−5)分離膜として性能かあまり発揮され
ない、またはほとんど発揮されなζ・ような公知の膜も
本発明においては分離膜として使用することができる。
一方、透過量調節膜としては、上に挙げた分離膜の他に
、分離性能を有しない膜あるいは分離性能が低すぎる膜
、たとえばボジビニルアルコール/ポリビニルピロリド
ンの1:1〜2(重、量比)ブレンド膜、再生セルロー
ス膜、シリコーンゴム膜など混合液体の種類によっては
分離係数αがほとんど1であるような膜、を用いること
ができる。透過量調節膜と分離膜とは同じ素材、あるい
は異なる素材であってもよいが。
、分離性能を有しない膜あるいは分離性能が低すぎる膜
、たとえばボジビニルアルコール/ポリビニルピロリド
ンの1:1〜2(重、量比)ブレンド膜、再生セルロー
ス膜、シリコーンゴム膜など混合液体の種類によっては
分離係数αがほとんど1であるような膜、を用いること
ができる。透過量調節膜と分離膜とは同じ素材、あるい
は異なる素材であってもよいが。
分離膜としては分離係数(α)ができるだけ大きく、た
とえば2以上、好ましくは5以上、さらに好ましくは5
以上がよく、また透過係数(Qd)もできるだけ大きい
ものがよい。また透過量調節膜としては透過係数ができ
るだけ大きく、たとえば0.5また不均一構造であって
もよい。またこれらの膜厚は自由に選びうるが、大旨1
〜500μ、好ましくは5〜200μである。
とえば2以上、好ましくは5以上、さらに好ましくは5
以上がよく、また透過係数(Qd)もできるだけ大きい
ものがよい。また透過量調節膜としては透過係数ができ
るだけ大きく、たとえば0.5また不均一構造であって
もよい。またこれらの膜厚は自由に選びうるが、大旨1
〜500μ、好ましくは5〜200μである。
また、分離膜と透過量調節膜との組み合わせ方は7.混
合液体と分離膜とが直接接触しないように分離膜から混
合液体を隔絶するように透過量調節膜を位置せしめれば
よく、その具体的方法としては■分離膜の上に透過量調
節膜を直接重ねる方法(その上に混合液体が位置する)
、また■分離膜と透過量調節膜との間に間隙を設ける方
法などがある。ただし、分離膜と透過量調節膜との間あ
るいは間隙には混合液体成分の蒸気が満ちていることが
好ましい。したがって、核間あるいは間隙において液体
が存在しないようにするために該間隙の圧力を低下せし
め透過量調節膜を通過した成分を気化させるべく減圧ポ
ンプを核間あるいは間隙に連結することもよい。
合液体と分離膜とが直接接触しないように分離膜から混
合液体を隔絶するように透過量調節膜を位置せしめれば
よく、その具体的方法としては■分離膜の上に透過量調
節膜を直接重ねる方法(その上に混合液体が位置する)
、また■分離膜と透過量調節膜との間に間隙を設ける方
法などがある。ただし、分離膜と透過量調節膜との間あ
るいは間隙には混合液体成分の蒸気が満ちていることが
好ましい。したがって、核間あるいは間隙において液体
が存在しないようにするために該間隙の圧力を低下せし
め透過量調節膜を通過した成分を気化させるべく減圧ポ
ンプを核間あるいは間隙に連結することもよい。
本発明においてはこのように透過量調節膜と分離膜を重
ね合せるか、あるいは間隙を設けて用いることにより、
それぞれ単独の膜では得られない極めて優れた分離係数
でもって混合液体を分離することができる。このことは
実施例の記載からも充分明らかである。このような優れ
た効果が発揮される理由はよくわからないが、透過量調
節膜が液体を気体にして透過させる機能を、一方分離膜
が気体分離の機能をそれぞれ分担して果すためと推定さ
れる。
ね合せるか、あるいは間隙を設けて用いることにより、
それぞれ単独の膜では得られない極めて優れた分離係数
でもって混合液体を分離することができる。このことは
実施例の記載からも充分明らかである。このような優れ
た効果が発揮される理由はよくわからないが、透過量調
節膜が液体を気体にして透過させる機能を、一方分離膜
が気体分離の機能をそれぞれ分担して果すためと推定さ
れる。
本発明において混合液体とは液体、固体、あるいは気体
成分と液体成分とが少くとも2成分混合してなる、たと
えば有機−有機混合液体、または有機−水混合液体など
の液体のことであって、混合とは完全に分子あるいはイ
オン状態で均一にそれぞれの成分が混じり合った状態だ
けでなく、分子会合、イオン会合、エマルジョン状分子
塊などの混合をも含むものである。混合液体の具体例と
しては、 酢酸メチル/メチルアルコール、酢酸エチル
/エチルアルコール、ベンゼン/シクロヘキサン、メタ
ノール/アセトン、ベンゼン/メタノール、ベンゼン/
エタノール、アセトン/クロロホルム、メタノール/ア
セトンなどがあげられる。
成分と液体成分とが少くとも2成分混合してなる、たと
えば有機−有機混合液体、または有機−水混合液体など
の液体のことであって、混合とは完全に分子あるいはイ
オン状態で均一にそれぞれの成分が混じり合った状態だ
けでなく、分子会合、イオン会合、エマルジョン状分子
塊などの混合をも含むものである。混合液体の具体例と
しては、 酢酸メチル/メチルアルコール、酢酸エチル
/エチルアルコール、ベンゼン/シクロヘキサン、メタ
ノール/アセトン、ベンゼン/メタノール、ベンゼン/
エタノール、アセトン/クロロホルム、メタノール/ア
セトンなどがあげられる。
また近接沸点混合液としては、エチルベンゼン/スチレ
ン、パラクロルエチルベンセン/パラクロルスチレン、
トルエン/メチルシクロヘキサン。
ン、パラクロルエチルベンセン/パラクロルスチレン、
トルエン/メチルシクロヘキサン。
ブタジェン/ブテン類、ブタジェン/ブタン類などがあ
げられる。
げられる。
また、「混合液」としては、上記共沸混合液のほかに分
離しにくい混合液、たとえば水−酢酸。
離しにくい混合液、たとえば水−酢酸。
さらには普通の蒸留でも分けることのできる混合液(た
とえば水−メタノール、水−アセトン)などをも含むも
のである。
とえば水−メタノール、水−アセトン)などをも含むも
のである。
本発明のパーベーパレーション法においては、分離膜側
の圧力は混合液側の圧力より低圧であることを必須とし
、その圧力差は大きければ大きいほど、効果的であるが
、工業的には0.01〜50気圧がよく、より好ましく
は0.5〜1気圧である。
の圧力は混合液側の圧力より低圧であることを必須とし
、その圧力差は大きければ大きいほど、効果的であるが
、工業的には0.01〜50気圧がよく、より好ましく
は0.5〜1気圧である。
また「混合液」の接触する側の圧力は1(大気圧)〜1
00気圧がよく、好ましくは大気圧およびその近傍であ
るう一方その反対側の圧力は低圧側を膜を透過する物、
質の蒸気圧より低い圧力に保っておくために大気圧以下
、好ましくは400■Hg以下。
00気圧がよく、好ましくは大気圧およびその近傍であ
るう一方その反対側の圧力は低圧側を膜を透過する物、
質の蒸気圧より低い圧力に保っておくために大気圧以下
、好ましくは400■Hg以下。
さらには100閣11g以下の真空に保つのがよいっ低
圧に保つ方法としては真空に引いて減圧するか。
圧に保つ方法としては真空に引いて減圧するか。
不活性ガスを流して低蒸気圧に保つかの方法がある。ま
た低圧側には液体などを流動させる必要はない。
た低圧側には液体などを流動させる必要はない。
本発明の混合液の分離方法とし7ては、前記したパーベ
ーパレーション法のほかにその変形である。
ーパレーション法のほかにその変形である。
スチームスイープパーベーパレーション法、サーモパー
ベーパレーション法、バーボディスティレーション法、
パーボクライオゲニクス法などが利用出来る。
ベーパレーション法、バーボディスティレーション法、
パーボクライオゲニクス法などが利用出来る。
次に本発明を実施例によって、さらに具体的に説明する
が本発明はこれらの実施例によって、何ら制限されるも
のでない。
が本発明はこれらの実施例によって、何ら制限されるも
のでない。
実施例1゜
シリコーンゴム膜(8i1astic )を用いてトル
エン/メタノール(50]ij1%/so重1%)の混
合液体を減圧側圧力10 augで25℃においてパー
ベーパレーションにより分離した。その結果、分離係数
C1= 1.58 、透過係数Qd=0.692 gr
−m /m2・hrの性能を示した。次にこのシリコ
ーンゴム膜を分離膜として用い、その上に透過量調節膜
として同じシリコーンゴム膜を重ね、減圧側圧力1゜閣
ug、2s℃でパーベーパレーションを行なった。
エン/メタノール(50]ij1%/so重1%)の混
合液体を減圧側圧力10 augで25℃においてパー
ベーパレーションにより分離した。その結果、分離係数
C1= 1.58 、透過係数Qd=0.692 gr
−m /m2・hrの性能を示した。次にこのシリコ
ーンゴム膜を分離膜として用い、その上に透過量調節膜
として同じシリコーンゴム膜を重ね、減圧側圧力1゜閣
ug、2s℃でパーベーパレーションを行なった。
該シリコーンゴム膜は厚さfunμであるので、分離膜
と透過量調節膜と重ね合オ)せた全体の厚さは240μ
であった。この場合、分離係数α=4.68、透過係数
Qd = 0.286 gr −m/m2・、 hrと
なり、分離係数はシリコーンゴム膜の単膜の約3倍にな
ったっこれは、いわばシリコーンゴム膜の厚さを120
μから240μに増加させたことに相当する、といえる
かもしれないが、そtそも膜厚を増やせば分離係数αが
著しく向上すること自体が従来定説に反しており驚くべ
きことである。従来定説においては膜厚は分離係数αに
関係せず、透過性能にのみ関係するとされていたもので
ある(たとえば。
と透過量調節膜と重ね合オ)せた全体の厚さは240μ
であった。この場合、分離係数α=4.68、透過係数
Qd = 0.286 gr −m/m2・、 hrと
なり、分離係数はシリコーンゴム膜の単膜の約3倍にな
ったっこれは、いわばシリコーンゴム膜の厚さを120
μから240μに増加させたことに相当する、といえる
かもしれないが、そtそも膜厚を増やせば分離係数αが
著しく向上すること自体が従来定説に反しており驚くべ
きことである。従来定説においては膜厚は分離係数αに
関係せず、透過性能にのみ関係するとされていたもので
ある(たとえば。
山田鈍刃「液体分離膜の性能評価法」膜(MEMJ3R
ANE)、 6(3)(1981)212−220)。
ANE)、 6(3)(1981)212−220)。
実施例え
分m膜として実施例1で用いたシリコーンゴム膜(α=
1.58、厚さ120μ)を、また透過量調節膜とし
てポリビニルアルコール/ポリビニルピロリドン1:2
(重量比)ブレンド膜(分離係数α=1.01.透過係
数Qd=0.440 gr −y1/m” −hr、厚
さ40μ)を用いた。実施例1と同様に分離膜の上に透
過量調節膜を重ね、トルエン/メタノール(50重量%
150重量%)混合液体を25°C110閣ng テパ
ーベーパレーションを行ったところ、分離係数a=s、
85、透過係数Qd=Oj 63 gr −m/m2・
hrであった。すなわち、分離係数α= 1.58のシ
リコーンゴム分離膜と混合液体との間に分離能力を有し
ない透過量調節膜(α=1.01)を設けるだけで、分
離係数は約2.4倍に増加した。
1.58、厚さ120μ)を、また透過量調節膜とし
てポリビニルアルコール/ポリビニルピロリドン1:2
(重量比)ブレンド膜(分離係数α=1.01.透過係
数Qd=0.440 gr −y1/m” −hr、厚
さ40μ)を用いた。実施例1と同様に分離膜の上に透
過量調節膜を重ね、トルエン/メタノール(50重量%
150重量%)混合液体を25°C110閣ng テパ
ーベーパレーションを行ったところ、分離係数a=s、
85、透過係数Qd=Oj 63 gr −m/m2・
hrであった。すなわち、分離係数α= 1.58のシ
リコーンゴム分離膜と混合液体との間に分離能力を有し
ない透過量調節膜(α=1.01)を設けるだけで、分
離係数は約2.4倍に増加した。
実施例3゜
分離膜と透過量調節膜との間に意識的に間隙を設けるた
めに、厚さ500μのステンレスメツシュラ挾み、実m
例2と同様のパーベーパレーション実験を行った。分離
係数α−4,12,透過係数Qd= 0.560 gr
−m/ m”−hrで、分離係数は約2.6倍に増加
した。
めに、厚さ500μのステンレスメツシュラ挾み、実m
例2と同様のパーベーパレーション実験を行った。分離
係数α−4,12,透過係数Qd= 0.560 gr
−m/ m”−hrで、分離係数は約2.6倍に増加
した。
特許出願人 株式会社り ラレ
代理人 弁理士本多 堅
Claims (1)
- 少くと62成分からなる混合液体を分離膜を用いて分離
する方法において、該分離膜と混合液体との間に透過量
調節膜を設け、混合液体を分離膜と直接接触しないよう
に隔絶して処理することを特徴とする液体分離方法つ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19349481A JPS5895521A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 膜を用いる液体分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19349481A JPS5895521A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 膜を用いる液体分離方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5895521A true JPS5895521A (ja) | 1983-06-07 |
Family
ID=16308972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19349481A Pending JPS5895521A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 膜を用いる液体分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5895521A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60106504A (ja) * | 1983-11-14 | 1985-06-12 | Daicel Chem Ind Ltd | 有機物水溶液の膜分離法 |
JPH01159007A (ja) * | 1987-12-16 | 1989-06-22 | Rigunaito Kk | 混合溶液の分離方法 |
-
1981
- 1981-11-30 JP JP19349481A patent/JPS5895521A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60106504A (ja) * | 1983-11-14 | 1985-06-12 | Daicel Chem Ind Ltd | 有機物水溶液の膜分離法 |
JPH0456653B2 (ja) * | 1983-11-14 | 1992-09-09 | Daicel Chem | |
JPH01159007A (ja) * | 1987-12-16 | 1989-06-22 | Rigunaito Kk | 混合溶液の分離方法 |
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