JPS5894459A - 積層溶射層 - Google Patents
積層溶射層Info
- Publication number
- JPS5894459A JPS5894459A JP19172881A JP19172881A JPS5894459A JP S5894459 A JPS5894459 A JP S5894459A JP 19172881 A JP19172881 A JP 19172881A JP 19172881 A JP19172881 A JP 19172881A JP S5894459 A JPS5894459 A JP S5894459A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sprayed
- sprayed layer
- layer
- base material
- thermal
- Prior art date
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- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、船体外板や海洋構造物等の海中で使用される
構造物に適用される積層溶射層に関し、特にこれらの構
造物を、長期に亘って、海水から保護すると共に、電食
作用による不具合を解消する積層溶射層に関するもので
ある。
構造物に適用される積層溶射層に関し、特にこれらの構
造物を、長期に亘って、海水から保護すると共に、電食
作用による不具合を解消する積層溶射層に関するもので
ある。
海中で使用する金属材料のうち、該材料の表面のみに使
用目的に応じた金属材料を使用することがある。
用目的に応じた金属材料を使用することがある。
この表面材料の形成方法として、接着、溶接、溶射等の
工法がとられる。このうち、溶射工法には次のような次
点がある。
工法がとられる。このうち、溶射工法には次のような次
点がある。
通常、ある金属材料に別の金属材料を溶射した場合、溶
射した金属が多孔質となるために、これを海中に浸漬す
れば海水は溶射材料を通過し、被溶射材料の表面に達す
る。もし、この時、被溶射材料と溶射材料の電位が異な
れば、電気腐食が生じ、どちらかの金属が非常に早い速
度で溶出し、溶射金属の脱落、被溶射金属の溶出等の不
具合が生じる。
射した金属が多孔質となるために、これを海中に浸漬す
れば海水は溶射材料を通過し、被溶射材料の表面に達す
る。もし、この時、被溶射材料と溶射材料の電位が異な
れば、電気腐食が生じ、どちらかの金属が非常に早い速
度で溶出し、溶射金属の脱落、被溶射金属の溶出等の不
具合が生じる。
本発明者等は、船体外板を長期に亘って海洋生物の付着
から保護し、かつ防食するために、船体外板に銅、銅合
金等の防汚金属材料の溶射層を上記の欠点なく形成する
研究を重ねていたところ、次のような知見を得た。
から保護し、かつ防食するために、船体外板に銅、銅合
金等の防汚金属材料の溶射層を上記の欠点なく形成する
研究を重ねていたところ、次のような知見を得た。
被溶射材料（以下、母材と称する）を海水から保護する
材料を、母材に第一層目として溶射する。また、第三層
目には使用目的に応じた材料を溶射するが、この時第一
層目と第三層目の溶射材料の電位に差がある場合は、ど
ちらかの材料に溶出等の不具合が起る。そこで、第一層
目と第三層目の間に電気的に絶縁性のある別の材料を溶
射すれば、この不具合の発生を防止できる。
材料を、母材に第一層目として溶射する。また、第三層
目には使用目的に応じた材料を溶射するが、この時第一
層目と第三層目の溶射材料の電位に差がある場合は、ど
ちらかの材料に溶出等の不具合が起る。そこで、第一層
目と第三層目の間に電気的に絶縁性のある別の材料を溶
射すれば、この不具合の発生を防止できる。
本発明は、この知見に基づいてなされたもので、母材上
に、Ａｔ又はＺｎよりなる第１溶射層、電気的絶縁材料
よりなる第２溶射層、および使用目的にかなった第３溶
射層を、順次積層したことを特徴とする積層溶射層に関
するものである。
に、Ａｔ又はＺｎよりなる第１溶射層、電気的絶縁材料
よりなる第２溶射層、および使用目的にかなった第３溶
射層を、順次積層したことを特徴とする積層溶射層に関
するものである。
以下、添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。
図中、１は被溶射材料（以下、母材と称する）２はＡｔ
又はＺｎの第１溶射層、３は電気的絶縁材料の第２溶射
層、４は使用目的にがなった第３溶射層である。
又はＺｎの第１溶射層、３は電気的絶縁材料の第２溶射
層、４は使用目的にがなった第３溶射層である。
母材１に溶射されたこれらの溶射層２．３゜４は全て多
孔質の層であるため、母材１を海中で使用する場合、母
材１の表面に海水が達し、母材１の材質によっては、母
材１の表面が酸化し、長期間の使用には不具合となる。
孔質の層であるため、母材１を海中で使用する場合、母
材１の表面に海水が達し、母材１の材質によっては、母
材１の表面が酸化し、長期間の使用には不具合となる。
しかし、本発明では、第１溶射層２としてＡｔ又はＺｎ
を使用しているため、母材１の表面を長期に亘って保護
することができる。すなわち、Ａｔ又はＺｎは海水によ
って酸化してＡ／！ａｔ）３又１ｄＺｎ。
を使用しているため、母材１の表面を長期に亘って保護
することができる。すなわち、Ａｔ又はＺｎは海水によ
って酸化してＡ／！ａｔ）３又１ｄＺｎ。
となり、溶射表面や溶射層間に安定した強い酸化皮膜を
造り、海水から母材１を保護するのである（なお、Ａｔ
又はＺｎは炭素鋼の表面を長期に亘って保護することは
知られている）。
造り、海水から母材１を保護するのである（なお、Ａｔ
又はＺｎは炭素鋼の表面を長期に亘って保護することは
知られている）。
また第２溶射層３は、もし第３溶射層４が第１溶射層２
の上に直接溶射されていると、第３溶射層４が多孔質で
あるために海水が浸入して第１溶射層２と第３溶射層４
の間で海水電池が形感され、激しい電食作用が生じ、い
ずれかの溶射層が腐食するため、第１溶射層２と第３溶
射層４の間を電気的に絶縁して電食を防ぐ作用をなすも
のである。
の上に直接溶射されていると、第３溶射層４が多孔質で
あるために海水が浸入して第１溶射層２と第３溶射層４
の間で海水電池が形感され、激しい電食作用が生じ、い
ずれかの溶射層が腐食するため、第１溶射層２と第３溶
射層４の間を電気的に絶縁して電食を防ぐ作用をなすも
のである。
この第２溶射層３の材料としては、セラミック系の材料
、例えばアルミナ、チタニア、ジルコニア等の酸化物が
適しており、この他に樹脂等も使用できる。ただし樹脂
の場合は、被溶射体すなわち第１溶射層２への接着力、
あるいは該樹脂溶射層３上への第３溶射層４の接着力が
、弱いことがあるため、注意が必要である。
、例えばアルミナ、チタニア、ジルコニア等の酸化物が
適しており、この他に樹脂等も使用できる。ただし樹脂
の場合は、被溶射体すなわち第１溶射層２への接着力、
あるいは該樹脂溶射層３上への第３溶射層４の接着力が
、弱いことがあるため、注意が必要である。
更に第３溶射層４は、母材１の使用目的にかなった金属
材料、例えば母材１が船体外板の場合、船体外板への海
洋生物の付着を防止し、船体外板を常時清めらかに保つ
ことにより船速を保持する目的にかなった銅又は銅合金
等の防汚金属材料が使用される。この第３溶射層４を直
接母材１上に溶射すると、海水が母材１表面に達し、母
材１の表面の保護ができないばかりか、母材１と第３溶
射層４の間に激しい電食作用が起や、母材１が破壊され
るが、本発明では上記したように、母材１上に先ずＡｔ
又はＺｎの第１溶射層２を設けておくため、ｐ’ｋ Ｏ
３やＺｎＯの形成により海水から母材１を保護すること
ができ、しかも電気的な絶縁作用のある第２溶射層３を
第１溶射層２と第３溶射層４の間に設けておくため、第
３溶射層４と母材１間に起る電食作用をも防ぐことがで
きる。
材料、例えば母材１が船体外板の場合、船体外板への海
洋生物の付着を防止し、船体外板を常時清めらかに保つ
ことにより船速を保持する目的にかなった銅又は銅合金
等の防汚金属材料が使用される。この第３溶射層４を直
接母材１上に溶射すると、海水が母材１表面に達し、母
材１の表面の保護ができないばかりか、母材１と第３溶
射層４の間に激しい電食作用が起や、母材１が破壊され
るが、本発明では上記したように、母材１上に先ずＡｔ
又はＺｎの第１溶射層２を設けておくため、ｐ’ｋ Ｏ
３やＺｎＯの形成により海水から母材１を保護すること
ができ、しかも電気的な絶縁作用のある第２溶射層３を
第１溶射層２と第３溶射層４の間に設けておくため、第
３溶射層４と母材１間に起る電食作用をも防ぐことがで
きる。
なお、母材１に第３溶射層４を直接形成し、該溶射層４
の完全な封孔処・理が実施できれば、Ａｔ又はＺｎや電
気的絶縁材料の溶射は必要ないのであるが、船体外板や
海洋構造物のように大きな構造物の場合、完全な封孔処
理は望めなＩ／）。
の完全な封孔処・理が実施できれば、Ａｔ又はＺｎや電
気的絶縁材料の溶射は必要ないのであるが、船体外板や
海洋構造物のように大きな構造物の場合、完全な封孔処
理は望めなＩ／）。
従って、本発明による積層溶射層は、この種の構造物に
おいて極めて有益である。
おいて極めて有益である。
添付図面は本発明の積層溶射層を説明するだめの図であ
る。 復代理人 内 １） 明 復代理人 萩 原 亮 −
る。 復代理人 内 １） 明 復代理人 萩 原 亮 −
Claims (1)
- 母材上に、Ａｔ又はＺｎよりなる第１溶射層、電気的絶
縁材料よりなる第２溶射層、および使用目的にかなった
第３溶射層を、順次積層したことを特徴とする積層溶射
層。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19172881A JPS5894459A (ja) | 1981-12-01 | 1981-12-01 | 積層溶射層 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19172881A JPS5894459A (ja) | 1981-12-01 | 1981-12-01 | 積層溶射層 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5894459A true JPS5894459A (ja) | 1983-06-04 |
Family
ID=16279496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19172881A Pending JPS5894459A (ja) | 1981-12-01 | 1981-12-01 | 積層溶射層 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5894459A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4678692A (en) * | 1985-04-29 | 1987-07-07 | Julian Porter | Multilayer protection system |
| US5008146A (en) * | 1988-11-04 | 1991-04-16 | Cape Cod Research, Inc. | Zinc-carbon antifouling coating |
-
1981
- 1981-12-01 JP JP19172881A patent/JPS5894459A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4678692A (en) * | 1985-04-29 | 1987-07-07 | Julian Porter | Multilayer protection system |
| US5008146A (en) * | 1988-11-04 | 1991-04-16 | Cape Cod Research, Inc. | Zinc-carbon antifouling coating |
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