JPS6234762Y2 - - Google Patents
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- JPS6234762Y2 JPS6234762Y2 JP13674583U JP13674583U JPS6234762Y2 JP S6234762 Y2 JPS6234762 Y2 JP S6234762Y2 JP 13674583 U JP13674583 U JP 13674583U JP 13674583 U JP13674583 U JP 13674583U JP S6234762 Y2 JPS6234762 Y2 JP S6234762Y2
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- plate
- steel
- copper
- copper alloy
- steel plate
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はクラツド鋼板の改良に関し、特に表面
が滑らかで耐電蝕性の接水構造物用外板として使
用しうる多重クラツド鋼板を提供せんとするもの
である。
が滑らかで耐電蝕性の接水構造物用外板として使
用しうる多重クラツド鋼板を提供せんとするもの
である。
従来、船舶、海洋構造物、発電所の循環水路な
どの接水構造物には、その防汚性を高めるために
防汚ペイントが使用されていたが、長期にわたつ
て十分な防汚効果は得られていない。一方、銅ま
たは銅合金板は長期にわたつて優れた防汚効果を
有することが判明してきており、近年銅または銅
合金板を表面材としたクラツド鋼板を用いた接水
構造物が建造されるようになつた。第1図に船舶
の例をもつてその一例を示す。第1図Aは船舶の
外観側面図、第1図Bはその断面図であり、1は
クラツド鋼、2は銅または銅合金板、3は鋼板で
ある。
どの接水構造物には、その防汚性を高めるために
防汚ペイントが使用されていたが、長期にわたつ
て十分な防汚効果は得られていない。一方、銅ま
たは銅合金板は長期にわたつて優れた防汚効果を
有することが判明してきており、近年銅または銅
合金板を表面材としたクラツド鋼板を用いた接水
構造物が建造されるようになつた。第1図に船舶
の例をもつてその一例を示す。第1図Aは船舶の
外観側面図、第1図Bはその断面図であり、1は
クラツド鋼、2は銅または銅合金板、3は鋼板で
ある。
しかしながら、銅または銅合金板を表面材とし
たクラツド鋼板を用いて船体外板を建造した船
は、表面材(銅または銅合金板)が流木その他に
よりダメージを受けて鋼板が海水に接するように
なつた場合、銅または銅合金板と鋼板の海水中で
の電位差により、鋼板に電蝕が生じ、最悪の場合
外板に穴があくという欠点があつた。
たクラツド鋼板を用いて船体外板を建造した船
は、表面材(銅または銅合金板)が流木その他に
よりダメージを受けて鋼板が海水に接するように
なつた場合、銅または銅合金板と鋼板の海水中で
の電位差により、鋼板に電蝕が生じ、最悪の場合
外板に穴があくという欠点があつた。
本考案は、従来接水構造物の外板として使用さ
れていたクラツド鋼のような欠点のないクラツド
鋼を提供すべくなされたもので、銅または銅合金
板と、鋼板と、該鋼板よりも電気的に貴なステン
レス鋼またはニツケル板とを、この順にクラツド
してなる多重クラツド鋼板である。
れていたクラツド鋼のような欠点のないクラツド
鋼を提供すべくなされたもので、銅または銅合金
板と、鋼板と、該鋼板よりも電気的に貴なステン
レス鋼またはニツケル板とを、この順にクラツド
してなる多重クラツド鋼板である。
本考案の多重クラツド鋼板は、各種船舶の外
板、各種海洋構造物、発電所の循環水系管に有利
に適用しうる。
板、各種海洋構造物、発電所の循環水系管に有利
に適用しうる。
以下、本考案の多重クラツド鋼板を、第2図に
船舶外板として使用した場合を例にとつて説明す
る。第2図Aは船舶外観側面図、第2図Bは、そ
の拡大断面図を示す。第2図において、1は外板
(三重クラツド鋼板)、2は防汚性能が優れていて
表面粗度も滑らかな銅または銅合金板、3は鋼
板、4は鋼よりも電気的に貴な(電位が高い)ス
テンレススチールまたはニツケル板である。
船舶外板として使用した場合を例にとつて説明す
る。第2図Aは船舶外観側面図、第2図Bは、そ
の拡大断面図を示す。第2図において、1は外板
(三重クラツド鋼板)、2は防汚性能が優れていて
表面粗度も滑らかな銅または銅合金板、3は鋼
板、4は鋼よりも電気的に貴な(電位が高い)ス
テンレススチールまたはニツケル板である。
上記の外板1は、銅または銅合金板2、鋼板
3、ステンレススチールまたはニツケル板4を予
め工場などで圧着一体物、すなわちクラツド鋼と
して供給され、これを造船現場に運び船体外板と
される。
3、ステンレススチールまたはニツケル板4を予
め工場などで圧着一体物、すなわちクラツド鋼と
して供給され、これを造船現場に運び船体外板と
される。
本考案の多重クラツド鋼板は、銅または銅合金
板2、鋼板3及びステンレススチールまたはニツ
ケル板4で構成される多重クラツド鋼板であるの
で、接水面に防汚性の優れた銅または銅合金板を
位置させるように接水構造物を建造すれば、その
作用により、例えばスライム及びフジツボ等の海
中生成物が付着しない効果を奏すると共に、その
表面は常に滑らかであり、外板と水または海水と
の抵抗が少ないという効果を奏する。
板2、鋼板3及びステンレススチールまたはニツ
ケル板4で構成される多重クラツド鋼板であるの
で、接水面に防汚性の優れた銅または銅合金板を
位置させるように接水構造物を建造すれば、その
作用により、例えばスライム及びフジツボ等の海
中生成物が付着しない効果を奏すると共に、その
表面は常に滑らかであり、外板と水または海水と
の抵抗が少ないという効果を奏する。
また、防汚性の優れた銅または銅合金板2とは
反対面には、鋼よりも電気的に貴なステンレスス
チール又はニツケル板4が存在するので、防汚性
の優れた銅または銅合金板2が流木等の衝突によ
りダメージを受けて穴があいた場合には、防汚性
の優れた銅又は銅合金板2と鋼3とでは鋼3の方
が電気的に卑(電位が低い)なので鋼3が先に溶
け出し電蝕を受けるが、鋼3の内側に鋼よりも電
気的に貴なステンレススチール又はニツケル板4
があるので鋼3の電蝕は鋼3だけに止まり、ステ
ンレススチール又はニツケル板4は電蝕を受けな
い。従つて外板1に穴があくことは避けられ、海
水の船舶内への進入は防止される効果を奏する
(第3図参照)。これに対し、防汚性の優れた銅又
は銅合金板2鋼板3だけの従来のクラツド鋼の場
合には、前述したように海水と銅または銅合金板
2のみが接している時は問題はないが、流木等に
よりこれに穴があいた場合は、鋼板3は電蝕を受
け溶け出し、最悪の場合は外板1に穴があき、海
水が船舶内に進入してくる(第4図参照)。
反対面には、鋼よりも電気的に貴なステンレスス
チール又はニツケル板4が存在するので、防汚性
の優れた銅または銅合金板2が流木等の衝突によ
りダメージを受けて穴があいた場合には、防汚性
の優れた銅又は銅合金板2と鋼3とでは鋼3の方
が電気的に卑(電位が低い)なので鋼3が先に溶
け出し電蝕を受けるが、鋼3の内側に鋼よりも電
気的に貴なステンレススチール又はニツケル板4
があるので鋼3の電蝕は鋼3だけに止まり、ステ
ンレススチール又はニツケル板4は電蝕を受けな
い。従つて外板1に穴があくことは避けられ、海
水の船舶内への進入は防止される効果を奏する
(第3図参照)。これに対し、防汚性の優れた銅又
は銅合金板2鋼板3だけの従来のクラツド鋼の場
合には、前述したように海水と銅または銅合金板
2のみが接している時は問題はないが、流木等に
よりこれに穴があいた場合は、鋼板3は電蝕を受
け溶け出し、最悪の場合は外板1に穴があき、海
水が船舶内に進入してくる(第4図参照)。
第1図は従来のクラツド鋼板を船舶外板に適用
した場合の説明図であり、A図は外観側面図、B
図はその断面図、第2図は本考案の多重クラツド
鋼板を船舶外板に適用した場合の説明図で、A図
はその外観側面図、B図はその拡大断面図、第3
図は本考案の多重クラツド鋼板の最外層の銅また
は銅合金板に穴があいた時の説明図、第4図は従
来のクラツド鋼板の銅または銅合金板に穴があい
た時の説明図である。 全図において、1は外板(クラツド鋼板)、2
は銅または銅合金板、3は鋼板、4はステンレス
スチールまたはニツケル板である。
した場合の説明図であり、A図は外観側面図、B
図はその断面図、第2図は本考案の多重クラツド
鋼板を船舶外板に適用した場合の説明図で、A図
はその外観側面図、B図はその拡大断面図、第3
図は本考案の多重クラツド鋼板の最外層の銅また
は銅合金板に穴があいた時の説明図、第4図は従
来のクラツド鋼板の銅または銅合金板に穴があい
た時の説明図である。 全図において、1は外板(クラツド鋼板)、2
は銅または銅合金板、3は鋼板、4はステンレス
スチールまたはニツケル板である。
Claims (1)
- 銅または銅合金板と、鋼板と、該鋼板よりも電
気的に貴なステンレス鋼またはニツケル板とを、
この順にクラツドしてなる多重クラツド鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13674583U JPS6046233U (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | 多重クラツド鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13674583U JPS6046233U (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | 多重クラツド鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6046233U JPS6046233U (ja) | 1985-04-01 |
JPS6234762Y2 true JPS6234762Y2 (ja) | 1987-09-04 |
Family
ID=30307366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13674583U Granted JPS6046233U (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | 多重クラツド鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046233U (ja) |
-
1983
- 1983-09-05 JP JP13674583U patent/JPS6046233U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6046233U (ja) | 1985-04-01 |
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