JPS589413Y2

JPS589413Y2 - 自動通報装置

Info

Publication number: JPS589413Y2
Application number: JP1978094474U
Authority: JP
Inventors: 真柴実; 杉浦隆三
Original assignee: 株式会社田村電機製作所
Priority date: 1978-07-08
Filing date: 1978-07-08
Publication date: 1983-02-21
Also published as: JPS5514377U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は電話回線を利用して盗難、火災およびガス漏れ
などの各種防災情報を自動的に通報する装置に関するも
ので、さらに詳しくいえば、センサの検出出力に応じて
自動発信してセンサメンセージを再生送信する機能と、
着信留守応答メソヤージの送信機能とを兼ね備え、泥棒
の侵入、火災発生、ガス漏れなどを自動的に検出するセ
ンサが動作したとき、オートダイヤル機能により電話回
線を利用して相手を呼び出し、テープデツキに予め録音
されている故障メソセージと着信留守応答メツセージお
よびセンサメツセージを必要に応じて相手に伝える自動
通報装置に関するものである。

従来、電話回線を利用して盗難予防情報などの防災情報
を警察署、警備会社などへ自動的に送出スル装置として
は種々提案されているが、この種の装置において、テー
プレコーダのテープが切れるか、あるいはその他の故障
時の対応策としては単に装置内でランプを点灯させるか
またはブザーを鳴らすかの警報表示手段が採られていた
。

しかしながら、このような装置においては、装置が夜間
その他の無人状態で利用されている場合には、故障して
も当事者には解らないという欠点があり、極めて不都合
で、従来からこの解決が要望されていたが、いまだその
的確容易な手段がなかった。

本考案は以上の点に鑑み、このような問題を解決すると
共にかかる欠点を除去すべくなされたもので、その目的
は外部からの検索作業なしで、各端末が着信時またはセ
ンサ動作時のメツセージ送出に際し、そのデツキの故障
を検出し、その旨を外部に通報することができる自動通
報装置を提供することにある。

このような目的を達成するため、本考案は複数のテープ
デツキを持ち各々が主デツキと予備の関係ではなく、独
立した目的でそれぞれ複数のチャンネルを有し再生され
るテープには着信留守メツセージならびに各センサメソ
セージがそれぞれ個別に録音されているとともに互に他
のテープデツキ故障メツセージが録音され被呼者応答検
出、着信自動応答、回線保持および回線開放を行なう局
線回路を介して再生メンセージを電話回線に送出する複
数のテープデツキと、センサかもの検出出力に基いて上
記複数のテープデツキのチャンネルを選択しかつ駆動す
る複数のチャンネル選択および駆動回路と、１上記複数
のテープデツキの異常を検出し所定のチャンネル選定お
よび駆動回路を駆動する監視回路とを備えるようにした
もので、以下、図面に基づき本考案の実施例を詳細に説
明する。

図は本考案による自動通報装置の一実施例を示すブロツ
ク図で、説明に必要な部分のみを示す。

図において、１ａ、１ｂは電話回線（図示せず）に接続
される端子、２は被呼者応答検出、着信自動応答、回線
保持および回線開放を行なう局線回路、３ａ、３ｂはそ
れぞれ複数のチャンネルを有し、局線回路２を介して再
生メツセージを電話回線に送出するチーブチツキである
。

ここで、このテープテンキ３ａにより再生されるテープ
には、着信留守応答メツセージとチーブチツキ３ｂの故
障メツセージが録音され、また、テープテンキ３ｂによ
り再生されるテープには、後述する各センサメソセージ
と前記チーブチツキ３ａの故障メンセージが録音されて
いる。

４ａ、４ｂはそれぞれテープデツキ３ａおよび３ｂのチ
ャンネルを選択し、かつそれを駆動するチャンネル選択
および駆動回路、５０，５゜・・・５ｎは例えば盗難、
火災、ガス漏れ、金庫の鍵かげ忘れ等の情報を送るべき
事態を自動的に検出するセンサで、その検出出力をチャ
ンネル選択および駆動回路４ｂに与えるように構成され
ている。

６はセンサ５１〜５ｎの各検出出力により駆動され、局
線回路２を介してダイヤル発信を行なうオートダイヤル
回路、７はチーブチツキ３ａおよび３ｂの異常を検出し
、所定のチャンネル選択および駆動回路を駆動する監視
回路、８はテープデツキ３ａ、３ｂの出力をそれぞれ
増幅する増幅器で、この増幅器８の出力は局線回路２に
供給されるように構成されている。

そして、テープデツキ３ａおよび３ｂにより再生される
チーブには前述したように、互に他のテープデツキ故障
メンセージが録音されると共に、着信留守応答メツセー
ジならびに各センサ５、〜５ｎのセンサメソセージが録
音されている。

つぎにこの図に示す実施例の動作を説明する。

まず、例えば、泥棒の侵入を電波、音波、光等により感
知する感知器、または火災の発生を検知する火災感知器
、もしくはガス漏れなどを検知するガス漏れ感知器等の
物理的、化学的および機械的変化を電気量として取り出
すセンサ５１〜５ｎのうち何れかが動作すると、チャン
ネル選択および駆動回路４ｂによって、該当するテープ
デツキ３ｂとそのチャンネルを選択すると共に、オート
ダイヤル回路６を動作させ、例えば警察署、消防署など
予め決められた監視所に対する電話番号を自動的にダイ
ヤルして、この電話加入者の電話機に接続された電話回
線を通じて警察署などの被呼者に呼出信号を発する。

そして、相手が応答すると、テープスタート信号により
チーブチツキ３ｂを動作させ、そのセンサメンセージ、
例えば「・・・区・・・町・・・丁目・・・番・・・号
の・・・会社です、盗難の非常事態が発生しました」と
云うメツセージを送出し、テープのセンシング信号を検
出すると、テープデツキ３ｂが復旧すると共に回線を開
放する。

この場合、被呼者が話中または留守のために応答がない
ときは、〒度捕捉した電話回線を開放し、一定時間後に
再び自動的にダイヤルして呼出を行ない、との呼出およ
び回線の開放を自動的に繰返すように構成されている。

また、との呼出および回線の開放を所定数繰返しても応
答がないときは、初期状態、すなわち、待機状態に装置
を自動的に復帰させるように構成されている。

つぎに、回線に着信信号が到来した場合には、局線回路
２によって着信信号を検出し、着信自動応答時テンキ指
定によりテープデツキ３ａとそのチャンネルを選択し、
回線を閉結し、テープデツキ３ａに予め録音されている
留守番メツセージ、例えば、「・・・只今、留守です。

」と云うメンセージを送出し、テープのセンシング信号
を検出すると、テープデツキ３ａが復旧すると共に、局
線回路２によって回線を開放する。

いま、例えば、センサ５１が動作し、相手を呼び出し、
相手が応答し、テープスタート信号を出した後、テープ
デツキの監視回路７がそのチーブチツキ３ｂの異常を判
定すると、そのテープデツキ３ｂを復旧させ、他方のテ
ープデツキ３ａのチャンネルをテープ異常メツセージの
チャンネルに切り替え、その故障メンセージを相手に伝
え、テープデツキ３ｂの異常事態を知らせる。

一方、着信信号を受けたときの留守番応答用のチーブチ
ツキ３ａが故障した場合には、−見回線を開放した後、
オートダイヤル回路６によってオートダイヤルを行ない
、相手が応答した後、他方のテープデツキ３ｂを動作さ
せ、テープデツキ３ａのテープ異常メツセージを伝える
。

このように、一方のテープデツキに異常が発生した場合
には、もう一方のテープデツキを使用して異常内容を伝
えるように構成されている。

なお、チーブチツキ３ａ、３ｂは互に相手の故障メンセ
ージを再生できればよく、センサメンセージはテープテ
ンキ３ａ、３ｂに分けてもよい。

また、オートダイヤル回路６はダイヤル先の話中に備え
、第２．第３のダイヤル番号をプリセントしておいても
よい。

以上の説明から明らかなように、本考案によれば、各々
が主デツキと予備の関係ではなく、独立した目的でそれ
ぞれ複数のチャンネルを有し再生されるテープには着信
留守メツセージならびに各センサメンセージがそれぞれ
個別に録音されているとともに互に他のチーブチツキ故
障メツセージが録音されその再生メツセージを電話回線
に送出する複数のテープテンキを備えることで、チーツ
ブツキ故障による通報の未達成を防ぎ、必ず何らかの通
報が可能となるため、非常通報業務の信頼性を向上する
ことができ、また、通報を受ける外部においては定期的
検索などの余分な業務を省略し、業務の簡素化が図れる
ので、実用上の効果は極めて犬である。

また、各種の防災感知器であるセンサが動作すると、こ
れを示す防災情報が監視所に電話回線を通じて自動的に
送出され、人手による電話機の操作および情報伝達を行
う通報のような面倒なことをすることなく、迅速に防災
通報が行なわれるばかりでなく、装置が夜間その他の無
人状態で利用されている場合に故障しても自動的に切り
替えられて所期の目的を達成することができ、さらに、
回線の利用率がよく、かつ必ず情報を相手側へ伝えるこ
とができると共に、各種センサによって検出された情報
を伝達せんとする事態が発生したとき、その発生により
チャンネル選択および駆動回路を動作せしめ、この動作
により上記情報を伝達せんとする相手方のダイヤル番号
を自動的に通信網へ送出し、相手方が応答したとき、予
め記憶していた上記情報を再生して相手側へ自動的に送
出することかでき、かつ留守番電話の機能を備えている
という点においても極めて有効である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案による自動通報装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。２・・・・・・局線回路、３ａ、３ｂ・・・・・・テー
プデツキ、４ａ、４ｂ・・・・・・チャンネル選択およ
び駆動回路、５１〜５ｎ・・・・・・センサ、６・・・
・・・オートダイヤル回路、１・・・・・監視回路。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

被呼者応答検出、着信自動応答、回線保持および回線開
放を行なう局線回路と、複数の防災感知器の感知動作を
それぞれ検出する複数のセンサと、これらセンサの検出
出力により駆動され前記局線回路を介してダイヤル発信
を行なうオートダイヤル回路とを設け、電話回線を利用
して相手を呼出し、前記センサの検出出力に応じて自動
発信してセンサメツセージを再生送信する機能と、着信
留守応答メツセージの送信機能とを兼ね備えた自動通報
装置において、それぞれ複数のチャンネルを有し再生さ
れるテープには前記着信留守メツセージならびに各セン
サメンセージがそれぞれ個別に録音されているとともに
互に他のテープデツキ故障メツセージが録音され前記局
線回路を介して再生メンセージを前記電話回線に送出す
る複数のテープデツキと、前記センサからの検出出力に
基いて前記複数のテープデツキのチャンネルを選択しか
つ駆動する複数のチャンネル選択および駆動回路と、前
記複数のテープデツキの異常を検出し所定のチャンネル
選択および駆動回路を駆動する監視回路とを備えてなる
ことを特徴とする自動通報装置。