JPS589392Y2 - 送信機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はイヤホンジャックと外部電源ジャックを備えた
レコードプレヤやテープレコーダなどの音響機器に対し
てアダプタ的に使用され、上記音響機器よりの出力音声
信号をＦＭ変調して発信する送信機に関するものである
。

一般に、ラジオ受信機やテレビジョン受像機などの音響
機器において、アダプタのケース内にＦＭ変調回路と電
源電池を組み込み、アダプタに設けたプラグを上記音響
機器のイヤホンジャックに差し込むことにより、このプ
ラグを介して音響機器の音声信号をＦＭ変調回路に供給
し、上記電源電池によりＦＭ変調回路を駆動して音声信
号をＦＭ変調し、この変調信号をアンテナから発信する
ようにした送信機が知られている。

ところが、この場合にはアダプタの内部に電源電池を組
み込咬なければならないため、アダプタが大型化し、重
量も太きくなり、このため小型の音響機器には使いにく
く、またプラグに大きな重量がかかるためにプラグを破
壊し易いという欠点があった。

本考案はこのような従来の欠点を除去するものであり、
以下、本考案について実施例の図面と共に説明する。

第１図及び第２図は本考案の一構戚例を示し、図中、１
は送信機としてのアダプタケース、２は上記ケース１の
−ａ面から垂直方向に突出されたプラグ、３は上記ケー
ス１の一側面から垂直方向に突出され上記プラグ２に相
対向された接触子、４は上記ケース１の他の一側面に１
体的に取り付けられた伸縮自在なアンテナ、６はトラン
ジスタＴＲ，、抵抗ＲｔｓＲ２ｔコンデンサＣ２〜Ｃ８
、コイルＬ１、電源スィッチＳＷ２で構成され上記ケー
ス１内に収納されたＦ’Ｍ変調回路である。

なお、プラグ２は環状の絶縁体２ａによって２つの接続
部分２ｂ、２ｃに分割されてかり、第２図に示すように
ＦＭ変調回路６の正の電源ラインｔ′１、信号ラインｔ
′３にそれぞれ接続されており、また、接触子３はＦＭ
変調回路６の負の電源ラインｔ′２に接続されている。

このように構成された送信機は第３図に示すような音響
機器５に結合される。

第３図中、８は上記音響機器５内に組込ｌれたピックア
ップ、９は増幅器、１０はスピーカ、１１はイヤホンジ
ャック、１２は外部電源ジャック、１３は電源電池Ｃ１
はコンデンサであり、ｌ １ ｘ ｌ ２は音響機器５
の正負の電源ライン、ｔ３はスピーカ用の信号ラインを
示している。

上記構成にむいて、第３図に示す状態、すなわちジャッ
ク１１．１２に送信機側のプラグ２、接触子３を差し込
１ない状態で音響機器５の電源スィッチＳＷ１をオンに
すれば、音響機器５はその増幅器９、ンピーカ１０など
に電池１３から電源が供給され、ピックアップ８で再生
された音声信号が増幅器９、コンデンサＣ１、イヤホン
ジャック１１の接触片１１ａを介してスピーカ１０に供
給される。

一方、この状態から送信機側のプラグ２、接触子３をジ
ャック１１．１２へ差し込むと、イヤホンジャック１１
の接触片１１ｂとプラグ２の接続部分２ｂ、正の電源ラ
インｔ□とプラグ２の接続部分２ｃ１外部電源ジャック
１２の接触片１２ａと接触子３がそれぞれ接続され、ジ
ャック１１の接触片１１ａ、１１ｂが開かれる。

その結果、音響機器５の各ラインｔ１．ｔ２．ｔ３はジ
ャック１１゜１２を介して送信機側のＦＭ変調回路６の
各ライン”１ ｓ ｌ’２ ｓ ／、’３に接続される
。

したがって送信機側において電源スィッチＳＷ２をオン
にすればＦＭ変調回路６が音響機器５内の電池電源１３
によって駆動され、信号ラインｔ′３を介して受電され
た音声信号がＦＭ変調される。

そして、このＦＭ変調信号はアンテナ４を介して発信さ
れる。

なおこの実施例では接触子３を外部電源用シャック１２
の接触片１２ａと接続するが、電源ラインｔ２をリード
線を介して接触子３に接続接触子３を音響機器５の電源
ラインｔ２上の任意の個所、に接続しても同様の動作が
得られる。

そして、音響機器５として例えばオートストップ機能を
具備したレコード再生装置なでの音響機器を使用した場
合において、レコード再生動作が終了して電源スィッチ
ＳＷ１がオフとなってもＦＭ変調回路６には電池１３の
電源が供給されるため搬送波がアンテナ４を介して発信
され受信機は搬送波を受信し、ノイズを発生しない。

以上のように本考案によれば、送信機アダプタのケース
内に電池を設ける必要がないから、送信機自体を小型軽
量化することができる。

またジャックとしてイヤホンジャックを利用すれば、別
に送信機の結合用のジャックを設ける必要がない。

さらにケースにプラグと接触子およびアンテナを一体的
に取り付けるようにすれば、送信機自体をよシコンパク
トにすることができ、特に小型の携帯用音響機器に付カ
目する場合には有利になるなど、その実用的価値はきわ
めて犬なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による送信機の１実施例を示す斜視図、
第２図はその回路図、第３図は同送信機の結合される音
響機器の１例を示す回路図である。 １・・・・・・ケース、２・・・・・・プラグ、３・・
・・・・接触子、４・・・・・・アンテナ、５・・・・
・・音響機器、６・・・・・・ＦＭｉ調回路、８・・・
・・・ピックアップ、９・・・・・・増幅器、１０・・
・・・・スピーカ、１１・・・・・・イヤホンジャック
、１２・・・・・材部電源用ジャック、１３・・・・・
・電池。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 音響機器に設けたジャックに挿入され、その音響機器の
   一方の電源ラインと信号ラインとにそれぞれ独立して電
   気的に接続される部分を有するプラグと、上記音響機器
   の外部電源接続ジャックの端子片のうち他方の電源ライ
   ンに常時接続された端子片に電気的に接続される接触子
   と、上記プラグ訃よび接触子を介して受電した電源によ
   って駆動され、上記プラグを介して受電した音声信号を
   ＦＭ変調するＦ’Ｍ変調回路と、このＦＭ変調回路より
   の変調信声な発信するアンテナとを備え、上記音響機器
   （１源スイツチのオン、オフにかかわらず常時動作し搬
   送波を送信するように構成したことを特徴とする送信機
   。