JPS5893895A - 電着塗料中の微生物殺菌方法 - Google Patents

電着塗料中の微生物殺菌方法

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JPS5893895A
JPS5893895A JP19136981A JP19136981A JPS5893895A JP S5893895 A JPS5893895 A JP S5893895A JP 19136981 A JP19136981 A JP 19136981A JP 19136981 A JP19136981 A JP 19136981A JP S5893895 A JPS5893895 A JP S5893895A
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JP
Japan
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tank
filtrate
electrodeposition
paint
electrodeposition paint
Prior art date
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Pending
Application number
JP19136981A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Takahashi
芳信 高橋
Toshiyuki Minamitani
南谷 俊之
Tadahisa Fujimoto
藤本 忠久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電着塗料IC発生する微生物を験曹除去する
方法に係り、特にクローズドシステムを採用している電
着塗装工程中における電着塗料中に発生する微生物を加
熱・冷却するこ゛とkよって殺菌する方法に関するもの
である。
現在の電着塗装方法においては、電着塗料の回収と洗浄
水としての有効利用を目的としてクローズドシステムが
採用されている。その−例を第1図フローチャートに基
づいて説明する。第1図において、1は脱脂槽、2は水
洗槽、3は化成処理槽、4は水洗槽であり、この工ない
し4を前処理工程といっている。また5は電着塗料槽で
あり。
配管9.10によって限外濾過器6が接続されている。
そしてこの限外濾過器6には配管11によって後水洗槽
7が接続されている。さらに電着塗料槽5とは配管12
によって接続されている。そして脱脂槽1ないし電着塗
料槽5及び後水洗槽7は被塗装物(図示せず)を移送す
るための搬送装置15によって結ばれている。
上記のように構成された電着塗装工程において。
被塗装物は、まず前処理工程で脱脂、水洗され。
化成処理皮膜が形成されろ0次いで化成処理皮膜の形成
された被塗装物は水洗槽4でイオン交換された脱イオン
水によって充分に水洗される。その後被塗装物は電着塗
料槽5に移送されて電着塗装皮膜が形成される。電着塗
装皮膜の形成された被塗装物は後水洗槽7に移送、さ゛
れて物理的に付着している電着塗料が洗浄除去される0
次いで洗浄された被塗装物は乾燥炉(図示せず)に送ら
れて電着塗装塗膜が焼付けられる。
一方、電着塗料槽5の塗料は配管9を通過して限外濾過
器6に供給されて濾過されるが、該濾過器6によって濾
過されない樹脂、lI料等の高分子物質は配管10を通
過して電着塗料槽5に返送される。また限外濾過器6で
濾過されたアミン、水等の低分子物質(以下、濾液とい
う)は、配管11を通過して後水洗槽7に供給され、こ
こで被塗装物の洗浄水として利用された後、配管12を
通過して再び電着塗料槽5に返送されて循環使用される
ところが、上記のような電着塗装工程中こおいては、系
内で微生物の繁殖が認められており、これは肌荒れ、つ
きまわ9性不良、水滴跡等の各種の塗装不良の一原因と
なっている。これを解決するために従来は、電着塗料槽
5の塗料中にフェノール、クレゾール等の有機化合物系
の殺菌剤を直接投与する方法が採用されている。しかし
ながら。
従来の嚢薗方法では電着塗料槽5の塗料中へ殺菌剤の投
与を重ねるに従って殺菌剤が電着塗料槽5に蓄積され、
これが電流効率の低下並びに電着塗装不良を生ずるとい
う欠点があった。
本発明は、上記従来技術の欠点を排除するためになされ
たもので、その目的は電着塗料中に殺菌剤を投与するこ
となく微生物を殺菌することによ^、電着塗装時の電流
効率の低下並びに電着塗装不良を生ずることがない微生
物殺菌方法を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために、まず電着塗
装工程中における微生物の繁殖場所、微生物の種類及び
繁殖速度を調査した。その結果を第1表及び第2表に示
す。
第1表 生菌数 lI1表の結果から、微生物の繁殖場所は電着塗料槽5
及び後水洗槽7であや、特に後水洗槽7で晴着な繁殖が
みられることが明らかとなった。
第2表は電着塗料中の微生物の種類及び消長(寿命)を
調べたものであや、電着塗料中では経時的に繁殖する薗
が、経時的に死滅する藺に比較して極めて少ないことが
明らかとなった。
上記の調査結果から、電着塗装工程中における微生物の
繁殖過程を推定すると、塗装不具合の原因となる微生物
は電着塗料槽5に蓄積された死滅菌(第2表の陽5を除
く菌)及び水洗槽4から流入してきた生存可能菌(第2
表の磁5の菌)である。
以上のことから、微生物の殺菌場所としては。
主な微生物の繁殖の場である電着塗料槽5ないし後水洗
槽7に至る閲の循環系を流れる限外濾過器6の濾液を処
理することが効果的であることが判明した。
上記のことから、微生物の殺菌方法について鋭意検討し
たところ、限外濾過器60濾液を加熱することが有効な
手段であることを見出し、殺菌効果について確認した。
その結果を@5表に示す。
第5表 加熱による殺菌効果 第5表の結果から、限外濾過器6の濾液を少なくとも5
0℃以上に加熱することにより十分な殺菌効果があるこ
とが明らかとなった。
また、濾液の加熱による溶剤(アミン、有機溶剤)の揮
発及び被塗装物に形成されている電着塗膜に及ぼす影@
について調査した。その結果濾液の加熱時にヒーターで
直接加熱すると、濾液中1こ含まれている溶剤成分の揮
発が多く発iして好ましくなかったが、密閉式のパネル
型熱交換器を用いて加熱したところ溶剤成分の揮発はほ
とんどなかった。また加熱したままの濾液を後水洗槽7
に供給したところ槽内の洗浄水の温度が上昇して被塗装
物の表面に形成されている電着塗膜に乾きムラ、水洗ム
ラが発生し好ましくなかった。従って後水洗槽7に供給
する前に、濾液を室温(15〜35℃)まで冷却した後
供給したところ、前記乾きムラ、水洗ムラの発生はなか
った。
さらに、微生物の繁殖にともなう電着塗料及び濾液の即
変化について検討した結果、電着塗料及び濾液共微生物
が繁殖するにともないPHが低下するという事実を見出
した。すなわち、電着塗料及び濾液における微生物数汐
H値との関係は、第5図に示すように微生物の増加によ
ってPHが低下するということが明らかとなった。
本発明は、上記の調査結果に基づいて完成されたもので
あって、電着塗料槽と限外濾過器との間に電着塗料を循
環せしめ、得られた濾液を電着塗装後の被塗装物を洗浄
するための水洗槽に供給すると共膠こ、その洗浄水を電
着塗装に戻すようにした電着塗装方法において、前記限
外濾過器と水洗槽の間で濾液を少なくとも501℃以上
に加熱し1次いで常温まで冷却することを特徴とするも
のである。
以下1本発明の一実施例を第2図に基づいて説明する。
第2図は本発明を適用した電着塗装工程を示すもので、
脱脂槽1ないし後水洗槽7及び配管9゜10、11.1
2は第1図で説明した部分であるので説明は省略する。
第2図において、 14.1M’は三方弁であって、こ
の三方弁1ヰ、141よ限外濾過器6から後水洗槽7に
遥する配管11の途中に設けられている。このうち三方
弁14は配管15の一端が接続されてい名と共に、該配
管15の他端は限外濾過器6の濾液Wを貯留する第1濾
液槽16に接続されている。
この第1瀘液槽16の近傍には第2濾液槽17が配設さ
れており1両濾液槽16,17は配管18によって接続
されている。また第2濾液濾17と三方弁14′は配管
19で接続されている。そして第1濾液槽16には温水
、蒸気等の加熱供給源に通ずる加熱管20が配設されて
おり、第2濾液槽17には水等の冷却供給源に通ずる冷
却管21が配設されている。さらに前記配管11の限外
濾過器6と三方弁4との間にはPH測定器22が設けら
れており、このPH測定器22は導線2’Atより制御
装置211−接続されている。そしてこの制御装置2t
と加熱管20及び冷却管21とは導線25によって接続
されている。
上記のように構成された電着塗装工程において。
電着塗料槽5と限外濾過器6との間を循環している電着
塗料を限外濾過器6で濾過し、濾液Wは配管11を経て
後水洗槽7に送られる。所定の時間経過した後又は連続
的に配管11の途中に設けられているPH測定器22に
よって濾液のPHを測定し1例えばPHが8以下になっ
た時には制御装置24を作動させ、その信号によって加
熱管20に蒸気を、冷却管21に水を供給すると同時に
三方弁14を操作して濾液Wの流れを配管15に切換え
て第1瀘液槽16に濾液Wを導入する。核種16に導入
された濾液Wは少なくとも50℃以上に加熱され、濾液
W中に生存している菌が殺菌される。殺菌の完了した濾
液Wは第1瀘液槽16から配管18を通り第2瀘液槽1
7番こ導入され、核種17で少なくとも35℃以下に冷
却される。冷却後の濾液Wは配管19及び配管11を経
て後水洗槽7に送られる。この糸路は濾液WのPHが8
以上になるまで継続されるが、PHが8以上になった時
制御装置22によって通常系路、すなわち限外濾過器6
から配管11を経て後水洗槽7に供給される糸路番と戻
される。
以上説明したように1本発明の微生物殺菌方法によれば
、限外濾過器と後水洗槽との間で濾液を少なくとも50
℃以上に加熱した後、該濾液を常温まで冷却して微生物
の殺菌を行なうことから、殺菌剤を電着塗料槽に投与す
る必要はなく、シたがって電着塗料槽に殺菌剤が蓄積さ
れないと共に電着塗装時の電解作用に悪影響を及ぼすξ
とがなくなり析出塗膜に塗装不良の発生がなくなった。
また微生物を殺菌する個所が、菌の繁殖の主要な場所で
ある後水洗槽へ送られる直前の濾液であるため、微生物
の殺菌及び繁殖防止が効果的に達成することができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は電着塗装工程の一例を示す系統図、第2図は第
1図の電着塗装工程に本発明を適用した一実施例を示す
系統図、第5図は微生物とPHの関係を示す曲線図であ
る。 5・・・電着塗料槽、6・・・限外濾過器、7・・・後
水洗槽、 9 、10.11.15.18.19・・・
配管、 Ikl、 1肪−・三方弁、 16−・第1濾
液槽、 17・・・第2濾液槽、20・・・加熱管、 
21・・・冷却管、22・−PH測定器、 25..2
5・・・導線。 24・・・制御装置 hI41  図 第2図 第 3 (¥1 /□  to” to” td’  tゲto’  t
o’ to”植生物数(I tnl )

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電着塗料槽と限外濾過器との間に電着塗料を循環せしめ
    、得られた濾液を電着塗装後の被塗装物を洗浄するため
    の水洗槽に供給すると共に、その洗浄水を電着塗料槽に
    戻すよう番こした電着塗装方法において、前記限外濾過
    器と水洗槽の間で濾液を少なくとも50℃以上に加熱し
    9次いで常温まで冷却することを特徴とする電着塗料中
    の微生物殺菌方法
JP19136981A 1981-11-27 1981-11-27 電着塗料中の微生物殺菌方法 Pending JPS5893895A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012192405A (ja) * 2004-06-23 2012-10-11 Ashland Licensing & Intellectual Property Llc 超音波を用いた電着プロセスで利用される液体を処理するための装置と方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012192405A (ja) * 2004-06-23 2012-10-11 Ashland Licensing & Intellectual Property Llc 超音波を用いた電着プロセスで利用される液体を処理するための装置と方法

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