JPS589339Y2 - 自動販売機等の物品搬送棚の取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は並設したチェーン間に物品搬送棚を設けるとき
の取付作業を簡素化するとともに確実に支持する自動販
売機等の物品搬送棚の取付構造に関するものである。

以下図面により本考案の一実施例を説明する。

１は自動販売機本体で、前面扉２にサインパネル３、商
品選択ボタン４、商品取出口５や硬貨投入口（図示せず
）等が設けられている。

６は矢印Ｍ方向に上下間を循環する縦送りのコンベアで
、並設した上下のスプロケツ） ７ 、７’間に無端状
のチェーン８を回転自在に張設している。

そしてこの並設したチェーン８間に物品搬送棚９が所定
間隔ごとに設けている。

このような縦送りコンベア６が複数並設されている。

１０は前記コンベア６を駆動するモータで、クラッチ機
構１１を介して各コンベア６を選択的に動作させる。

１２は矢印Ｎで示すように後方から前方へと循環する送
出コンベアで、前記コンベア６の下端近くに配設されて
いる。

この送出コンベア１２は略Ｕ字状に折曲された折曲板１
３の上端を相対向するようにフランジ１４を形成し、こ
の折曲板１３の前後にスプロケット１５を設けて無端状
のチェーン１６を回転自在に張設している。

前記７ランジ１４は最下部商品を載置する棚の役目をし
ており、棚送りコンベア６の下端はフランジ１４より下
部となるように設けられている。

そしてチェーン１６には折曲板１３のフランジ１４間よ
り上方へ突出し、フランジ１４上の物品を前方へ押しだ
すブツシャ−１７が設けられている。

１８は前記各送出コンベア１２を動作させる単一のギヤ
ー駆動モータで、クラッチ機構１９にて前記送出コンベ
ア１２のスプロケット１５を回転させる。

前記物品搬送棚９は底面を折曲して物品載置片２０を形
成し、両側端にフランジ２Ｌ２２を夫夫形成している。

そして一端のフランジ２１の上端には中空部もしくは透
孔２３を形成した固定カラー２４がスペーサ２５を介し
て設けられ、かつ他端のフランジ２２の上端にはコイル
バネ２６に抗して出没自在にされ中空部もしくは透孔２
７を有したカラー２８が設けられている。

この固定カラー２４とカラー２８は前記チェーン８の各
連結部より突出した突出ピン２９のうちの一つに回動自
在に装着される。

３０，３１は前記フランジ２１．２２の夫々の下部に形
成された切欠で、物品搬送棚９を垂下している突出ピン
２９の下の突出ピン２９と当接して物品搬送棚９の背面
方向への回動を防止している。

このようなものにおいて、物品搬送棚９の取付は、出没
自在なカラー２８を先にチェーン８の突出ビン２９に挿
入した後、さらに物品搬送棚を右側方間へ押圧する。

この押圧によりカラー２８がコイルバネ２６に抗して第
４図矢印方向へ没入し、一方の固定カラー２４が突出ビ
ン２９に相対向でき、そして押圧力を除くことにより物
品搬送棚９が左側方向へコイルバネ２６の反撥力でもど
り、固定カラー２４の中空部２４が他方のチェーン８の
突出ビン２９に嵌合することで取付作業が終り、取付作
業を簡単に行なえるとともに通常チェーン８よりなる縦
送りコンベア６に対して直角方向の力そ加わることがな
いので確実に固定できる。

さらに搬送棚９を軸支したチェーン８がスプロケツ）
７ 、７’にあるときにも搬送棚９が自由に回動するの
でチェーン８に対して多数の点で支持されたものと比較
すると支持部が各チェーンとも一個所であるので棚９に
ひねりが加わることがないものである。

また、チェーン８の突出ビン２９間に上端を軸支された
略り字状の搬送棚９は下端背面の切欠３０を同じくチェ
ーン８の突出ビン２９に当てているので、これら突出ビ
ン２９と搬送棚９の背面との間屯摩擦なく安定してチェ
ーン８と共に循環でき１゜ このように本考案は多数の突出ビンを相対向させて並設
したチェーンと、このチェーン間に配設し、同チェーン
の回転により移動する略側面り字状の物品搬送棚とを備
え、こσ物品搬送棚は両端部の一方の上端に設けた固定
カラーを一方のチェーンの上記突出ビンに、前記両端部
の他方の上端に設け、コイルバネな介して出没自在なカ
ラーを他方のチェーンの突出ビンにそれぞれ挿入すると
共に物品搬送棚の両端部の下端背面を上記各チェーンの
突出ビンに当接させたもので、チェーンへの棚の取付が
簡単に行なえるので多数設けるのに時間をついやすこと
がなく、さらにチェーンに対して一点支持されるので回
転時などとくに無駄な力が加わってひねられることがな
い。

また、両端部の上端をチェーンの突出ピンニ軸支された
物品搬送棚はその両端部の下端背面をチェーンと共に移
動する突出ビンに当接しているので、従来の如く搬送棚
の背面に近接して固定の当接板を配設し、これに移動す
る搬送棚の背面を当接するものに比べ摩擦がなくなり搬
送棚の移動を円滑にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における自動販売機等の物品
搬送棚の取付構造を示す一部切欠概略斜視図、第２図は
縦送りコンベアの一部拡大斜視図、第３図は第２図Ａ部
拡大斜視図、第４図は第２図Ｂ部拡大斜視図である。 ８・・・・・・チェーン、９・・・・・・物品搬送棚、
２Ｌ２２・・・・・・フランジ、２３・・・・・・透孔
、２４・・・・・・固定カラー、２５・・・・・・スペ
ーサ、２６・・・・・・コイルハネ、２７・・・・・・
透孔、２８・・・・・・カラー、２９・・・・・・突出
ビン、３０・・・・・・切欠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 多数の突出ピンを相対向させて並設した回転自在ナチェ
   ーンと、このチェーン間に配設し、同チェーンの回転に
   より移動する略側面り字状の物品搬送棚とを備え、この
   物品搬送棚は両端部の一方の上端に設けた固定カラーを
   一方のチェーンの上記突出ピンに、前記両端部の他方の
   上端に設け、コイルバネな介して出没自在なカラーを他
   方のチェーンの突出ピンにそれぞれ着脱自在に挿入する
   と共に物品搬送棚の両端部の下端背面を上記各チェーン
   の突出ピンにそれぞれ当接せしめた自動販売機等の物品
   搬送棚の取付構造。