JPS589282Y2 - 位相補償回路 - Google Patents
位相補償回路Info
- Publication number
- JPS589282Y2 JPS589282Y2 JP1981035069U JP3506981U JPS589282Y2 JP S589282 Y2 JPS589282 Y2 JP S589282Y2 JP 1981035069 U JP1981035069 U JP 1981035069U JP 3506981 U JP3506981 U JP 3506981U JP S589282 Y2 JPS589282 Y2 JP S589282Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- circuit
- phase compensation
- resistor
- diode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Feedback Control In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は位相補償回路に関し、その目的は位相補償フィ
ルタの次段に増幅器を接続するに際し、その効果的な増
幅器の接続の仕方を提供することである。
ルタの次段に増幅器を接続するに際し、その効果的な増
幅器の接続の仕方を提供することである。
一般にフィードバック制御方式を用いた制御系では、系
の安定をはかるため、閉ループ内に位相補償用のフィル
タ(以下単にフィルタと略す)を挿入している。
の安定をはかるため、閉ループ内に位相補償用のフィル
タ(以下単にフィルタと略す)を挿入している。
第1図はモータの位相同期制御回路の各要素をラプラス
変換し、ブロック線図として表わしたものである。
変換し、ブロック線図として表わしたものである。
基準信号X(S)と出力信号Y (S)との位相を位相
比較回路Ks(S)で位相比較し、得られた誤差電圧V
を増幅器KA(eで増幅する。
比較回路Ks(S)で位相比較し、得られた誤差電圧V
を増幅器KA(eで増幅する。
増幅された誤産電圧Vは適当な制御方法に応じてモータ
M(Stに加えられ、回転数変化H2として取り出され
る。
M(Stに加えられ、回転数変化H2として取り出され
る。
該回転数の変化は位相出力Y(S)となり、再び入力側
にフィードバックされる。
にフィードバックされる。
第1図はフィードバック制御の簡単な一例を示したもの
であるが、実際にはこのような系は不安定であるため、
第2図に示すように閉ループ内に位相補償用のフィルタ
F(S)を付加しなければならない。
であるが、実際にはこのような系は不安定であるため、
第2図に示すように閉ループ内に位相補償用のフィルタ
F(S)を付加しなければならない。
な1第2図において第1図と同じ記号のものは同一のも
のを表わす。
のを表わす。
前記フィルタは例えば第3図aに示すようなものである
。
。
該フィルタの入力端子eiと出力電圧eoとの比、すな
わち伝達関数のゲイン特性は第3図すのようになる。
わち伝達関数のゲイン特性は第3図すのようになる。
横軸に角周波数ωを、縦軸にゲインをデシベルで示しで
ある。
ある。
第3図に示すフィルタは角周波数が零の時のゲイン、す
なわち直流ゲインは0CdB)であるため、このような
フィルタを第2図に示すFSの部分に挿入しても閉ルー
プの直流ゲインは伺ら変化しない。
なわち直流ゲインは0CdB)であるため、このような
フィルタを第2図に示すFSの部分に挿入しても閉ルー
プの直流ゲインは伺ら変化しない。
しかしモータの種類、もしくは制御方法などによりフィ
ルタは第4図aに示すような位相進み特性をもったフィ
ルタを用いなければならない時がある。
ルタは第4図aに示すような位相進み特性をもったフィ
ルタを用いなければならない時がある。
該フィルタの伝達関数F(Qは
進み位相角ψは
今ωCをぜ定とし、角周波数ω釦よびnを変数として位
相角ψを計算すると第5図に示すようになる。
相角ψを計算すると第5図に示すようになる。
この図より明らか渣ように位相補償角を大きくとろうと
すればnを太きくしなければならない。
すればnを太きくしなければならない。
しかしく1)式もしくは第4図すより明らかなようにn
を大きくすると直流ゲインの減少も大きくなる。
を大きくすると直流ゲインの減少も大きくなる。
nは位相補償角をいくらにするかにより決定されるが、
例えばn=10とすると直流ゲイン1/10となる。
例えばn=10とすると直流ゲイン1/10となる。
フィルタを理論通りに動作させるには、その前段に接続
される要素の出力インピーダンスはできるだけ小さく、
また後段に接続される要素の入力インピーダンスはでき
るだけ大きいことが必要であり、通常この目的のために
は第6図に示まようなエミッタホロワ回路が用いられる
。
される要素の出力インピーダンスはできるだけ小さく、
また後段に接続される要素の入力インピーダンスはでき
るだけ大きいことが必要であり、通常この目的のために
は第6図に示まようなエミッタホロワ回路が用いられる
。
しかしこのような回路接続によると、例えばn = 1
0の時、入力電圧eiが10〔■であっても出力電圧e
oは1 [Vlであり、トランジスタTr2 のペー
ス・エミッタ間で0.7(V)のロスを生じると実際の
出力端子2にはO03〔V〕の出力電圧しか出ないこと
になる。
0の時、入力電圧eiが10〔■であっても出力電圧e
oは1 [Vlであり、トランジスタTr2 のペー
ス・エミッタ間で0.7(V)のロスを生じると実際の
出力端子2にはO03〔V〕の出力電圧しか出ないこと
になる。
これはダイナミックレンジの狭くなることを意味してい
る。
る。
例えば第2図に示される位相比較回路が第7図で示され
るような台形波を用いた回路で行なわれている場合を例
にとる。
るような台形波を用いた回路で行なわれている場合を例
にとる。
第7図にかいて6は基準信号より作られた台形波であり
、7はモータの回転位置検出装置より得られたサンプル
パルスである。
、7はモータの回転位置検出装置より得られたサンプル
パルスである。
台形波6とサンプルパルスIをサンプルホールド回路を
通すと、その時得られた信号が誤差電型となる。
通すと、その時得られた信号が誤差電型となる。
サンプルパルスの位置が3から5まで移動した時、第6
図に釦けるeiがOCVIから10 [Vl−iで変化
するように途中の回路を構成して釦くと、前述の説明で
明らかなように出力端子2には0.3〔V:lの電圧変
化しか得られない。
図に釦けるeiがOCVIから10 [Vl−iで変化
するように途中の回路を構成して釦くと、前述の説明で
明らかなように出力端子2には0.3〔V:lの電圧変
化しか得られない。
これはとりもな訃さず第7図に示すサンプルパルス位置
の3から4までの部分が消却せられ、4から5の部分の
位置変化分しか出力されないことを意味している。
の3から4までの部分が消却せられ、4から5の部分の
位置変化分しか出力されないことを意味している。
従って出力端子2から得られる信号を以後どのように増
幅しようとも、ダイナミックレンジは狭くなったま1で
ある。
幅しようとも、ダイナミックレンジは狭くなったま1で
ある。
この問題を解決するため第8図のようなバイアス回路が
考えられる。
考えられる。
第8図においてトランジスタTr2 の入力電圧e′o
は トランジスタTr2 のペース・エミッタ間でロスと
なる電圧の分だけバイアスしようとすれば、例えばVc
c=12(Vl 、R2=2 〔m3とすると、RSは
フィルタに影響のない程度に大きく選ぶ必要があり、例
えば2000CQIとすると、R5は10〔心力となる
。
は トランジスタTr2 のペース・エミッタ間でロスと
なる電圧の分だけバイアスしようとすれば、例えばVc
c=12(Vl 、R2=2 〔m3とすると、RSは
フィルタに影響のない程度に大きく選ぶ必要があり、例
えば2000CQIとすると、R5は10〔心力となる
。
しかしこのような抵抗分割によるバイアス方法はフィル
タの出力電圧eoが抵抗R5で減衰されるばかりでなく
、温度変化によりバイアス値が変化する欠点があった。
タの出力電圧eoが抵抗R5で減衰されるばかりでなく
、温度変化によりバイアス値が変化する欠点があった。
本考案は上記欠点をさらに改善しようとするものであり
、直流ゲインが零dBより小なる伝達関数を持つ受動素
子で構成された位相補償用のフィルタと次段の増幅回路
とを接続する際の次段増幅回路のバイアス電圧を、前記
フィルタの出力端と電源との間にダイオードと抵抗とを
接続して、前記フィルタを構成する抵抗の一部と前記ダ
イオードと前記抵抗との直列回路より得るようになし、
前記ダイオードと前記抵抗との接続点に前記次段の増幅
回路を接続して構成することにより所期の目的を達成す
るものである。
、直流ゲインが零dBより小なる伝達関数を持つ受動素
子で構成された位相補償用のフィルタと次段の増幅回路
とを接続する際の次段増幅回路のバイアス電圧を、前記
フィルタの出力端と電源との間にダイオードと抵抗とを
接続して、前記フィルタを構成する抵抗の一部と前記ダ
イオードと前記抵抗との直列回路より得るようになし、
前記ダイオードと前記抵抗との接続点に前記次段の増幅
回路を接続して構成することにより所期の目的を達成す
るものである。
以下その一実施例を図面に基づいて説明する。
第9図に釦いて、第8図の抵抗R5をトランジスタT
r 3 で置き換えることにより、R5の値を零に近
づけることができるため、フィルタの出力電圧の変化分
は殆んど減衰することなくトランジスタTr2 のペ
ースに加えられる。
r 3 で置き換えることにより、R5の値を零に近
づけることができるため、フィルタの出力電圧の変化分
は殆んど減衰することなくトランジスタTr2 のペ
ースに加えられる。
しかもトランジスタTr2 のペース・エミッタ間で
減衰する電圧外はトランジスタTr3 のペース・エ
ミッタ間で補償しているため、出力端子2にはフィルタ
の出力電圧eoがそのま1反転増幅されることになり、
位相比較回路におけるダイナミックレンジを狭くするこ
とはない。
減衰する電圧外はトランジスタTr3 のペース・エ
ミッタ間で補償しているため、出力端子2にはフィルタ
の出力電圧eoがそのま1反転増幅されることになり、
位相比較回路におけるダイナミックレンジを狭くするこ
とはない。
さらにトランジスタTr3はトランジスタTr2 の
温度補償をも兼ねることになる。
温度補償をも兼ねることになる。
また本考案は第10図、第11図に示すように第9図の
トランジスタTr3 の部分をPNP)ランジスタT
r4 や、ダイオードDで置き換えても同様の効果が
得られることは言う昔でもない。
トランジスタTr3 の部分をPNP)ランジスタT
r4 や、ダイオードDで置き換えても同様の効果が
得られることは言う昔でもない。
な釦、ここでは、ダイオードとして用いるトランジスタ
も含めてダイオードと称することにする。
も含めてダイオードと称することにする。
また本実施例では第4図に示す位相進み補償回路につい
てのみ述べたが、第12固転よび第13図に示すような
直流ゲインが1 / nになるようなフィルタであれば
前記バイアス方法はすべて用いることができる。
てのみ述べたが、第12固転よび第13図に示すような
直流ゲインが1 / nになるようなフィルタであれば
前記バイアス方法はすべて用いることができる。
以上本考案によれば、直流ゲインが零dBよりも小なる
伝達関数をもった位相補償回路と次段増幅回路とを接続
する際に、次段増幅回路に効果的なバイアス電圧を与え
ることができ、これにより、位相補償用フィルタを挿入
することから、生じる直流ケインの減少を、ダイナミッ
クレンジヲ狭りすることなく増幅でき、しかも温度補償
をも兼ねた状態で行なうことができる利点を有する。
伝達関数をもった位相補償回路と次段増幅回路とを接続
する際に、次段増幅回路に効果的なバイアス電圧を与え
ることができ、これにより、位相補償用フィルタを挿入
することから、生じる直流ケインの減少を、ダイナミッ
クレンジヲ狭りすることなく増幅でき、しかも温度補償
をも兼ねた状態で行なうことができる利点を有する。
第1図はフィードバック制御系の一例を示すブロック図
、第2図は第1図に位相補償回路を付加したブロック図
、第8図a、bおよび第4図a。 bはそれぞれ位相補償用フィルタの一例を示す回路図お
よび特性図、第5図は第4図に示すフィルタの位相特性
を示す特性図、第6図は位相補償回路図、第7図は位相
比較回路における波形図、第8図は抵抗バイアス法によ
る位相補償回路図、第9図は本考案の一実施例を示す位
相補償回路図、第10固転よび第11図は他の実施例を
示す位相補償回路図、第12図a、bおよび第13図a
。 bはそれぞれ位相補償用フィルタの他の例を示す回路図
および特性図である。 F(S)・・・・・・位相補償用フィルタ←およびその
伝達関数)、R1,R2,C1,C2・・・・・・フィ
ルタ、Tr3゜Tr4.D・・・・・・バイアス用半導
体素子。
、第2図は第1図に位相補償回路を付加したブロック図
、第8図a、bおよび第4図a。 bはそれぞれ位相補償用フィルタの一例を示す回路図お
よび特性図、第5図は第4図に示すフィルタの位相特性
を示す特性図、第6図は位相補償回路図、第7図は位相
比較回路における波形図、第8図は抵抗バイアス法によ
る位相補償回路図、第9図は本考案の一実施例を示す位
相補償回路図、第10固転よび第11図は他の実施例を
示す位相補償回路図、第12図a、bおよび第13図a
。 bはそれぞれ位相補償用フィルタの他の例を示す回路図
および特性図である。 F(S)・・・・・・位相補償用フィルタ←およびその
伝達関数)、R1,R2,C1,C2・・・・・・フィ
ルタ、Tr3゜Tr4.D・・・・・・バイアス用半導
体素子。
Claims (1)
- 直流ゲインが零dBより小なる伝達関数を持つ受動素子
で構成された位相補償用のフィルタを用いる制御回路に
おいて、前記位相補償用のフィルタと次段の増幅回路と
を接続する際の次段増幅回路のバイアス電圧を、前記フ
ィルタの出力端と電源との間にダイオードと抵抗とを接
続して、前記フィルタを構成する抵抗の一部と前記ダイ
オードと前記抵抗との直列回路より得るようになし、前
記ダイオードと抵抗との接続点に前記次段の増幅回路を
接続したことを特徴とする位相補償回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981035069U JPS589282Y2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 位相補償回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981035069U JPS589282Y2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 位相補償回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56148702U JPS56148702U (ja) | 1981-11-09 |
JPS589282Y2 true JPS589282Y2 (ja) | 1983-02-19 |
Family
ID=29630700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981035069U Expired JPS589282Y2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 位相補償回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589282Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-03-12 JP JP1981035069U patent/JPS589282Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56148702U (ja) | 1981-11-09 |
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