JPS589032Y2 - 水道管継手の漏水防止具 - Google Patents
水道管継手の漏水防止具Info
- Publication number
- JPS589032Y2 JPS589032Y2 JP1977061513U JP6151377U JPS589032Y2 JP S589032 Y2 JPS589032 Y2 JP S589032Y2 JP 1977061513 U JP1977061513 U JP 1977061513U JP 6151377 U JP6151377 U JP 6151377U JP S589032 Y2 JPS589032 Y2 JP S589032Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- joint
- wings
- water pipe
- prevention device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Pipe Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、上下水道管(以下水道管と称す)の継手部か
らの漏水を管内側からの施工によって防止する水道管継
手の漏水防止具に関する。
らの漏水を管内側からの施工によって防止する水道管継
手の漏水防止具に関する。
従来ヒユーム管、コンクリート管などの管類の接合に適
用される管接手として、管内側から管接合部の継目に沿
って添設されるゴムベルトの両翼部にそれぞれ番線を埋
設し、この番線を管内で押し広げることにより、ゴムベ
ルトを管内面に圧着するようにした管接手が提案されて
いる(例えば実公昭42−5175号公報参照)。
用される管接手として、管内側から管接合部の継目に沿
って添設されるゴムベルトの両翼部にそれぞれ番線を埋
設し、この番線を管内で押し広げることにより、ゴムベ
ルトを管内面に圧着するようにした管接手が提案されて
いる(例えば実公昭42−5175号公報参照)。
ところがこのような従来の管接手は、ゴムベルトに対し
番線が埋設固定されているので、管内面に対するゴムベ
ルトの圧着時に番線を押し拡げるとゴムベルトもこれに
追随して押し拡げられその結果ゴムベルトの接合端の間
に大きな間隙を生じ、管接手単独では漏水防止の目的は
達成できず、どうしても予め継目に沿って下敷きを周回
敷設して卦くことが必要となる。
番線が埋設固定されているので、管内面に対するゴムベ
ルトの圧着時に番線を押し拡げるとゴムベルトもこれに
追随して押し拡げられその結果ゴムベルトの接合端の間
に大きな間隙を生じ、管接手単独では漏水防止の目的は
達成できず、どうしても予め継目に沿って下敷きを周回
敷設して卦くことが必要となる。
このような下敷きの必要性は工事を複雑化するのみなら
ず材料費の高騰を招き好ましくない。
ず材料費の高騰を招き好ましくない。
本考案はこのような下敷きの必要性なしに水道管接手部
の漏水防止を管内側の施工でもって達成できるような漏
水防止具を提供することを目的としてなされたもので、
以下に本考案の一実施例を添附図面にもとづき説明する
と次の通りである。
の漏水防止を管内側の施工でもって達成できるような漏
水防止具を提供することを目的としてなされたもので、
以下に本考案の一実施例を添附図面にもとづき説明する
と次の通りである。
防水性に富み、適度の弾性を保有する素材(例えば硬質
ゴム)を以って成る止水帯1ば、中央部に伸縮部2を有
し、この伸縮部20両側に巾方向へ延長した翼3,3′
を連成している。
ゴム)を以って成る止水帯1ば、中央部に伸縮部2を有
し、この伸縮部20両側に巾方向へ延長した翼3,3′
を連成している。
翼3,3′は、内部に前記伸縮部2と平行した挿通孔4
,4′を貫通して開設してかり、翼3,3′の背面及び
これより幾分内方へ寄せて、略等間隔で複数条の隆起部
5,5′・・・・・・を長手方向へ亘って形成している
。
,4′を貫通して開設してかり、翼3,3′の背面及び
これより幾分内方へ寄せて、略等間隔で複数条の隆起部
5,5′・・・・・・を長手方向へ亘って形成している
。
一方、止水帯1の挿通孔4,4′に挿入せしめるための
適当な巾間隔と厚みを具えた帯状の保持バネ6を設ける
。
適当な巾間隔と厚みを具えた帯状の保持バネ6を設ける
。
この保持バネ6は帯鋼を熱処理して弾性を与えたもので
あって、前記挿通孔4,4′に挿入して使用するもので
ある。
あって、前記挿通孔4,4′に挿入して使用するもので
ある。
上述の如く構成した本考案の作用及び効果を、水道管継
手として最も普及している印ろう継手(ソケット継手)
に装着する場合について述べる。
手として最も普及している印ろう継手(ソケット継手)
に装着する場合について述べる。
尚この補修工事は、管路の一定範囲を断水して実施する
ものであり、例えば老朽化した管路に於ける継手部の補
修に際しては、実際に漏水が確認されていない場合であ
っても、各継手部に於て漏水が生じているものと推定さ
れるので、このような場合には、断水した管路に含1れ
る全ての継手部が補修対象となる。
ものであり、例えば老朽化した管路に於ける継手部の補
修に際しては、実際に漏水が確認されていない場合であ
っても、各継手部に於て漏水が生じているものと推定さ
れるので、このような場合には、断水した管路に含1れ
る全ての継手部が補修対象となる。
水道管Aの一端に形成した受は口a内に水道管Bの一端
に形成した「さし口」bを嵌合した印ろう継手の継手部
局壁内面Cに本考案を周回して装着するものである。
に形成した「さし口」bを嵌合した印ろう継手の継手部
局壁内面Cに本考案を周回して装着するものである。
而して、止水帯1を周壁内面Cの円周と略等しい寸法で
切断する。
切断する。
一方、切断した止水帯1と等しいか若しくは稍々長めに
保持バネ6を切断し、止水帯1の挿通孔4,4′に夫々
保持バネ6を挿通した状態で止水帯1の背面を周壁内面
Cに添接して、ジヤツキ等で周壁内面Cに強く密接せし
める。
保持バネ6を切断し、止水帯1の挿通孔4,4′に夫々
保持バネ6を挿通した状態で止水帯1の背面を周壁内面
Cに添接して、ジヤツキ等で周壁内面Cに強く密接せし
める。
この際止水帯1の背面に等間隔で形成した複数条の隆起
部5,5′・・・・・・の頂面若しくは、この隆起部5
,5′・・・・・・が圧接する周壁内面Cに予め接着剤
7(第4〜5図参照)を塗布してかくことによって、止
水帯1は周壁内面Cと強く接着するものである。
部5,5′・・・・・・の頂面若しくは、この隆起部5
,5′・・・・・・が圧接する周壁内面Cに予め接着剤
7(第4〜5図参照)を塗布してかくことによって、止
水帯1は周壁内面Cと強く接着するものである。
他方、止水帯1の翼3,3′夫々の両端部は第4図に示
すように正面側を適切に切開して開口せしめ、挿通孔4
,4′内に在る保持バネ60両端部を露呈し、核部を例
えば第3図に示す重ね接合で以って連結し、然る後第5
図に示すように前記切開部8を閉じて例えば接着剤9を
用いて密封を施し保持バネ6を隠蔽する。
すように正面側を適切に切開して開口せしめ、挿通孔4
,4′内に在る保持バネ60両端部を露呈し、核部を例
えば第3図に示す重ね接合で以って連結し、然る後第5
図に示すように前記切開部8を閉じて例えば接着剤9を
用いて密封を施し保持バネ6を隠蔽する。
本考案は、止水帯1を水道管A、Bの継手部の周壁内面
Cに密着させて継ぎ目dを内側から隠蔽するものである
から、管内の流水と継ぎ目dは完全に遮断されるため漏
水することがない。
Cに密着させて継ぎ目dを内側から隠蔽するものである
から、管内の流水と継ぎ目dは完全に遮断されるため漏
水することがない。
而して保持バネ6が直線状に復元せんとする弾力で止水
帯1の隆起部5,5′・・・頂面を強く然も均等に周壁
内面dへ圧着するから密着状態が損われない。
帯1の隆起部5,5′・・・頂面を強く然も均等に周壁
内面dへ圧着するから密着状態が損われない。
密着部分を翼3,3′の背面に略等間隔で形成した複数
条の隆起部5,5′・・・・・・の頂面としている処は
、翼3,3′の背面を単純な扁平状として密着させる場
合と比較して、密着部分に及ぶ単位面積当りの圧力が犬
となり密着状態をより一層強くするものである。
条の隆起部5,5′・・・・・・の頂面としている処は
、翼3,3′の背面を単純な扁平状として密着させる場
合と比較して、密着部分に及ぶ単位面積当りの圧力が犬
となり密着状態をより一層強くするものである。
止水帯1は、硬質ゴム等の弾性を保有する素材を以って
形成しているから、可撓性に富む故、水道管A、Bが、
相互に少しばかり変位しても漏水防止上の支障を来すこ
とが無い。
形成しているから、可撓性に富む故、水道管A、Bが、
相互に少しばかり変位しても漏水防止上の支障を来すこ
とが無い。
本考案保持バネ6は、通常、高炭素鋼に焼処理を施して
弾性を付与したものを使用するが、止水帯1の挿通孔4
,4′内に挿入されており、接合端部も隠蔽されている
から、流水と触れる事が無く、錆が生じ難いため長期使
用に十分耐応するものである。
弾性を付与したものを使用するが、止水帯1の挿通孔4
,4′内に挿入されており、接合端部も隠蔽されている
から、流水と触れる事が無く、錆が生じ難いため長期使
用に十分耐応するものである。
更に本考案では、止水ゴム帯1の挿通孔4,4′に保持
バネ6がフリーに挿入されるようになっているので、保
持バネ6のみを押し広げを行うことが可能となシ、保持
バネ6の押し拡げに拘わらず、止水ゴム帯1の接合端部
は、その接合状態を実質的に保持し、よって本考案によ
れば止水ゴム帯1の接合端部の後処理を必要としないか
或は必要とする場合であっても接着剤塗布などの極〈簡
単な後処理作業の適用により、接合端部の水密性を保持
でき、もって止水ゴム帯1単独でもって漏水防止の目的
を達成できる。
バネ6がフリーに挿入されるようになっているので、保
持バネ6のみを押し広げを行うことが可能となシ、保持
バネ6の押し拡げに拘わらず、止水ゴム帯1の接合端部
は、その接合状態を実質的に保持し、よって本考案によ
れば止水ゴム帯1の接合端部の後処理を必要としないか
或は必要とする場合であっても接着剤塗布などの極〈簡
単な後処理作業の適用により、接合端部の水密性を保持
でき、もって止水ゴム帯1単独でもって漏水防止の目的
を達成できる。
よって本考案によれば従来工法にみられるような下敷き
の必要性はなくなり、その分工事を簡略化できるのみな
らず材料費も節減でき、工費の低減化を計り得る。
の必要性はなくなり、その分工事を簡略化できるのみな
らず材料費も節減でき、工費の低減化を計り得る。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は止水帯の一部
切欠斜視図、第2図は継手部分へ装着した状態の断面図
、第3図は保持バネの端部接合例を示す側面図、第4図
は保持バネ端部の接続時の状況を示す要部拡大斜面図、
第5図は保持バネ端部の密封状況を示す要部拡大縦断面
図である。 1・・・止水帯、2・・伸縮部、3,3′・・・翼、4
,4′・・・挿通孔、5,5′・・條起部、6・・・保
持バネ。
切欠斜視図、第2図は継手部分へ装着した状態の断面図
、第3図は保持バネの端部接合例を示す側面図、第4図
は保持バネ端部の接続時の状況を示す要部拡大斜面図、
第5図は保持バネ端部の密封状況を示す要部拡大縦断面
図である。 1・・・止水帯、2・・伸縮部、3,3′・・・翼、4
,4′・・・挿通孔、5,5′・・條起部、6・・・保
持バネ。
Claims (1)
- 中央部に伸縮部2を有し、この伸縮部20両側に翼3,
3′が連成されていると共に該翼3,3′のそれぞれに
は長手方向に沿って挿通穴4,4′が貫通開設された、
水道管継手部の内周面に接着剤γの適用下に密接周回さ
れる止水帯1と、該止水帯1を密接周回状態に固定する
ために、該止水帯1の翼3,3′の挿通穴4,4′に挿
入され緊張が与えられた後、両端部が接合される保持バ
ネ6.6、との組合せからなる水道管継手の漏水防止具
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977061513U JPS589032Y2 (ja) | 1977-05-12 | 1977-05-12 | 水道管継手の漏水防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977061513U JPS589032Y2 (ja) | 1977-05-12 | 1977-05-12 | 水道管継手の漏水防止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53155119U JPS53155119U (ja) | 1978-12-06 |
JPS589032Y2 true JPS589032Y2 (ja) | 1983-02-18 |
Family
ID=28962913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977061513U Expired JPS589032Y2 (ja) | 1977-05-12 | 1977-05-12 | 水道管継手の漏水防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589032Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55119288A (en) * | 1979-03-06 | 1980-09-12 | Tokyo Gas Co Ltd | Leakage preventing device of pipe joint portion |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5116770A (ja) * | 1974-08-01 | 1976-02-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Chukaikansoshorisochi |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50105919U (ja) * | 1974-02-05 | 1975-08-30 |
-
1977
- 1977-05-12 JP JP1977061513U patent/JPS589032Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5116770A (ja) * | 1974-08-01 | 1976-02-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Chukaikansoshorisochi |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53155119U (ja) | 1978-12-06 |
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