JPS588954Y2 - 自吸式ポンプ - Google Patents
自吸式ポンプInfo
- Publication number
- JPS588954Y2 JPS588954Y2 JP1978073449U JP7344978U JPS588954Y2 JP S588954 Y2 JPS588954 Y2 JP S588954Y2 JP 1978073449 U JP1978073449 U JP 1978073449U JP 7344978 U JP7344978 U JP 7344978U JP S588954 Y2 JPS588954 Y2 JP S588954Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- port
- water
- pump
- self
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自吸式ポンプに関するものである。
従来の自吸式ポンプは自吸作用時に水と空気の混合水を
循環させるための回流口が一定の大きさとなっている。
循環させるための回流口が一定の大きさとなっている。
回流口は大きい場合は循環する水量が犬であるから揚水
管内の空気の吸出しが早いが、高い真空度が得られない
ので揚程が高い場合には向かない。
管内の空気の吸出しが早いが、高い真空度が得られない
ので揚程が高い場合には向かない。
また、逆に回流口を小さくすると空気の吸出しは少なく
揚水開始までの時間は長くなるが、高い真空が得られる
ので高揚程に適する。
揚水開始までの時間は長くなるが、高い真空が得られる
ので高揚程に適する。
上記のように回流口の大きさによりポンプの特性が変る
ので、従来では揚程の違いに応じて回流口の大きさの異
なるものをそれぞれ別に製作して用意しておく必要があ
るという問題があった。
ので、従来では揚程の違いに応じて回流口の大きさの異
なるものをそれぞれ別に製作して用意しておく必要があ
るという問題があった。
この考案の目的は上記のような従来の自吸式ポンプの問
題を解決するため、回流口の大きさを簡単に調整できる
ようにして一種類のポンプにより異なる揚程においても
常に十分な自吸性能が発揮できる自吸式ポンプを得るこ
とである。
題を解決するため、回流口の大きさを簡単に調整できる
ようにして一種類のポンプにより異なる揚程においても
常に十分な自吸性能が発揮できる自吸式ポンプを得るこ
とである。
すなわち、この考案の自吸式ポンプは吐出口を有する気
水分離室を上部に設けたポンプケーシング内下部に、内
部ケーシングを回動可能に装着するとともに、この内部
ケーシング内に適宜の動力で駆動さ右るインペラを装着
し、同内部ケーシングには前記気水分離室に通じる吐出
路と、ポンプケーシングの揚水口に通じる吸込口とを設
け、内部ケーシングに設けた渦巻壁の巻出端部と、ポン
プケーシングの後蓋に固定した隔壁の間には内部ケーシ
ングの回動により可変となる回流口を設けて、インペラ
の回転により気水分離室内の水と揚水口に通じる揚水管
内の空気とを混合して回流口から内部ケーシング内に吸
込んで吐出路に吐出する循環を繰返えすことにより自吸
作用を行うように構成し、かつ、前記内部ケーシングを
回動して任意の固定手段により固定することによって揚
程に適した大きさの回流口が簡単に得られる自吸式ポン
プを提供するものである。
水分離室を上部に設けたポンプケーシング内下部に、内
部ケーシングを回動可能に装着するとともに、この内部
ケーシング内に適宜の動力で駆動さ右るインペラを装着
し、同内部ケーシングには前記気水分離室に通じる吐出
路と、ポンプケーシングの揚水口に通じる吸込口とを設
け、内部ケーシングに設けた渦巻壁の巻出端部と、ポン
プケーシングの後蓋に固定した隔壁の間には内部ケーシ
ングの回動により可変となる回流口を設けて、インペラ
の回転により気水分離室内の水と揚水口に通じる揚水管
内の空気とを混合して回流口から内部ケーシング内に吸
込んで吐出路に吐出する循環を繰返えすことにより自吸
作用を行うように構成し、かつ、前記内部ケーシングを
回動して任意の固定手段により固定することによって揚
程に適した大きさの回流口が簡単に得られる自吸式ポン
プを提供するものである。
つぎに、この考案の詳細を添附図面に示す一実施例に基
づいて説明する。
づいて説明する。
図において、Ａはポンプケーシングでその上部は気水分
離室１となり、この分離室の上部には、図示省略しであ
る吐出管に通じる吐出口２が形成しである。
離室１となり、この分離室の上部には、図示省略しであ
る吐出管に通じる吐出口２が形成しである。
３はポンプケーシングＡの後部開口を閉鎖する後蓋で、
ボルトによりポンプケーシングＡに固定しである。
ボルトによりポンプケーシングＡに固定しである。
この後蓋３の中央をメカニカルシール６を介してインペ
ラ軸４が貫通し、そ０内端にインペラ５を固定しである
。
ラ軸４が貫通し、そ０内端にインペラ５を固定しである
。
Ｂは前記ポンプケーシングＡ内下部に回動自在に装着す
る内部ケーシングで、円板状の中蓋７と前蓋８と渦巻壁
９とからなっている。
る内部ケーシングで、円板状の中蓋７と前蓋８と渦巻壁
９とからなっている。
中蓋７には中央にインペラ５と同心の吸込口１０があり
、中蓋７と前蓋８間はポンプケーシングＡの上部前側の
吸込流路１１に通じているが、この流路１１は逆止弁１
２付きの揚水口１３に通じ、この揚水口１３には揚水管
２３が連結しである。
、中蓋７と前蓋８間はポンプケーシングＡの上部前側の
吸込流路１１に通じているが、この流路１１は逆止弁１
２付きの揚水口１３に通じ、この揚水口１３には揚水管
２３が連結しである。
前記前蓋８の両側には第１図のように突片１４を設け、
この突片１４に弧状の長孔１５を設け、この長孔１５に
はめ込んだボルト１６をポンプケーシングＡの両側の突
片１７に設けたネジ孔にねじ込むことにより、内部ケー
シングＢを一定の範囲で回動させ、且つ所定の位置でポ
ンプケーシングＡに固定できるようにしである。
この突片１４に弧状の長孔１５を設け、この長孔１５に
はめ込んだボルト１６をポンプケーシングＡの両側の突
片１７に設けたネジ孔にねじ込むことにより、内部ケー
シングＢを一定の範囲で回動させ、且つ所定の位置でポ
ンプケーシングＡに固定できるようにしである。
第１図の１８は後蓋３に固定した縦向きの隔壁、１９は
（ポンプケーシングＡに固定した水封壁で、隔壁１８の
上端と水封壁１９端は密着している。
（ポンプケーシングＡに固定した水封壁で、隔壁１８の
上端と水封壁１９端は密着している。
また、前記隔壁１８ｏ）下端と前記渦巻壁９Φ巻出端部
ａ間を回流口２０とする。
ａ間を回流口２０とする。
さらに第１図のように隔壁１８とポンプケーシングＡの
側壁間を吐出路２１とし、この吐出路２１の上方には整
流板２２を設ける。
側壁間を吐出路２１とし、この吐出路２１の上方には整
流板２２を設ける。
この考案は上記の構造であり、気水分離室１内に十分に
水が溜っている状態において、インペラ軸４を適宜の１
駆動装置により駆動してインペラ５を第１図の矢印方向
に回転させると、内部ケーシングＢ内の水はインペラ５
により回転されて遠心力により吐出路２１に向かい整流
板２２に当って水封壁１９の方へ流れる。
水が溜っている状態において、インペラ軸４を適宜の１
駆動装置により駆動してインペラ５を第１図の矢印方向
に回転させると、内部ケーシングＢ内の水はインペラ５
により回転されて遠心力により吐出路２１に向かい整流
板２２に当って水封壁１９の方へ流れる。
また、インペラ５と共に渦巻壁９に沿って旋回している
水の圧力は旋回中心に近い回流口２０附近が低いので前
記のように吐出路２１から水封壁１９へと流れてきた水
は水封壁１９の下部から回流口２０を経て再びインペラ
５とともに旋回し、吐出路２１へ向かう。
水の圧力は旋回中心に近い回流口２０附近が低いので前
記のように吐出路２１から水封壁１９へと流れてきた水
は水封壁１９の下部から回流口２０を経て再びインペラ
５とともに旋回し、吐出路２１へ向かう。
こうして水が循環を繰返す間に揚水管２３内の空気が逆
止弁１２→吸込流路１１→吸込口１０と流れてインペラ
５で旋回されている水に吸引混合され、気水分離室１に
おいて気泡となって分離した空気は吐出口２から排出さ
れていく。
止弁１２→吸込流路１１→吸込口１０と流れてインペラ
５で旋回されている水に吸引混合され、気水分離室１に
おいて気泡となって分離した空気は吐出口２から排出さ
れていく。
上記のような水の循環か成る時間続くと揚水管２３内の
真空度が次第に高くなり、遂には揚水が開始され、気水
分離室１内に水が充満し吐出口２に連結した吐出管へと
水が送り出される。
真空度が次第に高くなり、遂には揚水が開始され、気水
分離室１内に水が充満し吐出口２に連結した吐出管へと
水が送り出される。
上記のような自吸作用において、回流口２０が広いと気
水分離室１から渦巻壁９内へ戻る水の流量が犬となり、
従って揚水管２３内の空気の吸出しが早いので短時間に
揚水管２３内０真空度が高くなる。
水分離室１から渦巻壁９内へ戻る水の流量が犬となり、
従って揚水管２３内の空気の吸出しが早いので短時間に
揚水管２３内０真空度が高くなる。
いま、第３図のグラフにおいて縦軸にＸ空度Ｈｇ／Ｃｒ
ｎをとり、横軸に時間Ｔをとると、回流口２０が最大の
ときは曲線■のように短時間に真空度Ｈ９／ｃｍが上る
。
ｎをとり、横軸に時間Ｔをとると、回流口２０が最大の
ときは曲線■のように短時間に真空度Ｈ９／ｃｍが上る
。
之に対して回流口２０を最小にすると、回流水量が少な
くなるので真空度Ｈｇ／備が上っていく時間は遅いが最
終の真空度は曲線■で明らかなように極めて高くなる。
くなるので真空度Ｈｇ／備が上っていく時間は遅いが最
終の真空度は曲線■で明らかなように極めて高くなる。
この点から見て揚水管２３で揚水する水の揚程が低い場
合は回流口２０を十分大としてポンプ起動後に短時間で
揚水が始まるようにし、揚程が高いときは回流口２０を
小とすれはポンプ起動後揚水開始までの時間は長くなる
が、揚水可能となる。
合は回流口２０を十分大としてポンプ起動後に短時間で
揚水が始まるようにし、揚程が高いときは回流口２０を
小とすれはポンプ起動後揚水開始までの時間は長くなる
が、揚水可能となる。
従来では上記のような揚程の違いに応じて回流口の大き
さの異なるものを夫々設計製作していたので製作に手数
がかかり、価格も高くなっていたがこの考案の自吸式ポ
ンプでは内部ケーシングＢを回動して回流口２０を自由
に調節できるのでポンプを現場に設置したのち回流口２
０を調節して最も短時間に湯水が始まる点に設定してボ
ルト１６等で内部ケーシングＢをポンプケーシングＡに
固定すればよい。
さの異なるものを夫々設計製作していたので製作に手数
がかかり、価格も高くなっていたがこの考案の自吸式ポ
ンプでは内部ケーシングＢを回動して回流口２０を自由
に調節できるのでポンプを現場に設置したのち回流口２
０を調節して最も短時間に湯水が始まる点に設定してボ
ルト１６等で内部ケーシングＢをポンプケーシングＡに
固定すればよい。
従って一種類の自吸式ポンプで各揚程に対応できるので
極めて便利なものである。
極めて便利なものである。
第１図はこの考案Ｏ自吸式ポンプの一実施例を示す縦断
正面図、第２図は同上の縦断側面図、第３図は揚水状態
を示すグラフである。 Ａ・・・・・・ポンプケーシング、Ｂ・・・・・・内部
ケーシング、１・・・・・・気水分離室、２・・・・・
・吐出口、５・・・・・・インペラ、９・・・・・・渦
巻壁、１０・・・・・・吸込口、１３・・・・・・揚水
口、１８・・・・・・隔壁、１９・・・・・・水封壁、
２０・・・・・・回流口、２１・・・・・・吐出路、ａ
・・・・・・巻出端部。
正面図、第２図は同上の縦断側面図、第３図は揚水状態
を示すグラフである。 Ａ・・・・・・ポンプケーシング、Ｂ・・・・・・内部
ケーシング、１・・・・・・気水分離室、２・・・・・
・吐出口、５・・・・・・インペラ、９・・・・・・渦
巻壁、１０・・・・・・吸込口、１３・・・・・・揚水
口、１８・・・・・・隔壁、１９・・・・・・水封壁、
２０・・・・・・回流口、２１・・・・・・吐出路、ａ
・・・・・・巻出端部。
Claims (1)
- 吐出口を有する気水分離室を上部に設けたポンプケーシ
ング内下部に、内部ケーシングを回動可能に装着すると
ともに、この内部ケーシング内に適宜の動力で駆動され
るインペラを装着し、同内部ゲージングには前記気水分
離室に通じる吐出路と、ポンプケーシングの揚水口に通
じる吸込口を設け、内部ケーシングに設けた渦巻壁の巻
出端部と、ポンプケーシングに固定した隔壁の間には内
部ケーシングの回動により可変となる回流口を設けた自
吸式ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978073449U JPS588954Y2 (ja) | 1978-05-26 | 1978-05-26 | 自吸式ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978073449U JPS588954Y2 (ja) | 1978-05-26 | 1978-05-26 | 自吸式ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54173303U JPS54173303U (ja) | 1979-12-07 |
| JPS588954Y2 true JPS588954Y2 (ja) | 1983-02-17 |
Family
ID=28986076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978073449U Expired JPS588954Y2 (ja) | 1978-05-26 | 1978-05-26 | 自吸式ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS588954Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3141080C2 (de) * | 1981-10-16 | 1984-04-12 | Mtu Motoren- Und Turbinen-Union Friedrichshafen Gmbh, 7990 Friedrichshafen | "Selbstansaugende Kreiselpumpe" |
-
1978
- 1978-05-26 JP JP1978073449U patent/JPS588954Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54173303U (ja) | 1979-12-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2023240762A1 (zh) | 一种从动式气液分离启动装置 | |
| KR102138825B1 (ko) | 경사면이 형성된 날개를 구비한 스프르트 펌프 | |
| JPS588954Y2 (ja) | 自吸式ポンプ | |
| TWM589241U (zh) | 再生式泵 | |
| CN110939577A (zh) | 一种自吸泵的气液分离装置 | |
| US3416456A (en) | Centrifugal pump | |
| US2181792A (en) | Centrifugal self-priming pump | |
| JPH04203389A (ja) | 自吸式ポンプの運転方法及び運転装置 | |
| JP2015143476A (ja) | ポンプ装置 | |
| US3045603A (en) | Self-priming centrifugal pump | |
| CN209195728U (zh) | 一种简易式快速自吸泵 | |
| KR101898504B1 (ko) | 양흡입형 임펠러를 구비한 스프르트 펌프 | |
| CN220979937U (zh) | 自吸离心泵的泵盖和自吸离心泵 | |
| US2002454A (en) | Centrifugal self-priming pump | |
| JP2005248901A (ja) | 自吸式ポンプ及び自吸式ポンプ装置 | |
| CN210317783U (zh) | 一种自吸式离心泵 | |
| JPS63285287A (ja) | 揚水装置 | |
| US2433021A (en) | Shallow well self-priming pump | |
| CN218991892U (zh) | 一种新型自吸泵 | |
| JPH0537036Y2 (ja) | ||
| CN211666897U (zh) | 一种自吸泵的气液分离装置 | |
| JPH0115912Y2 (ja) | ||
| JPS5842633Y2 (ja) | 自吸式軸流ポンプ | |
| JP4617920B2 (ja) | 自吸式電気ポンプ | |
| JPS5842634Y2 (ja) | 自吸式軸流ポンプ |