JPS5889184A - 人尿中のカリクレインの精製法 - Google Patents

人尿中のカリクレインの精製法

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JPS5889184A
JPS5889184A JP56188744A JP18874481A JPS5889184A JP S5889184 A JPS5889184 A JP S5889184A JP 56188744 A JP56188744 A JP 56188744A JP 18874481 A JP18874481 A JP 18874481A JP S5889184 A JPS5889184 A JP S5889184A
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JP
Japan
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kallikrein
human urine
water
agmatine
benzamidine
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Pending
Application number
JP56188744A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Morichi
森地 重博
Eiji Sako
佐古 英二
Yoshiro Iga
伊賀 善郎
Eiichi Hasegawa
栄一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Green Cross Corp Japan
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Publication date
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人尿からカリクレインを収率よくかつ低経費で
高純度に精製する方法に関するものである。
カリクレインは血漿中のキニノーゲンに作用してキニン
を特異的に遊離させる酵素であり、種々の組織や体液す
な朴ち顎下腺、汗腺、唾液腺、肝瞼、小腸、血清、尿な
どに分布していることが知られている。その薬理作用と
して平滑筋収縮作用、毛細血管透過性亢進作用、血管拡
張作用、血圧降下作用、白血球凝集作用、−疼痛誌発作
用、カテコールア之ン分泌作用等を示す。カリクレイン
製剤は各領域にわたって広く使用されている有用な医薬
品であり、内科領域では脳血管障害、冠動脈性心臓疾患
及び高血圧症等の治療に使用され、外科領域では種々の
原因に依る四肢木棺血行障害の治療に使用され、眼科領
域では網膜末梢血管拡張及び眼底血圧降下等に使用され
、さらに耳鼻科領域ではメニエル症候群や神経性耳鳴等
の治療に使用されている。
カリクレインの回収法は従来からきわめて多数の方法が
提案されてきたが、従来の方法は操作がWMであり、収
率や経費において必ずしも十分ではなかった。このため
人尿からのカリクレイン製剤は比較的高価であり、従来
の方法はカリクレイン製剤の工業的−法として満足でき
るものではなかった。
うとするものである。
人尿中には通常カリクレインと共にカリクレイン以外の
蛋白質分解酵素、例えばつ田キナーゼ、トリプシン、プ
ラスミン、キニン分解酵素等が存在する。また、発熱性
物質、血液型物質、血液凝固に影響を及ぼす物質などの
生理活性物質、並びにアルブミン、グミプリン等の血漿
由来蛋白質も存在する。
本発明は人尿とコロイド性含水ケイ酸アルにウムヲp 
H4,0〜6.0にて接触させ、コーイド性 −含水ケ
イ酸アルミニウムにカリクレイン以外の蛋白質分解酵素
を完全に吸着させて上清を分離し、この上清に水不溶性
担体に結合させたアルギニン、アグマチン、リジン又は
ベンズアミジン等tpH6,5〜9.5に接触させてカ
リクレインを特異的に吸着させ、濾過および洗浄により
カリクレイン以外の生理活性物質や血漿由来蛋白質を除
去したののである。
本発明は腐敗していない新鮮な人尿を原料とし、人尿は
そのpHが5.5〜9であれはそのま一使用してもよい
が、pHを4. OL 6.0に調整しておくのが好ま
しい。また尿中の浮遊物およびpHの調整時に生ずる沈
殿物は常法例えは廊心分漸、濾過、透析などの処理で除
去しておく。本発明に用いるコロイド性含水ケイ酸アル
ミニウムは人尿がら、カリクレイン以外の蛋白質分解酵
素を選択的にykmする機能を有し、p H4,0〜6
.0において人尿中のカリクレイン以外の蛋白質分解酵
素は約96〜100%か吸着される。このコロイド性含
水ケイ酸アルミニウムとは510gとA/203を主と
し、SiO! / A/!03の比が4.4〜7.7(
平均5.9)からなる化合物である。使用量は原料酸の
11に対して50〜s o o t、−rqで十分であ
るが、数置の問題を別にすればこれ以上多く使用しても
よい。
コロイド性含水ケイ酸アルミニウムは前処理として十分
に洗浄したのち必amを人尿中に添加し、を中に含まれ
ているカリクレイン以外の蛋白質分解酵素を吸着させる
。接触時間は約30分から5時間であり、処理法はカラ
ムク田マド法でもよいがバッチ法で十分であり、バッチ
法の場合は撹拌する。処理温度は室温でよいが、より好
ましくは5〜30℃である。吸着が十分に行われたのち
、傾斜法又は遠心分離により吸着剤と上清を分離する。
分離されたコロイド性含水ケイ酸アルミニウムは洗浄し
たのち再使用する。
吸着剤を分離した上清はカリクレインを精製する原料と
して使用される。この上清はそのまま又は遠心分離を行
なったのち、pHを6.5〜9.5好ましくはpH8〜
9.5に調整する。この上清に水不溶性担体に結合させ
たアルギニン、アグマチン、リジン又はベンズアミジン
等を接触させる。ここに水不溶性担体はアガロース特に
メチレン鎖をスペーサとして有するアガp−スが好まし
いが、奈知の他の水不溶性担体でもよい。このカリクレ
イン親和性水不溶性担体は洗浄してp H6,5〜9.
5に調製し、好ましくはこの範囲のpHを有する緩働液
で平衡化したのち、パッチ法又はカラムクロマトグラフ
ィー法によってカリクレインを含有する前記上清に接触
させる。接触条件として時間は約30分から20時間、
温度は室温でよいが好ましくは5〜30℃である。使用
量はカリクレインを含む上清10/に対して約0.5〜
10wt1であり、カリクレインを吸着したのち、パッ
チ法の場合は傾斜法又は遠心分離により吸着体を回収し
、カラムクp!F法の場合はカラムを洗浄したのち、溶
離用緩被液で吸着体からカリクレインを溶出させる。
浴出はアルギニン、アグマチン、リジンをリガンドとす
る水不溶性担体を用いる場合は、0.3〜0.6M塩化
す) IJウムを含有する中性付近の水溶液で行なうの
が良好であり、ベンズアミジンをリガンドとする水不溶
性担体を用いる場合は、0.3〜0,6M塩化ナトリウ
ムを含有する酸性水溶液で行なうのが良好である。中性
付近の水溶液としては例えばpH7〜9のリン酸[8W
t液又はトリス−塩#I緩衝液等が用いられ、酸性水溶
液としてはpH3.5〜5のグリシン−塩酸緩衝液又は
酢酸緩衝液等が用いら−れる。このようにして得た溶出
液は純度の高いカリクレインを多量に含有しており、こ
“の溶出液を脱塩して目的とするカリクレインを回収す
る。なお人尿中に混入しているかも知れない肝炎ウィル
スを不活化するための加熱処理を精製工程に加えてもよ
い。
本発明により人尿に含有されるカリクレインを収率よく
かつ高純度に回収することができ、かつ安価なリガンド
を水不溶性担体に結合して繰返し使用するからカリクレ
インの精製に要する鮭費を大巾に節約でき、人尿中のカ
リ−・フレインの工業的製法として満足しうるものであ
る。また回収したカリクレインは他の蛋白質分解酵素や
生理活性物質を全く含有しておらず、医療分野における
価値は極めて高い。
本発明による人尿からのカリクレインの回収率は50〜
75%であり、得られたカリクレインの比活性は600
〜730 KU/A28G (KU : カリクレイン
単位、Frey、B、に、 、Kraut、H,、an
d Werle、IC,、1950、’ KallIK
rein 、 Padtin ’ 、 EnKe Ve
rlmg。
Stuttgart )で1゛その純度はポリアクリル
アミドゲルのディスク電気泳動(Davig、0..1
964.  Ann、N、Y、Acad、ScI 11
1121 、 Art 、2.305)により85〜1
00−%であった。
なおりリフレイン活性の測定はH−D−Val−L−L
eu −L −Arg−P−nitromnilide
(Testzyme  S−2266、Kmbi DI
agnostic Sweden)を基質として行なっ
た。この基質は人尿由来のカリクレインに特異性の高い
基質であることが知られている。
しかじ人尿中のカリクレイン以外の蛋白質分解酵素によ
っても分解を受けるため、正確にカリクレインのみを定
量するとはいえない。そこで反応系にS B T I 
(5oybean  trypsln  1nhibi
tor)及びアプロチニンを添加してこれらをコントロ
ールとした。すなわちカリクレインは5BTIに阻害さ
れないが、アプロチニンには阻害される。これに対して
人尿中に存在することが知られているウロキナーゼは5
BTIとアプロチニンの両方に阻害を受けず、又トリプ
シン等の多くの蛋白質分解量は5BTIにより阻害され
る。このようにカリクレインに特異性の高い基質を用い
るのに加えて、カリタレインを特異的に定量する測定条
件を用しすることにより、カリクレインを正確に定量す
ると共にカリクレイン以外の蛋白質分解酵素につし)て
も正確に定量した。
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例1 成人男子より採集した新鮮尿約xsottpH5,0に
調整し、蒸留水で洗浄したコロイド性含水ケイ酸アルミ
ニウム(乾燥重量50F)と接触させる。室温で約1時
間撹拌して十分に接触させたのち、遠心分離により上清
を採取する。上清1301にトリス(ヒドロキシメチル
)アミノメタン787Fを加えて溶かし、3N−HC/
にてpH8,5に調部する。
次に0.05Mの) Qス塩酸緩衝液でp H8,5に
平衡化した13G−のアルギニン・ヘキサメチレンセフ
ァローズ4Bを加え、室温で20時間撹拌して吸着反応
を行なう。反応液を濾過してゲルをカラムに充填したの
ち、p if 8.5の0.05M)リスー塩酸緩徴液
でカラムを洗浄し、pH8,5の0.5M塩化す) 1
3ウム添加0.05 M ) ljスス−酸緩衝液によ
りカリクレインを溶出さセる。このようにして純度92
%の人尿由来のカリクレインを70%の収率で回収し、
その比活性は約700 KU/A280であった。
実施例2 実施例1と同じコロイド性含水ケイ酸アルミニウム処理
を行なったのち、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメ
タン787fおよび塩化ナト9ウム3,040Fを加え
て溶かし、3N−IC/にてpH9,0に調整する。次
に、o、4yt墳化ナトリウム添加0.05M)リス−
塩酸緩衝液でp −H9,0に平衡化した1’00WT
!のベンズアミジン・ヘキサメチレンセファロ−ズ4B
をJJ[Iえ、室温で8時間撹拌して吸着反応を行なう
。反応液をtP戯してゲルをカラムに充填したのち、p
H9,0の0.4M塩化すFリウム添加0.05M)リ
スー塩tn*@液でカラムを洗浄し、pH4,0の0゜
5M#A化ナトリウム添加0.1Mダリシンー塩酸緩゛
衡液によりカリクレインを溶出させる。この上りにして
純度95%の人尿由゛来のカリタレインを75憾の収率
で回収し、その比活性は約750KU/A!80であっ
た。
実施例3 実施例1と同じコロイド性含水ケイ酸アルミニウム処理
を行なったのち、カリタレインの有効画分をp H7,
8に調整し、このものを限外分子量10.000の水田
−フアイバーを用いて100倍に濃縮し、60℃で10
時間の加熱処理を行なう。
次にトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン−7,9
Fを加えて溶解し、以下実施例1と同じアルギニン・ヘ
キサメチレンセファロース4B処jlt行なう。得られ
たカリクレインの収率は65襲、比活性は700 KU
/A 2gGであった。
出願人  株式会社ミドリ十字 1、事件の表示 待顧昭56−188744v2、発明
の名称  人1減中のカリクレインの精製法3、補正す
る者 事件との関係 出 願 人 株式会社ミドリ十字 4代理人 5、指令又は通知の日付臼  発 昭和  年  月 
 日6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 人尿とコロイド性含水ケイ酸アルミニウムをpH4,0
    〜6.0にて接触させ、カリクレイン以外の蛋白質分解
    酵素を含水性ケイ酸アルミニウムに吸着させて上清を分
    離し、この上清に水不溶性担体に結合させたアルギニン
    、アグマチン、リジン又はベンズアミジン等をp H6
    ,5〜9.5にて接触させてカリクレインを特異的に吸
    着させ、吸着されたカリクレインを親和性担体から溶出
    させて回収することを特徴とする人尿中のカリクレイン
    の精製法。
JP56188744A 1981-11-24 1981-11-24 人尿中のカリクレインの精製法 Pending JPS5889184A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62201827A (ja) * 1986-02-28 1987-09-05 Green Cross Corp:The 免疫グロブリンの製造方法
US9856459B2 (en) 2006-07-14 2018-01-02 Wisconsin Alumni Research Foundation Adsorptive membranes for trapping viruses

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