JPS588652Y2 - 紙箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は三方フラップ式で係止片および係止片を前壁に
設けた台形状の切込部端縁に差し込んだ状態が内側に隠
れていて、外観がよい紙箱に関するものである。

従来の三方フラップ式の紙箱では、フタを開けた時内容
物の上部しか見えず、また爪や差し込み口が外に出てい
て外観を悪くしていた。

本考案はこれらの欠点をなくしたもので、図面に従って
詳細に説明すれば、後壁２の四周に折線Ｃ３２ｇ、ｄ４
．ｈを介してそれぞれ上面壁５側壁３Ｂ底面構成片４Ｄ
１糊着片９を連設する。

該上面壁５の上方には折線すを介して上蓋６Ａを設け、
上蓋６Ａの左方ｌこ折線ａを介して半円状の係止片７を
有する上蓋６Ｂを設ける。

また側壁３Ｂの左方に折線ｆ、ｅを介して順に前壁１、
側壁３Ａを連設する。

核前壁１には台形状の切込部があり、これら側壁３人前
壁１、側壁３Ｂの下方には、折線ｄｌｊｄ２Ｆｄ３を介
して底面構成片４Ａ、４Ｂ、４Ｃが設けられている。

また側壁３Ａ、３Ｂの上方には折線Ｃ１，Ｃ２を介して
折曲片８Ａ、８Ｂを設ける。

本考案を組立るには、折線ｅ、ｆ）ｇ、ｈを折り曲げて
糊着片９を側壁３Ａの裏面に貼着し、筒形にする。

底面は、底面構成片４Ｂを折り曲げた後、その上に底面
構成片４Ａ、４Ｃを折り重ね、残った底面構成片４Ｄの
突出部を押し込む様にして挿入すればよい。

また蓋部は、上部６Ｂを折り曲げて上蓋６Ａの裏面に貼
着し、折曲片８Ａ、８Ｂを折り曲げた上に、折線す、ｃ
によって上面壁５、上蓋６Ａを直角に折り曲げ、係止片
７を折線ｉによって軽く折目をつけ、上蓋６Ａと係止片
７で前壁１を挟む様にしてロックする。

（第２図参照）本考案は、以上のような構成であるので １、上蓋を止めるための機構が外から全く見えず箱から
受けるイメージが向上する。

２、上蓋の裏部にも用紙の表面（オモテメン）がくるの
でここに印刷等を施こしておけば、開けた時の宣伝効果
がある。

３、面取も、上蓋６Ｂが展開寸法内にはいり、経済的で
ある。

４、開けた時に、従来のものより内容物の見える部分が
多い。

のような効果を発揮し、菓子類等の紙箱やファツション
性の高い紙箱として有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の展開図、第２図は、上蓋の係止の機
構を示す側面図、第３図は組立完成した斜視図である。 １・・・・・・前壁、２・・・・・・後壁、４Ａ〜４Ｄ
・・・・・・底面構成片、 ３Ａ、３Ｂ・・・・・・側壁、 ５・・・・・・上面片、６Ａ。 ６Ｂ・・・・・・上蓋、 ７・・・・・−係止片、 ａ＝ｉ・・・・・・折線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 側壁３Ａ、前壁１、側壁３Ｂ、後壁２からなる周壁を、
   後壁２に設けた糊着片９を側壁３Ａの内方に接着して形
   威し、その底部を周壁の下部にそれぞれ連設した底面構
   成片４Ａ、４Ｂ、４Ｃ，４Ｄによって形成した箱体にお
   いて、前壁１の上部に台形状の切込部を設け、後壁２に
   上面壁５、さらに上蓋６Ａを連ね、該上蓋６Ａに、係止
   片７を有する上蓋６Ｂを貼着し、側壁３Ａ、３Ｂに連設
   した折曲片８Ａ、８Ｂを折り込んだ後、前記の上蓋６Ａ
   を前壁１の台形状の切込部に被せ、係止片７を台形状の
   切込部の端縁に係止することを特徴とする紙箱。