JPS5938343Y2 - 陳列用紙箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は陳列用紙箱に関するものであり、特に上蓋と
フック部分の構造に特徴を有する吊下げ陳列用の紙箱に
関するものである。

歯ブラシその他の小物商品などの吊下げ陳列用の紙箱と
して、従来から種々の提案がなされている。

例えば、実公昭３７−３１２４７号公報、実公昭３７−
１００５９号公報、実公昭５２−２２２３２号公報等が
あるが、これらの紙箱に釦ける上蓋は、その端縁に形成
したフラップを箱内方へ折込む力飄又は逆に折返してフ
ック部分に沿わせて貼り合せるように形成されている。

しかし、前者の形式はフラップによってフック部分を補
強する機能力無く、オた後者の形式はフラップの貼り合
せ部が外部に露出するため、体裁が良くない欠点がある
と共に、糊を使用して貼り合せなければならない問題も
ある。

この考案は上記の如き問題を解決した陳列用紙箱を提供
することを目的としている。

以下、この考案を添付図面に基づいて説明する。

この考案の紙箱は、胴部１を形成する対向一対の側板２
，３のいずれか一方の側板２の上縁に折目４を介して上
蓋５を形成し、更にその上蓋５に折目６を介してフラッ
プ７を形成してあり、上記の折目６部分にロック用スリ
ット１２を設けである。

オだ、他方の側板３の上縁に折目を介することなく、側
板３をそのまＳ延長してフック用起立片８を形成し、そ
の起立片８に折目９を介してフック用折返し片１０を形
成しである。

上記の起立片８の縦幅は前述のフラップＩの縦幅とはマ
等しいかそれより犬であり、捷た上記の折返し片１０の
縦幅は起立片８の縦幅とはビ等しく形成され、折返し片
１０の端縁には前述のロック用スリット１２と係合する
ロック用突起１１が設けられている。

４た、上記のフラップＩ、起立片８及び折返し片１０に
は、組立てた状態で一致するフック用穴１３をそれぞれ
設けである。

この考案に係る紙箱の上記以外の構成は従来一般に知ら
れている紙箱と同様である。

即ち、対向する他の胴部側板１４．１５の上下端に折返
みフラップ１６を形成すると共に、前記側板２の下端に
下蓋１γを設け、且つ側板３の一側に糊代１８を設けで
ある。

上記の上蓋部分は、第２図及び第３図に示すように、上
蓋５を折曲げると共に、そのフラップＩを上向きに折返
えして、起立片８に沿わせ、その表面に折返し片１０を
折り重ね、更に、突起１１をスリット１２に挿入して両
者をロックすると、３重のフック部１９が形成される。

以上のように、この考案の陳列用紙箱は、上蓋５に連成
したフラップ７を、他方の側板３に連成した起立片８と
折返し片１０との間に挾み、折返し片１０を上蓋５にロ
ックするようにしたものであるから、上記のフラップ７
に起立片８と折返し片１０との間に挾斗れて隠されて体
裁がよいと共に、糊付は無しで３重のフック部１９を構
成することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は展開図、第２図は斜視図、第３図は一部拡大断
面図である。 １・・・・・・胴部、２，３・・・・・側板、４・・・
・・・折目、５・・・・・・上蓋、６・・・・・・折目
、７・・・・・・フラップ、８・・・・・・起立片、９
・・・・・・折目、１０・・・・・・折返し片、１１・
・・・・・突起、１２−・−・−スリット。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 箱胴部１を構成する対向す対の側板２，３のうち、一方
   の側板２の上縁に折目４を介して上蓋５を設け、その上
   蓋５の上縁に折目６を介してフラップＩを設け、上記他
   方の側板３の上縁に起立片８とその起立片８の上縁に折
   目９を介して折返し片１０を設け、上記フラップＩを起
   立片８と折返し片１０の間に挾み、その折返し片１０に
   設けた突起１１をフラップ５の折目６部分に設けたスリ
   ット１２にロツクスることを特徴とする陳列用紙箱。