JPS588648B2 - 周波数変調保護継電装置の誤動作防止方式 - Google Patents

周波数変調保護継電装置の誤動作防止方式

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JPS588648B2
JPS588648B2 JP49083207A JP8320774A JPS588648B2 JP S588648 B2 JPS588648 B2 JP S588648B2 JP 49083207 A JP49083207 A JP 49083207A JP 8320774 A JP8320774 A JP 8320774A JP S588648 B2 JPS588648 B2 JP S588648B2
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signal
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demodulating
relay device
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JP49083207A
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酒匂栄三郎
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Hitachi Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は周波数変調保護継電装置の誤動作防止方式に係
り、特に本発明者らによって前記保護継電装置の保護動
作に害を為すことが発見された周波数変調ノズルについ
ての対策をすることに関する。
周波数変調保護継電装置(以下単にFMリレーという)
既によく知られたものであり、概略第1図のように構成
されている。
同図において、La,Lb,Lcは各相の送電線であり
、各相電流IAaIAb,IAc,IBa,IBb,I
Bcは各電気所A,Bに設置された変流器CTAa,C
TAb ,CTAc,CTBa,CTBb,CTBcを
介して夫夫各電気所A,Bの保護継電装置RYA,RY
Bに取込まれる。
RYA,RYBは夫々第1の変調部MA1,MB1、第
2の復調部DA2,DB2、リレー判定部EA,EBよ
り成る。
そしてまず、MA1,MA2では第2図aに示すごとき
、50もしくは60(Hz)の各相電流を、中心周波数
が例えば1.8KHzでかつその±1KHzの範囲の周
波数領域の信号(第2図b)に変調する。
これはいわゆる周波数変調することであり、相電流の零
値のときに1.8KHzの信号を与える。
また予測し得る最大の正値、最大の負値のときに夫々1
.8+1(KHz),1.8−1(KHz)の周波数信
号を与える。
変調後の信号は第2図bに示し、これを同図aの相電流
と比較して明らかなように、要するに入力の正値が大な
るほど周期が密な、また入力の負値が大なるほど周期の
疎なる周波数信号とされる。
MA1,MB1の夫々3つの出力、MA11,MA12
,MA13,MB11,MB12,MB13はいずれも
1.8±1(KHz)の範囲の同波数変調信号である。
これらのMA1,MB1の出力は信号伝送装置SFを介
して相手端電気所へ送られる。
このSFは第2の変調部MA2,MB2、第1の復調部
DA1,DB1とからなる。
このSFにおける信号伝送は、いわゆる周波数分割多重
方式あるいは時分割多重伝送のいずれの方式とされても
よく、第2の変調部MA2.MB2では相電流について
の周波数変調信号を含む複数入力(その他の入力として
は電話等の意声信号、電気所の監視・制御の為の信号等
がある。
)を一括して1つの搬送波として相手端に送出し、第1
の復調部DA1,DB1では搬送波から元の周波数変調
信号を再現する。
この信号伝送装置SFの伝送方式はすでに周知のもので
あるが、周波数分割多重方式でその一例を述べるならば
、その概略作用を第2図cのように表わし得る。
まず、a相電流に対応する1.8±1(KHz)の範囲
の周波数変調信号MA11でもって14(KHZ)を中
心周波数とする被変調波を変調する。
また同様に1.8±1(KHz)のMA12でもって1
8(KHZ)を中心周波数とする被変調波を変調する。
更に1.8±1(KHz)のMA13でもって22(K
Hz)を中心周波数とする被変調波を変調する。
そして更に12〜24(KHz)の範囲の信号でもって
66(KHz)を中心周波数とする被変調波を変調し、
信号MD1を得る。
このMDIは3つの周波、数変調信号MA11,MA1
2,MA13を一括して1つの信号としたもので、その
処理を一般にグルーピングと称している。
尚、同様の手法により、相電流以外のその他の1.8±
1(KHz) の範囲の周波数変調信号MA21,MA
22,MA23についてもグルーピングがされ、MD2
の1つの信号とされる。
これらMD1,MD2は更に高次の被変調波を変調し、
最終的に1つの搬送波とされて伝送される。
第2の復調部DA2,DB2では、夫々周波数復調(周
波数変調と逆の動作)により相手端各相電流波形を再現
する。
この結果、リレー判定部EAでは、夫々各電気所の互い
に対応する相の電流同志が比較されることになり、既に
周知の電流差動保護方式の考え方により送電線の内部事
故が検出される。
つまり、このFMリレーの場合には外部事故電流あるい
は通常負荷電流に対して両端差電流が零となり、内部事
故の場合にのみ差電流が現われるように変流器等の極性
が考慮されている。
そしてその内部事故検出時に夫々の電気所の図示せぬし
ゃ断器を開放する。
このFMリレーはすでに実用に供されており、前記した
ように原理上は外部事故時の通過電流に対して差電流を
生じないはずのものである。
しかしながら、実運用してみると通過電流にも拘わらず
差電流の発生することが経験された。
そしてこれは第1の変調部MA1,MB1の与える周波
数変調信号と第2の復調部DB1,DA1の入力である
周波数変調信号とを各瞬時ごとに比較してみたところ不
一致となるところから、信号伝送装置SFの内部にその
原因のあることが本発明者らの調査の結果判明した。
この現象は第1の変調部出力にノイズが重畳したと等価
であり、周波数変調信号の大きさと周波数に影響を与え
るところから周波数変調ノイズ(以下単にFMノイズと
いう)と呼んでいる。
このFMノイズは経験上、中心周波数に近い場合従って
電流入力としては零値付近のときに発生しやすいことが
知られ、またその周波数のずれは50(Hz)にも達す
ることがあった。
この周波数のずれを電流値に換算すると、これは±5%
の大きさの誤差を持つことになるから、保護継電器のよ
うに、両端の電流の差が±5%以上あるとき動作するよ
うなものを考えると、誤動作してしまうことを意味する
勿論、差動形の保護継電器という場合でも、無用な誤動
作を防止するため、動作抑制力を利用させるようにされ
ているが、電流が小さいときは抑制力も小さいから、こ
のことで誤動作防止に万全を期するわけにゆかない。
このFMノイズの発生原因については勿論究明されたが
、結局のところ根本原因は不明のままであり、FMノイ
ズとの因果関係の明らかにされた2〜3の要因について
対策されたのみである。
対策の一例を述べるならば例えば周波数分割多重伝送方
式とするときには被変調波の基準周波数る与える発振器
電源の安定化があり、バッテリー電源におけるフロート
充電の起動・停止の数ボルトの急変を抑止することでF
Mノイズの発生を抑止し得た。
このように原因除去の観点からみると、原因は不明であ
り、判明した要因についてみても完全対策とすることが
必ずしも容易とは言えない。
このため、結局は発生したFMノイズを検出しFMリレ
ーの誤動作を防止するということで対策するしかないか
けであるが、FMノイズの検出ができないという問題が
ある。
例えば従来より使用周波数帯域外の周波数をとらえてノ
イズ検出することが知られているが、本発明の対象とす
るFMノイズはその殆んどの場合、使用周波数帯域内(
前記のように中心周波数近くで発生し易く、50(Hz
)程度のものである。
にあるために、受信した周波数変調信号自体の監視によ
っては区別できない。
以上詳細に述べたように、FMノイズの発生原因除去不
可能なところから、本発明においてはFMノイズを検出
しFMリレーの誤動作防止とする方向で対策することを
目的とするものである。
本発明においては、各相電流の周波数変調信号とともに
(所定)のパイロット信号をも信号伝送装置に与えてこ
れらを一括して搬送波として送受する。
従って両信号は同一環境下に置かれるはずであり、FM
ノイズの影響も同様に受け、受信後のパイロット信号も
しくはその周波数復調信号を監視することでFMノイズ
が検出できる。
第3図に本発明の一実施例を示す。
この図で第1図と同じ符号のものは同一物もしくは等効
物を示しており、第1図と相違する点を主として説明す
る。
まず、信号送出側についてみると、保護継電装置RYは
パイロット信号MA14,MB14をも出力する。
このパイロット信号としては例えば電源Eの与える一定
値を周波数変調したものであり、第2図で示したと同様
に他の周波数変調信号とともに変調され一括して搬送波
として送出される。
Fは信号伝送装置SFを介して得たパイロット信号MA
14,MB14の監視回路であり、その受信入力の周波
数が、電源Eで定まる一定値に対応する所定周波数のも
のであるか、否か、あるいはその周波数復調された信号
が前記の一定値であるか否かを監視する。
そしてFMノイズの発生と判断されるときはリレー判定
部EA,EBがしゃ断器引外し信号を与えることを阻止
する。
尚、本発明において、パイロット信号MA14,MB1
4は零に近い入力を周波数変調した(従ってその出力は
1.8(KHz)となる)ものとするのがよく、この場
合経験上はFMノイズが尤も混入し易い。
ここでパイロット信号としては前記一定値以外に種種の
ものが考えられ、要するに受信後に本来のパイロット信
号とノイズとが分離できるようなものであればよい。
この監視・以外し阻止の具体事例について説明すると、
第4図はアナログ的にこれを行なうものであり、第2の
復調部DA2で、各入力信号MB11,MB12,MB
13,MB14を復調し、その後MB11,MB12,
MB13の復調信号IBa’,IBb’,IBc’から
、パイロット信号MB14についての復調信号である誤
差信号Ipを減算器AD11,AD12,AD13にお
いて差引く。
このIpは本来零のはずであるからFMノイズが乗畳し
ていないときに、この減算をすることは支障とならない
またIpがFMノイズを含むとき他の信号も同様にその
影響を受けているはずであり、係る減算により正しく電
気所Bで検出した各相電流IBa,IBb,IBcのみ
が抽出される。
このB端各相電流は夫々対応するA端各相電流と比較さ
れ、周知の方法により差動保護演算をしゃ断器の引外し
信号を与える。
この方式によれば差動演算の入力電流にFMノイズを含
まないから、その影響を受けず正しく動作する。
尚、本発明においては、パイロット信号の為の一定値を
ほぼ零としたが、これを適当なレベルとすることで、通
信路線の断検出ができる。
つまり常時受信しているパイロット信号が無くなること
受信周波数が低くなったことと等価である。
以上本発明によれば簡単な手段でFMノイズによってF
Mリレーが誤動作することを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のFMリレーの概略構成図、第2図は特に
その信号伝送の際の変調の様子を示す図、第3図は本発
明の一実施例の概略構成図であり、第4図はその要部詳
細図である。 MA,MB・・・・・・変調部、DA,DB・・・・・
・復調服RY・・・・・・保護継電装置、EA・・・・
・・リレー判定部、SF・・・・・・信号伝送装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定周波数の被変調波をB端電気所電流で変調して
    得た第1の周波数変調信号を含む複数の周波数変調信号
    を多重変調して搬送波を出力する送信機、前記搬送波を
    受信してこれを復調し前記複数の周波数変調信号に復元
    する受信機、送電線のA端電気所に設けられ、前記受信
    機より得られる第1の周波数変調信号を復調する第1の
    復調手段第1の復調手段の出力と送電線のA端電流とを
    差動演算し、演算後の出力に応じてしゃ断器の引外し信
    号を与えるリレー判定部より講成される保護継電装置に
    おいて、前記送信機は所定周波数の被変調波をパイロッ
    ト信号で変調して得た第2の周波数変調信号をも含めて
    多重変調するものとされ、前記受信機より得られる第2
    の周波数変調信号を復調する第2の復調手段と該第2の
    復調手段の出力信号から信号伝送の際に生じた誤差信号
    のみを導出する誤差導出手段を付加するとともに、誤差
    導出手段の出力をリレー判定部に導入してその差動演算
    に使用することにより信号伝送の際の誤差信号により誤
    動作することを防止するようにされた周波数変調保護継
    電装置の誤動作防止方式。
JP49083207A 1974-07-22 1974-07-22 周波数変調保護継電装置の誤動作防止方式 Expired JPS588648B2 (ja)

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JPS5112713A JPS5112713A (en) 1976-01-31
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JPS5232549A (en) * 1975-09-08 1977-03-11 Mitsubishi Electric Corp Abnormality detection device of differential protection relay
JPS5235848A (en) * 1975-09-17 1977-03-18 Mitsubishi Electric Corp Differencial protective relay

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