JPS5885841A - 4,4′−ジフエニルジカルボン酸の精製法 - Google Patents

4,4′−ジフエニルジカルボン酸の精製法

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JPS5885841A
JPS5885841A JP18307681A JP18307681A JPS5885841A JP S5885841 A JPS5885841 A JP S5885841A JP 18307681 A JP18307681 A JP 18307681A JP 18307681 A JP18307681 A JP 18307681A JP S5885841 A JPS5885841 A JP S5885841A
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diphenyldicarboxylic acid
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diphenyldicarboxylic
dialkali
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Akira Fujioka
章 藤岡
Shunei Inoue
井上 俊英
Masakata Yanagi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高純度の4.4′−ジフェニルジカルボン酸を
効率的な精製手段により得る方法に関するものである。
4.4′−ジフェニルジカルボン酸は主としてポリエス
テルやポリアミドを製造するためのモノマとして使用さ
れており、例えば4,4′−ジフェニルジカルボン酸、
テレフタル酸およびエチレングリコールを重縮合してな
る共重合ポリエステルはすぐれた耐熱性や機械的強度を
有し−でおり、繊維、フィルムおよびプ゛ラスチック成
一般的な4,4′−ジフェニルジカルボン酸の製造法と
しては、A)P−クロル安息香酸を反応させて4.4′
−シフf°ニルジカルボン酸のジアルカリ塩となし、−
トれを酸析する方法、B)P−ブロムトルエンを反応さ
せて4,4′−ジメチルビフェニルになした後、これを
酸化する方法、C)ビフェニルをジアセチル化した後酸
化する方法およびD)安息香酸メチルや安息香酸ナトリ
ウムを反応させて4,4′−ジフェニルジカルボン酸の
ジナトリウム塩とした後、これを酸析する方法などが知
られている。しかしながらこれらの方法で得られる粗4
.X′−ジフェニルジカルボン酸は安息香酸、3 、4
”; −7−c =ルジカルボン酸、4−カルボキシ−
4′−ホル主ルジフェニルなどの有機物、アルカリ金属
化合物などの無機物およびその他の着色物質な“どの不
純物を多量に含有するため、この4,4′−ジフェニル
ジカルボン酸を重合原料とするポリマは着色が著しく、
またそれらの不純物が異物としてポリマ中に混入するこ
とに起因して、これを例えば繊維などにする場合には紡
糸や延伸時に糸切れが多発し、強伸度特性の劣る糸しか
得られないという問題がある。      ・  ゛シ
カるに4.4’=ジフエニルジカルボン酸はテレフタル
酸などに比較して有機溶媒に対する1′f”二s /)
 r $ 6  r、= e sc ゛ ct tv 
℃ 4181や再注澱法による精製が困難であり、例え
ば酸析法で得た4、4′−ジフェニルジカルボン酸中る
のが実状である。しかしこのような方法により得られる
4、4′−” 不純物含量は依然として高t)ため、その改良が強く望
まれている。
そこで本発明者らは高純度ですぐれたポリマ原料となり
得る4、4′−ジフェニルジカルボン酸を効率的な精製
手段により得ることを目的として検討した結果、4 、
4’−ジフェニルジカルボン酸のジアルカリ塩の水溶性
とモノアルカリ塩の水難溶性を利用した簡゛易な精製手
段により、高純度の4,4′−ジフェニルジカルボン酸
が容易に得られることを見いだした。
本実、(よ9、)粗、、4.二L 7 x = Jl/
 ’;カルボン酸をアルカリ水溶液に溶解して4,4′
−ジフエニルジカ′ルボン酸?ジアルカ、り塩水溶液゛
を形成する第1工程、(21(11の水溶液をろ過して
無機質不純物をPj云する第2工程、(3)(21のろ
液に炭酸ガスを作用させて4,4′−ジフェニルジカル
ボン酸のモノアルカリ塩を析出させる第3工程、+41
+31の4,4′−ジフェニルジカルボン酸のモノアル
カリ塩を分離し、洗浄する第4工程および(51(41
の4.4′−ジフェニルジカルボン酸のモノアルカリ塩
から不均化または酸析により精製4.4’−ジフェニル
ジカルボン酸を遊離させ、向収する第5工程を順次行な
うことを特徴トスる4、4′−ジフェニルジカルボン酸
の精製法を提供するものである。
本発明の第1工程においては、例えば上記A)〜D)法
で得た粗4.4’−ジフェニルジカルボン酸をアルカリ
水溶液に溶解して4.4’−ジフェニルジカルボン酸の
ジアルカリ塩水溶液を形成する。ここでいうアルカリ水
溶液としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
水酸化アルカリの水溶液が用いられるが、水酸化カリウ
ム水溶液の使用がとくに収率の面で好ま゛ しい。水酸
化アルカリの使用量は精製に供する粗4 、4/−ジフ
ェニルジカルボン酸に対し当モル以上必要であるが、粗
4,4′−ジフェニルジカルボン酸のアルカリ水溶液に
対する溶解度の極大値を考慮すると、アルカリ水溶液の
水酸化アルカリ濃度は約0.8〜6重量%、とくに2〜
5重量%の範囲が適当である。なお上記4,4′−ジフ
ェニルジカルボン酸の一般的な製法の中で、例えばA)
およびD)法のように製造工程の途中で4,4′−ジフ
ェニルジカルボン酸のジアルカリ塩を反応中間体とする
場合には、これをこのまま以降の工程へ供することがで
きる。
*fニー粗4.4’−ジフェニルジカルボン酸ヲアルカ
リ水溶液に溶解せしめる際の温度は・5・〜50℃が適
当である。このようにして第1工程ではアルカリ水溶液
に対し、粗4,4′−ジフェニルジカルボン酸を極大飽
和濃度、例えば約4〜10重量%程度溶解させて均一な
4,4′−ジフェニルジカルボン酸のジアルカリ塩水溶
液が形成される。
本発明の第2工程では第1工程で形成された4、4′−
ジフェニルジカルボン酸のジアルカリ塩水溶液から不溶
性の無機質不純物を除去するためにろ過を行なう。勿論
無機質不純物が全くもよい。jtコこのシアル暫ノ塩水
溶液の着色がかできる。脱色処理の具体的手段としては
例えばジアルカリ塩水溶液に活性炭などの固体吸着剤を
粗4,4′−ジフェニルジカルボン酸当り約0.5〜5
重量%添加し、常圧電流沸点で約0.5〜5時間加熱後
、冷却しろ過することにより、脱色処理と無機質不純物
の除去を同時に行なう方法が挙げられる。なお第ゝ2工
程のろ過手段にはとくに制限がなく、通常の吸引ろ過な
どが採水発明の第3工門におい゛ては、4 、4’−ジ
フェニルジカルボン酸のジアルカリ塩水溶液に炭酸ガス
を作用させて、4’−、: ’;4′−ジフェニルシカ
第5工程の遊離に直接供する場合には有機不純□ 物の一去が行なえず、高畔度の4.4′−ジフェニルジ
カルボン酸を得ることができない。乙の第3工程はジア
ルカリ塩水溶液に炭酸ガスを直接吹き込むことにより行
なわれるが、この工程に供する水溶液のジアルカリ塩濃
度は0.5〜10重量%、とくに5〜8重、量シの範囲
が適当である。また第3工程においては反応温度が低い
ほど、がち炭酸ガスの圧力→;高いほどモノアルカリ塩
の析出比率が増大すチが、反応温度が0〜40℃であれ
ば炭酸ガスの圧力は常圧で十分である。第3工程は4,
4′−ジフェニルジカルボン酸のジアルカリ塩の殆んど
がモノアルカリ塩に変換し、析出する迄dなわれるが、
反応の終了は反応器から排出される炭酸ガス濃度または
反応系のPHを測定することにより検知するこ次に本発
明の第4工程においては、第3工程で得た4、4′−ジ
フェニルジカルボン酸のモノアルカリ塩の水スラリーを
ろ過あるいは遠心分離などの固液分離;□こ供してモノ
アルカリ塩のみを分離し、さらにこのモノアルカリ塩を
十分に水洗して付着している水酸化アルカリなどを除去
する。ここで洗浄に用いる水の量はモノアルカリ塩の1
0〜20倍量が適当であり、数回にわたってモノアルカ
リ塩の水スラリーを形成し、スラリ化と固液分離を繰り
返す方法が好ましく採用される。粗4.4′−ジフェニ
ルジカルボン酸の不純物である安息香酸などの有機物は
この第4工程で固液分離した母液および洗浄水中Gこほ
ぼ完全に移行するため、極めて高純享のモノアルカリ塩
が得られる。
次いで本発明の第5工程(最終工程)におし)では、第
4工程で得た4、4′−ジフェニルジカルボン酸のモノ
アルカリ塩から不均化または酸析ニヨ+34 、4’−
ジフェニルジカルボン酸を遊離させ、回収する。
ここでいう不均化とは4,4′−ジフェニルジカルボン
酸のモノアルカリ塩を約2〜20重量%含有する水スラ
リーを形成し、これを常圧下に沸騰温度で1流すること
により、水溶性のシアル号゛り塩と水不溶性の4.4’
−ジフェニルジカルボン酸に不均化し、熱ろ過して精製
4,4′−ジフェニルジカルボン酸のみを回収する方法
である。熱ろ過により回収された精製4.4’−ジフェ
ニルジカルボン酸を十分洗浄し、乾燥スれば高純度の4
,4′−シフ、エニルジカルボン酸が得られる。また4
、4′−ジフェニルジカルボン酸を分離した後の4,4
′−ジフェニルジカルボン酸のジアルカリ塩を含有する
母液は、再度第3工程へ循環使用することが可能である
また第5工程でいう酸析とは、4°、4′−ジフェニル
ジカルボン酸のモノアルカリ塩を約2〜20重量%含有
する水スラリーを形成し、常圧下、約85〜100℃の
温度で、これに硫酸や塩酸などの鉱酸をか加してアル′
カリを中和し、モノアルカリ塩を4.4′−ジフェニル
ジカルボン酸に転換せしめた後、固液分離して精製4゜
4′−ジフェニルジカルボン酸を回収する方法テある。
この固液分離した精製4,4′−ジフェニルジカルボン
酸を十分洗浄し、アルカリ中和物を除去した後乾燥する
ことにより高純度4,4′−ジフェニルジカルボン酸が
得られる。この酸析に使用する酸は、例えば塩酸の場合
約5〜15%濃度の塩酸を反応系に対しできる限りゆっ
くりした酸析速度で添加するのが好ましく、これにより
結晶粒径が大きく、固液分離が容易な4.4′−ジフェ
ニルジカルボン酸を析出させることができる。
上記本発明の方法は有機溶媒を使用することなく極めて
容易かつ効率的であり、高純度の4.4′−ジフェニル
らカルボン酸を高収率で回収することができる。
本発明の方法により得られる高純度4.4’−ジフェニ
ルシカノコボン酸は高品質ポリマ原料として好適であり
、例えばこの4,4′−ジフェニルジカルボン酸、テレ
フタル酸およびエチレングリコールからなる共重合ポリ
エステルは一色調が良好で、耐熱性や機械的強度も極め
てすぐれゝ  / ており、繊維、フィルムおよびプラスチック成形品など
の分野に有用である。
以乍にi施例を挙げて、本発明をさらに詳述する。なお
、実施例中の「部」、「%」、とは夫施例中の有機不純
物の分析は、試料をメチルアルコールでエステル化した
後、ガスクロマトグラフィーで分析して求めた、。灰分
は試料を昇華分解後、650℃の電気、炉で1時間更に
灰化した凱この灰分を濃塩酸に溶解して原子吸光法でカ
リウム元素量を求めることにより測定した。
実施例1 p−クロル安息香酸を水酸化カリウム水溶液ニ溶解シ、
これに触媒としてパラジウム/カーボンを添加した後、
さらにメチルアルコールを連続的に添加して十分に反応
させることにより、4.4′−ジフェニルジカルボン酸
ジカリウム塩の溶液を得た。
次に上記反応液をろ過してパラジウム/カーボッを除去
後、未反応p−クロル安息香酸およびメチルアルコール
を分離し、水を添加して水酸化カリウム濃度が4%、4
.4’−ジフェニルジカルボン酸ジカリウム塩濃度が4
,4′−ジフェニルジカルボン酸換算で7%になる様に
溶液濃度を調製しすこ。
このようにして得られた4、4′−ジフェニルジカルボ
ン酸のレカリウム塩溶液3000部に活性炭6部を加え
、常圧下2特訓攪拌して還流し、加熱処理を行なった。
加熱処理液を40℃まで冷却後活性炭をろ別した。この
ろ液をガス導入管および攪拌機を有する反応缶に入れ、
攪拌しながら20〜30℃で常圧下、炭”酸ガスを3時
間導入した。次いで析出したモノカリウム塩をろ別し、
沈澱物を水3000部でスラリ化して10分間攪拌する
ことを2回繰り返して、4.4′−ジフェニルジカルボ
ン酸モノカリウム塩の結晶230部(乾燥重量換算)を
得た。このモノカリウム塩4fを2NKOH50dに溶
解した溶液、を波長350mμの光で測定した・アルカ
リ透過率ζす98%以上であった。
またモノカリウム塩100部を水900部に懸濁し、ス
ラリ化して90〜99℃に保ちながら、10%塩酸を2
00〜3.0Of/時間の割合で徐々に加え酸析した後
、さらに常圧上全還流沸点で30分間煮沸洗浄し、次い
で熱時ろ別した。得られたケークを更に水1000部で
ス・う1)化して5分間攪拌し、ろ別することを3回繰
り返した後、ケークを乾燥して4,4′−ジフェニルジ
カルボン酸80部を得た。得られた4、4′−ジフェニ
ルジカルボン酸の品質を第1表に示す。
この4.4’−ジフェニルジカルボン酸とテレフタル酸
およびエチレングリコールとを重縮合して得た共重合ポ
リエステルは純白であった。
実施例2 実施例1で得た4、4′−ジフェニルジカルボン酸モノ
カリウム塩の結晶10゛0部に水900部を加えてスラ
リー化し、常圧上攪拌しながら沸騰温度で1時間還流し
て不均化した後、熱時ろ別した。得られたケークに更に
熱水1000部を加え、スラリ化してろ別し、次いでケ
ークに水1000部を加え、10分間攪拌した後ろ別す
ることを2回繰り返した後、ケークを乾燥してlli製
4.4’−ジフェニルジカルボン酸42部を得た。
この精製4.4’−ジフェニルジカルボン酸の品質を第
2表に示す。
比較例1 実施例で調製した水酸化カリウム濃度4%、4.4’−
’5フェニルジカルボン酸ジカリウム塩濃度が4.4’
−’;フェニルジカルボッ酸換算で7%の水溶液200
0部に活性炭8部を加え常圧下4時間攪拌して還流し加
熱処理を行なった。
加熱処理液を40℃まで冷却後活性炭をろ別した。この
ろ液を90〜99℃に保ちながら10%塩酸を200〜
300p/時間の割合で徐々に加え酸析1. t=のち
、さらに誓圧下金還流沸点で1時間煮沸洗浄した後、熱
時ろ別した。
次に得られたケークを更に水3000部でスラリ化し1
0分間攪拌し、ろ別することを3回繰り返した後、ケー
クを乾燥して4.4′−ジフェニルジカルボン酸137
部を得た。得られた4、4′−ジフェニルジカルボンi
は淡黄色を帯びており品質)第3表に示す。
第  3  表 このようにして得られた4、t’−ジフェニルジカルボ
ン酸とテレフタル酸およびエチレングリコールとを重縮
合して得た共重合ポリエステルは黄色に着色していた。
実施例3 比較例1で得た4、4′−ジフェニルジカルボ−ン酸1
00部を2.5%水酸化ナトリウム水溶液1500部に
溶解せしめた後、溶解液をガス導入管および攪拌機を有
する反応缶に入れ攪拌しながら0〜10℃で常圧上炭酸
ガスを1,5時間導入した後ろ別した。次に沈澱物を水
1000部でスラリ化して10分間攪拌し、ろ過するこ
とを2回繰り返して4.4’−ンフェニルレカルボン酸
モノナトリウム塩の結晶6.2m(乾燥重量換算)を得
た。このモノナトリウム塩を水1000部に懸濁し、ス
ラリ化して90〜99℃に保ちながら10%塩酸を20
0f/時間の流沸点で30分間煮沸洗浄した後熱時ろ別
した。
得られたケークを更に水600部でスラリ化して5分間
攪拌し、ろ別することを3回繰り返した後、乾燥して4
,4′−ジフェニルジカルボン酸60部を得た。得られ
た4、4′−ジフェニルジカルボン酸の品質を第4表に
示す。
第  4  表 この4.4′−ジフェニルジカルボン酸とテレコールと
を重縮合 して得た共重合ポリエステルは純白であった。
実施例4 ビーブロムトルエンをエチルエーテルに溶解し、触媒と
して金属マグネシウム/塩化第2銅を添加し、反応させ
て4,4′−ジメチルジフェニルを得た。次にこの4.
4′−ジメチルジフェニルを酢酸コバルトと臭化ナトリ
ウムを含有するメチルケトン/水/酢酸/ベンゼン混合
溶媒中で酸化後、ろ過することにより粗4,4′−ジフ
ェニルジカルボン酸を得た。
この粗4,4′−ジフェニルジカルボン酸を4%水酸化
カリウム溶液に、4 、4’−ジフェニルジカルボン酸
ジカリウム塩が約7%になるよう溶解した溶液について
、実施例1と全く同様の方法で精製を行なった。
得られた精製4,4′−ジフェニルジカルボン酸の藤質
を第5表に示す。
第  5  表 この4,4′−ジフェニルジカルボン酸とテレフタル酸
およびエチレングリコールとを重縮合して得た共重合ポ
リエステルは純白であった。
なお比較のため、上記粗4,4′−ジフェニルジカルボ
ン酸のジアルカリ塩を約4重量%含有する溶液について
、比較例1と全く同一の手段で精製して得h4,4′−
ジフェニルジカルボン酸の品質を第6表に示す。
第  6  表 特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. +11粗4.4’−ジフェニルジカルボン酸をアルカリ
    水溶液に溶解して4.4′−ジフェニルジカルボン酸の
    ジアルカリ塩水溶液を形成する工程、+2L(11の水
    溶液をろ過して無機質不純物を除去する工程、(3)(
    21のる液に炭酸ガスを作用させて4.4′−ジフェニ
    ルジカルボン酸のモノアルカリ塩を析出させる工程、(
    41(31の4.4′−ジフェニルジカルボン酸のモノ
    アルカリ塩を分離し、洗浄する工程および+51 (4
    )の4,4′−ジフェニルシカフレボン酸のモノアルカ
    リ塩から不均化まだは酸析により精製4.4′−ジフェ
    ニルジカルボン酸を遊−させ、回収する工程を順次行な
    うことを特徴とする4、4′−ジフェニルジカルボン酸
    の精製法。
JP18307681A 1981-11-17 1981-11-17 4,4′−ジフエニルジカルボン酸の精製法 Granted JPS5885841A (ja)

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