JPS588530Y2 - ゴムの成形金型 - Google Patents
ゴムの成形金型Info
- Publication number
- JPS588530Y2 JPS588530Y2 JP2951681U JP2951681U JPS588530Y2 JP S588530 Y2 JPS588530 Y2 JP S588530Y2 JP 2951681 U JP2951681 U JP 2951681U JP 2951681 U JP2951681 U JP 2951681U JP S588530 Y2 JPS588530 Y2 JP S588530Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- temperature
- rubber
- vulcanization
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ゴムの加硫時間を短縮可能なゴムの成形金
型に関する。
型に関する。
以下ゴムの射出成形の場合を例にとって説明するが、こ
の考案は射出成形に限定されない。
の考案は射出成形に限定されない。
第1図で示すように、ゴムの射出成形は、射出機のシリ
ンダー内で予熱され可塑化された配合ゴムを、射出ノズ
ル1から金型2内に射出する。
ンダー内で予熱され可塑化された配合ゴムを、射出ノズ
ル1から金型2内に射出する。
この金型2内に射出された配合ゴムは材料通路、すなわ
ち、スプルー3、ランナー4、ゲート5を通り、摩擦熱
及び金型の伝熱により温度が上昇しキャビティ6へ入る
。
ち、スプルー3、ランナー4、ゲート5を通り、摩擦熱
及び金型の伝熱により温度が上昇しキャビティ6へ入る
。
このとき、成形条件として配合ゴムがキャビティ6を充
満するまでは絶対にスコーチを起さないこと、また、成
形時間の短縮及び加硫度の均一な成形品を得るために、
キャビティ6に配合ゴムが充満された後、直ちに加硫が
開始し、加硫時間ができるだけ短かいことが望ましい。
満するまでは絶対にスコーチを起さないこと、また、成
形時間の短縮及び加硫度の均一な成形品を得るために、
キャビティ6に配合ゴムが充満された後、直ちに加硫が
開始し、加硫時間ができるだけ短かいことが望ましい。
このためには、配合ゴムを加硫温度にできるだけ近づけ
てキャビティに注入することが望ましく、解決方法とし
て、金型2内の各通路の断面積を絞り、金型2と接触に
より配合ゴム自身に発生する摩擦熱、及び材料通路にお
ける金型2からの配合ゴムへの伝熱の利用が検討されて
きたが、前者は効果が小さい上に、流動抵抗が大きいた
め射出時間が長くなるという不具合が生じ、又後者は材
料通路全体の温度を上げることは、配合ゴムのスコーチ
タイムの関係上温度調整が困難であった。
てキャビティに注入することが望ましく、解決方法とし
て、金型2内の各通路の断面積を絞り、金型2と接触に
より配合ゴム自身に発生する摩擦熱、及び材料通路にお
ける金型2からの配合ゴムへの伝熱の利用が検討されて
きたが、前者は効果が小さい上に、流動抵抗が大きいた
め射出時間が長くなるという不具合が生じ、又後者は材
料通路全体の温度を上げることは、配合ゴムのスコーチ
タイムの関係上温度調整が困難であった。
この考案は、上記にかんがみて、加硫時間の大幅な短縮
及び均一加硫が可能で、しかも、射出又は注入時間が長
くならず、かつ、金型の温度制御も困難でないゴムの成
形金型を提供することを目的とする。
及び均一加硫が可能で、しかも、射出又は注入時間が長
くならず、かつ、金型の温度制御も困難でないゴムの成
形金型を提供することを目的とする。
この考案の要旨は、金型の材料通路の一部を薄肉形状と
すると共に、薄肉形状とした個所の外側及び/又は内側
に加熱手段を埋設したゴム成形金型にある。
すると共に、薄肉形状とした個所の外側及び/又は内側
に加熱手段を埋設したゴム成形金型にある。
以下、この考案の実施例を、図例に基づいて説明する。
第2〜3図に示すように、金型10は固定型11゜可動
型12及び可動型12に保持されたトーピード13とか
らなる。
型12及び可動型12に保持されたトーピード13とか
らなる。
射出ノズル11と連通ずるトーピード13より若干大き
な弾頭形凹部内壁面と、トーピード13の外壁面で薄肉
略円筒状(厚さ1.0mm)のスプルー15が断面積を
絞らずに形成されている。
な弾頭形凹部内壁面と、トーピード13の外壁面で薄肉
略円筒状(厚さ1.0mm)のスプルー15が断面積を
絞らずに形成されている。
スプルー15はトーピード13の直径上の外壁面に形成
された2個の凸起14で二分割されている。
された2個の凸起14で二分割されている。
また、トーピード13には、加熱手段としてのヒータ1
6が埋設されている。
6が埋設されている。
固定型11と可動型12の合せ面で、スプルー15に連
通して、リング状のランナー17、ゲート18、キャビ
ティ19が形成されている。
通して、リング状のランナー17、ゲート18、キャビ
ティ19が形成されている。
次に、」二記金型を用いての射出成形方法を説明する。
予熱され可塑化された配合ゴムを、射出ノズル1から金
型10内に射出する。
型10内に射出する。
この金型10内に射出された配合ゴムは、スプール15
、ランナー17、ゲート18を通り、キャビティ19へ
注入される。
、ランナー17、ゲート18を通り、キャビティ19へ
注入される。
このとき、金型10はキャビティ19内の温度が加硫温
度(175〜185℃)になるように温度設定され、ま
た、トーピード13の外表面温度は、配合ゴムがキャビ
ティ19に至る時点で、はとんど加硫温度に近い温度に
まで配合ゴムを摩擦熱と協動して昇温可能な温度(通常
140〜170℃)とする。
度(175〜185℃)になるように温度設定され、ま
た、トーピード13の外表面温度は、配合ゴムがキャビ
ティ19に至る時点で、はとんど加硫温度に近い温度に
まで配合ゴムを摩擦熱と協動して昇温可能な温度(通常
140〜170℃)とする。
このため、射出ノズル1から射出された配合ゴムは、ス
プルー15を通過中に、薄肉円筒状であることにより、
摩擦熱が生じ、また、トーピード13からの伝熱が円滑
になされ、スプルー15からランナー17及びゲート1
8に至る時点には、配合ゴムはほとんど加硫温度に近い
温度に昇温している。
プルー15を通過中に、薄肉円筒状であることにより、
摩擦熱が生じ、また、トーピード13からの伝熱が円滑
になされ、スプルー15からランナー17及びゲート1
8に至る時点には、配合ゴムはほとんど加硫温度に近い
温度に昇温している。
なお、スプルー15は断面積を絞っていないので射出速
度が従来に比して長くなることはない。
度が従来に比して長くなることはない。
また、配合ゴムのキャビティ19への注入温度調節は、
金型全体を昇温することなく、トーピード13に埋設し
たヒータ16で行なうので容易である。
金型全体を昇温することなく、トーピード13に埋設し
たヒータ16で行なうので容易である。
このため、キャビティ19内に充填が完了(所要時間5
〜15秒)すると、直ちに加硫が開始し、また、加硫も
短時間(従来の1〜l)ですみ、キャビティ5 19内の加硫度も均一となる。
〜15秒)すると、直ちに加硫が開始し、また、加硫も
短時間(従来の1〜l)ですみ、キャビティ5 19内の加硫度も均一となる。
また、加硫したゴムは、スプルー15部で分割されてい
るため、成形品と共に容易に離型することができる。
るため、成形品と共に容易に離型することができる。
上記実施例では、スプル一部にトーピードを設け、内側
から加熱をする形態を採用したが、第4図で示すように
、スプルー15の外側にヒータ20を埋設してもよく、
さらには、第5図で示すようにゲート21の空間を偏平
空間として、ゲート18の外側にヒータ22を埋設する
形態等、この考案の要旨の範囲内で種々の形態が考えら
れる。
から加熱をする形態を採用したが、第4図で示すように
、スプルー15の外側にヒータ20を埋設してもよく、
さらには、第5図で示すようにゲート21の空間を偏平
空間として、ゲート18の外側にヒータ22を埋設する
形態等、この考案の要旨の範囲内で種々の形態が考えら
れる。
この考案のゴムの成形金型は、上記のような構成なので
、加硫時間の大幅な短縮及び均一加硫が可能で、しかも
、成形材料の射出又は注入時間が長くならず、かつ、金
型の温度制御も困難でない等の効果を奏する。
、加硫時間の大幅な短縮及び均一加硫が可能で、しかも
、成形材料の射出又は注入時間が長くならず、かつ、金
型の温度制御も困難でない等の効果を奏する。
第1図は従来の金型の断面図、第2図はこの考案の一実
施例の金型の断面図、第3図は第2図のIII−III
線断面図、第4図〜第5図はそれぞれこの考案の他の実
施例を示す断面図である。 1・・・・・・射出ノズル、10・・・・・・金型、1
1・・・・・・固定型、12・・・・・・可動型、13
・・・・・・トーピード、15・・・・・・スプルー、
16,20.22・・・・・・ヒータ、17・・・・・
・ランナー、18゜21・・・・・・ゲート、19・・
・・・・キャビティ。
施例の金型の断面図、第3図は第2図のIII−III
線断面図、第4図〜第5図はそれぞれこの考案の他の実
施例を示す断面図である。 1・・・・・・射出ノズル、10・・・・・・金型、1
1・・・・・・固定型、12・・・・・・可動型、13
・・・・・・トーピード、15・・・・・・スプルー、
16,20.22・・・・・・ヒータ、17・・・・・
・ランナー、18゜21・・・・・・ゲート、19・・
・・・・キャビティ。
Claims (2)
- (1)金型の材料通路の一部を薄肉形状とすると共に、
該薄肉形状とした個所の外側及び/又は内側に加熱手段
を埋設したことを特徴とするゴムの成形金型。 - (2)固定型に形成され、成形材料射出又は注入ノズル
と連通ずる弾頭形凹部内壁面と、ヒータを埋設したトー
ピードの外壁面とで薄肉略円筒状のスプルーを形成した
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
ゴムの成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2951681U JPS588530Y2 (ja) | 1981-03-03 | 1981-03-03 | ゴムの成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2951681U JPS588530Y2 (ja) | 1981-03-03 | 1981-03-03 | ゴムの成形金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56139529U JPS56139529U (ja) | 1981-10-22 |
JPS588530Y2 true JPS588530Y2 (ja) | 1983-02-16 |
Family
ID=29625404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2951681U Expired JPS588530Y2 (ja) | 1981-03-03 | 1981-03-03 | ゴムの成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588530Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-03-03 JP JP2951681U patent/JPS588530Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56139529U (ja) | 1981-10-22 |
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