JPS588377B2 - 塩化ベンゾイル製造時の排ガスからのホスゲン除去方法 - Google Patents
塩化ベンゾイル製造時の排ガスからのホスゲン除去方法Info
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- JPS588377B2 JPS588377B2 JP54093356A JP9335679A JPS588377B2 JP S588377 B2 JPS588377 B2 JP S588377B2 JP 54093356 A JP54093356 A JP 54093356A JP 9335679 A JP9335679 A JP 9335679A JP S588377 B2 JPS588377 B2 JP S588377B2
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- benzoyl chloride
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- temperature
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/58—Preparation of carboxylic acid halides
- C07C51/60—Preparation of carboxylic acid halides by conversion of carboxylic acids or their anhydrides or esters, lactones, salts into halides with the same carboxylic acid part
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/46—Removing components of defined structure
- B01D53/68—Halogens or halogen compounds
- B01D53/70—Organic halogen compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B32/00—Carbon; Compounds thereof
- C01B32/80—Phosgene
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、排ガスの精製に関し、さらに詳しくは、安息
香酸のホスゲン化による塩化ベンゾイル製造時に発生す
る排ガスからホスゲンを除去する方法に関する。
香酸のホスゲン化による塩化ベンゾイル製造時に発生す
る排ガスからホスゲンを除去する方法に関する。
前記排ガス中には、未反応のホスゲンの他に塩化水素、
二酸化炭素及び微量の塩化ベンゾイルが含まれている。
二酸化炭素及び微量の塩化ベンゾイルが含まれている。
安息香酸のホスゲン化による塩化ベンゾイル製造時に発
生する排ガスからホスゲンを除去する商業的方法は公知
である。
生する排ガスからホスゲンを除去する商業的方法は公知
である。
この方法は、排ガスを2つの充填塔に連続的に通す手段
を含んでなる。
を含んでなる。
この充填塔の一方には温度70乃至85℃において排ガ
スに対して水が向流供給され、他方には同一温度におい
てアンモニア水溶液が供給される。
スに対して水が向流供給され、他方には同一温度におい
てアンモニア水溶液が供給される。
前記精製後にガス中に含まれるホスゲン量は、0.57
71&/m”以下である。
71&/m”以下である。
この先行技術方法の欠点は、ホスゲンが分解されるため
に塩化ベンゾイルの製造にホスゲンを再循還できないと
いう点にある。
に塩化ベンゾイルの製造にホスゲンを再循還できないと
いう点にある。
さらに、この方法においては、生じた希薄水溶液からの
塩化水素の利用が複雑であって、市販塩酸は製造できず
、排水量が増加する。
塩化水素の利用が複雑であって、市販塩酸は製造できず
、排水量が増加する。
他の製造、たとえば、ホスゲンを用いたクロロホルメー
トまたはアルキルクロリドの製造(ソ連国発明者証第1
81621号、CI.B 01d 53/04参照
)に際して発生する排ガスからホスゲンを除去する方法
(たとえば、水素化)もまた公知である。
トまたはアルキルクロリドの製造(ソ連国発明者証第1
81621号、CI.B 01d 53/04参照
)に際して発生する排ガスからホスゲンを除去する方法
(たとえば、水素化)もまた公知である。
このような方法としては、温度110乃至200℃にお
いて活性アルミナベットに排ガスを通す方法(米国特許
第3789580号 CI,B 01 d 53
/04参照)または温度300乃至600℃においてア
ルミニウムベットに排ガスを通す方法(西独特許第 2115859号CI.C 01 d 7/58
参照)、少量のアンモニアを添加したアルカリ溶液で排
ガスを洗浄する方法(西独特許第 2531545号CI, B O.1 d 53/
02参照)、大気圧下またはそれより高圧下で温度O乃
至100℃において排ガスをエタノールで処理する方法
(米国特許第3142535号 CI,23−154参
照)が挙げられる。
いて活性アルミナベットに排ガスを通す方法(米国特許
第3789580号 CI,B 01 d 53
/04参照)または温度300乃至600℃においてア
ルミニウムベットに排ガスを通す方法(西独特許第 2115859号CI.C 01 d 7/58
参照)、少量のアンモニアを添加したアルカリ溶液で排
ガスを洗浄する方法(西独特許第 2531545号CI, B O.1 d 53/
02参照)、大気圧下またはそれより高圧下で温度O乃
至100℃において排ガスをエタノールで処理する方法
(米国特許第3142535号 CI,23−154参
照)が挙げられる。
前述゛の精製方法においては、精製の結果としてホスゲ
ンの分解がおこるために、たとえばクロロホルメートま
たはアルキルクロリドの製造にホスゲンを再循還できな
い。
ンの分解がおこるために、たとえばクロロホルメートま
たはアルキルクロリドの製造にホスゲンを再循還できな
い。
インシナネート製造時に発生する、ホスゲン及び塩化水
素を含む排ガスを、ホスゲンの沸点(+8.2℃)以下
且つ塩化水素の沸点(−85、1℃)以上の温度に冷却
し、さらにこれを液体ホスゲンペットに向流通過せしめ
ることを特徴とする、該排ガスからホスゲンを除去する
方法もさらにまた公知である。
素を含む排ガスを、ホスゲンの沸点(+8.2℃)以下
且つ塩化水素の沸点(−85、1℃)以上の温度に冷却
し、さらにこれを液体ホスゲンペットに向流通過せしめ
ることを特徴とする、該排ガスからホスゲンを除去する
方法もさらにまた公知である。
(仏特許第1089476号 ci.C 07 C
参照)。
参照)。
排ガスからホスゲンを回収するための吸収剤として液体
ホスゲンを使用する場合には、いくつかの欠点を伴なう
: 1.ホスゲンは低温でも高蒸気圧を示すため、ホスゲン
吸収前にあらかじめ排ガスを冷却する必要がある。
ホスゲンを使用する場合には、いくつかの欠点を伴なう
: 1.ホスゲンは低温でも高蒸気圧を示すため、ホスゲン
吸収前にあらかじめ排ガスを冷却する必要がある。
冷却した場合でも、吸収過程において吸収剤自体及び上
昇ホスゲンガスの不活性ガスによる連行が相当におこり
得る。
昇ホスゲンガスの不活性ガスによる連行が相当におこり
得る。
さらに、温度0℃以下においては、塩化ベンゾイルの凝
固のために管路の目詰りと共に系の圧力上昇がおこり得
る。
固のために管路の目詰りと共に系の圧力上昇がおこり得
る。
このために、排ガスの精製技術が複雑になる。
2.ホスゲンの高い毒性のために、特別な安全処置が必
要とされる。
要とされる。
ホスゲンの使用により、労働条件が悪化し、環境汚染が
おこる。
おこる。
本発明の目的は、安息香酸のホスゲン化による塩化ベン
ゾイルの製造時に発生する排ガスからホスゲンを除去す
るための技術的に簡易な精製方法を提供することにある
。
ゾイルの製造時に発生する排ガスからホスゲンを除去す
るための技術的に簡易な精製方法を提供することにある
。
本発明の別の目的は、ホスゲンの分解を伴わずに排ガス
を精製できる方法を提供することにある。
を精製できる方法を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、塩化ベンゾイル製造時に発
生する排ガスからホスゲンを除去する方法であって、環
境汚染をひきおこさない方法を提供することにある。
生する排ガスからホスゲンを除去する方法であって、環
境汚染をひきおこさない方法を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、排ガス中に含まれる塩化水素
の利用を簡易化でき、それによって市販塩酸の製造を簡
易化できるような精製方法を提供することにある。
の利用を簡易化でき、それによって市販塩酸の製造を簡
易化できるような精製方法を提供することにある。
前記及びその他の本発明の目的は、温度1乃至40℃、
好まし《は1乃至20℃において、選択吸収剤、すなわ
ち塩化ベンゾイルを用いて、安息香酸のホスゲン化によ
る塩化ベンゾイルの製造時に発生する排ガスからホスゲ
ンを回収し、次いで回収したホスゲンを塩化ベンゾイル
の製造に再循還せしめる手段を含んでなる、該排ガスか
らホスゲンを除去する方法によって達成される。
好まし《は1乃至20℃において、選択吸収剤、すなわ
ち塩化ベンゾイルを用いて、安息香酸のホスゲン化によ
る塩化ベンゾイルの製造時に発生する排ガスからホスゲ
ンを回収し、次いで回収したホスゲンを塩化ベンゾイル
の製造に再循還せしめる手段を含んでなる、該排ガスか
らホスゲンを除去する方法によって達成される。
吸収剤としての塩化ベンゾイルの使用には以下の利点が
ある: ■.排ガスからのホスゲン回収選択性(塩化ベンゾイル
は、塩化水素及び二酸化炭素をほとんど溶解しないが、
ホスゲンをよく溶解する)。
ある: ■.排ガスからのホスゲン回収選択性(塩化ベンゾイル
は、塩化水素及び二酸化炭素をほとんど溶解しないが、
ホスゲンをよく溶解する)。
2.排ガスからのホスゲン高除去率。
従って排ガス中に含まれるホスゲン量は、20℃におけ
る吸収後に3−92乃至0.24容量%、すなわち1/
16以下に減少する。
る吸収後に3−92乃至0.24容量%、すなわち1/
16以下に減少する。
3.使用する温度範囲における塩化ベンゾイルの低揮発
性。
性。
4.回収されたホスゲンが、塩化ベンゾイルの製造に容
易に再循還されること。
易に再循還されること。
5.塩化ベンゾイルによる吸収後に排ガス中に含まれる
ホスゲン残留量が少ないため、未回収ホスゲン残留量の
分解に必要な水の消費が少なくてすむ。
ホスゲン残留量が少ないため、未回収ホスゲン残留量の
分解に必要な水の消費が少なくてすむ。
あるいは、このために排ガスからの塩化水素の利用が簡
単になり、その結果、塩酸の製造も簡単になる。
単になり、その結果、塩酸の製造も簡単になる。
本発明の方法による、塩化ベンゾイル製造時に発生する
排ガスからのホスゲン回収は、1乃至40℃の範囲の温
度で行なう。
排ガスからのホスゲン回収は、1乃至40℃の範囲の温
度で行なう。
この温度範囲は、一方では吸収剤自体の凝固温度(−0
.5℃)によって制限され、他方では40℃以上におけ
るホスゲンの塩化ペンゾイルへの低溶解性及び吸収剤の
連行可能性によって制限される。
.5℃)によって制限され、他方では40℃以上におけ
るホスゲンの塩化ペンゾイルへの低溶解性及び吸収剤の
連行可能性によって制限される。
安息香酸のホスゲン化による塩化ペンゾイル製造時に発
生する排ガスからホスゲンを除去する方法は、以下のよ
うにして行なう。
生する排ガスからホスゲンを除去する方法は、以下のよ
うにして行なう。
塩化ベンゾイル製造時に発生する、未反応ホスゲン、、
塩化水素、二酸化炭素及び微量の塩化ベンゾイルを含む
排ガスは、ホスゲン回収温度、すなわち、■乃至40℃
に前もって冷却する。
塩化水素、二酸化炭素及び微量の塩化ベンゾイルを含む
排ガスは、ホスゲン回収温度、すなわち、■乃至40℃
に前もって冷却する。
次いで、冷却ジャケット、充填物及びプレートを装着し
た吸収装置の中に底部から排ガスを供給し、温度1乃至
40℃において上部から塩化ベンゾイルを向流供給する
。
た吸収装置の中に底部から排ガスを供給し、温度1乃至
40℃において上部から塩化ベンゾイルを向流供給する
。
この吸収装置中でホスゲンが塩化ベンゾイルに溶解する
。
。
塩化ベンゾイルに溶解したホスゲンは、塩化ベンゾイル
製造に再循還せしめる。
製造に再循還せしめる。
さらに、窒素でのバージングまたは精留によって4化ベ
ンゾイル溶液からホスゲンを回収することによって、塩
化ベンゾイル製造にそのホスゲンを再循還することも可
能である。
ンゾイル溶液からホスゲンを回収することによって、塩
化ベンゾイル製造にそのホスゲンを再循還することも可
能である。
この吸収装置通過後、■容量%の未回収ホスゲン、塩化
水素、二酸化炭素及び微量の塩化ベンゾイルを含むガス
を充填物を含む数個のカラムからなる系に通し、さらに
温度70乃至100℃においてこれに塩酸を噴霧する。
水素、二酸化炭素及び微量の塩化ベンゾイルを含むガス
を充填物を含む数個のカラムからなる系に通し、さらに
温度70乃至100℃においてこれに塩酸を噴霧する。
その結果、未回収ホスゲンが塩化水素及び二酸化炭素へ
と分解され、市販塩酸が製造可能となる。
と分解され、市販塩酸が製造可能となる。
従って、市販塩酸形成という塩化水素の利用は、代表的
な、ガスの衛生的後精製装置を用いる技術的に簡易で有
効な方法によって行なえる。
な、ガスの衛生的後精製装置を用いる技術的に簡易で有
効な方法によって行なえる。
ガスの衛生的後精製は、アンモニア水溶液によってガス
を処理することによって完了することが望ましい。
を処理することによって完了することが望ましい。
本発明をよりよく理解できるように、本発明を以下の実
施例について説明する。
施例について説明する。
実施例 1
安息香酸のホスゲン化による塩化ベンゾイル製造時に発
生する排ガスからのホスゲン回収を、温度1乃至4℃に
おいて塩化ベンゾイルを用いてホスゲンを吸収すること
によって行なった。
生する排ガスからのホスゲン回収を、温度1乃至4℃に
おいて塩化ベンゾイルを用いてホスゲンを吸収すること
によって行なった。
この方法は、水ジャケット及びショットフィルター(
S chott F ilter )を装着した高さ2
00mm,直径27mmの円筒パブリング型装置を含ん
でなる吸収装置中で行なった。
S chott F ilter )を装着した高さ2
00mm,直径27mmの円筒パブリング型装置を含ん
でなる吸収装置中で行なった。
吸収剤(塩化ベンゾイル)の作働層の高さは150mm
とした。
とした。
塩化ベンゾイルを含む吸収装置に、温度1−4℃、速度
1.313/hr において4時間、排ガスを通した。
1.313/hr において4時間、排ガスを通した。
排ガスは以下の組成(容量%)であった:COCI2
192 ;C6H5COCI O.25 ;CO24
7.84;HCI 47.75;N O.19;N
20.19;0,2 0.05o 吸収装置から流出するガス中に含まれるホスゲン量は、
ヨウ化ナトリウムのアセトン溶液から遊離するヨウ素を
テオ硫酸ナトリウム溶液で滴定することに基づき、滴定
法によって測定した。
192 ;C6H5COCI O.25 ;CO24
7.84;HCI 47.75;N O.19;N
20.19;0,2 0.05o 吸収装置から流出するガス中に含まれるホスゲン量は、
ヨウ化ナトリウムのアセトン溶液から遊離するヨウ素を
テオ硫酸ナトリウム溶液で滴定することに基づき、滴定
法によって測定した。
吸収装置通過後のガス中ホスゲン量は、0.24容量%
であった。
であった。
塩化ベンゾイル中に溶解しているホスゲンは、塩化ベン
ゾイル製造に再循還せしめた。
ゾイル製造に再循還せしめた。
吸収装置通過後のガスを、衛生的後精製装置に供給し、
塩酸及びアンモニア水溶液を用いて残留ホスゲンを分解
し、塩化水素を回収した。
塩酸及びアンモニア水溶液を用いて残留ホスゲンを分解
し、塩化水素を回収した。
実施例 2
排ガスからのホスゲン回収は、実施例1の操作に従つ宅
行なった。
行なった。
ただし、排ガスの組成(容量%)は以下のとおりであっ
た:COCl2 40;C6H5COC1 0.05
;CO2 42−65;HCI1’7.3o 吸収装置通過後のガス中ホスゲン量は、0.35容量%
であった。
た:COCl2 40;C6H5COC1 0.05
;CO2 42−65;HCI1’7.3o 吸収装置通過後のガス中ホスゲン量は、0.35容量%
であった。
ホスゲンは、塩化ベンゾイル溶液から窒素によってバー
ジング後、塩化ベンゾイル製造に再循還せしめた。
ジング後、塩化ベンゾイル製造に再循還せしめた。
実施例 3
塩化ベンゾイル製造時に発生する排ガスからのホスゲン
回収は、温度6℃において塩化ベンゾイルを用いてホス
ゲンを吸収することによって行なった。
回収は、温度6℃において塩化ベンゾイルを用いてホス
ゲンを吸収することによって行なった。
この方法は、水ジャケットを装着し且つ内部に直径37
nmのガラス充填物を高さ350mmまで充填した、高
さ400mm、直径27mrnの円筒吸収装置中で行な
った。
nmのガラス充填物を高さ350mmまで充填した、高
さ400mm、直径27mrnの円筒吸収装置中で行な
った。
排ガスの組成は、実施例2の場合と同様であった。
排ガスは、吸収装置の底部から0.4乃至0. 6 r
n / secの速度で上向きに通過せしめた。
n / secの速度で上向きに通過せしめた。
吸収装置の上部から、温度6℃、噴霧密度2 − 2.
5 ml/cm2・minにおいて塩化ベンゾイルを
供給せしめた。
5 ml/cm2・minにおいて塩化ベンゾイルを
供給せしめた。
吸収装置通過後のガス中ホスゲン量は、0.2容量%で
あった。
あった。
ホスゲンは、塩化ベンゾイル溶液から精留によって分離
した後、塩化ベンゾイル製造に再循還せしめた。
した後、塩化ベンゾイル製造に再循還せしめた。
実施例 4
塩化ベンゾイル製造時に発生する排ガスからのホスゲン
回収は、温度40℃において塩化ベンゾイルを用いてホ
スゲンを吸収することによって行なった。
回収は、温度40℃において塩化ベンゾイルを用いてホ
スゲンを吸収することによって行なった。
排ガスは以下の組成(容量%)であった:COCI2.
3−9 2 ; C6H,COCI O.2 5 ;C
O247.84;HC1 47.75;N2 0.1
9;O20.05o この方法は、実施例3に記載の吸収装置中で、同一排ガ
ス供給速度ならびに同一噴霧速度及び密度において行な
った。
3−9 2 ; C6H,COCI O.2 5 ;C
O247.84;HC1 47.75;N2 0.1
9;O20.05o この方法は、実施例3に記載の吸収装置中で、同一排ガ
ス供給速度ならびに同一噴霧速度及び密度において行な
った。
吸収装置通過後のガス中ホスゲン量は、0.8容量%で
あった。
あった。
塩化ベンゾイル中に溶解するホスゲンを、4化ベンゾイ
ル製造に再循還せしめた。
ル製造に再循還せしめた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 安息香酸のホスゲン化による塩化ベンゾイルの製造
時に発生する排ガスを処理する方法において、温度1乃
至40℃において、吸収剤として塩化ベンゾイルを用い
て、該排ガスからホスゲンを回収し、且つ回収したホス
ゲンを塩化ベンゾイルの製造に再循還させる手段を含ん
でなる、該排ガスからホスゲンを除去する方法。 2 塩化ベンゾイル製造時の排ガスからのホスゲン回収
を温度1乃至20℃において行なう特許請求の範囲第1
項記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SU782649052A SU870394A1 (ru) | 1978-07-24 | 1978-07-24 | Способ очистки отход щих газов производства хлористого бензоила |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5527183A JPS5527183A (en) | 1980-02-27 |
JPS588377B2 true JPS588377B2 (ja) | 1983-02-15 |
Family
ID=20778979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54093356A Expired JPS588377B2 (ja) | 1978-07-24 | 1979-07-24 | 塩化ベンゾイル製造時の排ガスからのホスゲン除去方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4251457A (ja) |
JP (1) | JPS588377B2 (ja) |
DE (1) | DE2926007C2 (ja) |
FR (1) | FR2431875A1 (ja) |
IT (1) | IT7941596A0 (ja) |
SU (1) | SU870394A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE9403929L (sv) * | 1994-11-15 | 1996-05-16 | Chematur Eng Ab | Sätt vid fosgenering |
DE102004044592A1 (de) * | 2004-09-13 | 2006-03-30 | Basf Ag | Verfahren zur Trennung von Chlorwasserstoff und Phosgen |
US7504533B2 (en) * | 2006-04-24 | 2009-03-17 | Bayer Materialscience Llc | Process for the production of isocyanates |
CN102160956B (zh) * | 2011-03-08 | 2013-01-02 | 江苏快达农化股份有限公司 | 光气尾气吸收、利用的方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2764607A (en) * | 1952-07-26 | 1956-09-25 | Celanese Corp | Recovery of phosgene in the production of chloroformates |
GB737442A (en) * | 1952-12-19 | 1955-09-28 | Bayer Ag | Recovery of phosgene |
US3789580A (en) * | 1972-08-17 | 1974-02-05 | Dow Chemical Co | Removal of phosgene from an essentially anhydrous gas stream |
-
1978
- 1978-07-24 SU SU782649052A patent/SU870394A1/ru active
-
1979
- 1979-06-11 US US06/047,250 patent/US4251457A/en not_active Expired - Lifetime
- 1979-06-18 FR FR7915507A patent/FR2431875A1/fr active Granted
- 1979-06-27 DE DE2926007A patent/DE2926007C2/de not_active Expired
- 1979-07-10 IT IT7941596A patent/IT7941596A0/it unknown
- 1979-07-24 JP JP54093356A patent/JPS588377B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4251457A (en) | 1981-02-17 |
SU870394A1 (ru) | 1981-10-07 |
DE2926007A1 (de) | 1980-02-07 |
DE2926007C2 (de) | 1982-12-23 |
JPS5527183A (en) | 1980-02-27 |
FR2431875A1 (fr) | 1980-02-22 |
IT7941596A0 (it) | 1979-07-10 |
FR2431875B1 (ja) | 1982-04-30 |
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