JPS5882854A

JPS5882854A - ビ−ル注出具

Info

Publication number: JPS5882854A
Application number: JP56173297A
Authority: JP
Inventors: 今西　正道; 賢治西川; 俊弘植田
Original assignee: Suntory Ltd
Current assignee: Suntory Ltd
Priority date: 1981-10-28
Filing date: 1981-10-28
Publication date: 1983-05-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、新しいビール注出具に関する０近年、２６．
３１等の中容量の金属缶又はプラスチック容器入りのビ
ールが大量に市販されるようになった。このようなビー
ル容器については、開栓後、何らかの形状の注出具を装
着してから、ビールをジョツキやコツプ等に注ぐのが普
通である０しかじなが゛ら、このように、消費者が家庭でビール容
器を開栓後改めて注出具を装着することは、わずられし
く、特にほろ酔い加減の座で、注出具の装着に手間どる
ことは、その場の雰囲気にそぐわないものである。

また、このような従来の注出具には、一般的に、単にビ
ールを注ぎ易くするためのものも多数あり、これらによ
って注がれたビールの泡は粗く、ピアホール等で、大容
量の樽から′、炭酸ガス圧により注出されたビール（比
べて、゛風味が劣るものである０本発明者らは、かかる問題点について、鋭意研究の結果
、本発明を完成するに到った。

本発明は、容器の首部にあらかじめ注出具を収納装着し
ておき、開栓後、そのまま直ちに、その注出具を通して
ビールを注ぎ出すことができるようにすると同時に、そ
の注出具に、１以−ヒの主注出口の他に、内径０．８〜
３ｍｍの２以上の空気導入管兼副注出管、又は、内径１
〜１０＋ａｍの１以上の空気導入管及び内径０．８〜３
朋の１以上の副圧出口を設けることにより、注ぎ出され
たビールに、きめ細いソフトな泡を形成させるものであ
る。

また、この場合、２以上の空気導入管兼圃注出管のうち
、上部にあるものが空気導入管となり、下部にあるもの
が削性出前となる。更に、２以上空気導入管（兼補助注
出管）が設けられている場合には、上部の１又は２の管
のみが空気導入管となり、その他のものは補助的な注出
管として機能し、２以上の削性出口（兼空気導入口）が
設けられている場合は、上部のものは、空気導入口とし
ても機能するものである。

本発明の注出具の容器首部内側への収納は、そのまま、
又は、曲げ、折りたたみもしくは蛇腹を摺曲させる等、
閉栓の際に障害にならない状態のものであれば、どのよ
うな形式のものでもよい。

また、容器首部内側への装着は、単なる押込み、アンダ
ーカットによる嵌め込み、ねじ込み、接着等例れの方法
でもよい。

本発明の注出具の空気導入管は、ビールを円滑に注ぎ出
すためのものであ・す、そのためには、内径が大きい方
がよいが、あまり大きくするとビールも流れ易くなり、
ビーＬの流れによって空気の導入が阻害される場合も生
ずる。このような理由からその内径は１〜１０顛が適当
であり、最も好ましい範囲は、２〜４　ｕｒｎである。

また、ビールを円滑に注ぎ事すためには、空気。

また、空気導入管が補助注出管として機能する場合は、
それから注ぎ出された流は、主流と別々に流下してもよ
いが、液面に衝突した際の空気の捲き込みを少くするた
め、主流と合流させてもよい〇一般に、ビールを２５１，１０７１！等の大容量樽より
、ム炭酸ガス圧によって、ジョツキに注いだ場合、そのビー
ルは、きめ、細かい泡を有しており、ソフトで美味であ
る。

このようなきめ刑かい泡は、大容量樽中で：２〜３　ｋ
ｙ／ｃａ　の炭酸ガスの圧力下におかれた状態から、常
圧下のジョツキに注がれることによって、ビール中に溶
解している二酸化炭素が急激に気化することによって生
成するものと考えられる。

しかし、２１．３１等の中容量の金属缶又はプラスチッ
ク容器では、内部の炭酸ガス圧はそれよりかなり低いた
め、通常の状態ではこのようなきめ細かい泡は期待でき
ない。

本発明者らは、かかる問題にも着目して、種々検討の結
果、２ｇないし３Ｅの中容量の金属缶・プラスチック容
器からビールを注ぎ出す場合であっても、ビール中に溶
解している二酸化炭素の気化を、何らかの方法で促進す
ることによって、大容量樽から２〜３　＃／ｃａの炭酸
ガス圧で注ぎ出されたビールと同様な、きめ細かい泡を
有するビールかえられることを見出し、本発明を完成し
た。

本発明者らは、先ず溶解している二酸化炭素の気化を促
進する方法として、ビールの液中に剪断速度勾配を与え
る方法、微小振動を与える方法、及び核となるきめ細か
い泡を付加する方法が有効であることをつきとめた。

本発明者らは、このような知見に基づき、先ず細い流の
中の方が、太い流の中よりも、剪断速度勾配が高いこと
から、ビールを細流とすることとした。

次に、ビールに微小振動を与える方法して、ビールの細
流をもって、注がれたビールの液面をたたいて、ビール
の液面に微小振動を与える方法を採用した。

更に、このようにして、注がれたビールの表面に生成し
たきめ細かい泡を核として、主流として注がれたビール
中の二酸化炭素の気化を促進することとした。

また、この場合、主注出口から注ぎ出されるビールの主
流は、空気の捲き込みを極力少くするため、ジョツキ等
の受器の壁面をつたわらせて注がれることが好ましい。

かかる観点から本発明の注出具の削性出前又は削性出口
は、それから注ぎ出される細流が、主流とは分離された
まま容器に注がれ、殆ど空気を捲き込むことなく、容器
中のビールの液面をたたくことができるような構造のも
のとした。その内径が小さいほど、泡は小さくなるが、
ビールの液面をたたく力が弱くなり、大きいほど、泡は
多小犬きくナル力、ヒールの液面をたたく力が強くなる
。

また、あまり小さくすると、ビールの泡等でつまり易く
なり、あまり大きくすると、細流が液面に衝突した際空
気を捲き込み易くなる。このような理由からその内径は
、０．８〜３１ｎ１１Ｌが適当である。最゛も好ましい
範囲は、１〜２１Ｉである。

通常、空気導入管は、注出具の上部に配されるが、２以
上の空気導入管を上下の区別をせずに配置した場合には
、下部の空気導入管は、削性出前又は補助注出管として
機能し、２以上の副柱出口を上下の区別をせずに配置し
た場合には、上部の削性出）口は、空気導入口として機
能するものであづて、特に、３以上の空気導入管兼副圧
出前、又は、３以上の空気導入管及び３μ上の副柱出口
を、はぼ円周上に配置した場合には、何れの方向にも。

使用できる注出具を構成するこｙになる。

また、空気導入管兼補助注出管は必ずしも断面が円形で
あることを必要としない。

本発明者らは、このような技術的思想を、本発明の注出
具に具現化することにより、容器の首部の内側に収納装
為することができ、２Ｉｌないし３１の中容量の金属缶
・プラスチック容器からビールを注ぎ出す場合であって
も、大容量樽から２〜３　ｋｇ／ｃＡ　の炭酸ガス圧で
注ぎ出されたビールと同様な、きめ細かい泡を有するビ
ールをうろことに成功した。

次に、本発明の注出具の具体的実施例について説明する
。

第１図、第２図及び第３　＋：／ｌ　！・、ｉ　、　　
それぞれ、本発明の１以上の主注出口及び２以上の空気
導入管兼副圧出前を有する注出具の一つの具体的実施例
の斜視図、平面図及びＡ　−Ａ’断面図を示し、第４図
は、他の一つの具体的実施例を示す。

これらの図中、１は谷器醒部内側凹部に嵌合する凸部、
２は主注出口、３は空気導入管兼副圧出前の口、４は空
気導入管薫副注出管を示す。主注出口２と副柱出口３と
は極力引き離して、主注出口から出たビールの主流に、
副柱出口から出たビールの細流が接触して合流すること
のないようにしである。また、５は主注出口壁であって
容器首部内側に収納された場合は点線のように押し込め
られた状態となる。６はリング状の凹溝部であり。

注出後容器を正立させたときあふれたビールを空気導入
管から戻すものである。

第５図、第６図及び第７図は、それぞれ１本発明の１以
上の主注出口、１以上の空気導入管、及び２以上の副柱
出口兼補助空気導入口を有する注出具の一つの具体的実
施例の斜視図、平面図、及びＢ　−Ｂ’断面図を示す。

これらの図中、１は容器首部内側四部に嵌合する凸部、
２は主注出口（２個）、３は空気導入管口、４は空気導
入管、５は削性出口兼補助空気樽入口（２個）を示す。

第８図及び第９図は、それぞれ、本発明の１以上の主注
出口、２以上の空気導入管兼補助注出管、及び２以上の
副柱出口兼補助空気導入口を有する注出具の二つの具体
的実施例の平面を示す。

これらの図中、１は容器首部内側凹部に嵌合する凸部、
２は主注出口、３は空気導入管兼補助注出管（３個）、
５は副柱出口兼補助空気導入口（３個）を示す。副柱出
口５は、主注出口２と極力引き離して、副柱出口５がら
出た細流が、主注出口２から出たビールの主流と接触合
流して、その効果が失われないようにしである。また、
補助注出管３は、主注出口２と近づけて、補助注出管３
から出たビールの流が、主注出口から出たビールの主流
と合流し−やすいようにしである。また、第９図におい
ては、空気導入管兼補助注出管の断面はほぼ矩形をして
いるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、及び第３図は、それぞれ、本発明の主
注出口及び空気導入管（兼削性管）を有する注出具の一
つの具体的実施例の斜視図、平面図及び断面図を示し、
第４図は、他の一つの具体的実施例の平面図を示す。第５図、第６図、及び第７図は、それぞれ、本発明の主
注出口、空気導入管（兼補助注出管）、及び副柱出口（
兼補助空気導入−口）を有する注出具の一つの具体的実
施例の斜視図、平面図、及び断面図を示し、第８図及び
第９図は、それぞれ、他の二つの具体的実施例の平面図
を示す。竿１図　　　　　　　１１穿こ図　　　　　　　　　＄４　口埠Ｓ団 ′１ｊ−６菌よ ’１７ｒ８茅Ｆｒ５！ｌｖｔ　図

Claims

【特許請求の範囲】

容器の首部の内側に収納装着することができ、１以上の
主注出口及び内径０．８〜３關の２以上の空気導入管兼
副注出管、又は、１以上の主注出口、内径１〜１０顛の
１以上の空気導入管もしくは２以上の空気導入管兼補助
注出管、及び内径０．８〜３朋の１以上の副圧出口もし
くは２以上の副圧出口兼補助空気導入口を有するビール
注出具。