JPS588257Y2 - 消防用噴霧ノズル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は消防用噴霧ノズルに関するものである。

従来は外筒を移動せしめ、その内周をニードルに接合せ
しめても金属と金属との接合であるので、水漏れを完全
に止めることができなかった。

この考案は上記の欠点を改良するものでノズルから水を
完全に止めることを目的とするものであり、さらにノズ
ルから出る水量を一定にすることを目的とするもので゛
ある。

この考案の実施例を図面により説明すると、内筒１に外
筒２をねじ嵌合３で外筒２を前後進せしめる。

外筒２の先端内周に弁座４を形威し、かつ最先端外周に
ノズルカバー５を被覆する。

内筒１の先端内周にアーム６によりボス７を設け、ボス
７の中心孔をニードル８の軸９にねし嵌合し、ニードル
８の軸９に弁体１０を貫通しニードル８の先端と外筒２
先端との間で水路を形成する。

弁体１０は第４図に示すように金属製筒１１に円錐形ゴ
ム輪１２を焼嵌めする。

なお図中１３はパツキン、１４は袋ナツト、１５はスプ
リングワッシャ、１６．１７はＯリングである。

本装置の使用態様を説明すると、第１図に於て内筒１の
後端にホースを連結し、水を矢印の方向に流す。

水は内筒１と外筒２との連結したものとニードル８との
間を通り、先端より放水される。

外筒２を回転して矢印Ａ２の方向に移動せしめると、弁
体１０の円錐形ゴム輪１２と、外筒２の弁座４とが接触
して、水流を完全に止める。

本考案はニードル８に弁体１０を設けたので、弾力のあ
る円錐形ゴム輪１２と外筒２の弁座４とが密着して水を
完全に止める。

又弁体１０がニードル８の軸９に遊嵌合しであるので多
少融通があり、ゴム輪１２と弁座４との接触が確実にな
る。

又弁体１０と、外筒２の内周との間隔Ｗが一定であるの
で、ニードル８の先端と外筒２の先端内周との間隔が変
っても水量を一定にする等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の縦断正面図、第２図はニードルの正面
図、第３図は第１図のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図、第４図
は弁体の正面図である。 １・・・・・・内筒、２・・・・・・外筒、４・・・・
・・弁座、６・・・・・・アーム、７・・・・・・ボス
、８・・・・・・ニードル、９・・・・・・軸、１０・
・・・・・弁体、１１・・・・・・金属製筒、１２・・
・・・・円錐形ゴム輪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内筒１に外筒２をわじ嵌合し、内筒１の内周のボス７に
   ニードル８を設けた装置に於て、外筒２の先端内周に弁
   座４を形成し、ニードル８の軸９に弁体１０を設け、弁
   座４と弁体１０とを係合せしめてなる消防用噴霧ノズル
   。