JPS5881997A

JPS5881997A - 水平搬送式自動メツキ装置

Info

Publication number: JPS5881997A
Application number: JP17784381A
Authority: JP
Inventors: Hideo Tsubaki; 椿　秀夫
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-11-07
Filing date: 1981-11-07
Publication date: 1983-05-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は薄板状の被加工物を自動的かつ連続的にメッキ
加工する装置に関するものである。

従来一般に電解メッキ装置は、被加工物をラックに取シ
つけ、このラックを電解槽内に吊シ下げて通電する構造
であった。このため、被加工物をラックに取シつける作
業、ラックを電解槽内へ吊ｐ降ろす作業、ラックを電解
槽から引き上ける作業、及び被加工物をラックから取シ
外す作業に多頁大の労力を要し、こうした作業の自動化は非常に困難で
ある。その上、最近のメッキ業界では需要者の嗜好の多
様化のために製品が多種小量化し、しかも要求品位が高
いのでメッキ工程における電圧、電流の制御が非常に厄
介になってきておシ、一般に、ラックに目印をつけてお
いて電圧、電流を調節しているが、こうした工程の管理
にも多大の労力を要する。

また、メッキ用電解液は多く有毒であり、メッキ作業に
伴って有毒なガス、ξスト等を発生し易いが、前述のご
とく被加工物を取りつけたラックを電解槽内に吊シ下げ
、吊シ上げる構造であるため、電解槽を有効にカバーす
ることが困難であったＯ本発明の目的は上述の諸種の不具合を一挙に解決すぺく
、被加工物を電解槽内へ自動的かつ連続的に送）こみ、
送シ出しすることができ、かつ自動的に電圧、電流を制
御して被加工物の形状・寸法に応じた適正なメッキ加工
を労力を費さすに行うことができ、しかも電解槽を密閉
し得る自動メツキ装置を提供するにある。

上記の目的を達成するため、本発明に係る自動メッキ装
置の特徴とするところは、（イ）従来の吊下げ吊上げの
労力を省き得るよう、寛解槽内を横切って被加工物であ
る薄！秋物体を搬送するように送りローラを水平方向に
列設し、（ロ）上記の送りローラによって搬送されてい
る被加工物に通電するため、送りローラを介して被加工
物に導通させる通電路を設け、（ハ）上記の送シローラ
に対向離間させて固定電極を設け、に）送シローラを介
して導通された被加工物に対して前記の固定電極が正電
位となるように電圧を与える手段を設け、かつ、（ハ）
上記の電圧を自動的に制御する手段を設けたことである
。

次に、本発明の一実施例を第１図及び第２図について説
明する。

第１図は縦断面を示し、１は電解槽、２，３．２．３・
・・は上記電解槽内に水平方向に列設した送シローラで
ある。送シローラ２と同３とはそれぞれ対をなし、８２
図について後述する駆動装置にら矢印Ａ、Ｂ、Ｃのごと
く右方へ送るように回転駆動する。

上記の送りローラ２，３の上方に対向離間させて固定電
極４ａ、４ｂ・・・４ｆを配設し、下方に対向離間させ
て固定電極５ａ、５ｂ・・・５ｆを配設する。

第２図は横断面を示し、２．３は上述の送ジロー２．４
　（ａ〜ｆ）、５　（ａ〜ｆ）は上述の固定電極である
。６は送ジロー２によって搬送されている薄板状の被加
工物を示す。

１対の送りローラ２と同３との内、下段側の送りロー２
３，３を金属などの導電性材料で形成し、送シローラ駆
動軸７に固着する。上記の送シローラ駆動軸７は金属製
で、その一端を電解槽１の側壁を貫いて突出させ、その
先端にスプロケット８を固着し、駆動チェノ９によって
駆動する。

上記の送ジロー２駆動軸７にスリップリング１０を取り
つけて電解メッキ用電源の陰極○に導通させる。上段側
の送ジロー２２．２も前記と同様に導電性材料で形成し
、金属条の支承軸１１に固着し１、−、−、、−、、、
．５−、、−−−−　ｔスリップリング１０を介して陰
極Ｏに導通させる。

これにより１、送）ロー２２，３によって搬送される被
加工物は送シローラ２若しくは同３、及びスリップリン
グ１０を介して陰性Ｏに導通される。そして前記の固定
電極４　（ａ〜ｆ）、５（ａ〜ｆ）は電解メッキ用電源
の陽極■に導通させる。これＫより、被加工物６に対し
て固定電極４　（ａ＝ｆ）５（ａ＝ｆ）は電解槽内で正
電位を与えられる。なお、送シローラ２，３が被加工物
６と転勤接触する面を除いて、送ジロー２２，３、送ジ
ロー２駆動軸７、及び送すローラ支承軸１１がメッキ液
と接触する面は電気絶縁性のコーティング、（図示せず
）を施しておく。

（第１図参照）−電解槽１の側板には被加工物を矢印Ａ
のごとく搬入するための開口１ａを穿ち、矢印Ｃのごと
く搬出するための開口１ｂを穿つ。上記の開口１ａ、ｌ
ｂからメッキ液が流出するのでこれを受けるための貯槽
１２を設け、貯槽内のメッキ液をポンプ１３で電解槽１
に汲み上げ、電解槽ｌ内のメッキ液面りを固定電極４（
ａ＝ｆ）よシも高レベルに維持させる。

本実施例においては３組の送シローラ２，３に対して各
１個の固定電極４　（ａｘｆ）　、　５　（ａｘｆ）を
対向させて配設しであるが、１組の送プロー２又は任意
組の送りローラに対して各１個の固定電極を対向させて
もよい。

１５は電解用電源である。１５Ｎは共通陰極端子で、第
２図について説明した導通手段により送り四−″）２，
３．２　、３　・・・に導通させる。１５ｍ、１５ｂ・
・・１５ｆはそれぞれ可変電圧陽極端子で、記憶機能を
有する自動制御装置１６によって電圧を制御し得るよう
に構成し、それぞれ固定電極４（ａ−ｆ）、及び　５（
綴〜ｆ）に接続する。

本発明装置は以上のように構成しであるので、これによ
って被加工物を矢印入方向に電解槽１内に送りこみ、こ
れを矢印Ｂのごとく搬送しつつ該被加工物を陰極とし固
定電極４　（ａ＝ｆ）　、　５　（！ｌ〜ｆ）を陽極と
して通電して電解メッキを施した後、矢印Ｃのように電
解槽１外に搬出することができる。このように送シロー
ラ２，３で被加工物を搬送しつつ流れ作業で自動的かつ
連続的にメッキ加工を行い得るので労力を要しない。そ
の上、被加工物を電解槽内に吊シ降ろし、吊シ上げする
操作を伴わないので電解槽ｌの上に蓋１７を設けても電
解メッキ操作を妨げる虞れが無く、蓋を設けることによ
シミ解メッキによって発生する有毒ガスやミスト等が作
業環境内に発散することを有効に防止し得る。

そして、自動制御装置１６によって各固定電極４（ａ＝
ｆ）　、　５　（ａｘｆ）の電圧制御を行うことによシ
、次記のととくにして被加工物に各種の電圧、電流　−
制御を行ない得る。

ピ）形状寸法の異なる各種の多数被加工物にメッキ加工
する場合、自動制御装置１６に例えば１最初の１００個
は電圧７■、それに続＜２００個は電圧７２Ｖ′という
ように電圧指示を与えておきこれと対応するよう順次に
被加工物を送シこんでゆくことにより、谷種の被加工物
に対してそ五ぞれ適正電流値のメッキ加工を施すことが
できる。

（ロ）各個別の被加工物の電流値を径時的に変化させ１
５ｂ、１５ｃを電圧８■に、同じく端子１５ｄ、１５ｅ
、１５ｆを７５Ｖに調節しておいて被加工物を送シロー
ラで送ると、電解槽１内を通過する時間の前半と後半と
に区分してそれぞれ適正電流値でメッキ加工することが
できる。第１図の実施例によればメッキ処理時間を６期
に区分し、それぞれの区分に対応するように各６個の固
定電極４　（ａｘｆ）　、　５　（ａｘｆ）の電圧を調
節して適正な電流制御を行うことができる。

第３図は前記と異なる実施例を説明するための模式図で
ある。前例と異なるところは送シローラ１８．１８を鼓
形に形成し、それぞれ垂直な駆動軸１９．１９に固着し
て対向離間させ、上記の両ローラの溝の間に被加工物６
を挾んで搬送するよう矢印Ｅ、Ｆ方向に回転駆動すると
ともにスリップリング１０を介して陰極Ｏに導通せしめ
ることである。

本実施例によっても被加工物６は電解槽内を搬送されつ
つ陰極○に導通されるので前例と同様の作用効果を生じ
る。本実施例（第３図）においては−一−−−−−−−
８，Ｓｊ−，。

２本の垂直な駆動軸１９．１９の双方を互いに反対方向
に岬速で駆動しなければならないが、そのいずれか一方
の軸１９にスリップリング１０を設けることによシ被加
工物６の上面も下面も陰極θに導通させることができる
。

以上説明した作用により、本発明を適用すれば、電解槽
内へ被加工物を自動的かつ連続的に送りこみ送り出しす
ることができ、かつ自動的に電圧。

電流を制御して、被加工物の形状・寸法に応じた適正な
メッキ加工を労力を費さずに行うことができ、しかも電
解槽に有効なカバーを設けて密閉することができるとい
う優れた実用的効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係る水平搬送式自動メッキ
装置の一実施例を示し、第１図社縦断面図、第２図は横
断面図である。第３図は上記と異なる実施例の送シロー
ラを示す模式図であ不。１・・・電解槽、ｌａ、ｌｂ・・・開口、２，３．１８
・・・送夛ローラ、４ａ　、　４ｋｒ＝４　ｆ　、　５
ａ　、　５ｂ　、〜５　ｆ−・−固定電極、６・・・被
加工物、７・・・送ジロー２駆動軸、１０・・・スリッ
プリング、−６１１・・・送９０−ラ支承軸、１２・・・貯槽、１５・
・・電解用電源、１５ａ、１５ｔｒ−１５ｆ・・・可変
電圧陽極端子、１５Ｎ・・・共通陰極端子、１６・・・
自動制御装置、１７・・・蓋、１９・・・駆動軸。特許出願人　　椿　　　秀　夫代理人　弁理士　　　秋　　本　　正　　実第２図第３図０手続補正書（自発）昭和Ｓ１年Ｉノ月２ｇ日特許庁長官　畠田春樹　殿事件との関係　　　　　　　　　　　特許出願人住所（
居所）千葉県相市増尾Ｊ０４１氏　名　（名称）　　　椿　　　　　　秀　　　夫４、
代理人

Claims

【特許請求の範囲】

被加工物である薄板状物体を搬送するよう電解槽内に水
平方向に列設した送ジロー２と、上記の送り一−ラに対
向させて設けた固定電極と、上記送ジロー２を介して被
加工物に電源を導通せしめる手段と、前記の固定電極が
送夛ローラに対して正電位となるよう電圧を与える手段
と、上記の電圧を自動的に制御する手段とからなること
を特徴とする水平搬送式自動メッキ装置。