JPS587998B2 - カキカエカノウナ アツシユクガタヅケイジヨウホウオリヨウシタ ヅケイシユツリヨクソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明装置は圧縮型図形情報を用いた図形出力装置に関
するものである。

従来のこの種の装置では、与えられた図形データ系列（
圧縮型図形情報）をそのまま解釈して非圧縮型図形情報
に変換して出力するのが通例である。

このため図形の種類によっては、たとえそれが同心円群
などの規則性のある図形の種類および特徴点を表現する
場合であってもそれを表現するのに必要なデータ量が非
常に大きくなり、そのために ■ 図形出力装置側および図形データ送信側に大きな図
形データ格納用バツファメモリが必要となる、 ■ そのような場合の図形データ伝送には長い時間を必
要とする、 等の欠点がある。

本発明はこれらの欠点を解決するため、図形データ系列
を解釈しつつ書きかえる機能を図形出力装置側に組み込
むことにより、いかなる種類の図形をも圧縮型に表現し
、他の装置から短時間で伝送して図形出力できるように
した図形出力装置を提供するものである。

以下図面を用いて本発明を詳細に説明する。

第１図は本発明の１実施例を示したものであって、１は
図形コマンド列を格納する図形コマンド格納用バッファ
メモリ、２は図形コマンド列の変数値を格納する変数値
格納用バッファメモリ、３は図形コマンドを解釈する図
形コマンド解釈回路、４は図形コマンド列の中の分岐コ
マンドの制御を行なう分岐制御回路、５はバツファメモ
リ２内の変数値を書きかえるための演算制御回路、６は
図形発生制御回路、７は図形発生器、８は図形出力装置
（図形表示装置または図形記録装置）、９は情報伝送路
である。

次に第１図の実施例の動作について説明する。

まず、情報伝送路９を介して他から伝送されてきた図形
コマンド列を図形コマンド格納用バッファメモリ１と変
数値格納用バツファメモリ２に格納する。

この図形コマンド列は、後述のように、処理される図形
を構成する直線，円弧等の図形パタンの種別とその直線
の始点，終点及びその円弧の中心点，始点，終点等のそ
の図形パクンの特徴が書き換え可能な形式で表現された
圧縮形図形情報を含んでいる。

次に図形コマンド格納用バツファメモリ１内の内容を図
形コマンド解釈回路３の中へ順次読み出して解釈し、そ
の図形コマンドの種類に応じて各パラメータを分岐制御
回路４、演算制御回路５、図形発生制御回路６のいずれ
かに引き渡す。

分岐制御回路４では後に第２図の説明の部分で詳しくの
べるような分岐制御を行う。

演算制御回路５では３から受けとったパラメータに従っ
て変数値格納用バツファメモリ２の内容を読み出して演
算を実行し、その結果を再び２に格納する。

図形発生制御回路６では、３から受けとったパラメータ
に従って変数値格納用バツファメモリ２の内容を読み出
し図形発生回路７に送る。

７では６から送られる変数値に従って図形を発生し、８
に出力する。

上記の動作をバツファメモリ１内の図形コマンド列から
順次読み出して実行する。

次に上記動作の内容の詳細を第２図によって説明する。

第２図は本発明装置で使用する図形コマンド体系の一例
であり、１０は図形コマンド列の先頭を示す初期設定コ
マンド、１１は図形コマンド列の終りを示す終了コマン
ド、１２はＸ座標が変数値格納用バツファメモリ２のア
ドレスａ１の内容でまたｙ座標がアドレスａ２の内容で
表わされる点（Ｘ，Ｙ）へビームをセットするビームセ
ットコマンド、１３は変数値格納用バツファメモリ２の
ｘ，ｙ座標がそれぞれアドレスａ′１，ａ′２〜ａ′２
Ｎ−１，ａ′２Ｎの内容で表わされる点列（Ｘ１，Ｙ１
），（Ｘ２，￥２）・・・・・・（ＸＮ，ＹＮ）を結ぶ
折れ線を表示する直線コマンド、１４は始点、終点、中
心点のｘ，ｙ座標がそれぞれアドレスａ“１，ａ″２，
・・・・・・ａ″６の内容で表わされるような円弧を表
示する円弧コマンド、１５は変数値格納用バツファメモ
リ２内のアドレスａｍの位置ヘアドレスａｎの内容を転
送する転送コマンド、１６はアドレスａｍの内容とａの
内容を加えた結果をアドレス輻に格納する加算コマンド
、１７はアドレスａｍの内容からアドレスａｎの内容を
引き結果をアドレスａ謔こ格納する減算コマンド、１８
はアドレスａｍの内容とアドレスａｏの内容の積をアド
レスａｍに格納する乗算コマンド、１９はアドレス葡の
内容をアドレスａｎの内容で割ったものをアドレス輻に
格納する除算コマンド、２０はアドレスａｍの内容を判
定しその値が負であれば図形コマンドアドレスｎ６へ値
が零であれば図形コマンドアドレス輻へ値が正であれば
図形コマンドアドレスＴｌｎへ分岐する分岐コマンド、
２１はＣ１，Ｃ２・・・・・・ＣＮの値をバツファメモ
リ２の中に定義する変数値コマンドである。

ここで１０〜２０の図形コマンドはすべてそのままの形
で図形コマンド格納用バツフｒメモリ１に格納されるが
、２１の変数値コマンドだけは変数値格納用バツファメ
モリ２に格納される。

なお第２図中ａ１，ａ２，４ａ′１，ａ′２，・・・・
・・ａ′２Ｎ−１，ａ′２Ｎ，ａ″１，ａ″２，・・・
・・・ａ″６，ａｍ，ａｎ，はバツファメモリ２の変数
値のアドレス、ｎｌ，ｎｍ，ｎｎはバツファメモリ１の
図形コマンドのアドレス、Ｃ１，Ｃ２，・・・・・・Ｃ
Ｎは実際の変数値を示す。

また第３図に本発明装置を用いて端点のＸ座標値のみが
順次変化する直線群を表示した場合の表示例と使用した
図形コマンド列とを示す。

図形コマンド列は図形コマンド格納用バツファメモリ１
に、変数値は変数値格納用バツファメモリ２に格；納さ
れているものとする。

図形コマンド格納内バツファメモリ１内の図形コマンド
アドレスｎ１には初期設定コマンド、ｎ２にはビームセ
ットコマンド、ｎ５には直線コマンド、ｎ９とｎ１２に
は上記ビームセットコマンドのＸ座標値と上記直線コマ
ンドのｘ座標値とを書き換える減算コマンド、ｎ１５に
は上記ビームセットコマンドのＸ座標値を調べ条件に応
じて分岐する分岐コマンド、ｎ２０には終了コマンドが
格納されている。

また変数値格納用バツファメモリ２内のアドレスａ１に
は上記ビームセツトコマンド１２のＸ座標の変化分を示
す数値「１０」，ａ２には上記直線コマンド１３のＸ座
標の変化分を示す数値「２」，ａ３とａ４には上記ビー
ムセットコマンドのＸ，ｙ座標値を示す数値「８０」と
「１０」，ａ５とａ６には上記直線コマンド１３のｘ，
ｙ座標値を示す数値「５６」と「４５」が格納されてい
る。

次に第３図に示す例の実際の動作について説明する。

まず図形コマンドアドレスｎ１の初期設定コマンド１０
が解釈されるビームは表示面上の原点０，０ヘセットさ
れる。

次にｎ２のビームセットコマンド１２が解釈されるとビ
ームはそのＸ，ｙ座標値がそれぞれ２のアドレスａ１と
ａ２の内容で表わされる位置、すなわち点８０，１０ヘ
セットされる。

ｎ５の直線コマンドアドレスが解釈されると、前のビー
ムの位置とＸ，ｙ座標値が２のアドレスａ５，ａ６の内
容で示される点５６．４５を結ぶ直線１本が表示される
。

次のｎ，の減算コマンド１７が解釈されると、ビームセ
ットコマンド１２のｘ座標の値（アドレスａ３の内容）
からアドレスａ１の内容を減じた値が再びアドレスａ３
へ格納される。

ｎｌ２の減算コマンド１７が解釈されると、直線コマン
ド１３のＸ座標の値（アドレスａ，の内容）からアドレ
スａ２の内容を減じた値が再びアドレスａ５に格納され
る。

そしてｎｌ５の分岐コマンド２０に対してはビームセッ
トコマンド１２のＸ座標の値（アドレスａ５の内容）が
負になればｎ２０の終了コマンド１１へ、Ｘ座標の値が
零または正ならば再びｎ２のビームセットコマンド１２
へ分岐し上記の動作をくり返す。

これによりビームセットコマンド１２のＸ座標を「８０
」，「７０」，「６０」，・・・・・・「１０」，「０
」の順で、また直線コマンド１３のｘ座標を「５６」，
「５４」，「５２」，・・・・・・，「４２」，「４０
」の順で書きかえながら９本の直線を表示して終了する
。

また第４図は、本発明装置によって半径が一定の割合で
増加する同心円群を表示した例である。

この場合は、円弧の中心点を一定値に保ったままで、始
点と終点の値を順次書きかえることにより同心円群を表
示する。

動作内容は第３図に示す例とほゾ同様であるため詳細は
略す。

上記の説明から明らかなように、本発明装置はバツファ
メモリ内の図形の種類および特徴点を書きかえつつ図形
を表示できる機能を持っているため、■の複雑な図形を
非常に少ないデータ量で表現できる、■バツファメモリ
が少なくてすむ、■図形情報が他の装置から伝送される
場合伝送時間が短縮される等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示すブロック図、第２
図は本発明装置で使用する図形コマンド体系の一例を示
す図、第３図は本発明装置による直線群の表示例と動作
説明用コマンド列、第４図は本発明装置による同心円群
の表示例と動作説明用コマンド列である。 １・・・・・・図形コマンド格納用バツファメモリ、２
・・・・・・変数値格納用バツファメモリ、３・・・・
・・図形コマンド解釈回路、４・・・・・・分岐制御回
路、５・・・・・・演算制御回路、６・・・・・・図形
発生制御回路、７・・・・・・図形発生器、８・・・・
・・図形出力装置、９・・・・・・情報伝送路、１０・
・・・・・初期設定コマンド、１１・・・・・・終了コ
マンド、１２・・・・・・ビームセットコマンド、１３
・・・・・・直線コマンド、１４・・・・・・円弧コマ
ンド、１５・・・・・・転送コフンド、１６・・・・・
・加算コマンド、１７・・・・・・減算コマンド、１８
・・・・・・乗算コマンド、１９・・・・・・除算コマ
ンド、２０・・・・・・分岐コマンド、２１・・・・・
・変数値コマンド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 処理される図形を構成する直線，円弧等の図形パク
   ンの種別と該直線の始点と終点及び該円弧の中心点，始
   点，終点等の特徴が書きかえ可能な形式で表現された圧
   縮型図形情報を含む図形コマンド列を一時記憶する図形
   コマンド格納用バッファメモリと、前記図形コマンド列
   を処理するために前記書きかえ可能な形式で表現された
   圧縮型図形情報の書き換え変数値と変化分を指定する変
   数値コマンドを記憶する変数値格納用バッファメモリと
   、前記図形コマンド列を順次読み出して解釈するために
   前記図形コマンド格納用バッファメモリに接続された図
   形コマンド解釈回路と、該図形コマンド解釈回路による
   解釈結果に従って前記変数値格納用バツファメモリの内
   容に必要な演算を行い図形発生用制御情報を発生するた
   めの制御回路と該図形発生用制御情報に従って所望の図
   形情報を出力する図形発生器とを備えた書きかえ可能な
   圧縮型図形情報を利用した図型出力装置。