JPS5878075A - 蓄冷材 - Google Patents

蓄冷材

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Publication number
JPS5878075A
JPS5878075A JP17675781A JP17675781A JPS5878075A JP S5878075 A JPS5878075 A JP S5878075A JP 17675781 A JP17675781 A JP 17675781A JP 17675781 A JP17675781 A JP 17675781A JP S5878075 A JPS5878075 A JP S5878075A
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JP
Japan
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water
resin
absorbing
cold storage
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP17675781A
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English (en)
Inventor
清隆 表
裕 岩崎
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS5878075A publication Critical patent/JPS5878075A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 吸水、保水性樹脂c以下単に吸水性樹脂とい5)粉末に
水を吸収したものを中間層に含むシート状の蓄冷材に関
するものである。
一般ニ、ポリスチレンやポリエチレン等の発泡゛  体
の如き、独立気泡から成る発泡体は吸水性がなく水を含
有する事が出来ない。又、軟質ウレタンフオーム(スポ
ンジ)の如(すべての気泡が連続気色である発泡体は、
極めて吸水性は良いが、保水性が劣り、適量の水を含有
維持せしめる事は困難である。更に、水を凍結した時に
体積が膨張して、組織が破壊されたり、変形したり、可
撓性を失する欠点があった。
本発明等は、かかる問題点の解決を計るべく種々検討し
た結果、吸水性樹脂が水を良く吸収し、体積を増すと同
時にゲル状又は固体状で保持する事、多孔質無機質粉末
がその体積を変えずに細孔中に液体を吸収保持し、しか
もいずれも少々の圧力下においても液体を放出する事な
(、蒸気としての揮散性も少ない点に注目し、これら吸
水性樹脂あるいは多孔質無機質粉末との混合物を水蒸気
遮断性層と通気性層の間にラミネートしたシートに適量
の水を含有させ,凍結させて得られる事を特徴とする本
発明の蓄冷材を得るに致った。
以下本発明を詳細に述べる0 本発明で言う吸水性樹脂とは水溶性樹脂を部分架橋して
水不溶性にしたものでデンプン−アクリル酸ソーダグラ
フト重合体、デンブンーアクニロニ) +Jルグラフト
重合体の加水分解物、一部架橋されたデンプン−ポリ(
メタ)アクリル酸共重合体、一部架橋されたデンプン−
ポリメタクリル酸メチルの加水分解物及び上記物質の塩
等のデンプン−グラフト重・合糸のもの、あるいはメタ
クリル酸メチル−酢酸ビニル共重合体の加水分解物に代
表される架橋合成樹脂系のもの等があげらiる。
これら吸水性樹脂は自重の数百倍〜数千倍の水あるいは
自重の数十倍から数百倍の水/エタノール等の水を含む
溶媒を吸収・保持する性質を有している。これら吸水性
樹脂は本発明においては微粉末として使用し、非水系樹
脂バインダーと共に非水性塗工液として適用する。又多
孔質無機粉末としては、細孔あるいは花びら等特殊な形
状を有する無機粉末であり、例えばゼオライト、パーラ
イトがあげら挺、又はらの花びらの様な形状を有した特
殊なケイ酸カルシウム等が使用し得る。これら吸水性樹
脂及び無機粉末は、粒径が35Mesb以下好ましくは
100Mesh  以下で5μ以上のものが良(形状は
球形に近いものがより良好である。
これらの粉末はアルコ゛−ル類、・酪酸ヱステp類、う
゛ケバトン類、炭化水素系溶剤等の非水溶媒をペースと
する溶液状、ディスパージョン状、非水エマルジョン状
樹脂液、ウレタン系オリゴマー等よりなる硬化性無溶媒
樹脂液あるいは熱可塑性樹脂の溶融物から成る樹脂バイ
ンダーと共に塗工液として適用し、中間層を形成する皮
膜とする、バインダー樹脂としては吸収すべき液体すな
わち水又は水を含む水と相溶性のある液体に溶解性が低
く、かつ吸水性樹脂の吸水膨潤時の体積増化に対しても
強固な接着性を示す柔軟な樹脂が好、ましく、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリプロピレン、ウレタ
ン樹脂、線状熱可塑性ポリエステル樹脂等があげられる
が特に限、定されない。
中間層の実際の適用は、上記バインダー樹脂100重量
部に対して吸水性樹脂単独又は多孔質無機粉末との混合
物を少(共2o部以上、好ましくは50部以上混合して
塗工液として水遮断性層又は通水性層を構成する基材に
対してグラビア方式、シルクスクリーン方式、ロールコ
ート方式等を使用して塗布・乾燥あるいは硬化させて皮
膜とされる。塗布・皮膜形状は自由であるが水遮断性層
と通水性層を接着・複合化する際の接着力の向上及び吸
液・保液効率の点で及び凍結時の可撓性の維持の目的で
部分的なパターン状が好ましい。
なお、通水性層に塗布する場合、その通水性をそこなわ
ない形状及び塗布量であることは当然である。
水遮断性層には比較的吸水性の低い基材例えば塩化ビニ
リデン又は酢酸ビニル、弗素樹脂等の塗布された紙、不
織布、綿布、ガラスクロス布や金属、プラスチック等で
あれば制限はない。又、通水性層素材としては、吸水性
ポリマー粉末より小さい開口径を有するもので、連通孔
径は5II以下のものであり、柔軟で伸縮性のあるもの
が特に好ましい。例えばステキヒトサイズ度の低い紙、
不織布あるいは布等があるが、親水化処理を施こしたポ
リエチレン、ポリプロピレン等の通水性徴多孔フィルム
あるいは不織布等も使用され得る。
上記の、含水せしめた吸水シートを冷凍して蓄冷材とす
るには、一般の冷凍機によって容易に行う事が可能であ
る。一般的に水分が凍結する際に体積膨張をともなうが
、本発明のシートは凍結時の体積膨張による強度の低下
は見られない。これは、中間層に存在する空気が、水分
凍結にともなって通水性層を通して外部に押し出される
ためや、通水性層に柔軟で伸縮性の素材を使用している
ためである。
冷凍した上記蓄冷材を室内に放置すると凍結した氷は徐
・々に解氷して水を生じる。しかし解氷して生じた水は
吸収性樹脂に吸水され、かなりの圧力を加えないかぎり
外部に滲み出す事はない。
本発明のシート状蓄冷材には、100〜10001/ゴ
の水が含、有、凍結される。理論的には、より多くの水
の吸収保持が可能であるが、水遮断性層と通1、水;゛
・性 廖“、の、・筒〕1めl〕接着強度の低下り凍結
時のシートの可撓性を保持するためには、この範囲が適
浩である。凍結時に可撓性を失1ない本蓄冷材は、本来
シート状であるがどの様な形状にも極めて良(接触させ
る事が出来、高い保冷効果を発揮させる事が出来る。例
えば1本発明品を沸点が常温以下の化学薬品例えばテト
ラメチルシラン等のアンプルの外壁に巻きつける事によ
り、常温における気化飛散量を減少させる事が出来る。
更に、本発明の有利な点は、蓄冷材構成素材の一部に柔
軟性、伸縮性のある素材を使用しているため、保冷効果
と同時に緩衝効果も有している点である。
本発明の蓄冷材は解氷した後も、圧力を加えないかぎり
、水がほとんど滲み出ないので、そのfまか又は必要に
応じて水分を補給して再び冷凍し繰り返し使用する事が
出来る。又、素材の片面が水遮断性を有しており水産魚
貝類、畜肉、果実。
野菜類等の生鮮食料品の保存、輸送用にはそのまま段ボ
ール箱、発泡ポリスチレン箱等に入れて使用する。その
際、水遮断性層が段ボール箱の内面に接するように本発
明のシートを使用することにより、段ボールへの水分の
移行がなく段ボール箱の強度低下を防止することが可能
であるという和実、も有する。又、これらの生鮮食品類
をシート状の蓄冷材で完全に包みこめば、更に高い保冷
効果を得る。
更に、本発明品は水蒸気透過度の小さいプラスチックフ
ィルムから成る袋に密封して使用すれば水分を嫌う食品
、医薬品等の保冷にも使用可能である。
〈実施例1) 架橋アクリル系吸水性樹脂微粉末(アクアキープ−4S
製鉄化学工業製)の粒径40μ以下を選別したものを、
熱可塑性線状ポリエステル樹脂(バイロン+200東洋
紡績製)を酢酸エチルに溶解したバインダー中に混合分
散させ、重量固型分比で吸水性ポリマ/バインダー樹脂
=507.100、液全体の固型分30%の塗工液を作
成し、100.73 / i n −60μ深度の格子
状パターングラビア版を用いて、アルミニウムフィルム
9μに部分的に塗工・乾燥し、その後50 l / 1
 n  100μ深度の逆格子状パターングラビア版を
用いて、アルミニュウムフィルムの非塗工部分に湿度硬
化型−液性ウレタン接着剤(AD−539−75T東洋
モートン製)を格子状に塗布し、溶剤(酢酸エチル使用
)除去後無サイズ紙8o t/m”−C名古屋バルブ製
)とドライラミネートして片面吸水性シートを得た。塗
工液の塗布量は4.5Ff/ゴ、吸水性ポリマーはt、
5jiL/mであった。このよう圧してなるシートを純
水中に3hr浸漬させて充分水を含有させて蓄冷材を完
成させた。
〈実施例2〉 架橋デンプングラフト重合系吸水性樹脂微粉末(サンウ
ェット−IM−3o o−MPS  三洋化成工業製)
、(粒径20〜30μにそろえたもの)を前記同様バイ
ンダー中に混合分散させ、更にこれに花弁形状ケイ酸カ
ルシウム微粉末(フローライ)R5〜20μ徳山曹達製
)をバイングー樹脂に対し8部添加し、混合分散させ、
重量固型分比で吸水性ポリマー/バインダー樹脂=10
0/100、液全体の固型分32%の塗工液を作成し、
1004 / i n −60μ深度のストライプ状ノ
(ターングラビア版を用いてアルミ;、−ラム1フイ/
LF’! 9,171m部分的に塗工・乾燥し、その後
50J/1n−100μ深度のストライプ状パターング
ラビア版を用いて、アルミニュウムフィルムの非塗工部
分に湿度硬化型−液性ウレタン接着剤をストライプ状に
塗布し、溶剤除去後、無サイズ紙s o trimとト
1ライラミネートして片面吸水性シートを得た。塗工液
の塗布量は48?/ゴ、吸水ポリマーは2.3jil’
−/ばてあった。次に、このシートを純水中に3hr浸
漬させ、水分を十分含有させて第2の実施例の蓄冷材を
完成させた、 このようにしてなる第1、第2の実施例の蓄冷材を一2
0℃で凍結させて下記実験を行なった。
10cIIL×20cFrLX8儂の一20℃にて凍結
されたブロック状マグロ肉を第1.2の実施例の蓄冷材
及びポリエチレンフィルム(40μ)にて表面を覆った
ものを用意した。 そして、それぞれ25℃にて2ah
r保存した結果、単にポリエチレンフィルム包装を行っ
た場合には多くの肉汁を生ずるとともに表面に緑変や褐
変が見られ、かつ、肉中心部温度は25℃を示し腐敗状
態であった。いかしながら第1.2の実施例の蓄冷材で
包装した場合には、肉汁をほとんど認めず、又肉色はマ
グロ特有の深紅色を呈していた。又、肉中心部温度は3
℃を示しており、極めて良好に保冷されており、十分負
可能な状態であった。又、この実験に於ける第1、ネの
実施例の蓄冷材の吸水量はそれぞれ327 jib/ゴ
、470 y−/ゴであった。
特許出願人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)水溶性樹脂を部分的に架橋した、水溶性吸水、保水
    性樹脂粉末の単独又は吸水保水性を有する多孔質無機質
    粉末との混合物を、水遮断性層と通水性層の間に保持さ
    せたシートに、100〜1000!%/mの水を含有さ
    せた事を特徴とする蓄冷材。
JP17675781A 1981-11-04 1981-11-04 蓄冷材 Pending JPS5878075A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17675781A JPS5878075A (ja) 1981-11-04 1981-11-04 蓄冷材

Applications Claiming Priority (1)

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JP17675781A JPS5878075A (ja) 1981-11-04 1981-11-04 蓄冷材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5878075A true JPS5878075A (ja) 1983-05-11

Family

ID=16019275

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JP17675781A Pending JPS5878075A (ja) 1981-11-04 1981-11-04 蓄冷材

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JP (1) JPS5878075A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01285764A (ja) * 1988-05-10 1989-11-16 Uni Charm Corp 保冷材
JPH04363137A (ja) * 1991-06-06 1992-12-16 Koreatsu Ito 塩水氷パック

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01285764A (ja) * 1988-05-10 1989-11-16 Uni Charm Corp 保冷材
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