JPS587653Y2 - 半導体発光装置 - Google Patents

半導体発光装置

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JPS587653Y2
JPS587653Y2 JP16268477U JP16268477U JPS587653Y2 JP S587653 Y2 JPS587653 Y2 JP S587653Y2 JP 16268477 U JP16268477 U JP 16268477U JP 16268477 U JP16268477 U JP 16268477U JP S587653 Y2 JPS587653 Y2 JP S587653Y2
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JP
Japan
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light emitting
semiconductor light
rod
emitting device
semiconductor laser
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JP16268477U
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JPS5488274U (ja
Inventor
雄一 小田切
重時 杉元
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日本電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は半導体発光素子の出力光ビームを光伝送体に
効率よく結合させるための結合回路を含む半導体発光装
置に関するものである。
半導体発光素子を光源として用い、光ファイバや光導波
路等を光伝送体として用いる光情報伝送システムは低損
失な光ファイバの光導波路の開発、半導体発光素子の信
頼性の向上等に伴い、新伝送方式として各所で注目を集
め、その開発が急がれている。
ところで半導体発光素子、例えば半導体レーザからの出
力光ビームは一般にPN接合面に平行な方向の放射角(
以後水平放射角と呼ぶ)が半値全幅で4〜10°である
のに対して、PN接合面に垂直な方向の放射角(以後垂
直放射角と呼ぶ)は半値全幅で30〜60°と広い。
このような半導体発光素子例えば半導体レーザからの偏
平楕円である出力光ビームを受光角が10〜15°の光
伝送体に高効率に結合させるために、各種の結合回路を
含んだ半導体発光装置が考えられている。
従来、この種の結合回路のうちで、効率の比較的高いも
のとしては例えば断面が円形の棒状レンズ(円柱レンズ
)を用いるものがある。
これは中心軸の方向が半導体発光素子のPN接合面と出
射端面とに平行になるようにして円柱レンズを半導体発
光素子に近接配置したものである。
この場合半導体発光素子からの出力光ビームが光伝送体
例えば光ファイバに高効率に結合する条件は、円柱レン
ズの直径が光ファイバのコア径以内であること、及び半
導体発光素子例えば半導体レーザの出射端面の活性域と
円柱レンズの間隔が例えば0〜5μmの範囲にあること
である。
しかしながらこのような範囲に調整して固定しようとす
ると、調整の過程で円柱レンズの接触によって、半導体
発光素子の出射端面の活性域を傷つけるばかりか出射端
面の活性域が力を受けて歪を生じることがある。
その結果半導体発光素子は劣化する恐れがあり、従って
信頼性の点で問題である。
一方その間隔を5μm以内の適当な値に保ったまま半導
体発光素子および円柱レンズを固定することは難しく量
産に向かず製作価格が高くなってしまう。
この考案の目的は半導体発光素子と光伝送体との高効率
な結合が可能で製造が容易、且つ信頼性の高い半導体発
光装置を提供することにある。
この考案によれば半導体発光素子と、中心軸がその半導
体発光素子のPN接合面並びに出射端面にほぼ平行にな
るようにその半導体発光素子に近接配置され、半導体発
光素子の出力光ビームの通過する中心軸方向の中央部の
断面の輪郭の少くとも一部が円弧をなし、しかもその中
央部に対してその両側の部分(以後両端部と呼ぶ)、の
少なくとも一部が半導体発光素子の側にわずかに突出し
ている棒状レンズとを含む半導体発光装置が得られる。
この考案においては、半導体発光素子例えば半導体レー
ザに内端部の少なくとも一部が中央部に対して半導体発
光素子の側にわずかに突出している棒状レンズが近接配
置される。
この場合半導体発光素子と棒状レンズの間隔の調整中に
両者が接触したとしても、それは半導体発光素子の活性
域以外の部分と棒状レンズの両端部との接触であり従っ
て半導体発光素子の出射端面の活性域と棒状レンズの中
央部は全く接触することなく常に間隔を保つことができ
る。
そのため両者の接触による半導体発光素子の劣化の恐れ
はなくなり信頼性が高くなる。
また従来の円柱レンズと同様に、棒状レンズの中央部の
断面の輪郭の少なくとも一部が円弧をなしているのでそ
の側面のレンズ作用により、半導体発光素子からの出力
光ビームの垂直放射角を光伝送体例えば光ファイバの受
光角以下に低減することができる。
その上光伝送体の光入射部の大きさ例えば光ファイバの
コア径以下に出力光ビームの太さも抑えることができる
ので、高効率に光ファイバに結合させることができる。
更にこの方法は、半導体発光素子例えば半導体レーザに
棒状レンズを十分近接させるだけで半導体発光素子の出
射端面の活性域と棒状レンズの間隔を5μm以下の適当
な値にすることができるので、製造が容易になる。
以下図面を参照してこの考案を詳細に説明する。
第1図はこの考案の望ましい第1の実施例の平面図であ
り、第2図はその部分側面図を表わす。
半導体レーザ1からの出力光ビーム11は、PN接合面
7に垂直な方向については、第2図に示すように中心軸
51に垂直に切った断面が円形の棒状レンズ2の中央部
3で2回屈折されて垂直放射角を低減された後、光ファ
イバ6に結合する。
一方PN接合面7に平行な方向については第1図に示す
ように棒状レンズ2にレンズ作用はないが、出力光ビー
ム11の水平放射角が小さいのでそのまま効率よく光フ
ァイバ6に結合する。
ここでガラス材質からなる棒状レンズ2は、半導体レー
ザ1からの出力光ビーム11の通過する中央部3の直径
が両端部4の直径にくらべて小さくなるようにフッ化水
素酸系のエツチング液で沖央部3を化学エツチングで処
理してあり、両端部4の直径は約35μm、中央部の直
径は約30μmとなっている。
従って半導体レーザ1の出射端面の活性域5から棒状レ
ンズ2の中央部3までの間隔は、両端部4を半導体レー
ザ1の出射端面の活性域以外の部分8に十分近接させた
場合には、中央部3と両端部4の直径の半分にほぼ等し
くなるので3μm程度である。
なおこの実施例ではコア径60μm、開口数0゜17の
ステップ型ファイバと垂直放射角(半値全幅)50°、
水平放射角(半値全幅)5°の半導体レーザを用いた結
果、光ファイバ6の入射端面9での出力光ビーム11の
太さ、入射角がそれぞれ光ファイバ6のコア径、受光角
以内に抑えられているので高効率な結合ができしかもそ
の結合を容易に実現できた。
又半導体レーザ1と棒状レンズ2の間隔の調整中に、半
導体レーザ1の出射端面の活性域5と棒状レンズ2の中
央部3が接触することなく、従って出射端面の活性域5
を傷つけたりして半導体レーザ1を劣化させる恐れはな
いので信頼性の高い結合回路を実現できた。
第3図はこの考案の第2の実施例の平面図であり、第4
図はその部分側面図を表わす。
第2の実施例では第1の実施例で用いた棒状レンズ2の
かわりに、半導体レーザ1からの出力光ビーム11が通
過する中央部33の約100μmの幅の部分を残して両
端部4にAl2O3の絶縁性の薄膜31が2μm程度の
厚さに片面蒸着された棒状レンズ32を用いており、そ
の蒸着された例が半導体レーザ1のPN接合面7並びに
出射端面の活性域以外の部分35にほぼ平行に相対して
配置されている。
この時棒状レンズ32のうち約100μmの幅にわたっ
て蒸着されなかった中央部33は半導体レーザ1の出射
端面の活性域5に相対し、蒸着された両端部34は半導
体レーザ1の出射端面の活性域以外の部分35に相対し
て配置されている。
従って半導体レーザ1とその出力光ビーム11の通過す
る棒状レンズ32の中央部33との間隔は絶縁性の薄膜
31の厚さ2μm以上の間隔で保たれる。
この第2の実施例では絶縁性の薄膜31としてAl2O
3を用いたがかわりにSiO2,Si3N4.C等を用
いてもよい。
この第2の実施例でも半導体レーザ1と棒状しンズ32
のうち蒸着されなかった中央部33との間隔をほぼ最適
な値に保つことができたので、高効率に光ファイバ20
に結合できしかも結合を容易に実現できた。
又半導体レーザ1の出射端面の活性域5と棒状I/ンズ
32の中央部33が接触することは全くなく、従って出
射端面の活性域5を傷つけたりして半導体レーザ1を劣
化させる恐れはないので信頼性の高い結合回路を実現で
きた。
この考案は以上の代表的な実施例のほかにいくつかの変
形が考えられる。
第1及び第2の実施例では半導体レーザからの出力光ビ
ーム11が棒状レンズ2または32を通過した後、直ち
に光ファイバ6または20に結合したが、棒状レンズ2
または32と光ファイバ6または20の間に他の光学部
品例えばレンズ、集束性光伝送体、あるいはホトカップ
ラ等を挿入して、出力光ビーム11の太さが光ファイバ
6または20のコア径以内に抑えられる位置をずらすこ
とも可能であり、又光ファイバ6または20に結合する
代りに半導体レーザ1の出力光ビーム11を光導波路に
結合することも可能である。
第1及び第2の実施例では便宜上棒状レンズ2または3
2の中央部3または33に断面が円形をなす円柱状のも
のを用いたが、断面の輪郭の少なくとも一部が円弧をな
すような例えば半円柱状のものを用いてもよい。
又第1及び第2の実施例では棒状レンズ2または32の
中央部3または33に対して両端部4または34を突出
するようにしたが、両端部4または34のうちの片方だ
けを突出するようにしても、半導体レーザ1の出射端面
の活性域5と棒状レンズ2または32の中央部3または
33が接触することはなく両者は間隔を保つことができ
る。
更にこれらの実施例では半導体発光素子として半導体レ
ーザ1を用いたが、端面発光型発光ダイオード等の場合
にも使うことができることは明らかで゛あろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例の平面図、第2図はそ
の部分側面図、第3図はこの考案の第2の実施例の平面
図、第4図はその部分側面図をそれぞれ表わす。 図において、1は半導体レーザ、2,32は棒状レンズ
、3,33は棒状レンズの中央部、4,34は棒状レン
ズの両端部、5は半導体レーザの出射端面の活性域、6
,20は光ファイバ、7は半導体レーザのPN接合面、
8,35は半導体レーザの出射端面の活性域以外の部分
、9は光ファイバの入射端面、11は出力光ビーム、3
1は絶縁性の薄膜、50は光軸、51は棒状レンズの中
心軸をそれぞれ表わす。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半導体発光素子と、この半導体発光素子のPN接合面お
    よび光出射端面とにほぼ平行に且つこれらに近接配置さ
    れ光ビームの通過部分の外周の少なくとも一部が円弧を
    なす棒状レンズとを含む半導体発光装置において、前記
    棒状レンズの光ビームの通過部分以外の少くとも一部が
    前記半導体発光素子側にわずかに突出していることを特
    徴とする半導体発光装置。
JP16268477U 1977-12-02 1977-12-02 半導体発光装置 Expired JPS587653Y2 (ja)

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JP16268477U JPS587653Y2 (ja) 1977-12-02 1977-12-02 半導体発光装置

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JP16268477U JPS587653Y2 (ja) 1977-12-02 1977-12-02 半導体発光装置

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JPS5488274U JPS5488274U (ja) 1979-06-22
JPS587653Y2 true JPS587653Y2 (ja) 1983-02-10

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ID=29158645

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JP16268477U Expired JPS587653Y2 (ja) 1977-12-02 1977-12-02 半導体発光装置

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JPS5488274U (ja) 1979-06-22

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