JPS587640B2 - 24− ビニリデンコレステロ−ルルイノ セイゾウホウ - Google Patents
24− ビニリデンコレステロ−ルルイノ セイゾウホウInfo
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- JPS587640B2 JPS587640B2 JP11328874A JP11328874A JPS587640B2 JP S587640 B2 JPS587640 B2 JP S587640B2 JP 11328874 A JP11328874 A JP 11328874A JP 11328874 A JP11328874 A JP 11328874A JP S587640 B2 JPS587640 B2 JP S587640B2
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- vinylidene
- cholesterol
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アレンステロール類の製造方法に関する。
更に詳しくは、昆虫のステロール代謝阻止剤として有用
な24−ビニリデンコレステロール類の製造方法に関す
る。
な24−ビニリデンコレステロール類の製造方法に関す
る。
24−ビニリデンコレステロールは、昆虫が食餌として
摂取する植物又は、動物に含まれるコレステロールから
、エクダイソンへの代謝を阻害して正常な発育を阻止す
る効果を有し、農薬としての利用が期待される。
摂取する植物又は、動物に含まれるコレステロールから
、エクダイソンへの代謝を阻害して正常な発育を阻止す
る効果を有し、農薬としての利用が期待される。
本発明者等は、24−エチニルコレステロール類、更に
は24−オキソコレステロール類を原料とし、昆虫コレ
ステロール代謝阻害剤として殺虫剤等の農薬としての用
途が期待される、アレンステロール類を製造する工業的
に容易な方法を開発すべく鋭意研究した結果、24−エ
チニルコレステロール類、更には24−オキソコレステ
ロールあるいは、24−オキソコレステロールの3−p
シロキシ体等を原料とし、これらより24−ビニリデン
コレステロール類を製造しうることを究明し、本発明に
到達したものである。
は24−オキソコレステロール類を原料とし、昆虫コレ
ステロール代謝阻害剤として殺虫剤等の農薬としての用
途が期待される、アレンステロール類を製造する工業的
に容易な方法を開発すべく鋭意研究した結果、24−エ
チニルコレステロール類、更には24−オキソコレステ
ロールあるいは、24−オキソコレステロールの3−p
シロキシ体等を原料とし、これらより24−ビニリデン
コレステロール類を製造しうることを究明し、本発明に
到達したものである。
すなわち、本発明は、
下記式〔■〕
〔式中Rは水素原子又は、一価の有機基〕で表わされる
24−ヒドロキシ−24−エチニルコレステロール類を
LiAlH,およびAlCl3と反応せしめることを特
徴とする下記式〔■〕〔式中Rは上式に同じ〕 で表わされる24−ビニリデンコレステロール類の製造
法および、上記〔■〕式で表わされる24−ヒドロキシ
−24−エチニルコレステロール類を下記式〔I) 〔Rは上式に同じ〕 で表わされる24−オキソコレステロール類をアルカリ
金属アセチリドと反応せしめ、次いで酸処理して製造す
る上記式CI)表わされる化合物より上記式(9)で表
わされる化合物を経て上記弐〔■〕で表わサレる24−
ヒドロキシ−24−エチニルコレステロール類を製造す
る方法である。
24−ヒドロキシ−24−エチニルコレステロール類を
LiAlH,およびAlCl3と反応せしめることを特
徴とする下記式〔■〕〔式中Rは上式に同じ〕 で表わされる24−ビニリデンコレステロール類の製造
法および、上記〔■〕式で表わされる24−ヒドロキシ
−24−エチニルコレステロール類を下記式〔I) 〔Rは上式に同じ〕 で表わされる24−オキソコレステロール類をアルカリ
金属アセチリドと反応せしめ、次いで酸処理して製造す
る上記式CI)表わされる化合物より上記式(9)で表
わされる化合物を経て上記弐〔■〕で表わサレる24−
ヒドロキシ−24−エチニルコレステロール類を製造す
る方法である。
本発明の原料となる24−オキソコレステロール類は、
得藻類から抽出等により容易に採取し得る。
得藻類から抽出等により容易に採取し得る。
コレステロール及びそのヒドロキシ基に関する誘導体よ
り、本発明者等がすでに提案した方法〔ケミカル・アン
ド・ファーセシューテイカル・ブレタン(Chem−p
harm−Bull),21,2568(1973)参
照〕によって容易に供給し得る。
り、本発明者等がすでに提案した方法〔ケミカル・アン
ド・ファーセシューテイカル・ブレタン(Chem−p
harm−Bull),21,2568(1973)参
照〕によって容易に供給し得る。
式0〕中、Rは水素原子又は一価の有機基を表わし、一
価の有機基とは、メチル基,エチル基,低級アルキル基
,オクチル基,デシル基,等の高級アルキル基,テトラ
ヒド口ビラニル基等の含へテロ原子環式アルキル基及び
、アセチル基,ベンゾイル基等のアシル基、等を意味す
る。
価の有機基とは、メチル基,エチル基,低級アルキル基
,オクチル基,デシル基,等の高級アルキル基,テトラ
ヒド口ビラニル基等の含へテロ原子環式アルキル基及び
、アセチル基,ベンゾイル基等のアシル基、等を意味す
る。
上記式CI)で表わされる24−オキソコレステロール
類より、上記式〔田〕で表わされる24−エチニル−2
4−ヒドロキシーコレステロール類を得る方法としては
、例えば24−オキソコレステロールにトルエンーt−
アミルアルコールの混合溶媒中、カリウムアセチリド等
のアルカリ金属アセチリドを作用させて、24−エチニ
ル−24−ヒドロキシコレステロールとする方法〔ケミ
ストリー・アンド・インダストリー(chem Ind
)Londonl 179(1966)参照〕あるいは
、24−オキソコレステロールに液体アンモニアとテト
ラヒド口フランの混合溶媒中、常圧における沸点もしく
はそれ以下の温度において、アルカリ金属アセチリドを
作用させ、次いで酸で中和する方法等を好適なものとし
てあげることができる。
類より、上記式〔田〕で表わされる24−エチニル−2
4−ヒドロキシーコレステロール類を得る方法としては
、例えば24−オキソコレステロールにトルエンーt−
アミルアルコールの混合溶媒中、カリウムアセチリド等
のアルカリ金属アセチリドを作用させて、24−エチニ
ル−24−ヒドロキシコレステロールとする方法〔ケミ
ストリー・アンド・インダストリー(chem Ind
)Londonl 179(1966)参照〕あるいは
、24−オキソコレステロールに液体アンモニアとテト
ラヒド口フランの混合溶媒中、常圧における沸点もしく
はそれ以下の温度において、アルカリ金属アセチリドを
作用させ、次いで酸で中和する方法等を好適なものとし
てあげることができる。
前者の方法では、約24係程度の低い収率でしか24−
エチニルーヒドロキシコレステロールが得られないが、
後者の方法によれば約60〜95係の高い収率で24−
エチニル−24−ヒドロキシコレステロールが得られる
利点がある。
エチニルーヒドロキシコレステロールが得られないが、
後者の方法によれば約60〜95係の高い収率で24−
エチニル−24−ヒドロキシコレステロールが得られる
利点がある。
反応生成物の反応溶液からの取り出しは、アンモニア等
の溶媒を蒸発留去後、エーテル、塩化メチレン等の適当
な溶媒で希釈し、酸、塩基、水で洗滌し、溶媒を留去後
更に、エーテル、塩化メチレン等の適当な溶媒で希釈し
、酸、塩基、水で洗滌し、溶媒を留去するという一般的
方法によって、容易になされる。
の溶媒を蒸発留去後、エーテル、塩化メチレン等の適当
な溶媒で希釈し、酸、塩基、水で洗滌し、溶媒を留去後
更に、エーテル、塩化メチレン等の適当な溶媒で希釈し
、酸、塩基、水で洗滌し、溶媒を留去するという一般的
方法によって、容易になされる。
生成物の確認は、例えば24−オキソコレステロール(
式(I)においてR=Hの化合物)の反応生成物が、分
子量426(C2,H4602)融点184°〜184
.5℃〔1ケミストリー・アンド・インダストリー(C
hem−Ind.)(London),1179(19
66)参照〕を有し、拠侃にてδ239(IH,S,C
C−H)のシグナルを示すことから、24−エチニル
−24−ヒドロキシコレステロール(式(9)において
R=Hの化合物)であることを見い出すことによって行
った。
式(I)においてR=Hの化合物)の反応生成物が、分
子量426(C2,H4602)融点184°〜184
.5℃〔1ケミストリー・アンド・インダストリー(C
hem−Ind.)(London),1179(19
66)参照〕を有し、拠侃にてδ239(IH,S,C
C−H)のシグナルを示すことから、24−エチニル
−24−ヒドロキシコレステロール(式(9)において
R=Hの化合物)であることを見い出すことによって行
った。
なお、24位における立体配置については、不明である
が、本発明の目的物質である弐印で表わされる24−ビ
ニリデンコレステロール類の生成のためには、何等支障
を生じない。
が、本発明の目的物質である弐印で表わされる24−ビ
ニリデンコレステロール類の生成のためには、何等支障
を生じない。
かくして、得られた式〔■〕で表わされる24−エチニ
ル−24−ヒドロキシコレステロール類は、次いでリチ
ウム水素化アルミニウムー塩化アルミニウムを作用させ
ることによって弐〔■〕で表わされるアレン体に変換誘
導される。
ル−24−ヒドロキシコレステロール類は、次いでリチ
ウム水素化アルミニウムー塩化アルミニウムを作用させ
ることによって弐〔■〕で表わされるアレン体に変換誘
導される。
従来、プロパルギルアルコール類を部分構造として有す
るステロイドを還元することによって、アレンステロイ
ドを得る例としては、17α−プロビニル−4−エスト
レンー17β−オールニ水素化リキウムアルミニウムを
作用させて、17一プロパギリデン−4−エストレンを
得る例〔レキュール(Recueil),88,254
(1969)参照〕同じ物質に水素化リチウムアルミニ
ウムー塩化アルミニウムを作用させる例〔レキュール(
ReCU−exl),90,801(1971)参照〕
、水酸基をアセトキシ基として反応する例〔レキュール
(Recueil),90,801(1971)参照〕
等が報告されている。
るステロイドを還元することによって、アレンステロイ
ドを得る例としては、17α−プロビニル−4−エスト
レンー17β−オールニ水素化リキウムアルミニウムを
作用させて、17一プロパギリデン−4−エストレンを
得る例〔レキュール(Recueil),88,254
(1969)参照〕同じ物質に水素化リチウムアルミニ
ウムー塩化アルミニウムを作用させる例〔レキュール(
ReCU−exl),90,801(1971)参照〕
、水酸基をアセトキシ基として反応する例〔レキュール
(Recueil),90,801(1971)参照〕
等が報告されている。
本発明方法の24−エチニル−24−ヒドロオキシコレ
ステロール類のアレン化方法は知られていない。
ステロール類のアレン化方法は知られていない。
最も好ましくは、24位−水酸基をアシル化せずに(式
〔■〕でR=Hの化合物)、リチウム水素化アルミニウ
ムー塩化アルミニウム系にて還元する方法が用いられる
。
〔■〕でR=Hの化合物)、リチウム水素化アルミニウ
ムー塩化アルミニウム系にて還元する方法が用いられる
。
反応溶媒は、不活性エーテル系が好ましく、エーテル,
テトラヒド口フラン,ジグリム等が特に好ましく用いら
れる。
テトラヒド口フラン,ジグリム等が特に好ましく用いら
れる。
反応温度は、10℃〜100℃が好ましく、特に好まし
くは、30〜70℃が用いられる。
くは、30〜70℃が用いられる。
反応時間は、反応温度によって10〜48時間に亘る。
水素化・リチウムアルミニウムを塩化アルミニウムの混
合比(重量比)は、1:10〜lO:1が好まし<、1
:4〜4:1がさらに好ましく用いられる。
合比(重量比)は、1:10〜lO:1が好まし<、1
:4〜4:1がさらに好ましく用いられる。
反応終了後は、水又はアルカリ水溶液を注意深く添加す
ることによって、過剰に存在する試薬を処理し、エーテ
ル,塩化メチレン等の適当な溶媒で抽出して水洗の後、
溶媒を減圧留去し、次いで生成混合物をシリカゲルクロ
マトカラムを用い、リーヘキサン,ベンゼン,酢酸エチ
ル等の溶媒で展開することによって、30〜55係の収
率で、精製された高純度の弐卸で表わされる24−ビニ
リデンコレステロール類を得ることができる。
ることによって、過剰に存在する試薬を処理し、エーテ
ル,塩化メチレン等の適当な溶媒で抽出して水洗の後、
溶媒を減圧留去し、次いで生成混合物をシリカゲルクロ
マトカラムを用い、リーヘキサン,ベンゼン,酢酸エチ
ル等の溶媒で展開することによって、30〜55係の収
率で、精製された高純度の弐卸で表わされる24−ビニ
リデンコレステロール類を得ることができる。
生成物の確認は、例えば24−エチニル−24一ヒドロ
キシコレステロールアセテート(式〔『〕でR=CH3
CO−の化合物)の反応生成物において得られた生成物
が、高分解能マススペクトルにより決定した分子量41
0.3536(計算値’C29H460として410.
3548)を与え、IRスペクトルにて、1950,8
50cm−’O吸収(アレニツク]を示し、NMRでδ
4,7付近に複雑な2Hのシグナル(アレニツク)を示
したことから、24−ビニリデンコレステロール(式(
9)でR=Hの化合物)であることを見い出すことによ
って成された。
キシコレステロールアセテート(式〔『〕でR=CH3
CO−の化合物)の反応生成物において得られた生成物
が、高分解能マススペクトルにより決定した分子量41
0.3536(計算値’C29H460として410.
3548)を与え、IRスペクトルにて、1950,8
50cm−’O吸収(アレニツク]を示し、NMRでδ
4,7付近に複雑な2Hのシグナル(アレニツク)を示
したことから、24−ビニリデンコレステロール(式(
9)でR=Hの化合物)であることを見い出すことによ
って成された。
上記弐〔■)で表わされる24−エチニル−24−ヒド
ロキシコレステロール類は、新規化合物であり、弐〔■
iでR=Hの化合物は融点105℃〜106℃を有した
。
ロキシコレステロール類は、新規化合物であり、弐〔■
iでR=Hの化合物は融点105℃〜106℃を有した
。
本発明の方法によれば、上記の如く24−ビニリデンコ
レステロール類が工業的に容易に製造し得る。
レステロール類が工業的に容易に製造し得る。
このものは、昆虫のステロール代謝阻害剤として用いう
るものである。
るものである。
以下実施例を示して本発明を詳述するが、本発明はこれ
らに限られるものではない。
らに限られるものではない。
実施例 1
ドライアイスーアセトン冷媒で冷却した乾燥液体アンモ
ニア(250ml)に金属ナトリウム(700m9)を
溶解し、攪拌しつつこの中に過剰のアセチレンガスを通
じた。
ニア(250ml)に金属ナトリウム(700m9)を
溶解し、攪拌しつつこの中に過剰のアセチレンガスを通
じた。
溶液が乳白色になった後、アセチレンを通じつつ2.0
gの24−オキシコレスト−5−エンー3β−オール(
式〔l〕でR=Hの化合物)の乾燥(テトラヒド口フラ
ン(20ml)溶液を30分間に渡って滴下した。
gの24−オキシコレスト−5−エンー3β−オール(
式〔l〕でR=Hの化合物)の乾燥(テトラヒド口フラ
ン(20ml)溶液を30分間に渡って滴下した。
滴下終了後、アセチレン通過を止め、30分間攪拌を続
け、次に冷媒を除きリフラツクスの状態でさらに、1時
間攪拌した。
け、次に冷媒を除きリフラツクスの状態でさらに、1時
間攪拌した。
冷却塔を除き、アルゴンガスを吹き込んで、アンモニア
を大部分蒸発した後、1.63gの塩化アンモニウム(
固体)を加え、10分間室温中で攪拌した。
を大部分蒸発した後、1.63gの塩化アンモニウム(
固体)を加え、10分間室温中で攪拌した。
エーテルで生成物を抽出し0.5N−HCl,0.5N
−NaHC03および水で洗滌し、溶媒を留去すると、
24−エチニル−24−ヒドロキシコレステロール(式
〔■〕でR=Hの化合物の粗製品22gが得られた。
−NaHC03および水で洗滌し、溶媒を留去すると、
24−エチニル−24−ヒドロキシコレステロール(式
〔■〕でR=Hの化合物の粗製品22gが得られた。
シリカゲルクロマドカラムを用い、ベンゼンー酢酸エチ
ル10:1にて精製すると、24−エチニル−24一ヒ
ドロキシコレステロール(式〔■〕でR=Hの化合物)
1.4gが得られた。
ル10:1にて精製すると、24−エチニル−24一ヒ
ドロキシコレステロール(式〔■〕でR=Hの化合物)
1.4gが得られた。
収率66係。このようにして得られた24−エチニル−
24−ヒドロキシコレステロールの物理性状ハ以下ノ通
りであった。
24−ヒドロキシコレステロールの物理性状ハ以下ノ通
りであった。
次いで、24−エチニル−24−ヒドロキシコレステロ
ール(450■)を乾燥テトラヒド口フラン(15ml
)に溶解し、LiAlH4(500mg)とklcl3
(500■)の乾燥テトラヒド口フラン(30ml)サ
スペンジョン中に攪拌下滴下した。
ール(450■)を乾燥テトラヒド口フラン(15ml
)に溶解し、LiAlH4(500mg)とklcl3
(500■)の乾燥テトラヒド口フラン(30ml)サ
スペンジョン中に攪拌下滴下した。
混合物を15時間リフラツクスした後、冷却して含水エ
ーテルを注意深く加えて過剰の還元剤を処理し、大量の
エーテルで希釈した。
ーテルを注意深く加えて過剰の還元剤を処理し、大量の
エーテルで希釈した。
水洗し、芒硝で乾燥の後、溶媒を留去すると440m9
の粗生成物が得られた。
の粗生成物が得られた。
ベンゼンー酢酸エチル50:1にて溶出すると、160
mgの24−ビニリデンコレステロールが得られた。
mgの24−ビニリデンコレステロールが得られた。
収率37係。24−ビニリデンコレステロールの物理性
状は以下の通りである。
状は以下の通りである。
実施例 2
金属ナトリウムより蒸留した液体アンモニア(300m
l)に金属ナトリウム(800mg)を溶解し、ドライ
アイスーアセトンの冷媒中で冷却し,攪拌している中に
過剰のアセチレンガスを導入した。
l)に金属ナトリウム(800mg)を溶解し、ドライ
アイスーアセトンの冷媒中で冷却し,攪拌している中に
過剰のアセチレンガスを導入した。
溶液が乳白色になった後、アセチレンを通じつつ、24
−オキソコレスト−5−エンー3β−オールテトラヒド
口ビラニルエーテル(弐〇〕でR=テトラヒド口ビラニ
ル基)(27g)の乾燥テトラヒド口フラン(20ml
)溶液を30分間に亘って滴下した。
−オキソコレスト−5−エンー3β−オールテトラヒド
口ビラニルエーテル(弐〇〕でR=テトラヒド口ビラニ
ル基)(27g)の乾燥テトラヒド口フラン(20ml
)溶液を30分間に亘って滴下した。
滴下終了後、アセチレン通過を止め、30分間攪拌を続
けた。
けた。
次に、冷媒を除きリフラックスの状態で1時間攪拌した
。
。
冷却塔を除きアルゴンガスを吹き込んでアンモニアを大
部分蒸発した後、1.86gの塩化アンモニウム(固体
)を加え、10分間室温中で攪拌した。
部分蒸発した後、1.86gの塩化アンモニウム(固体
)を加え、10分間室温中で攪拌した。
エーテルで生成物を抽出し、0.5N−HCl,0.5
N−NaHCO3水で洗滌し溶媒を留去すると24−エ
チニル−24−ヒドロキシコレステロールテトラヒド口
ビラニルエーテルC式(9)でR=テトラヒド口ビラニ
ル基)28Iの粗結晶が得られた。
N−NaHCO3水で洗滌し溶媒を留去すると24−エ
チニル−24−ヒドロキシコレステロールテトラヒド口
ビラニルエーテルC式(9)でR=テトラヒド口ビラニ
ル基)28Iの粗結晶が得られた。
収率98係。本物質の確認は、テトラヒド口ビラニル基
をメタノールー苛性カリで氷解除去し、24−エチニル
−24−ヒドロキシコレステロール(式〔肛〕でR=H
の化合物)に導いて、実施例1の方法で得られた生成物
と同一物と同定することにより行なった。
をメタノールー苛性カリで氷解除去し、24−エチニル
−24−ヒドロキシコレステロール(式〔肛〕でR=H
の化合物)に導いて、実施例1の方法で得られた生成物
と同一物と同定することにより行なった。
次いで、得られた24−エチニル−24−ヒドロキシコ
レステロールテトラヒド口ビラニルエーテル(式圓でR
=テトラヒド口ピラニル基)(450m9)(7)乾燥
テトラヒド口フラン(20ml)溶液をLihlH4(
20omy)とAICl3(200■)を含む乾燥テト
ラヒド口フラン(200ml)中に加え、16時間リフ
ラツクスした。
レステロールテトラヒド口ビラニルエーテル(式圓でR
=テトラヒド口ピラニル基)(450m9)(7)乾燥
テトラヒド口フラン(20ml)溶液をLihlH4(
20omy)とAICl3(200■)を含む乾燥テト
ラヒド口フラン(200ml)中に加え、16時間リフ
ラツクスした。
冷却後、IN−NaOHを注意深く加えて過剰の還元剤
を処理し、エーテルで希釈した後水で洗滌し、無水芒硝
で乾燥後溶媒を留去すると、370■の生成混合物が得
られた。
を処理し、エーテルで希釈した後水で洗滌し、無水芒硝
で乾燥後溶媒を留去すると、370■の生成混合物が得
られた。
これをシリカゲルクロマトカラにて、ベンゼンー酢酸エ
チル5o:1にて精製すると、24−ビニリデンコレス
テロール(140mg)が得られた。
チル5o:1にて精製すると、24−ビニリデンコレス
テロール(140mg)が得られた。
収率38.6係。生成物の確認は、実施例1の方法で得
られた生成物と同一物と同定することにより行った。
られた生成物と同一物と同定することにより行った。
実施例 3
LiAlH4(20■)とAICl3(20■)の乾燥
テトラヒド口フラン(3ml)サスペンジョンに、24
−エチニル−24−ヒドロキシコレステリルアセテート
(式〔■〕でR=CH3CO−の化合物)(45m9)
の乾燥テトラヒド口フラン(2ml)溶液を加え、16
時間リフラツクスした。
テトラヒド口フラン(3ml)サスペンジョンに、24
−エチニル−24−ヒドロキシコレステリルアセテート
(式〔■〕でR=CH3CO−の化合物)(45m9)
の乾燥テトラヒド口フラン(2ml)溶液を加え、16
時間リフラツクスした。
冷却後、注意深<IN−NaOHを加えて過剰の還元剤
を処理し、生成物をエーテルで抽出した。
を処理し、生成物をエーテルで抽出した。
水洗の後、無水芒硝で乾燥し溶媒を減圧留去すると、粗
生成物37■が得られた。
生成物37■が得られた。
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて、ベンゼンー
酢酸エチル(5o:1)にて精製すると、24−ビニリ
デンコレステロール15■を得た。
酢酸エチル(5o:1)にて精製すると、24−ビニリ
デンコレステロール15■を得た。
収率38係。生成物の確認は、実施例1で得られた生成
物と同一物と同定することにより行った。
物と同一物と同定することにより行った。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記式〔■〕 〔式中Rは水素原子又は、一価の有機基〕で表わされる
24−ヒドロキシ−24−エチニルコレステロール類を
LiAIH4およびAlCl3と反応せしめることを特
徴とする下記式〔■〕〔式中Rは上式に同じ〕 で表わされる24−ビニリデンコレステロール類の製造
法。 2 下記式〔■〕 〔式中Rは水素原子又は、一価の有機基〕で表わされる
24−オキソコレステロール類をアルカリ金属アセチリ
ドと反応せしめ、次いで酸を反応せしめて得られた下記
式〔■〕 〔式中Rは上式に同じ〕 で表わされる24−ヒドロキシ−24−エチニルコレス
テロール類をLiAlH4およびAICl3と反応せし
めることを特徴とする下記式〔■〕〔式中Rは上式に同
じ〕 で表わされる24−ビニリデンコレステロール類の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11328874A JPS587640B2 (ja) | 1974-10-03 | 1974-10-03 | 24− ビニリデンコレステロ−ルルイノ セイゾウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11328874A JPS587640B2 (ja) | 1974-10-03 | 1974-10-03 | 24− ビニリデンコレステロ−ルルイノ セイゾウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5141348A JPS5141348A (en) | 1976-04-07 |
JPS587640B2 true JPS587640B2 (ja) | 1983-02-10 |
Family
ID=14608368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11328874A Expired JPS587640B2 (ja) | 1974-10-03 | 1974-10-03 | 24− ビニリデンコレステロ−ルルイノ セイゾウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587640B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0414192Y2 (ja) * | 1985-01-09 | 1992-03-31 |
-
1974
- 1974-10-03 JP JP11328874A patent/JPS587640B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0414192Y2 (ja) * | 1985-01-09 | 1992-03-31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5141348A (en) | 1976-04-07 |
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