JPS5876050A - 家畜の体重増加を助長する飼料及び飼料添加物並びにその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、飼料及び家畜の体重増加を助長する飼料添
加物並びにこれらの製造方法に関する。

全世界の農業は、増々増加する人口のためのより価値あ
る食料を生産すべく大きな努力をしている。ｉ１近２０
〜３０年の間に家畜の飼育は大規模化され、集約化され
てきた。このような型式の家畜飼育においては、基礎飼
料、例えば、トウモロコシ破砕物、アルファルファ粉末
、飼料植物の乾草等に、飼料の利用を助長し、そして、
最短期間の内に家畜をと殺剤に望まし、い体重にまで成
長せしめるための１々の添加物が加えられる。これらの
添加物としては、まず、ビタミン類、ホル゛モン類、抗
生物質類及び微ｌ栄養素が挙げらｈる。

ずっと以前から、あらゆる生物は、生化学的澁程が正常
に機能するためにけ大１栄養累のほかに微ｌ栄養素を必
要とすることが知られていた。最も重要な微量元素は鉄
、マンガン、亜鉛、銅、モリブデン及びヨウ素である。

微量元素Ｖｉまず、酵素の構成成分として、又は酵素の
活性化因子としてその活性を発揮する。微ｌ栄養素の不
足は代鮒異常を引き起こす場合があシ、それ故に微量栄
養素は動物の飼育のために非常に３ｉ！！である。今日
では、家畜の種類ごとに飼料中の微量元素の理想的な含
有量を知ることができる表が作られている。

この発Ｆ！８＃′ｉ、家畜の体重増加を助長する簡易で
且つ安価な飼料添加物及び飼料を提供することを目的と
する。さらに又、この発明は、前記のごとき飼料及び飼
料添加物の簡易な製造方法を提供することを目的とする
。

この発明け、水溶性チタン錯体にょシ家畜の飼料利用性
を増加することができるとの知見に基くものである。

発明者等は、多年にわたる研究の結果、今まで微量元素
として考慮されていなかったチタンが、家畜の酸化還元
酵素活性、従って生化学過程の活動に有利な効果を発揮
することを見出した。さらにこの発明は保存効果を有す
る物質を添加することにより、酸化及び微生物に対する
水溶性チタンキレートの安定性を増加することができる
という知見に基いている。従って、この発明に係るチタ
ン錯体を含有する飼料及び飼料添加物への保存効果を有
する化合物の添加は、主として該飼料及び飼料添加物を
湿った環境又は大気中の給体湿度が高いところで貯蔵す
る場合に好郁合である。

従って、この発明は、家畜の体重増加を助長ず湧 はポリヒドロキシカルがン酸又はこれらの酸の塩と共に
構成されるチタンの水溶性且つ安定な錯体を固形放物の
総量に対して０．００１〜６．０重量慢含有し、そして
場合によってはさらに、保存効果２９２ を発揮する化合物をチタンキレートの１．に対して０．
０１〜２０重量鳴含有することを特徴とする。

従って、それぞれこの発明の飼料及び飼料添加物は、ビ
タミン類、ホルモン類、抗生物質類ｇｉｉｌｌｉ栄養素
類醇のごとき常用の添加物のほかに、安定な錯体の型の
チタン剤を固形分の総量に対して少なくとも０．００１
重量憾含有している。

体重に対するチタンの量は１〜１Ｑｉ９／ｋｙ、日とす
るのが適当であることを考慮して、この発明の飼料及び
飼料添加物にはチタンの重量としてｏ、　ｏ　ｏ　ｓ〜
０．２０係含有せしめるのが好ましい。

チタンの含有量をこれ以上増加しても体重増加効果は高
くならないが、動物にとって有害ではない。

水溶性且つ安定なチタン錯体としては、アスコルビン酸
、　　　　　　　　　　・−フェノールカタ ルがン酸及びジヒドロキシナフタリンの例えばサリチル
酸、ｐ−アミノサリチル酸、５−スルホサリチル酸、ピ
ロカテコール、クロモトロブ酸との誘導体と共に構成さ
れるチタン化合物を使用するのが好ましい、アスコルビ
ン酸と共に構成された錯体が特に好ましい。

保存効果を有する化合物としては、ソルビン酸、安息香
酸、サリチル酸、ｐ−クロロ安息香酸、グロピオン酸も
しくけこれらの酸の塩又はヘキサメチレンテトラミンを
使用するのが好ましい。

飼料又は飼料添加物に加えたチタン錯体が有する家畜体
１増加助長効呆は多数の大規模実験により証明された。

目的とする効果ｔ−得るためには、チタンは、水溶性の
形で動物のライフサイクル中で、好ましくは動物がまだ
幼い時期（哺乳動物においては離乳後）に、動物体内に
摂取されなければならないことが見出された。

供与実験において、飼料に添加したチタン錯体により、
有意な体重増加と、それと並行して、飼料の明確な節約
が達成されることが明らかになった。これらの実験を通
じて、いかなる家畜の健腋間馳、有害な臨床症状又は病
理変化も観察されなかった。

一連の供与実験において、錯体構成物質それ自身が肩利
な効果を発揮するか否かを明らかにするため、幾つかの
試行を行った。こｔらの一連の実験において、対照群の
他に、さらに一群の動物をチタンを含有しないで錯体構
成剤のみを含有する飼料で飼育した。この群のそねそれ
の１物についてもわずかな肯定的効果が観察されたが、
チタン錯体の肯定的効果には遠く及ばなかった。

動物体重に対するチタンの必要量（１〜１０〜／に）６
日）＃′ｉ非常に少量でおるから、チタン錯体は飼料と
十分均一に混合しなけれはならない。飼料用石灰、骨粉
又は飼料添加物として常用されている無機物質を必要な
稀釈のための調合剤として使用するのが適当である。

この発明の主な利点は、簡易且つ安価な方法で家畜の体
重収量を増加し、そして同時に比飼料消費量を引き下げ
ることができる点にあシ、そしてこのことは、世界的な
「蚤白質飢餓」の現状の中で特に重要である。

この発明をさらに次の例により説明する。

遣ユ １００〜４００ｄの四塩化チタンを、０．５〜２Ｄｋ１
１の固体アスコルビン酸に、少量ずつ、攪拌しながら加
えこの間に発生する境化水素ガスを吸引除去した。徐々
に硬化する生成物である黄色を帯びた又Ｆｉ−ｇび色の
塊を、粉砕機中で、およそ同量の飼料用石灰と注意深く
均一に混合した。こうして得た混合物を１００〜１６０
０ｋ）の市販鶏用飼料に混合した。

実験は、前記の方法で調製した飼料について、２週間の
予備飼育後に選択し念６０羽づつ３群の鶏を使用して行
った。すべての群につき１５羽ずつ４回に分けて、４回
繰返して実験した。第１群の６０羽の鶏には常用の飼料
を供与し、第２群の６０羽の鶏にはアスコルビンＩ！を
混合した飼料を供与し、そして！３群の６０羽の鶏には
チタン錯体を含有する飼料を供与した。５週間飼育した
後、チタン鉛体含有飼料を供与した鶏の体重は対照群の
鶏の体重に比べて５慢有意に高かった。結果を第１表に
要約する。

以下余百 例２ 例１で使用したキレート錯体と石灰との混合物を、チタ
ンの投与量が１〜２１１９／日となるようにアヒル用飼
料に混合した。飼育実験はオロシャツア（０ｒｏｓｈａ
ｚａ　）において、雑種アヒル（家アヒルー野性アヒル
）の群を使用して行った。処理群３×５０動物の体重及
び対照群３×５０動物の体重を毎週測定し、さらに、生
物体重１　ｋｇに対する比飼料消費を計算した。結果を
第２表に要約する。

第２表 アヒル（Ｆ−２雑種）を使用して行った実験結果平　均
　体　重（ｋｙ　）　　　　　飼料消費対照群　０．８
２　　０．９４　　１．１２　　　　　３．５９処理群
　０．８４　　１．０３　　１．２２　　　　　３．２
１例３ タタ（Ｔａｔａ）において、３週令のがチ冒つを使用し
て、チタンキレートをカプセルに入れて投与する実験を
行った。すべての群（それぞれ常用の飼料を供与した群
、錯体構成剤含有飼料を供与した群及びチタン錯体含有
飼料を供与した群）に１０動物を使用した。２週間後実
験動物の体ｉｔ測測定、そして、比飼料消費を算定した
。第３表に示すとうり、この場合にも有利な効果が観察
された。カプセルの投与によるストレス効果が生じなけ
れ＃ｉ本つと良好な結果が得られたであろう。

監−１−抱 がチ璽つを用いた実験の結果 対照群　　　　３３１２　　　　　０　　　　２．９８
以下余白 例４ チルチル（Ｔ″’ｏｒｌ＠ｌ　）において、雌の幼豚を
使用して３０動物を対照群とし他の３０動物にチタンキ
レート含有飼料を与えることにより４ケ月より長期にわ
たる飼育実験を行りた。完全に同一条件で飼育した動物
の体重を測定した。２群のそれぞれの平均体重ｔ−第４
表に示す（実験中に、それぞれの群から２動物を除去し
たので２８動物の平均を示す）。

第４表 雌幼豚を使用した飼育実験 処　理　　　動物の平均一体重増加（ｋｐ　）対照群　
２１．２　　２９．４ 処理群　２３．５　　３３．２ 例５ チルチルにおいて、子羊を使用して２ケ月よ′プ長期に
わたる飼育試験を行った。生後７０日の雄動物５０頭を
対照群とし、他の５０頭にはチタンキレート含有飼料を
供与して飼育した。対照群の出発時の平均体重は１９．
４８ｋｐであシ処理群のそれ＃１１９．７０ｋｌであっ
た。実験群の動物には、１日当たりチタン２５ダに相当
する量のキレ−トラ与えた。

実験の終時において、対照群の動物の平均体重は３８．
５２ｋ）であったのに対し、実験群のそｔｌは４１．５
２ｋ）であった、このことけ体重増加が１４．６憾大で
あったことを意味し、動物に与えた飼料の量は同一であ
るから、飼料が有意に節約できたことになる。

」１（ １９８１年秋、ドナパーサ−＝−−（Ｄｕｎａｖａｒｓ
ａｎｙ）において、３００の家兎を゛使用して飼育実験
を行った。この内１５０動物を対照群として常用の家兎
用飼料で飼育し、他の１５０動物にはチタン１２１９／
ｋｙ、日に相当するチタン錯体を飼料に混合して与えた
。実験の出発時において、対照群動物の平均体重は６４
３ｆであり、実験群のそれは６４６ノであった。３６日
間の実験期間中、実験群の動物は対照群の動物に比べて
食欲が強かった。

３６日目に動物の体重を測定し友、実験群の平均体重増
加は１００６Ｆであ〕対照群においては９５６１にすぎ
ず、これは５．２１の差に相当する。

これは、動物の集約的飼育においては有意な結果である
。

」口＝ チルチルにおいて、１３４頭の豚を対照群とし、同数の
豚を実験群としてチタンキレート含有飼料で飼育するこ
とによυ、７６日間にわた９豚の肥育実験を行った。第
５表にキレート錯体の有利な効果を示す。

第５表 対照群　　　４５１．７　　　Ｚｏｏ　　２．７１　１
００以下余白 例１８ チルチルにおいて、羊を使用して、５ｏ動物を対照群と
しｍ個の５０動物にチタンキレート含有飼料を与えて２
ヶ刀間飼育実験した。この実験の終時において動物の体
重を測定し、そして比飼料消費を計算した。この結果を
第６表に要約する。

第６表 対照群　　　２７７．０　　１００　　’６．２０　　
１００処理群　　　３６１．３　　１３０．４　５．１
１　　８２．４チルチルにおいて、１２顧づつ４群の肥
育子牛を使用して飼育実験管行った。１２頭の雄子牛と
１２１（の雌子牛にチタンキレート含肩飼Ｄｉ−与え、
１２１１（２）雄子午と１２頭の雌子牛からなる対照群
には常用の飼料を与えた。実験の終時に、ｈＩ＃ｂの体
重、比飼料消費及び処理による体重の増加（対照群の体
重増加′ｆｒ１００ｑ６とする）を測定した。

結果を第７表に示す。

第７表 子牛を使用して行った実験の結果 〔雄子牛〕 対照群　　１２１．３３　　　１９０．１７　　１００
処告群　　１２２．２５　　　１９８．８３　　１１１
．３〔雌子牛〕 対照群　　１２５．８３　　　１６９．７５　　　１０
０処理群　　１２５．３３　　　１？５．２５　　１１
３．７以下余白 第１、頁の続き ■出　願　人　ケルテツエテイ・エジエテムハンガリー
国ブダペスト１１ビラ ニイ・ウツツア３５−４３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、アスコルビン酸、０−ジヒドロキシベンゼン、ジヒ
   ドロキシナフタリンジスルホン酸、ヒドロキシカルボン
   酸もしくはポリヒドロキシカル？ン酸又はこれらの塩と
   共に構成されるチタンの水溶性且つ安定な錯体を含有し
   、゛そして場合によってはさらに、保存効果全発揮する
   化合物を含有することを４！像とする家畜の体重増加を
   助長する飼料及び飼料添加物。 ２、チタンの水溶性且つ安定な錯体を固形成分の総量に
   対して０．００１〜６．００重量憾含有し、そして場合
   によってはさらに、保存効果を発揮する化合物をチタン
   錯体の量に対して０．０１〜２０重量係含有することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の飼料及び飼料添
   加物。 ３、水溶性且つ安定なチタン鉛体としてアスコルビン酸
   と共に構成されるチタン化合物を含有することを特徴と
   する特許請求の範囲ｍ１項又社第２項記載の飼料及び飼
   料添加物。 ４、保存効果を発揮する化合物としてソルビン散、安息
   香酸、サリチル酸、パラクロロ安息香酸もしくけプロピ
   オン酸もしくけこれらの酸の塩又はヘキサメチレンテト
   ラミンを含有することを特徴とする特許請求９範囲第１
   項〜第３項のいずれか１項に記載の飼料及び飼料添加物
   。 ５、　ヒドロキシカルがン酸もしくハポリヒドロキシ力
   ルがン酸又はとわらの塩と共に構成さねる水溶性且つ安
   定なチタン錯体、そして場合によってはさらに、保存効
   果を発揮する化合物を、常用６、水溶性且つ安定なチタ
   ン鉛体を固形成分の総量に対して０．００１〜０．１５
   重−ｆｉ係添加し、そして場合によってはさらに、保存
   効果を発揮する化合物をチタン錯体の景に対して００１
   〜２．０重量嗟混合することｔ−％黴とする特許請求の
   範囲第５項配置の方法。 ７、水溶性且つ安定なチタン錯体としてアヌコルピン酸
   と共に構成されるチタン化合物を使用する特許請求の範
   囲第５項又は第６項記載の方法。 ８、保存効果を発揮する化合物としてソルビン酸、安息
   香酸、サリチル酸、ｐ−り四ツ安息香酸もしくはプロピ
   オン酸もしくけこれらの酸の壌又はへキサメチレンテト
   ラミンを使用することを特徴とする特許請求の範囲第５
   項〜第７項のいずれか１項に記載の方法。