JPS5869649A - 帳票処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一定の規格を有する多数の帳票（単票）を搬
送し、記載内容の読み取り或いは選別等を自動的に行な
う帳票処理装置において帳票の搬送異常の原因がジャム
によるものかスリップによるものかを検出し、適切な処
置を施す手段に関するものである。ここでジャムとは帳
票が駆動ローラと従動ローラの間に入っているにもかか
わらず紙づまり等によって帳票が移動しない状態をいい
、スリップとは駆動ローラと帳票との間に滑りがあり、
帳票の移動が遅くなっている状態をいう。

帳票処理装置において、帳票搬送の異常としては、搬送
駆動系そのものの電気的或いは機械的異常に基づくもの
と、駆動系そのものには異常はないのであるが帳票自体
の折れ曲り或いは反りに起因するジャムやスリップとが
ある。

本発明は、駆動系自体には異常がない場合におけるジャ
ムやスリップを対象とするものである。

第１図に従来性なわれている帳票搬送方法の基本的な構
成を示す。

図中１は駆動ローラであり・この駆動ローラ１には千−
ターからの回転駆動力が伝達されており、それが帳票３
を搬送する力となっている。２は従動ローラであり、そ
の機能は駆動ローラ１と帳票との摩擦を大きくするため
に帳票を駆動ローラーに押し付ける役９１を果している
。

この従動ローラ２の回転軸には駆動力は加えられておら
ず、その回転は、帳票３が存在しないときには駆動ロー
ラーとの接触摩擦により駆動ローラーから伝達される回
転力によっている。

駆動ローラーと従動ローラ２の間に帳票３が存在する場
合には駆動ローラーと帳票３との摩擦により帳票３が移
動し、この帳票３と従動ローラ２との摩擦により従動ロ
ーラ２が回転する。

従って、帳Ｍ３が駆動ローラーと従動ローラ２との間に
存在するにもかかわらず紙づまり等によって帳票３が移
動しない場合、即ちジャムの場合には従動ローラ２は回
転しない。また帳票−ラ１と帳票３との間に滑りがある
場合、ｊ！ＩＪちスリップの場合には帳票３の搬送速度
は滑りの分だけ正規の搬送速度より遅くなり、その分だ
け従動ローラ２の回転速度も低下する。

このような帳票処理装置において、装置の機能に支障を
来たすのはジャムである。これは帳票が搬送されなくな
るだけではなく１ジヤムを起した帳票のみならず、後続
の帳票をも破損する可能性があるので速やかに搬送動作
を停止させる必要がある。このためジャム検出機構が設
けられるのが普通である。

その方法としては、帳票の通過を検知するセンサ４及び
同４１を図のようにローラの前後三箇所に設け、センサ
４を通過した後所定の時間内にセンサ４′を通過するか
しないかを検出することにより行なっている。即ち所定
の時間内にセンサ４１に到達しない場合にはジャムと判
断して、搬送系を停止させるようになっている午 これを図示すると第２図のようになる。図中４はセンサ
ー１．４１はセンサー２．５は時間カウンタ、６は基準
時間信号発生器、７は比較器を示す。今帳票が４のセン
サー１を通過するとカウンタ５が時間のカウントを開始
し一帳票が４１のセンサー２を通過するとカウントが停
止し、センサ間の帳票通過時間が検出される。

基準時間信号発生器６は、予め定められている通過時間
信号を発生し、比較器７けこの信号とカウンタ５からの
信号を比較し、カウンタ５の信号が許容範囲内に入って
いるか否かを判断し、許容範囲外であるときにはジャム
としての信号を出す。

しかし、この方法には次のような欠点がある。即ち、帳
票３が二個のセンサの間を通過すべき所定時間の許容８
や囲の設定を狭くし過ぎると帳票搬送のイへ′ｌかな遅
れがあってもジャムとして検出してしまうことになる。

そして、この（’ＸＩかな遅れは、駆動ローラと帳票の
スリップに起因するものであり、このスリップは比較的
屡起り得るものである。

しかし、帳票処理装置の動作障害として重要なのは、ス
リップではなくジャムである。極端なスリップは別とし
て、多少のスリップがあっても、帳票が順次搬送されて
いれば帳票処理装置としては特に問題はないのである。

この問題とする必要のないスリップを捉えてジャムと判
断してしまう所に問題がある。

逆に所定時間の許容範囲の設定を広くし過ぎると１ジヤ
ムが起きて帳票が到達しないにもかかわらず、許容時間
が経過するまでは搬送系が動作を継続するので、後続の
帳票が前のジャムを起した帳票に絡まり、破損する可能
性がある本発明は、かかる欠点を除失するために、第２
図の比較器７の出力がジャムであることを示しても、真
実のジャムであるのかスリップであるのかを判定する機
構を設けようとするものである。

第３図に本件発明の実施例−１の構成を示す。

前述のように、従動ローラ２はジャムの時以外は常に回
転している。本件発明はこの性質を利用するものである
。このため従動ローラ２に回転の有蕪を検出する回転検
知器８を設け、更にこの回転検知器８の出力と比較器７
の出力を受ける判定回路９を設け、判定回路９では比較
器７の出力がジャムであることを示しても、回転検知器
８の出力が従動ローラ２が回転していることを示してい
る場合にはスリップと判断し、停ｔ［していることを示
した場合に初めてジャムと判断するように構成されてい
る。このように構成することにより真実のジャムの場合
にのみ搬送系の動作を停止させればよいこととなり、無
駄な点検を行なう必要がなくなる。

もつとも第３図の構成においても、従動ローラ２が回転
してさえいれば極めて低速であっても常にスリップと判
断して点検不要としてよいかという問題は存在する。

あまりに低速であることはやはりいずれかに異常が存在
するに！ト左であるから、これをも検出第４図は本件発
明の実施例−２の構成を示すこれは第３図の回転検知器
８を回転速度検知器１ｏ、基準回転速度信号発生器１１
および比較器１２の組み合わせで置き換えた形となって
いる。回転速度検知器１０は伴動ローラ２に結合されて
おり、従動ローラ２の回転速度を検知し、その検知信号
を比較器１２へ送出する。

一方比較器１２には基準回転速度信号発生器１１から基
準回転速度を示す信号が加えられており、ここで回転数
が許容範囲に入っていれは従動ローラ２が回転している
という信号を送出し、許容範囲より低ければ停止として
の信号を送出する。このようにすることにより、従動ロ
ーラ２が真実停止している場合ばかりでなく異常に低い
回転速度の場合にもこれをジャムとして扱い、搬送系の
動作を停止せしめ、点検するようにしているのである。

。 なお、第２図の比較器７の出力と、第３図、第４図の判
定回路の出力は、図示されていない表示器及び帳票搬送
系駆動機構に接続され、ジャムを示す信号が送出される
とその旨の表示をするとともに、搬送系の駆動動作を停
止せしめるようになっている。

以上説明した如く、本件発明によれば、従来の如く装置
を停止させて点検するまでもない帳票のスリップをジャ
ムと誤判して、装置を停止させて、点検をするという無
駄な作業をする必要がなくなり、帳票処理装置の稼働能
率や取扱い者の作業能率を向上せしめつるという利点が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の帳票搬送方法の基本的な構成を示す図
。第２図は、従来のジャム検出機構の構成を示すブロッ
ク図。第３図は、本件発明の実施例−１を示す図。第４
図は、本件発明の実施例−２を示す図。 １６０．駆動ローラ、２００．従動ローラ、３００．帳
票、４１．。センサー１．４’　、　。 センサー２．５゜０．カウンタ、６．、。基準時間信号
発生器、’７０．．比較器、８０．。回転検知器、９０
００判定回路、１０．、、回転速度検知器、１１゜。。 遁準回転速度信号発生器）１２・・・比較器０

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　帳票を搬送し、読取り等の処理をする帳票処
   理装置において、帳票を搬送するための帳票送り系の搬
   送ローラのうち一個又は複数個の従動系ローラの回転速
   度又は回転数を検出する手段と、該検出された回転情報
   に基づき帳票の搬送異常がジャムによるものであるかス
   リップによるものであるかを識別判断する手段とを具（
   Ｉ’ｄ　したことを特徴とする帳票処理装置。
2. （２）帳票の搬送異常がジャムによるものであるかスリ
   ップによるものであるかを表示する手段と帳票の搬送異
   常がジャムによるものである場合には帳票搬送系の動作
   を停止せしめる手段とを具備したことを特徴とする特許
   請求の範囲第（１）項記載の帳票処理装置。