JPS5868593A - シ−リングカバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は鋼管等各種管材の端部開口部を閉塞並びに密
封可能なシーリングカバーに関するものである。

例えば、都市ガス等のガス供給本管の敷設工事は、鋼管
或は鋳鉄管等の管材を連結して埋設することによって達
成し得るものであるが、特にこの工事の場合、敷設した
ガス管内に土砂や雨水或は地下水や塵埃々どの侵入を阻
止することが工事上重要なポイントであることは周知の
如くである。

従って敷設工事の途中においては、上記管材の端部開口
部は開口したままの状態にあるため、工事の終了後、次
回の工事再開時までカバーをして一時的に遮断しておく
必要があった。従来から使用されているこの種カバーは
、管壁に対するシール部材が、機械的操作によって外径
方向に拡開するメカニカルシールとしての０リングを使
用しており、閉塞部材による管端開口部の閉塞と共に、
この０リングの管壁への圧接によって、閉塞並びに密封
状態を達成していたのである。

しかしながら、全体が金属製の機械的なシール構造であ
り、しかも複雑な構造を有していることから、必然的に
かなシの重量となるとともに嵩張って、持ち運びに不便
であるばかりでなく、装着に手間がかかり、故障も生じ
やすいといつだ欠点も併せ持っていた。更にまた、コス
ト的にも問題を有していることから、当業者間において
は別途新規なシーリングカバーの提供が強く所望されて
いたのである。

そこでこの発明の目的とするところは、鋼管等各種管材
の端部開口部の閉塞並びに密封状態が極めて良好であり
、しかも軽量で嵩張らず、簡単な構造がらなっており、
取り付けが優れて簡便なシーリングカバーを提供しよう
とするものであり、その特徴とするところは、鋼管等各
種管材の端部開口部を閉塞する閉塞部材と、この閉塞部
材に取り付けられ、管材の内部ないし外周部に装着可能
なバルブ付のチューブ状シール部材からなり、−１ユ記
閉塞部材によって異物の侵入を防止するとともに、チュ
ーブ状シール部材を充填空気圧によってふくらませて管
壁に圧着させ、閉塞部材と管壁間をシールするようにし
たところにある。

以下具体的な実施態様につき図面に従って説明すると、
（１）は閉塞部材でおり、フランジ管部（ｌａ）と該フ
ランジ管部（１ａ）の管外径よシ若干大径で、後述の管
材内径よりも小径の閉塞板（１ｂ）とから形成されてお
り、溶接等によシ一体化している、（２）・は閉塞部材
（１）の取手であυ、閉塞板（ｌｂ）の上面に設けられ
た取手支持板（３）に固着されている。（４）は（ｌａ
）の管部外壁の円周上において、フランジ裏面並びに閉
塞板（ｌｂ）との間に形成された凹部に取り付けられて
いる。また（５）はこのチューブ状シール部材（４〕に
空気を充填するだめのバルブであって、フランジ管部（
１ａ）の管壁の一部に穿設した小孔（６）を介して外方
に露出させている。（７）はパッギンテあり、フランジ
管部（ｌａ）のフランジ裏面全体に装着したものであっ
て、熱論取り外しは自由である。

第４図は上記シーリングカバーを鋼管からなるガヌ用管
材（８）の端部開口部に取り付けた状態を示すもので、
該管材の管端面（８ａ）には、パツキン（７）を装着し
たフランジ管部＜ｌａ）のフランジ裏面が当接し、端部
開口部近傍の管端内壁面（８ｂ）には、パルプ（５）よ
り充填した空気圧にて膨張したチューブ状シール部材（
４）が圧着せしめられる。因って、閉塞部材（１）によ
って端部開口部は閉塞され、かつ嘴端内壁面（８ｂ）に
対するチューブ状シール部材（４）の圧着によって閉塞
部材（１）と管壁間がシールされるとともに、管材（８
）への固定が達成されるものである。ちなみに管径６０
０動のガス供給本管に取り付けた場合、チューブ内充填
圧は２に９程度で十分であり、市販の空気入れによって
簡単に充填可能で、極めて良好な密封状態と本管開口部
への閉塞並びに固定状態が確保されるものである。

なお、チューブ状シール部材としては、市販のバルブ付
ゴムチューブ単体が利用できるのは勿論であるが、耐久
性の点から考慮すれば第５図に示す如く、チューブ（４
ａ）の外側、すなわち管壁との圧着面にゴム引布等の保
護力／（−（４ｂ）を被覆すれば長期の使用に耐えるシ
ール部材となることカニできる。熱論これらに限られる
ものではなく、要するにチューブ状であって、管材の壁
面に空気の充填圧によって圧着可能であるシール部材で
あればよい。

また閉塞部材（１）の大きさは、使用する管材の管径に
よって必然的に決まるが、一般的には、フランジ管部（
１ａ）のフランジの径は、使用する管材の外径より大で
、閉塞板（１ｂ）の径は、その内径より若干小径であれ
ばよく、またフランジ管部（ｌａ）Ｏ管部外壁の径は、
取シ付けられたチューブ状シール部材（４）が充填空気
圧によって管材の内壁に圧着でき得るような大きさであ
ればよい。

閉塞部材（１）の材質は金属製であって、防蝕性を得る
ため亜鉛メッキ等を施したものや、合成樹脂を利用して
一体的に型造したものでも良い。従って例えば、閉塞部
材の閉塞板に合成樹脂製の透明板を使用すれば、外側よ
υ向寒された管内を観察し得る覗き窓としても利用でき
る。

さらにまた、閉塞部材の閉塞板に、外周部にネジ切りを
施したパイプ状連結部材を連結して、管材内周壁に形成
したネジ部に螺合可能とするか、或いはフランジに対し
、ポルトにナツトによって取付可能なフランジを有する
別個のフランジ管を設け、該フランジ管の管部内局面に
螺刻したネジ部と管材外周壁に螺刻したネジ部とを螺合
する等、機械的連結手段を併用すれば、前述の如く内圧
の無い管材の密封・閉孤のみならず、比較的高い内圧を
有する管材の端部開口部を密封・閉塞するシーリングカ
バーとすみこともできる。

ところで上記シーリングカバーは、密封状態を管材の内
壁で保ａさせたものであるが、この外他実施例として、
第６図に示す如く、管材の外壁に圧着し得るようにチュ
ーブ状シール部材を閉塞部材に取り付けることにより、
外壁で密封状態を保有させることも考えられる、また勿
論、閉塞部材の形状を変えることにより、管材の内外壁
両方にチューブ状シール部材が圧着するシーリングカバ
ーとすることも可能である。

要するに、＠４管等各種管材の端部開口部を閉塞する閉
塞部材に、充填空電圧によって上記管材の管壁に圧着さ
せるようにパルプ付のチューブ状シール部材を取り付け
ればよく、上述の実施例に限られるものではるい。

以上の如く、この発明に係るシーリングカックーは、閉
塞部材にパルプ付のチューブ状シール部材が取シ付けら
れ、該パルプより充填された空気圧にて上記チューブ状
シール部材が膨張して管壁に圧着するために、極めて良
好な密封状態と閉塞状態が得られるものであり、ガス管
等の敷設工事の途中においても、土砂や雨水或は地下水
や塵埃などが侵入することは全くない。また従来の如き
複雑な構造ではなく、°極めて簡単な構造であるため、
管材の開口部への取付けが優れて簡便であり、また軽量
化し得たので持ち運１．びに便利であって、作業性が一
段と向上し得たのである。また加工に当ってそれ程高い
精度を要求せずに済むため製造も容易であり、加えて部
品点数も少ないため、経済的にも極めて有利なシーリン
グカバーを提供し得たのである。

なお、このシーリングカバーは、ガス供給本管或は支管
等のガス管への利用に限られるものではなく、種々の管
材に適用可能なのは熱論である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るシーリングカバーの実施例を示
す正面憫斜視図、第２図は同裏面側斜視図、第３図は第
１図における［１ｌ−Ｉｌｌ線断面図、第４図はこの実
施例におけるシーリングカバーの取付は状態を示す断面
図、第５図はチューブ状シール部材の他実施例を示す要
部拡大断面図、第６図はシーリングカバーの取付は状態
の他側を示す断面図である。 （１）・・・閉塞部材、Ｃ４）・・・チューブ状シール
部材、（５）・・・バルブ、（８）・・・管材。 代理人　弁理士　　大　島　泰　甫 手続補正書（方式） 昭和５７年３．１．４　　日 特許庁長官　　島　１）春　樹　殿 １、事件の表示 昭和５６年特許願第　１６８１２５　　号２、発明の名
称 シーリングカバー ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 木阪府大阪市域東区野江３丁目２９番４号株式会社ジャ
バラ 代表者　　藤　中　基　弘 ４、代　理　人 昭和５７年２月２３日　゛−−″ ６補正の対象 明細書 ７、補正の内容 明細書の浄書（内容に変更なし） 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋼管等各種管材の端部開口部を閉塞する閉塞部材と、こ
   の閉塞部材に取シ付けられ、管材の内部ないし外周部に
   装着可能なパルプ体のチューブ状シール部材とからなり
   、上記チューブ状シール部材を充填空気圧によって管壁
   に圧着させ、閉塞部材と管壁間をシールするようにした
   シーリングカバー。