JPS5868006A - 光学繊維シ−トの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複数本の光学繊維が所定のピッチで一平面上に
並列して配置した光学繊維シートの製造方法に関するも
のである。

光学繊維は繊維１本又は数本を束ねた状態で使用する外
に複数本を一平面状に並列して配置し、得られた直線状
の断面群を利用する方法がある。本発明はこの後者に利
用される像伝達能を有する光学繊維シートを製造する方
法を提供するものである。

光学繊維シートの製造方法として、従来は円筒上に光学
繊維をその表面が互いに密着する様に巻付けるか、ある
いはトラバースガイトラ用いて円筒上に一定のピッチで
巻付けたのち、その表面を固定するための樹脂を塗布し
た後、固定部分を切開して複数本が一平面状に並列して
配置した光学繊細シートを得るのが一般的であった。

しかし、この方法には次に述べる欠点がある。

第１に得られるシートの長さは円筒局長によって制限が
あり、両端又は一端が所定のピッチで配置、固定された
数メートルの長さのシートを得ようとするためには設備
は極めて大型のものを使用しなければならない。第２に
同筒上に１本の繊維を巻付けてゆくために長い作業時間
が必要であること。第３に光学繊維の太さに斑があるた
め互いに密着した状態で巻いた時には、得られるシート
の線維配置ピッチは一定にならず、従ってその全体のｍ
も所定の巾に仕上げろことが出来ないという欠点がある
。

また、トラバースガイドにより積極的に配置ピッチを設
定する方法も提案されているが、この場合でもガイドと
円筒表面との間に一般的には距離が存在するためにトラ
バースガイドを如何に正確にトラバースさせても円筒上
に一定ピッチで繊維を配置することは極めて困難であり
一定ピッチで正確に配置固定されたシートを必要とする
用途にはこれら従来の方法によるものけ使用することが
できない。

本発明者らはこれら従来の方法の欠点を改良し、一定ピ
ツチで複数本の光学繊維を配置したシートを効率よく製
造すべ（検討の結果、本発明に到達したものであって、
その要旨は複数本の光学繊維を予め所定の幅に引揃えた
光学繊維束な該光学繊維束の長さ方向にそって上に凸の
曲面を有するプレート上に導き、該プレート表面に形成
された一定ピッチの複数本の溝にそれぞれ１本ずつの光
学繊維を配置し、その上部より樹脂を塗布し、固定する
こと乞特徴とする光学繊維シートの製造方法である。

以下図面にもとづき本発明を説明する。

第１図は本発明の光学繊維シートの製造装置の構成図で
ある。複数本の光学繊維（１１はりＩＪ−ル（図示せず
）から引出され、筬（２）によって所定の順序にかつ所
定の幅に設定される。配置順と幅が設定された光学繊維
群はカイト（３）を経て表面に複数本の溝のある固定プ
レート（４）上に導かれ、その溝上に１本ずつ配置され
、溝上に仮固定された状態で上部より樹脂（５）を塗布
し、固定される。樹脂（５）が硬化し、配列固定された
光学繊維シート（６）は押えガイド（７）および分離ガ
イド（８）ヲ経て引取具（９）により引きとり、この作
業を繰返すことによって必要枚数の光学繊維シートを能
率よく製造することができる。

次に、上記プロセスにおける各部の内容について詳細に
説明する。

（１）　　クリールから引出された光学繊維（１）は筬
（２）Ｋよって配置順が決定され、かつ所定の配置幅に
近づけられる。かかる目的のためには一般の製織時に使
用されるように複数本の繊維を筬羽１羽に引込むことが
できず、必ず１羽１本引込とすることが必要である。従
って、配置すべき繊維群の繊維間の間隙が成羽の板厚よ
り大きい場合は問題はないが、小さい場合には通常の筬
は用いることができない。

また、筬を幅決め筬の如く繊維の長手軸に対し傾斜させ
て全体の幅と配置ピッチを設定する方法も繊維は屈曲さ
れることになり、光学繊維の取扱において表面をできる
だけ傷つけないという考え方から好ましい方法ではない
。任意の繊維間隙に対して繊維を屈曲させることなく所
定の順序と巾に設定するための筬として第２図および第
３図に示す特殊な筬（２］）、　（２２）が有効である
。この筬は筬羽Ｃ２３）、（２４）の配列ピッチが繊維
の配置ピッチの２倍である２枚の筬（２１）、　（２２
）を筬羽がかみ合う形で組合せたもので、各光学繊維（
１１は配置順に従って１本ずつ交互に筬（２１）と筬（
２２）に引込まれ（５） たのちガイド（３）により一平面上に再配置されシート
状となる。

（２）　　かくして配置順と巾が設定されシート状とな
った光学繊維群は表面に複数本の溝のある固定プレート
（４）の上に導かれる。

本発明で使用される固定プレート（４）は第４図に示す
如く上に凸の曲面を有し、その上に所定のピッチで溝（
４１）が刻まれているものである。

この様な上に凸の曲面を持ったプレートの表面曲率は実
験の結果８００　ｍｍ以下程度の曲率が好ましく、また
溝（４］）の形状は第４図（２）の側面図に示す如く７
字型の溝が配置ピッチを正確に決めるためには都合がよ
いことが判明した。

この様な固定プレートは必要な直径を有する金属又はプ
ラスチック円筒の表面に旋盤により螺旋状の溝を切削し
、その一部を切取ることによって得ることが出来る。か
くして得た固定プレートはその表面を弗素樹脂等によ（
６） り被接し樹脂の接着乞防止することが好ましくゝ０ ガイド責３）によって一平面上に並べられた光学繊維群
（６）ヲプレート（４）の溝（４１）に１本ずつ正確に
配置するためにはガイド（３）と固定プレー［４１との
位置関係が重要である。第５図に示す様に光学繊維シー
ト（６）の位置はガイド（３）により固定プレート（４
）のガイド側末端における接線（Ｔ）よりも下方から固
定プレート末端部（４２）に導き、しかる後に他の一方
にある押えガイド（７）を所定の位置まで下げ、光学繊
維を溝に添わせることによって容易に目的とする所定ピ
ッチで配置された光学繊維シートを固定プレート（４）
上に形成することができる。

（３）かくして固定プレート（４）上の溝に所定のピッ
チで配置された光学繊維群は上から樹脂（５）を塗布し
てシート状に固定する。使用する樹脂は特に限定されず
作業能率、光学繊維を損傷しないこと等を勘案して決定
する必要があるが、固定プレートとシートの接着を最少
限度に留めるためには粘度のある程度高いものが好まし
い。

（４）樹脂（５）が硬化したのち押えガイド（７）及び
分離ガイド（８）ヲ第７図の位置まで上げ、接着固定さ
れたシートを固定プレートから分離するが、第６図の如
くガイド（３）側の固定プレート端（４２）から繊維を
離すことなく引取具（９）によって第１図右方に繊維軸
にそって正確に引取ることによって繊維の配列順は乱れ
ることな（樹脂塗布以前の状態が再現出来る。

この引取長さを適宜定めることにより任意の間隔で繊維
が固定されたシート状物を得ることができ、第７図の如
く固定部中央（Ａ）で切離することによって両端が樹脂
で固定された光学繊維シート、固定端（Ｂ）で切離すこ
とによって一端のみ所定ピッチで配置固定された光学繊
維シートを得ることができる。

本発明の方法により得られる光学繊維シートの例を第８
図に示すが、複数本の光学繊維（１）を一定ピツチで引
揃え、その両端（Ａ、）　、　（Ａ２）は任意のピッチ
で配置、樹脂（５）により固定されている。その光学繊
維の長手方向の長さ及び引揃本数は任意に調整すること
ができる。

以上述べたうｔ生繊維のシート製造方法において固定プ
レート上の溝を正確に刻むことにより１／１ｏｏ朋の精
度で繊維を正確に所定ピッチで配置固定された光学繊維
シートを能率よ（製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光学繊維シート製造装置の構成図、第
２図は光学繊維引揃部分の説明図、第３図は幅決め筬の
部分拡大図、第４図（１）は固定ブレードル斜視図、第
４図（２）はその側面図、ホダ 第５図お１び第６図は固定プレートな用いて光学繊維を
引揃える方法の説明図、第７図は本発明方法による光学
繊維シートの切断方法の説明図、第８図は本発明方法に
よる両端が固定された光学繊維シートの斜視図である。 （９）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数本の光学繊維を予め所定の幅に引揃えた光学繊維束
   を該光学繊維束の長さ方向にそって上に凸の曲面を有す
   るプレート上に導き、該プレート表面に形成された一定
   ピッチの複数本の溝にそれぞれ１本ずつの光学繊維を配
   置し、その上部より樹脂を塗布し、固定することを特徴
   とする光学繊維シートの製造方法。