JPH07133542A - 導糸ロールおよび分繊方法 - Google Patents
導糸ロールおよび分繊方法Info
- Publication number
- JPH07133542A JPH07133542A JP27821093A JP27821093A JPH07133542A JP H07133542 A JPH07133542 A JP H07133542A JP 27821093 A JP27821093 A JP 27821093A JP 27821093 A JP27821093 A JP 27821093A JP H07133542 A JPH07133542 A JP H07133542A
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- JP
- Japan
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- yarn
- yarn guide
- roll
- yarns
- separating
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- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数本の糸条を一度に分繊ロール上に導き、そ
の分繊ロールの各導糸溝に糸条を嵌め込むことができる
導糸ロールおよびその導糸ロールを用いた分繊方法を提
供する。 【構成】周方向に延びる多数の導糸溝を有し、かつ、表
面に回転軸方向に延びる複数本の分繊バーを着脱自在に
設けてなる導糸ロールを用い、その分繊ロール上を複数
本の糸条を撚りをかけてロープ状に束ねて引張りながら
分繊バーによって上記複数本の糸条を徐々に分繊し、糸
条ピッチが上記導糸溝のピッチと一致したところで各糸
条を導糸溝に嵌め込み、しかる後、分繊バーを除去す
る。
の分繊ロールの各導糸溝に糸条を嵌め込むことができる
導糸ロールおよびその導糸ロールを用いた分繊方法を提
供する。 【構成】周方向に延びる多数の導糸溝を有し、かつ、表
面に回転軸方向に延びる複数本の分繊バーを着脱自在に
設けてなる導糸ロールを用い、その分繊ロール上を複数
本の糸条を撚りをかけてロープ状に束ねて引張りながら
分繊バーによって上記複数本の糸条を徐々に分繊し、糸
条ピッチが上記導糸溝のピッチと一致したところで各糸
条を導糸溝に嵌め込み、しかる後、分繊バーを除去す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、繊維の製造工程にお
いて、糸パッケージから繰り出した数十本単位の糸条
を、一度に、周方向に延びる多数の導糸溝を有する導糸
ロールのその導糸溝に１本ずつ嵌め込むようなときに使
用する導糸ロールに関する。
いて、糸パッケージから繰り出した数十本単位の糸条
を、一度に、周方向に延びる多数の導糸溝を有する導糸
ロールのその導糸溝に１本ずつ嵌め込むようなときに使
用する導糸ロールに関する。
【０００２】また、この発明は、そのような導糸ロール
を用いた分繊方法に関する。
を用いた分繊方法に関する。
【０００３】
【従来の技術】繊維の製造工程において、互いに並行か
つシート状をなす複数本の糸条を導くのに、周方向に延
びる多数の導糸溝を有する導糸ロールが使われている。
各導糸溝に糸条が１本ずつ嵌め込まれ、導かれるのであ
る。
つシート状をなす複数本の糸条を導くのに、周方向に延
びる多数の導糸溝を有する導糸ロールが使われている。
各導糸溝に糸条が１本ずつ嵌め込まれ、導かれるのであ
る。
【０００４】そのような導糸ロールを用いて、たとえば
糸パッケージから繰り出した数十本単位の糸条を１本ず
つ導いて導糸溝に嵌め込んでいたのでは、大変な手間が
かかる。
糸パッケージから繰り出した数十本単位の糸条を１本ず
つ導いて導糸溝に嵌め込んでいたのでは、大変な手間が
かかる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述した
手間を省くためになされたもので、複数本の糸条を一度
に分繊ロール上に導き、各導糸溝に糸条を嵌め込むこと
ができる導糸ロールおよびそのような導糸ロールを用い
た分繊方法を提供することを目的とする。
手間を省くためになされたもので、複数本の糸条を一度
に分繊ロール上に導き、各導糸溝に糸条を嵌め込むこと
ができる導糸ロールおよびそのような導糸ロールを用い
た分繊方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、周方向に延びる多数の導糸溝を有し、
かつ、表面に回転軸方向に延びる複数本の分繊バーを着
脱自在に設けてなる導糸ロールを提供する。
に、この発明は、周方向に延びる多数の導糸溝を有し、
かつ、表面に回転軸方向に延びる複数本の分繊バーを着
脱自在に設けてなる導糸ロールを提供する。
【０００７】また、この発明は、そのような導糸ロール
を用いた分繊方法として、分繊ロール上を複数本の糸条
を撚りをかけてロープ状に束ねて引張りながら分繊バー
によって上記複数本の糸条を徐々に分繊し、糸条ピッチ
が上記導糸溝のピッチと一致したところで各糸条を導糸
溝に嵌め込み、しかる後、分繊バーを除去することを特
徴とする分繊方法を提供する。
を用いた分繊方法として、分繊ロール上を複数本の糸条
を撚りをかけてロープ状に束ねて引張りながら分繊バー
によって上記複数本の糸条を徐々に分繊し、糸条ピッチ
が上記導糸溝のピッチと一致したところで各糸条を導糸
溝に嵌め込み、しかる後、分繊バーを除去することを特
徴とする分繊方法を提供する。
【０００８】この発明は、上述したように糸パッケージ
から繰り出した数十本単位の糸条を導糸溝に１本ずつ嵌
め込むようなときや、既に糸条がかけられている、周方
向に延びる多数の導糸溝を有する導糸ロールから次の同
種の導糸ロールに糸条を導いてその導糸溝に糸条を嵌め
込むようなときに使用することができる。
から繰り出した数十本単位の糸条を導糸溝に１本ずつ嵌
め込むようなときや、既に糸条がかけられている、周方
向に延びる多数の導糸溝を有する導糸ロールから次の同
種の導糸ロールに糸条を導いてその導糸溝に糸条を嵌め
込むようなときに使用することができる。
【０００９】この発明を図面に基づいて詳細に説明する
に、図１において、導糸ロール１は、等ピッチで設け
た、周方向に延びる多数の導糸溝２を有する。表面に
は、回転軸方向に延びる複数本の、この例では３個の分
繊バー３、４、５が、磁力や粘着テープ等によって着脱
自在に採り付けられている。各分繊バーは、糸条を傷付
けることがないように、好ましくは丸く加工された表面
を有する。たとえば、かまぼこのような横断面形状を有
している。また、分繊バーは、ロール径にもよるが、３
〜５個程度取り付けられる。たとえば、ロール径が２０
０〜３００mmの場合は、図１に示すように、３本の分繊
バーを周方向において１２０゜の間隔で等配置する。
に、図１において、導糸ロール１は、等ピッチで設け
た、周方向に延びる多数の導糸溝２を有する。表面に
は、回転軸方向に延びる複数本の、この例では３個の分
繊バー３、４、５が、磁力や粘着テープ等によって着脱
自在に採り付けられている。各分繊バーは、糸条を傷付
けることがないように、好ましくは丸く加工された表面
を有する。たとえば、かまぼこのような横断面形状を有
している。また、分繊バーは、ロール径にもよるが、３
〜５個程度取り付けられる。たとえば、ロール径が２０
０〜３００mmの場合は、図１に示すように、３本の分繊
バーを周方向において１２０゜の間隔で等配置する。
【００１０】さて、上述した導糸ロールを用いた分繊
は、まず、図１に示すように、導糸ロール１上を、糸パ
ッケージ等から繰り出された複数本の糸条Ｙを撚りをか
けてロープ状に束ね、矢印方向に引張る。すると、導糸
ロール１の回転に伴って分繊バー３、４、５の作用によ
って撚りが徐々に下流側に流れ、ついには、図２に示す
ように各糸条Ｙが分繊されてシート状になってくる。こ
の状態の下では、糸条Ｙの、導糸ロール１に対して直角
な方向になろうとする、いわゆる入糸効果が働き、この
入糸効果と、導糸ロール１の回転に伴って糸条Ｙが分繊
バー３、４、５によって持ち上げられ、また落ちること
の繰り返しによって、シートの幅が徐々に拡がり、つい
には、糸条Ｙのピッチが導糸溝２のピッチと等しくな
り、各導糸溝に１本ずつの糸条を嵌め込むことができ
る。かかる分繊、導糸溝２への嵌め込みが完了すると、
分繊バー３、４、５を取り外す。以後は、各糸条Ｙは１
本ずつ導糸溝で導かれ、次工程に運ばれる。
は、まず、図１に示すように、導糸ロール１上を、糸パ
ッケージ等から繰り出された複数本の糸条Ｙを撚りをか
けてロープ状に束ね、矢印方向に引張る。すると、導糸
ロール１の回転に伴って分繊バー３、４、５の作用によ
って撚りが徐々に下流側に流れ、ついには、図２に示す
ように各糸条Ｙが分繊されてシート状になってくる。こ
の状態の下では、糸条Ｙの、導糸ロール１に対して直角
な方向になろうとする、いわゆる入糸効果が働き、この
入糸効果と、導糸ロール１の回転に伴って糸条Ｙが分繊
バー３、４、５によって持ち上げられ、また落ちること
の繰り返しによって、シートの幅が徐々に拡がり、つい
には、糸条Ｙのピッチが導糸溝２のピッチと等しくな
り、各導糸溝に１本ずつの糸条を嵌め込むことができ
る。かかる分繊、導糸溝２への嵌め込みが完了すると、
分繊バー３、４、５を取り外す。以後は、各糸条Ｙは１
本ずつ導糸溝で導かれ、次工程に運ばれる。
【００１１】
【発明の効果】この発明は、周方向に延びる多数の導糸
溝を有し、かつ、表面に回転軸方向に延びる複数本の分
繊バーを着脱自在に設けてなる導糸ロールを用い、その
分繊ロール上を複数本の糸条を撚りをかけてロープ状に
束ねて引張りながら分繊バーによって上記複数本の糸条
を徐々に分繊し、糸条ピッチが上記導糸溝のピッチと一
致したところで各糸条を導糸溝に嵌め込み、しかる後、
分繊バーを除去するので、たとえば糸パッケージから繰
り出した数十本単位の糸条を一度に分繊ロール上に導
き、各導糸溝に糸条を嵌め込むことができ、１本ずつ導
いて導糸溝に嵌め込む必要がないので、手間が大幅に省
ける。
溝を有し、かつ、表面に回転軸方向に延びる複数本の分
繊バーを着脱自在に設けてなる導糸ロールを用い、その
分繊ロール上を複数本の糸条を撚りをかけてロープ状に
束ねて引張りながら分繊バーによって上記複数本の糸条
を徐々に分繊し、糸条ピッチが上記導糸溝のピッチと一
致したところで各糸条を導糸溝に嵌め込み、しかる後、
分繊バーを除去するので、たとえば糸パッケージから繰
り出した数十本単位の糸条を一度に分繊ロール上に導
き、各導糸溝に糸条を嵌め込むことができ、１本ずつ導
いて導糸溝に嵌め込む必要がないので、手間が大幅に省
ける。
【図１】分繊操作を開始したときの、分繊ロールと糸条
との関係を示す概略斜視図である。
との関係を示す概略斜視図である。
【図２】分繊操作がある程度進んだときの、分繊ロール
と糸条との関係を示す概略斜視図である。
と糸条との関係を示す概略斜視図である。
【図３】分繊操作がほぼ終了したときの、分繊ロールと
糸条との関係を示す概略斜視図である。
糸条との関係を示す概略斜視図である。
１：分繊ロール ２：導糸溝 ３：分繊バー ４：分繊バー ５：分繊バー Ｙ：糸条
Claims (2)
- 【請求項１】周方向に延びる多数の導糸溝を有し、か
つ、表面に回転軸方向に延びる複数本の分繊バーを着脱
自在に設けてなる導糸ロール。 - 【請求項２】請求項１の導糸ロールを用い、その分繊ロ
ール上を複数本の糸条を撚りをかけてロープ状に束ねて
引張りながら分繊バーによって上記複数本の糸条を徐々
に分繊し、糸条ピッチが上記導糸溝のピッチと一致した
ところで各糸条を導糸溝に嵌め込み、しかる後、分繊バ
ーを除去することを特徴とする分繊方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5278210A JP3019695B2 (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 導糸ロールおよび分繊方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5278210A JP3019695B2 (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 導糸ロールおよび分繊方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07133542A true JPH07133542A (ja) | 1995-05-23 |
| JP3019695B2 JP3019695B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=17594137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5278210A Expired - Fee Related JP3019695B2 (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 導糸ロールおよび分繊方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3019695B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100439579C (zh) * | 2003-02-19 | 2008-12-03 | 东丽工程株式会社 | 纱条卷取装置 |
| CN107651499A (zh) * | 2017-11-01 | 2018-02-02 | 湖州华上电工有限公司 | 一种漆包线的引导装置 |
| CN108637035A (zh) * | 2018-05-14 | 2018-10-12 | 震雄铜业集团有限公司 | 一种并式收线机 |
| KR102680463B1 (ko) * | 2024-01-18 | 2024-07-02 | 신관식 | 가연분사기의 가연사 분리장치 |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP5278210A patent/JP3019695B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100439579C (zh) * | 2003-02-19 | 2008-12-03 | 东丽工程株式会社 | 纱条卷取装置 |
| CN107651499A (zh) * | 2017-11-01 | 2018-02-02 | 湖州华上电工有限公司 | 一种漆包线的引导装置 |
| CN108637035A (zh) * | 2018-05-14 | 2018-10-12 | 震雄铜业集团有限公司 | 一种并式收线机 |
| KR102680463B1 (ko) * | 2024-01-18 | 2024-07-02 | 신관식 | 가연분사기의 가연사 분리장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3019695B2 (ja) | 2000-03-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |