JPS5867650A - p‐ニトロアニリンの製造法 - Google Patents
p‐ニトロアニリンの製造法Info
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- JPS5867650A JPS5867650A JP16584581A JP16584581A JPS5867650A JP S5867650 A JPS5867650 A JP S5867650A JP 16584581 A JP16584581 A JP 16584581A JP 16584581 A JP16584581 A JP 16584581A JP S5867650 A JPS5867650 A JP S5867650A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高純度のp−二)ロアニリンの製造法に関す
る。さらに詳細には、o−二)ロアニリンの含有量が少
なくかつ高純度のp−ニトロアニリンを製造する方法を
提供するものである。
る。さらに詳細には、o−二)ロアニリンの含有量が少
なくかつ高純度のp−ニトロアニリンを製造する方法を
提供するものである。
p−ニトロアニリンは、医薬、農薬、染料、ゴム薬、ポ
リアミド、ポリイミドなどの製造中間体として使用され
ている。
リアミド、ポリイミドなどの製造中間体として使用され
ている。
通常、p−ニトロアニリンは、アセトアニリドと硝酸と
を濃硫酸の存在下に反応させて得うれるニトロアセトア
ニリドをさらに加水分解する方法によって製造されてい
る。
を濃硫酸の存在下に反応させて得うれるニトロアセトア
ニリドをさらに加水分解する方法によって製造されてい
る。
この方法では、少量の0−ニトロアニリンが副生し、目
的生成物であるp−二)ロアニリン中に不純物として混
入する。p−ニトロアニリンの前記用途のうちでも使用
目的あるい゛は特殊の用途によっては高純度とくにo7
=トロアニリンを含まない高品質のp−ニトロアニリン
が要求されている。そのため、従来法ではニトロ化反応
で得られる粗ニトロアセトアニリドを含むニトロ化反応
混合物を再結晶法などによって精製した、後、これを加
水分解する方法、ニトロ化反応混合物を部分的に加水分
解して不純物のO−ニトロアセトアニリドをO−ニトロ
アニリンとして水相に抽出した後、さらに加水分解する
方法、あるいは前述の方法で得られたp−ニトロアニリ
ンをさらに再結晶法などの手段で精製する方法などの煩
雑な方法が採用されていた。これらの方法ではp、−二
)ロアセトアエリドまたはp−ニトロアニリンの損失が
大−きく1高純度のp−ニトロアニリンの工業的な製法
として優れた方法であるとは言い難い。
的生成物であるp−二)ロアニリン中に不純物として混
入する。p−ニトロアニリンの前記用途のうちでも使用
目的あるい゛は特殊の用途によっては高純度とくにo7
=トロアニリンを含まない高品質のp−ニトロアニリン
が要求されている。そのため、従来法ではニトロ化反応
で得られる粗ニトロアセトアニリドを含むニトロ化反応
混合物を再結晶法などによって精製した、後、これを加
水分解する方法、ニトロ化反応混合物を部分的に加水分
解して不純物のO−ニトロアセトアニリドをO−ニトロ
アニリンとして水相に抽出した後、さらに加水分解する
方法、あるいは前述の方法で得られたp−ニトロアニリ
ンをさらに再結晶法などの手段で精製する方法などの煩
雑な方法が採用されていた。これらの方法ではp、−二
)ロアセトアエリドまたはp−ニトロアニリンの損失が
大−きく1高純度のp−ニトロアニリンの工業的な製法
として優れた方法であるとは言い難い。
本発明者らは、従来法による高純度p−二トロアニリン
の製法の欠点を改善する方法を検討した結果、アセトア
ニリドのニトロ化反応によって得られるニトロ化反応混
合物を水で希釈してp−二)ロアセトアニリドの粗結晶
を析出させて分離し、これを温水に浸漬処理した後加水
分解することにより、前記目的が達成できることを見出
し、本発明に到達した。本発明によれば、ニトロ化反応
混合物を°簡単な方法で処理することにより高純度のp
−ニトロアニリンが得られるという特徴がある。
の製法の欠点を改善する方法を検討した結果、アセトア
ニリドのニトロ化反応によって得られるニトロ化反応混
合物を水で希釈してp−二)ロアセトアニリドの粗結晶
を析出させて分離し、これを温水に浸漬処理した後加水
分解することにより、前記目的が達成できることを見出
し、本発明に到達した。本発明によれば、ニトロ化反応
混合物を°簡単な方法で処理することにより高純度のp
−ニトロアニリンが得られるという特徴がある。
すなわち、本発明は、アセトアニリドと硝酸とを、濃硫
酸の存在下に反応させ、その結果得られるニトロ化反応
混合物からp−二トロアセトアニリドの粗結晶を分離し
、これソ を加水分解することによりp−二)Oアニソ。
酸の存在下に反応させ、その結果得られるニトロ化反応
混合物からp−二トロアセトアニリドの粗結晶を分離し
、これソ を加水分解することによりp−二)Oアニソ。
を製造する方法において、
(a) 該ニトロ化反応混合物を水で希釈することに
よってp−ニトロアセトアニリドの粗結晶を析出させた
後、これを分離し、 (b) 該p−ニトロアセトアニリドの粗結晶を40
ないし70℃の温水に浸漬処理した後、p−ニトロアセ
トアニリドの結晶を分離し、(c) 該p−ニトロア
セトアニリドを塩基の存在下に加水分解し、その結果生
成したp−二トロアニリンを分離する、 ことを特徴とするp−二)ロアニリンの製造法である。
よってp−ニトロアセトアニリドの粗結晶を析出させた
後、これを分離し、 (b) 該p−ニトロアセトアニリドの粗結晶を40
ないし70℃の温水に浸漬処理した後、p−ニトロアセ
トアニリドの結晶を分離し、(c) 該p−ニトロア
セトアニリドを塩基の存在下に加水分解し、その結果生
成したp−二トロアニリンを分離する、 ことを特徴とするp−二)ロアニリンの製造法である。
本発明の方法において、アセトアニリドと硝酸とを濃硫
酸の存在下に反応させることによってニトロ化反応混合
物が得られる。アセトアニリドと硝酸との反応は従来か
ら公知の方法によって実施される。その際、使用される
硝酸は通常60重量%以上、好ましくは94重量%以上
の濃度のものであり、アセトアニソFに対する硝酸のモ
ル比は通常1ないし1.5の範囲である。また、濃硫酸
は通常90重量%以上、好ましくは97重II%以上の
ものであり、発煙硫酸も使用することができる。アセト
アニリドに対する硫酸のモル比は通常2ないし20.好
ましくは4ないし10の範囲である。また、反応器に供
給される硝酸に対する硫酸のモル比は通常2ないし20
、好ましくは3ないし10の範囲である。このニトロ化
反応において、硝酸および硫酸は、両者の混合物、すな
わち混酸としても使用でき、その場合の使用割合も前述
のとおりである〇ニトロ化反応の方法としては、■前記
濃硫酸とアセトアニリドの混合物に前記硝酸を連続的ま
たは間欠的に加え攪拌下に反応させる方法、■前記濃硫
酸にアセトアニリドおよび硝酸を連続的または間欠的に
加え攪拌下に反応させる方法、■前記混酸にアセトアニ
リドを連続的または間欠的に加える方法などを例示する
ことができる。これらの方法のうちでは、第二番目の方
法を採用すると、ニトロ化反応混合物中の0−ニトロア
セトアニリドへの選択性が低下し、p−ニトロアセトア
エリドヘの選択性が向上し、しかもこの場合にはアセト
アニリドに対する濃硫酸安住用割合をそのモル比で2な
いし8の範囲まで低減させることができるので好適であ
る。また、このニトロ化反応の際の温度は通常−20な
いし20℃好ましくは−10ないし10℃の範囲である
。
酸の存在下に反応させることによってニトロ化反応混合
物が得られる。アセトアニリドと硝酸との反応は従来か
ら公知の方法によって実施される。その際、使用される
硝酸は通常60重量%以上、好ましくは94重量%以上
の濃度のものであり、アセトアニソFに対する硝酸のモ
ル比は通常1ないし1.5の範囲である。また、濃硫酸
は通常90重量%以上、好ましくは97重II%以上の
ものであり、発煙硫酸も使用することができる。アセト
アニリドに対する硫酸のモル比は通常2ないし20.好
ましくは4ないし10の範囲である。また、反応器に供
給される硝酸に対する硫酸のモル比は通常2ないし20
、好ましくは3ないし10の範囲である。このニトロ化
反応において、硝酸および硫酸は、両者の混合物、すな
わち混酸としても使用でき、その場合の使用割合も前述
のとおりである〇ニトロ化反応の方法としては、■前記
濃硫酸とアセトアニリドの混合物に前記硝酸を連続的ま
たは間欠的に加え攪拌下に反応させる方法、■前記濃硫
酸にアセトアニリドおよび硝酸を連続的または間欠的に
加え攪拌下に反応させる方法、■前記混酸にアセトアニ
リドを連続的または間欠的に加える方法などを例示する
ことができる。これらの方法のうちでは、第二番目の方
法を採用すると、ニトロ化反応混合物中の0−ニトロア
セトアニリドへの選択性が低下し、p−ニトロアセトア
エリドヘの選択性が向上し、しかもこの場合にはアセト
アニリドに対する濃硫酸安住用割合をそのモル比で2な
いし8の範囲まで低減させることができるので好適であ
る。また、このニトロ化反応の際の温度は通常−20な
いし20℃好ましくは−10ないし10℃の範囲である
。
反応に要する時間は通常0.5なし15時間、好ましく
は1ないし3時間の範囲である。このニトロ化反応によ
って、p−ニトロアセトアニリド、少量の副生物である
0−ニトロアセトアニリド、硫酸および未反応の硝酸を
含むニトロ化反応混合物が得られる。
は1ないし3時間の範囲である。このニトロ化反応によ
って、p−ニトロアセトアニリド、少量の副生物である
0−ニトロアセトアニリド、硫酸および未反応の硝酸を
含むニトロ化反応混合物が得られる。
本発明の方法において、ニトロ化反応混合物を水で希釈
することによってP−二)ロアセトアニリドの粗結晶が
析出する。この希釈処理の際に加えられる水の量はニト
ロ化反応混合物中の濃硫酸に対する重量比として通常1
ないし101、好ましくは3ないし5の範囲で釈する0
裕によつIポ円の湯度は布釈愚の先生によって発熱する
が、希釈”することによってp−ニトロアセトアニリド
の粗結晶が析出し1p−ニトロアセトアニリドの粗結晶
のスラリーが形成される0このp−ニトロアセトアニリ
ドの粗結晶のスラリーは、通常0ないし40℃、好まし
くは5ないし25℃の範囲の温度に維持される。次に、
このp−二)ロアセトアニリドの粗結晶が分離される。
することによってP−二)ロアセトアニリドの粗結晶が
析出する。この希釈処理の際に加えられる水の量はニト
ロ化反応混合物中の濃硫酸に対する重量比として通常1
ないし101、好ましくは3ないし5の範囲で釈する0
裕によつIポ円の湯度は布釈愚の先生によって発熱する
が、希釈”することによってp−ニトロアセトアニリド
の粗結晶が析出し1p−ニトロアセトアニリドの粗結晶
のスラリーが形成される0このp−ニトロアセトアニリ
ドの粗結晶のスラリーは、通常0ないし40℃、好まし
くは5ないし25℃の範囲の温度に維持される。次に、
このp−二)ロアセトアニリドの粗結晶が分離される。
分離の手段としては従来から公知の手段が採用され、具
体的にはp過、遠心分離、液体サイクロンなどのr別法
が採用され名。分離したp−二トロアニリンの粗結晶に
は必要に応じて付着硫酸を除去するたりに冷水による洗
浄処理を施してもよい。このようにして1)−二)ロア
。
体的にはp過、遠心分離、液体サイクロンなどのr別法
が採用され名。分離したp−二トロアニリンの粗結晶に
は必要に応じて付着硫酸を除去するたりに冷水による洗
浄処理を施してもよい。このようにして1)−二)ロア
。
七トアニリドの粗結晶が得られる。
本発明の方法において、前記1)−、?)ロアセトアニ
リドの粗結晶には温水への浸漬処理が施される。この浸
漬処理の際には前記p −二トロアセトアニリドの粗結
晶はスラリーを形成している。その際の温度は40ない
し70℃の範囲であることが必要であり、好ましくは5
0ないし60℃の範囲で奔る。浸漬処理の際の温度が7
0°Cより高くなるとp−二)ロアセトアニリドの水へ
の溶解および残留する微量の硫酸により加水分解して生
成するp−二トロアニリンの水への溶解による消失が多
くなるので、目的のp−ニトロアニリンの収率が低下す
るようになり、40℃より低くなるとO−ニトロアセト
アニリドの除来効果が低下するようになって高純度のp
−ニトロアニリンが得られなくなる0また、浸漬処理の
際の温水の使用割合は一回当たり前記p−二)ロアセト
アニリドの粗結晶に対する重量比で通常2ないし20、
好ましくは3ないし10の範囲である。浸漬処理の施さ
れたp−二)ロアセトアニリドの結晶は母液から分離さ
れる。分離手段としては前述の分離手段が採用できる。
リドの粗結晶には温水への浸漬処理が施される。この浸
漬処理の際には前記p −二トロアセトアニリドの粗結
晶はスラリーを形成している。その際の温度は40ない
し70℃の範囲であることが必要であり、好ましくは5
0ないし60℃の範囲で奔る。浸漬処理の際の温度が7
0°Cより高くなるとp−二)ロアセトアニリドの水へ
の溶解および残留する微量の硫酸により加水分解して生
成するp−二トロアニリンの水への溶解による消失が多
くなるので、目的のp−ニトロアニリンの収率が低下す
るようになり、40℃より低くなるとO−ニトロアセト
アニリドの除来効果が低下するようになって高純度のp
−ニトロアニリンが得られなくなる0また、浸漬処理の
際の温水の使用割合は一回当たり前記p−二)ロアセト
アニリドの粗結晶に対する重量比で通常2ないし20、
好ましくは3ないし10の範囲である。浸漬処理の施さ
れたp−二)ロアセトアニリドの結晶は母液から分離さ
れる。分離手段としては前述の分離手段が採用できる。
この浸漬処理は温水の使用量によって異なるが通常1な
いし5回実施される。前記浸漬処理によって、p−ニト
ロアセトアニリドの結晶が得られる。
いし5回実施される。前記浸漬処理によって、p−ニト
ロアセトアニリドの結晶が得られる。
本発明の方法において、前記p−二)ロアセトアW 、
IJドの結晶には塩基の存在下に加水分解反応行われ
る。塩基としては水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウ
ムが好適に使用され、通常はこれらの塩基の水溶液が使
用される。
IJドの結晶には塩基の存在下に加水分解反応行われ
る。塩基としては水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウ
ムが好適に使用され、通常はこれらの塩基の水溶液が使
用される。
該塩基の使用割合は前記p−二)ロアセトアニリドの結
晶に対するモル比として通常0.8ないし3の範囲、好
ましくは1ないし2の範囲である。また、加水分解反応
の際に反応系に塩基と共に加えられる水の量は該p−二
)ロアセトアニリドの結晶に対する重量比として通常2
ないし10、好ましくは乙ないし8の範囲である。加水
分解反応の際の温度は通常50ないし150℃、好まし
くは100ないし130℃の範囲である。加水分解に要
する時間は通常0.5ないし4時間、好ましくは1ない
し3時間の範囲である。反応は通常攪拌下に実施される
。反応終了後の混合物を通常0ないし50℃、好ましく
は10ないし50℃の範囲に保つことにより生成物のp
−二)ロアニリンの結晶を析出させる。このp−ニトロ
アニリンは母液から分離される。分離手段としては前述
の分離手段が採用できる。分離されたp−ニトロアニリ
ンはさらに必要に応じて冷水による洗浄処理を施しても
差しつかえない。
晶に対するモル比として通常0.8ないし3の範囲、好
ましくは1ないし2の範囲である。また、加水分解反応
の際に反応系に塩基と共に加えられる水の量は該p−二
)ロアセトアニリドの結晶に対する重量比として通常2
ないし10、好ましくは乙ないし8の範囲である。加水
分解反応の際の温度は通常50ないし150℃、好まし
くは100ないし130℃の範囲である。加水分解に要
する時間は通常0.5ないし4時間、好ましくは1ない
し3時間の範囲である。反応は通常攪拌下に実施される
。反応終了後の混合物を通常0ないし50℃、好ましく
は10ないし50℃の範囲に保つことにより生成物のp
−二)ロアニリンの結晶を析出させる。このp−ニトロ
アニリンは母液から分離される。分離手段としては前述
の分離手段が採用できる。分離されたp−ニトロアニリ
ンはさらに必要に応じて冷水による洗浄処理を施しても
差しつかえない。
このようにして高純度のp−ニトロアニリンが得られる
。
。
次に、本発明の方法を実施例によって具体的に説明する
。
。
実施例1
(1) 攪拌機、温度計および滴下ロートを備えた2
00rnlのガラス製4ツロフラスコに97%硫酸10
8g(1,1モル)を仕込み、アニリドが完全に溶解し
た後、内温が0℃になるように冷却し、攪拌下94%硝
酸3.5g (o、Os !1モル)を滴下ロートによ
り約10分かけて加えた。この滴下6間、内温を10℃
以下に保った。アセトアニリドおよび硝酸を加える操作
をさらに3回繰り返して行った後、30分間攪拌し反応
を終了させた。このニトロ化反応でp−ニトロアセトア
ニリドおよび0−ニトロアセトアニリドがそれぞれ91
.0モル%、7.0モル%の収率で生成した。
00rnlのガラス製4ツロフラスコに97%硫酸10
8g(1,1モル)を仕込み、アニリドが完全に溶解し
た後、内温が0℃になるように冷却し、攪拌下94%硝
酸3.5g (o、Os !1モル)を滴下ロートによ
り約10分かけて加えた。この滴下6間、内温を10℃
以下に保った。アセトアニリドおよび硝酸を加える操作
をさらに3回繰り返して行った後、30分間攪拌し反応
を終了させた。このニトロ化反応でp−ニトロアセトア
ニリドおよび0−ニトロアセトアニリドがそれぞれ91
.0モル%、7.0モル%の収率で生成した。
得られたニトロ化反応混合物を400gの氷を入れた1
1の容器に徐々に加え、攪拌し1ニトロアセトアニリド
の結晶番析出さらに50mJ7の冷水で2回洗浄するこ
とによりSP−ニトロアセトアニリドの粗結晶が得られ
た。このp−二)ロアセトアニリドの粗結晶中の0−ニ
トロアセトアニリドの含有率は7.1重量%であった。
1の容器に徐々に加え、攪拌し1ニトロアセトアニリド
の結晶番析出さらに50mJ7の冷水で2回洗浄するこ
とによりSP−ニトロアセトアニリドの粗結晶が得られ
た。このp−二)ロアセトアニリドの粗結晶中の0−ニ
トロアセトアニリドの含有率は7.1重量%であった。
(2) このp−二)ロアセトアニリドの粗結晶に2
00gの水を加え、50℃で30分間浸漬攪拌し−た後
、熱時流過した。この操作をもう一度繰り返した。得ら
れた11)−二)ロアモトアニリド中のO−ニトロアセ
トアニリドの含有量は0.2重量%であった。
00gの水を加え、50℃で30分間浸漬攪拌し−た後
、熱時流過した。この操作をもう一度繰り返した。得ら
れた11)−二)ロアモトアニリド中のO−ニトロアセ
トアニリドの含有量は0.2重量%であった。
(5)次にこのp−二)ロアセトアニリドと水酸化ナト
リウム8 g (0,2モル)および水toogの混合
物を攪拌下に1時間加熱連流した。反応混合物を25℃
に冷却し、析出したp−二)ロアニリンを吸引p過によ
り単離し、さらに50mJ7の冷水で2回洗浄した後乾
燥した。O−ニトロアニリンの含有率が0.05重量%
以下(検出限界以下)であるp−ニトロアニリン24.
7gが得られた。
リウム8 g (0,2モル)および水toogの混合
物を攪拌下に1時間加熱連流した。反応混合物を25℃
に冷却し、析出したp−二)ロアニリンを吸引p過によ
り単離し、さらに50mJ7の冷水で2回洗浄した後乾
燥した。O−ニトロアニリンの含有率が0.05重量%
以下(検出限界以下)であるp−ニトロアニリン24.
7gが得られた。
p−ニトロアニリンの収率は89.4モル%(アセトア
ニリド基準)である。
ニリド基準)である。
実施例2
実施例1の(1)のニトロ化反応で得られたp−ニトロ
アセトアニリドの粗結晶を泪い、浸漬温度を60℃とし
た以外は実施例1の(2)と同様の条件で処理および加
水分解を行った。
アセトアニリドの粗結晶を泪い、浸漬温度を60℃とし
た以外は実施例1の(2)と同様の条件で処理および加
水分解を行った。
このとき、0−ニトロアニリンの含有率が0.05重量
%以下(検出限界以下)であるp −二トロアニリンが
88.5モル%の収率で得られた0 ′4i!施例3 実施例1の(1)で得られたp−二)ロアセトアニリド
の粗結晶を用い、浸漬に使用する水の量を250gとし
た以外は、実施例1と同様の条件で処理および加水分解
を行った。このとき、0−ニトロアニリンの含有率が0
.05重量%以下(検出限界以下)であるp−ニトロア
ニリンを88.0モル%の収率で得た。
%以下(検出限界以下)であるp −二トロアニリンが
88.5モル%の収率で得られた0 ′4i!施例3 実施例1の(1)で得られたp−二)ロアセトアニリド
の粗結晶を用い、浸漬に使用する水の量を250gとし
た以外は、実施例1と同様の条件で処理および加水分解
を行った。このとき、0−ニトロアニリンの含有率が0
.05重量%以下(検出限界以下)であるp−ニトロア
ニリンを88.0モル%の収率で得た。
実施例4
実施例1の(3)の加水分解反応において、水酸化ナト
リウムの代わりに水酸化カリウム11.2 g (0,
2モル)を使用した以外は5j!施、例1と同様の条件
で操作を行った。このとき、0−ニトロアニリンの含有
率が0.05重量%以下(検出限界以下)であるp−ニ
トロアニリンが89.0モル%の収率で得られた。
リウムの代わりに水酸化カリウム11.2 g (0,
2モル)を使用した以外は5j!施、例1と同様の条件
で操作を行った。このとき、0−ニトロアニリンの含有
率が0.05重量%以下(検出限界以下)であるp−ニ
トロアニリンが89.0モル%の収率で得られた。
比較例1
実施例1の(1)のニトロ化反応で得られたp−ニトロ
アセトアニリドの粗結晶を浸漬する代わりに、50℃の
温水400gで洗浄した後、実施例1の(3)と同様に
加水分解を行った。
アセトアニリドの粗結晶を浸漬する代わりに、50℃の
温水400gで洗浄した後、実施例1の(3)と同様に
加水分解を行った。
p−ニトロアニリンが92.1モル%の収率で得られた
。その組成はp−ニトロアニリンおよびo−二)ロアニ
リンがそれぞれ97.0重量%、3.0重量%であった
。
。その組成はp−ニトロアニリンおよびo−二)ロアニ
リンがそれぞれ97.0重量%、3.0重量%であった
。
比較例2
実施例1の(2) において、浸漬温度を80℃とし
た以外は、実施例1と同様の条件で操作および反応を行
った。このときo−二)ロアニリンの含有率が0.05
重量%以下(検出限界以下)であるp−ニトロアニリン
が85.1モル%の収率で得られ、p−ニトロアニリン
の回収率は低下する。
た以外は、実施例1と同様の条件で操作および反応を行
った。このときo−二)ロアニリンの含有率が0.05
重量%以下(検出限界以下)であるp−ニトロアニリン
が85.1モル%の収率で得られ、p−ニトロアニリン
の回収率は低下する。
比較例6
実施例1において、浸漬温度を30℃とした以外は、実
施例1と同様の条件で処理および反応を行った。このと
き、0−ニトロアニリンを4重量%含有するp−ニトロ
アニリンが89.7モル%の収率で得られた。
施例1と同様の条件で処理および反応を行った。このと
き、0−ニトロアニリンを4重量%含有するp−ニトロ
アニリンが89.7モル%の収率で得られた。
出願人 三井石油化学工業株式会社
代理人 山 口 和
Claims (3)
- (1)アセトアニリドと硝酸とを硫酸の存在下に反応さ
せ、その結果得られるニトロ化反応混合物からp−ニト
ロアセトアニリドの粗結晶を分離し、これを加水分解す
ることによりp−ニトロアニリンを製造する方法におい
て、(a) 該ニトロ化反応混合物を水で希釈するこ
とによってp−ニトロアセトアニリドの粗結晶を析出さ
せた後、これを分離し、 (b) 該p−ニトロアセトアニリドの粗結晶を40
ないし70°Cの温水に浸漬処理した後、p−ニトロア
セトアニリドの結晶を分離し、(Q) 該p−二)ロ
アセトアエリドを塩基の存在下に加水分解し、その結果
生成したp −二トロアニリンを分離する、 ことを特徴とする高純度p−ニトロアニリンの製造法。 - (2) 該ニトロ化反応混合物の希釈の際に使用する
水の量が、濃硫酸に対する重量比として5ないし5の範
囲である特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。 - (3)浸漬処理の際、の温水の使用割合が、p−ニトロ
アセトアニリドの粗結晶に対する重量比で3ないし10
の範囲である特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16584581A JPS5867650A (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | p‐ニトロアニリンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16584581A JPS5867650A (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | p‐ニトロアニリンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5867650A true JPS5867650A (ja) | 1983-04-22 |
JPH0114904B2 JPH0114904B2 (ja) | 1989-03-14 |
Family
ID=15820086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16584581A Granted JPS5867650A (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | p‐ニトロアニリンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5867650A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4948625A (ja) * | 1972-05-31 | 1974-05-11 | ||
JPS5665846A (en) * | 1979-10-23 | 1981-06-03 | Bayer Ag | Manufacture of 33nitroo44aminotoluene |
-
1981
- 1981-10-19 JP JP16584581A patent/JPS5867650A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4948625A (ja) * | 1972-05-31 | 1974-05-11 | ||
JPS5665846A (en) * | 1979-10-23 | 1981-06-03 | Bayer Ag | Manufacture of 33nitroo44aminotoluene |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0114904B2 (ja) | 1989-03-14 |
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