JPS5866319A - 金属化コンデンサおよびコンデンサ用金属化電極ストリップ - Google Patents

金属化コンデンサおよびコンデンサ用金属化電極ストリップ

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JPS5866319A
JPS5866319A JP14558682A JP14558682A JPS5866319A JP S5866319 A JPS5866319 A JP S5866319A JP 14558682 A JP14558682 A JP 14558682A JP 14558682 A JP14558682 A JP 14558682A JP S5866319 A JPS5866319 A JP S5866319A
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    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、交fi(AC)用金属化コンデンサ、特に−
電ストリップ上に異なる金属の多重金属薄層を設けた電
極を有する高応力金属化コンデンサに関する。
金属化コンデンサは、電極の一方または両方を固体#l
I電ス) IJツブ上の極めて薄い金属層、例えばポリ
プロピレン樹脂ストリップ上の蒸着アルミニウム層によ
って形成したものである。これらのストリップを一緒に
ロール形状に巻いて、金属化電極およびポリグロビレ/
誘電体金有するコンデンサを形成することができる。ロ
ールを容器内に収容し、絶縁油で適当に含浸する。ロー
ルを適当にカプセル封入し乾燥状膳で使用することも、
あるいは容器内に入れロール端のみを絶縁油に露出する
こともできる。この後者のコンデンサは半含浸または不
完全含浸コンデンサと称すことができ、本発明が主たる
対象としているのは半含浸または乾燥屋コンデンサであ
る。少量の絶縁油を用いるか\るコンデンサの1例が、
本出願人に一渡されたFlanaganらの米国特許第
、3.9g7.34Ig号に開示されている。
金属化コンデンサ、特に定格的、防0ボルト(交流)以
上の金属化コンデンサの平常作−動においては、(a)
クリアリングおよびb)腐食と称される2つの重大な有
害な動作上の欠陥があ妙、これらがコンデンサの動作お
よび寿命に影響する。クリアリング作用はコンデンサの
寿命が続く関繰返見され、コロナ放電のようなある種の
放電を電極間に発生させる原因となり得る誘電体中の欠
陥に関与する。自己支持性アルミ二りムホイル電極を有
する従来のコンデンサでは、これらの放電が最終的に固
体誘電体を侵食、横断また社浸透し、かくして電極間に
電気的短絡が生起しコンデンサがひどい破損をうける。
しかし、金属化コンデンサでは。
前述したような誘電体を横切る放電の熱が次第に拡大す
る区域にわたって薄い金属層を蒸発させ、かくしてアー
クが自己消滅するまでアーク長を、増す。言い換えると
、金属化コンデンサの誘電体に誘電欠陥や穴が生起する
ようなことがあると、極めて薄い金属化フィルムが欠損
位置から遠ざかりて焼尽し、欠陥管孤立させる一0金属
化コンデンサがこの固有のクリアリング効果をもつとい
う事実がなかりたら、コロナ放電またはアークがコンデ
ンサの早期破損を招くであろう。しかし、この自己回復
の欠点は、蒸発による電極面積の減少によ・リコンデン
サのキャパシタンスが全体として失なわれる仁とである
腐食は金属化コンデンサの平常動作中に生じる第コ要因
である。この現象は、薄い金属化層の幾つかの区域が棗
好な導電体でない酸化物、例えば酸化アルミニウムに転
化され、従っである程度の有効電極面積が失なわれた場
合に、注目される。
この腐食現象の理由#i明らかではないが、高い電気的
応力および薄いアルミニウム電極があるとき、腐食は迅
速に拡がる消耗作用である。この腐食は、交流用コンデ
ンサにおいて、ポリグロピレン誘電フィルムに加わる電
圧応力がフィルムの厚さくtμ)の/ミル当り約100
θボルト以上程度であるとき%に見られる作用である。
金属化コンデンサはこれらの要因により比較的短い期間
でその容量の70チのように多くを失なうので、金属化
コンデンサはある種の用途で性使用できず、補償の目的
で著しく不経済な設計を必要とする。また、コンデンサ
のキャパシタンスが失なわれることは、キャパシタンス
損失によるコンデンサの組込装置の破損の原因となる可
能性がある。
クリアリングと腐食の2つの欠陥に基づくキャパシタン
ス損失扛現在、高応力AC金属化コンデンサのもっとも
重大な欠点であり、その有効寿命の制約因子である。上
記2つの欠陥のうちより重大なのは、クリアリングはさ
ておき、腐食を抑制することである。その理由は、腐食
がキャパシタンス損失の最大因子であり、クリアリング
とt’tまったく独立した現象であるからである。しか
し、同時に、腐食を抑制するために如何に為そうとも、
それがクリアリングに悪影響をなして妹ならない、即ち
クリアリングを一層大きなエネルギー放出でひどくする
ことがあってはならない。例えば、腐食問題はより肉厚
の金属電極を用いるだけで扛克庫できない。肉厚の金属
層Ir&にもりとも不利な遅延した激しいクリアリング
作用を、即ち金属化コンデンサの主たる目的に相反する
結果を呈する電極である。肉薄の電極はその経済性が好
ましいので一層望ましい。しかし、腐食問題はより薄い
電極によりては解決されない。薄い電極は多数の不必要
なりリアリングを支持することによって腐食問題を単に
悪化するからである。金属が異なれば腐食速度も異なる
が、アルミニウムおよび亜鉛のような実−された金属を
層重極用に今まで通り使用することが断然望ましく、し
かもこれらの金属はもつとも腐食を受けやすい。
クリアリ・グおよび腐食双方とも重置的応力および電界
強度に関係しており、アルミニウムの導電率またはアル
ミニウムの厚さは効果的なりリアリングに適当な狭い範
囲内圧固定されているので、腐食作用を単に変更+るだ
けでは、は;きすした改良はあっても、所定の高応力コ
ンデンサがいくらか長く、即ち少ないキャパシタンス損
失で動作するようになるだけである。過剰なりリアリン
グはキャパシタンス損失の原因とな妙続ける。重要なこ
とは、クリアリング作用も腐食作用も優れた性能の高応
力コンデンサを得るために変更を要するということであ
る。誘電体への電圧応力を低下することにより両目的を
達成できるが、こうするのは非常に不経済である。
本発明者らは、単一電極設計の代りに他に例のない極め
て薄い複合電極金属二重層を使用することにより、望ま
しいクリアリング作用をそこなうことなく、金属化コン
デンサの腐食問題を著しく軽減できることを見出した。
外層が内層より高い抵抗率を有し、二重層の全体厚さが
従来の単一層より薄い構成の、異なる金属の二重金属層
電極を用いることにより本発明管実現することができる
第1図に本発明の利点が最高に発揮される種類のコンデ
ンサを示す。このコンデンサは前掲のFlanagan
の米国特許に記載された構造と同様の、約370ボルト
以上、特に約件0ボルト以上の電圧用の構造を使用した
ものである。第1図に本発明の好適実施例をコンデンサ
ロール部10として示す。
ロール部10は/対のポリプロピレン製誘電材料ストリ
ップ11および12を具え、これらストリップは金属化
表面または被覆16および14で示す通り金属化されて
いる。慣例通りにストリップ11および12の金属化を
、ロール10の対向側端縁に沿って金属なしの余白15
および16を残すように行う。巻回過程において、ロー
ル10をコア部材17のまわりに巻くとともに、ストリ
ップ11および12を互に横方向にずらして、各端縁ま
たはロール端にずれが現われ、金属化被覆がストリップ
の端縁で露出されるようKする。この後、周知のスフ−
ピング(schooping )技術を用いて金属層2
0を設けることによ抄適当な電気的リード18および1
9を露出金属被覆に被着することができ、しかる後ロー
ルを第2図に示すような缶またはケーシングに収容する
第2図において、コンデンサ21は、7つのロール10
t−缶また扛ケー7ング22に収容し、ロールからのリ
ード18および19を端子26および24に接続してな
る。ケーシング22Fi、絶縁油25を充満させ次いで
シールする密封缶型とするか、また社含浸液を用いない
保[[型のケーシングとすることができる。いずれの場
合にも、本発明が主として対象としているの扛第1図の
金属化被覆(コーティング)13および14であり、こ
の被覆を第3図にさらに詳細に示す。
第3図に誘電ストリップ11を誘電合成樹脂フィルム、
例えばポリプロビレ/フィルムとして断面図にて示す。
ストリップ11には複合金属層また社被覆16が真空堆
積または他の手段で設置されるかまたは被着されている
。図示のように、複合金属層13は金属26および27
の二層または二重層よりなる。これらの金属は誘電スト
リップをはソ覆い、さらに具体的にはこれらの金属は連
続かつコンデンサの有効コンデンサ電極区域と間延であ
る。
第1金属層26はコンデンサの第1電極層である。
この層用の代表的金属はqq、?9 %アルミニウムの
ような高純度アルミニウムである。通常この層は/75
〜JOλの範吟の厚さを有し、これに対応して5−gΩ
/口の抵抗率を有する。Ω/口は極端に薄い蒸着金属層
に使用できる測定単位である。
この層は余白を形成する区域を除くストリップ11の全
域を覆う。こうした完全被覆型とする理由は、金属化コ
ンデンサの研究と検査によりコンデンサロールの全体に
わたって腐食が見出されることがわかっているのと、コ
ンデンサ実効電極区域表面の全体に満たない部分に腐食
保護を設けたのでは不十分もしくは不経済となるからで
ある。
第コ金属層27は、第1*属とは異なる特定の金属また
は合金であり、(atクリアリング向上のために第1金
属層26を普通にはない程度に極端に薄くするのを可能
にする機能と、(bllココ金属層相対的に低い酸化特
性およびコンデンサの動作中にはy連続な金属状態のま
まある能力により腐食を抑制するという機能とを示すよ
う明確に定められた電気化学的特性を持たなければなら
ない。適正な金属が形成する層27は、その厚さをベー
ス層26の厚さと合わせても、従来の単一アルミニウム
層の設計厚さより薄い合計厚さを有する。
第コ金属層27用の好適な金属には、鉄、クロム、ニッ
ケルのような金属およびその合金、例えばN1crが包
含される。これらの金属の抵抗率は約104〜/Q*O
Ω/口の範囲に入る。これらの金属は、第1層の金属よ
り高い融点を有しかつ同一動作環境下で第1屡の金属よ
り著しく低い高電界電気化学的腐食速度を有する金属と
して定義された非常に広い7群の金属の中に含まれる。
これらの金属はその薄さを考慮に入れると第1層の金属
よ抄高い抵抗率を呈し、第1層上に連続金属状態にて極
めて薄い層として堆積することができる。
第二金属層がコンデンサ内でその金属形態に大部分留ま
っている傾向があること、即ち第二金属層が空気露出な
どから容易に酸化物に転化しないことが重要である。あ
る程度の酸化物の半導電性は有害ではないが、金属導電
性が好ましい。腐食の可能性のある場所には、金属導電
性または半導電性を有するオーバーラツプまたはおおい
金属を設ける必要がある。亜鉛、銅などの金属は、極め
て薄い層のとき急速な高い腐食性を示すので望ましくな
い。キャパシタン2の変化または損失は、導電電極構造
及び概念全体を保全する金属導電性被覆によ抄著しく小
さくなる。
アルミニウムおよび銅を含む合金を単一電極として使用
することによ抄腐食をある程度軽減できるが、多量の銅
が必要とされ、これにより電極の抵抗率が望ましくない
値になってしまう。本発明の層27の金属は純アルミニ
ウムより高い抵抗率および高い融点を有する。これらの
金属の導電率は通常的/Q4〜/Q 10Ω/口の範囲
内にある。クリアリング過程で蝶第コ層は溶融する必要
がない。第二層の金属は融点が高くかつ薄いのでクリア
リング過程でこれらの金属I/i迅速に蒸発し、クリア
リングに対して何の悪影響もなさない。従来のアルミニ
ウム層より薄い第1層を選択することにより有利なりリ
アリングが得られる。
両層の厚さの比は、第1層の厚さが約3oλ以下である
として第2層が第1層の厚さの//l、 〜///コ、
特に好ましくは//g〜///2となるようにするのが
好ましい。本発明においては、第2層が2つの形態で実
質的に連続的であることが重要である。第−K、第2層
は有効電極区域全体にわたって実質的に連続でなければ
ならず、第二に第2層は、極めて薄い、例えば約3oλ
以下の層として堆積されたとき、ある種の金属が物理的
にも電気的にも接続されていない個々独立の島を形成す
るという意味で、非分断層としそ堆積しなければならな
い。上述した厚さ関係とする理由は、電流のはソすべて
を第1層により搬送し、かつ第二層が相対的に高い抵抗
および高い融点を有するのが望ましいからである。
アルミニウムとニッケルおよび/または鉄との二重層を
有する金属化ポリプロピレンフィルムは、従来のコンデ
ンサと比較して優れた性能を示した。
N、tば、キャパシタンスの損失をコンデンサノ寿命全
体にわたって9θチ以上のように大幅に減少させること
ができ、またとの理由によりこれらのコンデンサのフィ
ルムへの電気的応力レベルを約/200ボルト/ミル(
ダルボルト/μ)以上、例えば15θ0〜2000ボル
ト/ミル(gコボルト/μ)の範囲またはそれ以上に増
加することができる。同時に、合計厚さが従来の単一層
の厚さより小さい二重層を設けることにより材料経済が
改善される。
本発明の代表的な実施例を以下に示す。すべての実施例
で金属層は周知の真空堆積法によって堆積した。
9例1 本例では第7.2および3図の構造に従って、容量/!
; −1,SμFの幾つかのコンデンサを組立て九。
この製作例の重要な特徴は、ポリプロピレンフィルムの
厚さ、即ち3μmおよび二重層被覆の厚さで8)b。本
例で使用した゛二重層線アルミニウムのペース層と、こ
のアルミニウム層上のニッケルークロ五合金、例えはg
O% NiおよびX) % Crの合金の第2層とより
なる。すべての例において、アルミニウム層は厚さ約/
7!; −230λで、NiCr層は厚さ約20〜30
λであった。対照例は、実施例の他のコンデンサの全体
的構成と同じに#作されたが、厚さ約500λの単一ア
ルミニウム層のみを有する従来のコンデンサである。
第  I  表 第1表かC)明らかなように、時間経過に伴なうキャパ
シタンス損失が従来のコンデンサ(対照例)でれ約5〜
tSであるのに対して、アルミニウムベース層トニッケ
ル・クロムIn有i6コンデンサでは08のように低い
。このこと社、コンデンサをlI7θ〜66θボルト、
ざ0℃、即ちか\る薄膜誘電系の場合にもっとも苛酷な
1組の試験条件下で試験したという事実を考直すると、
驚くべきことである。二重金属層の合計厚さは従来の単
一層G厚さより著しく小さい。対照コンデンサを含めて
この種のコンデンサの通常の寿命は普通2Q00θ時間
以上である。
実施例■ 5MPPコンデンサにおける高電界電気化学的腐食過程
を消去した他の二重層電極はAl−Feまた絋Fe A
l二重層である。鉄はもつとも望ましい二重層材料の一
つである。その理由は、鉄がXλ以下の厚さで物理的お
よび電気的に連続状態に留まる上、比較的安価であるか
らである。Al−Fe二重層電極コンデンサは、対照コ
ンデンサ(実施例夏参照)より著しく高い応力レベルで
試験しても合格であった。この実施例量においてアルミ
ニウム層は厚さXo−X0人、鉄層は厚さ27〜30人
であった。誘電体は厚さざμのポリプロピレンフィルム
であった。
#!層表から明らかなように、実施例1の優れ九低キャ
パシタノス損失結果が確認される。極端な応力および温
度下で7200時間以上の寿命として示されるキャパシ
タンス損失の向上は他に例がない。
本発明を実施するなかで、コンデンサ故障の相当数が誘
電体またはキャパシタンス損失による故障ではなく、実
際上スクービング材料20を介してのリードまたはタッ
プ17と金属層13との電気接続<wi図参照)に基因
することが見出された。組立て作業では、ストリップ1
1および12の各端sK被被覆れてない余白15および
16を残し、又各端部で互にずらせて一方の電極をなす
金属層16を端部のスフ−ピング材料20から確実に分
離する。本発明の被覆(コーティング)27のいくつか
が、ある時間の遅れをもって、使用した共通スクービン
グはんだへの接合部に干渉することを確かめた。従って
本発明の好適実施例(おいては、第3図に示すように、
ストリップ11の金属層のふちに第コ余白28を設ける
。余白28を設けることで、下側のアルミニウム金属層
を通常のスフ−ピング過程に対して露出して優れた結果
が得られ、またかかる余白のない場合に種々の被覆金属
を有するこれらのコンデンサにおける潜在的問題が除か
れる。その上、余白28に露出されたアルミニウム層社
一層嵐好な接合特性を得るためにもつと厚くすることが
できる。本発明の実施例で蝶、アルミニウム余白部を他
のアルミニウム層の厚さの約−倍にする。
金属蒸着過程のマスク工程においてシリコーン油を使用
すると有利な結果が得られる。その理由は、フィルム余
白部が相当量のこの油を吸収し、完成コンデンサのロー
ル端部でのコロナ抵抗を増すからである。
段付電極という特徴を具体化した代表的なコンデンサを
次の実施例に示す。
実施例量 本例では、アルミニウムが厚さ2oθ〜30λである段
付電極を設ける以外扛実施例■に記載した通りにコンデ
ンサを製造した。鉄秩厚さ:L0〜30人で、鉄層tス
トリップの端縁から約2〜3mで終端した。仁の端縁で
段付きの、即ち肉厚にされたアルミニウムは厚さqoo
 −soO人であった。ポリプロピレンフィルム社厚さ
gμであった。
本発明に従って製造した、厚さgμのフィルムを有する
電圧定格SSθ〜66θVACの多数のコンデンサを分
解して調べたところ、クリアリング作用が著しく軽減し
腐食が無視できる程であることがわかった。クリアラン
スの発生を第を図の顕微鏡写真に示す。クリアランスは
中央の穴および環状の無金属区域で定められる。無金属
区域はそこからアルミニウムが蒸発してなくなったポリ
プロピレンフィルムである。本発明の二重層を使用して
もクリアリングの発生回aは増えも減りもしない。
二重層が果す役割轢クリアリングの影響を最小にするこ
と、例えばクリアリングの激しさまたはその波及区域を
小さくすることにある。二重層はこれらの目的を一つに
扛その薄い内層によって達成する。即ち、薄い内層なら
、比較的低いエネルギーでクリアランスを許容し大エネ
ルギーの激しいクリアランスを回避できる。同時に、一
層高い抵抗率の外側金属層は外側金属層に必要な一体性
を実現するのに役立つ。
第S図の顕微鏡写真はアルミニウム電極表面での腐食の
作用を示す。この写真において、明るい区域は酸化アル
ミニウムのスポットで−ある。暗い区域はアルミニウム
金属である。この酸化物スポットはアルミニウム金属層
とポリプロピレンフィルムの界面から始まり、金属層を
完全に貫通する。
この結果、転化後の金属は有効電極表面から除外1↓ され喪金属電極となる。−クリアリングとべ反対に、腐
食は成長現象を示し、高温、電圧および高周波数により
成長条件が促進される。
本発明に係わる二重層秩、周知のメッキ、堆積および被
覆方法によって設けることができる。真空中での蒸着が
好ましい方法である。真空蒸着法同じ室内で別の金属を
同時または連続堆積することができる。これにより表面
を汚染する機会を少なくし、堆積過程での金属層の酸化
を制限する。
第一金属の一部が第1金属層中に拡散しているのが見出
されるかもしれない。本発明の二重層社外貴金属層とし
てアルミニウムを用いてもよく、二重層は、例えばフィ
ルムストリップの片側にアルミニウムの1層を他の側に
もっと薄い、例えば鉄の層とをもって構成することがで
きる。
本発明の重要な点は2つの金属層の厚さの比にある。本
発明に従って実施すれば、全厚さを格段に小さくでき、
優れた利益が得られることを確かめた。この理由で多く
の金属が排除され、又著しく高い応力が使用できる。本
発明は、単に腐食を抑制することによりコンデンサを一
層効果的に動作させるだけでなく、実際上特異な高応力
の腐食も最小なコンデンサを提供する。
極めて薄い第2層を使用するので、コンデンサ動作の寿
命試験後に第2層の金属状態のみならず第一層の連続金
属状態を確認することが重要である。このような試験に
は電子透過、およびオージーx 、(auger )−
エスカ(esca )分光分析がある。
本発明に使用−した他の試験は相対溶解試験で、この試
験で−nある種の流体が酸化物またはベース金属を選択
的に溶解し、計算により一方または他方の存在または不
存在を求めることができる。
本発明をその特定の実施例についてのみ開示し九が、本
発明の要旨から逸脱しない範囲内で当業者は種々の変形
例を想起できるであろう。従って、本発tijIFi本
発明の要旨の範囲内に入るそのような変形例および改変
例すべて包含する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電極構造を適用した乾式金属化コンデ
ンナロールの斜視図、 #Iコ図は第1図のロールを用いた完成コンデンサ組立
体の斜視図、 第3図は本発明の二重層金属化電極構造の7例を示す拡
大図、 第9図はクリアリング作用を示す従来の単層金態化フィ
ルムの拡大写真、および 第S図は特定時間動作後の腐食作用を示す従来の単層金
属化コンデンサ電極の拡大写真である。 10・・・・・・ロール、 11.12・・・・・・ポリグロピレン誘電ストリップ
、13、14・・・・・・金属化被覆、 15、16・・・・・・余白又は縁部、18.19・・
・・・・リード、 20・・・・・・金属層、 21・・・・・・コンデンサ、 22・・・・・・缶、 26・・・・・・第1金属層、 27・−・・・・第2金属層、 28・・・・・・余白又は縁部。 11石、2゜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)/対の電極間に誘電材料ストリップがはさまれた
    コンデンサにおいて、コンデンサの電圧定格が誘電スト
    リップに厚さ/ミル当り約1000ボルト以上の応力を
    加える大きさで、前記を一極の少くとも一方が前記誘電
    ストリップ上の第1金属層と前記ストリップ上の第2金
    属層よりなる複合金属被覆よりなり、第1金属層がII
    〜7オーム/口の範囲の厚さを有し、第2金属が第1金
    属と異な9約10IOオ一ム/口以下の厚さを有し、第
    コ金属層が第1金属層より高い融点を有することを特徴
    とするコンデンサ。 (2)  m記金属層が互に隣接している特許請求の範
    囲第7項記載のコンデンサ。 (3)前記第2金属層が第1金属層を覆う特許請求の範
    囲第1項記載のコンデンサ。 (4)  前記誘電ストリップが合成樹脂である特許請
    求の範囲第1項記載のコンデンサ。 (5)前記誘電ストリップがポリプロビレ/である特許
    請求の範囲第コ項記載のコンデンサ。 (6)前記第1および第コ金属層の一方がアルミニウム
    よりなる特許請求の範囲第1項記載のコンデンサ。 (7)  前記第1金属層がアルミニウムよりなる特許
    請求の範囲第1項記載のコンデンサ。 (8)前記第コ金属鳩がアルミニウムよりなる特許請求
    の範囲第1項記載のコンデンサ。 (9)  前記第2金属がはy鉄、ニッケルおよびクロ
    ムのみよ抄なる群から選択される特許請求の範囲第1項
    記載のコンデンサ。 (IQ  前記第1金属がポリプロ〒°レン樹脂ストリ
    ップ上に蒸着され゛た高純度アルミニウムであり、前記
    第コ金属が蒸着された鉄である特許請求の範囲第を項記
    載のコンデンサ。 知 前記第2金属が鉄である特許請求の範囲第9項記載
    のコンデンサ。 (ロ)前記第コ金属が二にケルを特徴する特許求の範囲
    第9項記載のコンデンサ。 al  前記第2金属がクロムを含有する特許請求の範
    囲第9項記載のコンデンサ。 (14前記第2金属層が合金である特許請求の範囲第9
    項記載のコンデンサ。 a場  前記合金がニッケルークロムである特許請求の
    範囲第11I項記載のコンデンサ。 (11合成樹脂材料のベースストリップと、前記合成樹
    脂ス) 17ツプをそのl長さ方向端縁まで覆う第1金
    属層と、前記第1金属層上に前記長さ方向端縁から隔離
    されて該端縁Keって第1金属層の露出した縁部を残す
    よう置かれた電気的に連続な第コ金属層とを具え、前記
    合成樹脂ス)リップの厚さが約tμ以下であること1*
    徴とするコンデンサ用金属化電極ストリップ。 (1?)  前記第1金属層がアルミニウムよりなる特
    許請求の範囲第16項記載のストリップ。 −前記第コ金属層が合金よりなる特許請求の範囲第77
    項記載のストリップ。 四 前記合金がニッケルを含有する特許請求の範囲第1
    g項記載のスt−9ツブ。 −前記合金がニッケルおよびクロムよりなる特許請求の
    範囲第19項記載のストリップ。 (2)(a)/対の電極間に誘電材料がはさまれ、(b
    )  前記電極の少くとも一方がベースポリプロピレン
    誘電ストリップおよびその上の二重金属層よりなり、 (c)  前記二重金属層が前記誘電ストリップ上のI
    N/金属層とその上の異なる金属の第2層よりなり、 (d)  #紀誘電ストリップに加えられる電気的応力
    が厚さlミル当り約/−〇〇ボルト以上であり、(e)
      前記第1金属層がアルミニウムよりなり選択される
    少くともl金属よりなって101oオーム/口以下の厚
    さ範囲にあり、 (f)  前記第コ金属が金属状態で、前記ス) +7
    フツと同−千11に延在しかつストリップの/長さ方向
    端縁から隔離されてス)IJツブ端縁に沿って第゛l金
    属層を縁部として露出していることを特徴とするコンデ
    ンサ。 −前記第コ金属が鉄である特許請求の範囲第21項記載
    のコンデンサ。 一前記コンデンサが絶縁油に浸漬されている特許請求の
    範囲第27項記載のコンデンサ。 (財)(a)  /対の電極間に誘電材料ストリップが
    はさまれ、 (b)  前記電極の少くとも一方が前記誘電ストリッ
    プ上に蒸着された二重層であり、 (c)  前記誘電ストリップが厚さ約tμ以下で、従
    って電圧応力が厚さlミル当り約120o −iso。 ボルトの範囲にあり、 (d)  前記二重層の合計厚さが/95−2gO大の
    範囲にあり、第2層の厚さが約30λ以下であることを
    特徴とする電圧定格が交流約370〜btoボルトの範
    囲内にあるコンデンサ。 に)コンデンサが絶縁油に浸されている特許請求の範囲
    第2’1項記載のコンデンサ。
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