JPS5864883A - 情報信号記録円盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は情報信号記録円盤に係り、ソフト制作側におい
て任意のスローモーション・倍速比を指定し得、高品質
のスローモーション再生画儂が得られる情報信号記録円
盤を提供する°ことを目的とする。

従来より、映像信号が音声信号と共に螺旋状の同一トラ
ックに記録された情報信号記録円盤（以下「ディスク」
という）からスローモーション再生画偉を得る場合は、
ディスクの１回転宛形成されているトラック、すなわち
１本のトラックをスローモーション比に応じた回数繰り
返して再生し、しかる後に次のトラックに進んで再びそ
のトラックを上記の回数繰り返して再生することを順次
繰り返すことにより行なえることが知られている。

しかし、１本のトラックに複数フィールド、例えば４フ
イールドの割合で映像信号及び音声信号が記録されてい
るディスクでは、上記のスローモーション再生により各
トラックの４フイールドの映像信号が所定回数ずつ繰り
返し再生されるため、この映像信号が動画の場合はスロ
ーモーション再生画像は完全なスローモーション再生画
像ではなく、画像の動きに不自然ながたつきが見られる
という欠点があった。

一方、ディスクの１回転宛形成されるトラックに記録さ
れる４フイールドの映像信号として同一の映像信号を４
回繰り返して記録したディスクのスローモーション再生
を行なった場合は、各トラックの同一フィールド（又は
同一コマ）の映倫信号が所定回数ずつ繰り返し再生され
るので完全なスローモーション再生画像を得ることがで
きる反面、ピックアップ再生素子を強制的トラック変更
させることな〈従来のノーマル再生を行なった場合は、
互の画像情報を落して記−録したディスクの場合は再生
画像の動きがぎこちなくなり、また画像情報を落すこと
なく記録したディスクの場合はスローモーション再生画
像の如くになり、ノーマル再、生画像を得ることはでき
ず、またノーマル再生音声も得ることができなかった〇 更に、ディスクに記録される情報信号には、スポーツや
理科実験などのプログラムのようにスローモーションで
再生されるべき情報信号があり、かかる情報信号を従来
のようにディスクの複数回転期間に亘ってノーマル記録
することは、記録領塘に一定の制限があるディスクにと
って不経済であった。

本発明は上記の欠点を除去したものであり、以下図面と
共にその各実施例につき説明する。

本発明は１回転宛複数フィールドの割合で映像信号が音
声信号と共に同一トラックに記録されるディスクに関す
るものであり、−例として本出願人が先に提案したディ
スクに適用した場合を例にとって説明する。この本出願
人の提案になるディスクは、針案内溝を形成することな
く、主要情報信号が螺旋状の主トラツクに記録されてお
り、また主要情報信号の記録周波数帯埴よりも低域周波
数で、互いに相異なる周波数で、かつ、バースト状の第
１及び第２のトラッキング制御用参照信号（以下「トラ
ッキング信号」という）ｆ９、及びｆ２．が夫々ディス
クの１回転間期毎に交互に切換えられて相隣る主トラツ
クの各トラック中心線間の略中間部分番こ副トラツクを
形成して記録されており、更にｆｌ及びｆ、！の切換接
続部分には第３のトラッキング信号ｆ９．が主要情報信
号に影響を与えないよう主又は副トラツクに所定レベル
以下のレベルで記録されている電極機能をもったディス
クである。

ここでは、上記主要情報信号として映像信号及び音声信
号が、１回転宛４フィーＡドの割合で断続するピット列
として記録された静電容量費化検出読取型のディスクを
例にとって説明する。なお第１図は上記の本出願人の提
案になるディスクの記録トラッキング信号の記録配置関
係を模式的に示す図で、同図中、○印はトラッキング信
号ｆ、１記録位置、Ｘ印はトラッキング信号ｆｐ！記録
位置を夫々示し、実線は主トラツクのトラック中心線を
示し、またａ、ｂ、ｃ及びｄは夫々垂直帰線消去朝間記
録部分を示し、更に斜線で示す垂直帰線消去期間記録部
分ａ内にはトラッキング信号ｆ□が記録されている。

第２図は本発明になるディスクの記録系の要部の一実施
例のブロック系統図を示す。同図中、１及び２は夫々音
声信号源で、ディスクに記録すべき音声信号が例えばテ
ープレコーダにより再生される。この音声信号源１及び
２は後述する映像信号の静止画配録部分に対応して記録
される音声信号部分に関しては、予め音声信号がフィー
ルド単位毎に所定の順序に運び換えられて時系列的に合
成された音声信号を夫々周波数変調器３及び４に出力す
る。周波数変調器３は入力音声信号を例えば３．４３　
ＭＨｚ±７５　ｋＨｚの第１の音声周波数変調波として
混合器５へ出力し、周波数変調器４は入力音声信号を例
えば３．７３　ＭＨｚ±７５　ｋＨｚの音声周波数変調
波として混合器５へ出力する。

一方、６はカラー映像信号源で、これより１秒間２４コ
マ若しくは３０コマの映画フィルムからのカラー映倫信
号又は標準テレビジョン方式のカラー映倫信号が取り出
され、輝度信号処理回路７に供給され、ここで輝度信号
の上限周波数が制限される一方、搬送色信号処理回路８
に供給され、ここでそのｉ＃送送信信号分離され、かつ
、低域周波数に変排される。輝度信号処理回路７から取
り出された輝度信号と、搬送色信号処理回路８から取り
出された低域変換搬送色信号とは夫々混合器９で例えば
帯埴共用多重化された後混合器５に供給される。

更に、１０はアドレス信号発生回路で、後記するチャプ
タ用アドレス信号、タイム用アドレス信号及びキック用
アドレス信号を、輝度信号処理回路７より取り出される
輝度信号の垂直帰線消去期間内に対応して所定順序で出
力する。チャプタ用アドレス信号、タイム用アドレス信
号又はキック用アドレス信号は混合器５に供給される。

また更にトラッキング信号発生器１１は輝度信号処理回
路７よりの輝度信号と搬送色信号処理回路８よりの低域
変換搬送色信号とが夫々供給され、低域変換搬送色信号
の副搬送波周波数を分周した周波数で、かつ−互いに異
なる周波数の前記第１．第２及び第３のトラッキング信
号ｆ　　、ｆ　　及びｆｐ。

ｐｌ　　　　　　ｇ）雪 を所定のタイミングで発生する。ここで、トラッキング
信号ｆ　　、ｆ　　は第３図（Ｂ）に示す如く、混ｐｉ
　　　　　ｐｌ 合冊９より出力される輝度信号及び低域変換搬送色信号
の帯域共用多重化信号（第３図（５）に示す〕の水平帰
線消去期間内で、かつ、カラーバースト信号に悪影箒を
与えないようカラーバースト信号を避けた期間内にのみ
出力されるバースト状の信号であり、ディスク１回転期
間毎にトラッキング信号ｆ　及びｆｐ！が交豆に出力端
子１２．１３へ１ 切換出力される。

なお、混合器９の出力である記録されるべき変形カラー
映倫信号の波形は、走査線数５２５本の場合は第３図（
３）に示され、かつ、その波形中の上部の数字は水平走
査線番号、Ｃｂ１〜Ｃｂｙはカラーバースト信号を示す
。また第３のトラッキング信号！２．はディスク１回転
宛第３図（Ｑに示す如く同図（８）の記録される豐形カ
ラー映偉信号の垂直同期パルス期間に対応する約３Ｈ期
間に亘って発生出力され出力端子１５へ出力される。

混合器５により上記記録されるべき変形カラー映倫信号
と、これよりも高域側の空いている周波数帯域を占有す
る第１及び第２の音声周波数変調波と、チャプタ用アド
レス信号、タイム用アドレス信号及び第３図ｑに示すタ
イミングで発生出力されるキック用アドレス信号Ａ［１
ｅ　ＡＩｃＩとが夫々混合多重され、この混合多重信号
は周波数変調器１４に供給され、ここで周波数変調され
た後出力端子１５より主要情報信号として記録光学系（
図示せず）へ出力端子１２．１３からの第１．第２のト
ラッキング信号ｆ　　、ｆ、と共に出力される。

１）Ｉ　　　　　Ｐ なお、周波数変調器１４の出力周波数変調波の輝度信号
の智送波偏移周波数−帯塘は、−例として１秒間３０コ
マの映画フィルムからのカラー映倫信号をＮＴ８０方式
カラー映像信号として再生する場合は、シンク千ツブレ
ベルが６１−、ペデスタルレベル力６．６　ＭＨｚ　、
ホワイトピークが７．９ＭＨｚとなる。

上記主要情報信号は例えば光変調器（図示せず）に印加
されてレーザー光を変調して被変調光ビームに変換され
、これが同期回転している円盤状記録原盤（図示せず）
上に塗布された感光剤に集光せしめられ、周知の現像処
理工程を経て主要情報信号の繰り返し周波数に応じて断
続するビット列とされた生トラックを形成する。従って
、映倫信号と音声信号とは夫々同時に同じ主トラツクに
記録されることになる。なお、前記トラッキング信号ｆ
、、ｅ　ｆｐ！は上記とは別の光変調器（図示せず）に
印加され１、同様にレーザー光を変調して被変調光ビー
ムに変換された後断続するピット列の前記副トラツクを
前記主トラツクと同時に形成する。

上Ｐの配録原盤から周知の原盤工程を経て第１図に示す
如きトラックパターンを有するディスクが複製される。

次に本発明になるディスクのトラックパターンの一実施
例につき更に詳細に説明する。

第４図は不発明番どなるディスクの一実施例のトラック
パターンの模式図を示す。同図中、螺旋状の破線は主要
情報信号記碌主トラックのトラック中心線を示し、トラ
ッキング信号ｆ　　、ｆ　　記録ｐｉ　　　　　ｐ！ 副トラツクの図示は省略しである。またａ、ｂ。

Ｃ及びｄは第１図と同様、王トラックに記録されている
垂直帰線消去期間の記録部分を示し、主トラツク上の垂
直帰線消去期間記録部分ａ内には前記した如く、第３の
トラッキング信号ｆ□とキック用アドレス信号ＡＫＩ　
Ｉ　ＡＫｍが夫々時分割多重記録されている。本発明は
キック用アドレス信号ＡＫ１１Ａ、を夫々記録した点に
４？像を有するものであり、その詳細については後記す
る。

また第４図においてアルファベットは前記カラー映像信
号源６からのカラー映像信号中の映画フィルムの１コマ
を示し、アルファベットの順番はその順番を示す。従っ
て、第４図に示す如く、同一コマのカラー映像信号は垂
直帰線消去期間記録部分ａを始点とするディスク１回転
宛形成される主トラツク（以下、これを「１本のトラッ
ク」ともいう）に計４回繰り返して記録される（なお、
−コマのカラー映像信号はディスク１回転期間に記録さ
れる）。またディスク外周側より内周側へカラー映像信
号は画像情報を落すことなく各トラック毎に順次記録さ
れている。

更に第４図中、アルファベットの次に記載されている数
字は記録されるべき音声信号を１又は７フイ一ルド期間
毎に分割して得た分割音声信号部分の分割順番を示し、
その数字の図示位置がその分割順番の分割音声信号部分
記録範囲を示す。従って、数字の順番に従ってトラック
を再生した時にノーマル再生音声信号が得られることに
なる。

第４図に示す実施例では、音声信号は垂直帰線消去期間
配録部分ａから記録開始されて５５フイ一ルド期間に亘
ってノーマル記録され、最初の記録位置から５．５フイ
一ルド期間経過した位置より今度はそれ以前に角Ｗｒの
回転期間（ここではｒ＝９０°で１フイ一ルド期間）に
記録された分割音声信号部分「３」より８フイ一ルド期
間に亘ってノーマル記録され、しかる後にその位置より
１トラツク前に記録された分割音声信号部分「７」より
８フイ一ルド期間に亘ってノーマル記録される。

以下、１フイ一ルド期間毎に分割された分割音声信号部
分が８フイ一ルド期間に亘ってノーマル記録された後１
トラツク前に記録された分割音声信号部分から再び８フ
イ一ルド期間に亘ってノーマル記録されることが繰り返
される。従って、音声信号の不連続点が第４図に■で示
す如く、垂直帰線消去期間記録部分ａの位置より角ｆ−
（α＋β）回転した位置（すなわち、ここではα＝４５
°、β＝９０°であり、１．５フイ一ルド期間経過した
位置）で、かつ、１トラツクおき毎に存在することにな
る。なお、第４図中、角度α、β、γ、δ及びεは例え
ばαと８が夫々４５°で、β、γ及びδが９００である
。

更に第４図において、主トラツク上の垂直帰線消去期間
記録部分す、Ｃ及びｄ中の自回角印はチャプタ用アドレ
ス信号ＡＣとタイム用アドレス信号ＡＴとが夫々記録さ
れていることを示す。第５図（５）は主としてディスク
の同一記録面における記録プログラムの順番を示す全２
９ビツトのチャプタ用アドレス信号ＡＣの構成を模式的
に示して８す、５ＹＮＯで示す４ビツトの同期コード１
６．２ビツトのライン識別コード１７．２ビツトの音声
識別コード１８．８ビツトのチャプタ番号識別コード１
９．１２ビツトの時間識別コード２ｏ及び１ビツトのパ
リティビット２１とからなる。このチャプタ用アドレス
信号ＡＣは記録映像信号がＮＴＳＣｔ方式の場合は、水
平走査線番号１７と２８０の各水平走査期間（すなわち
、奇数、偶数の各フィールド共に垂直同期パルスの後の
等化パルスの後、８個目の水平同期信号入来時点より１
水平走査期間）に型費されて伝送される。

同期コード１６は１６進法で「０」の値を示す２進数［
１１００Ｊであり、ライン識別コード１７はチャプタ用
アドレス信号ＡＣの伝送ラインを識別させるコードであ
り、また音声識５１１コード１８は記録音声信号の種別
（例えばステレオ、モノラル、バイリンガル等）を示す
コードである。更にチャプタ番号識別コード】９は記録
プログラムの順番を示すコードで、例えば最大９９＃ま
でのチャプタ番号を示すことができる。また時間識別コ
ード２０はチャプタ番号識別コード１９で示される各チ
ャプタ番号の記録プログラムの各頭初位置からのトラッ
ク位置を秒単位の時間で示すコードで、ローカルアドレ
スと呼称され、０秒から最大４０９５（＝＝：　２１　
Ｎ　−１）秒まで表わすことができる。

一方、第５図旧）は主としてディスクのプログラム記録
区間の最初の記録プログラムの頭初位置からの時間でト
ラック位置を示す全２９ビツトのタイム用アドレス信号
Ａ、の構成を模式的に示しており、４ビツトの同期コー
ド２２．２ビツトのライン識別コード２３．２ビツトの
音声＃慴コート２４．１６ピツトの時間識別コード２５
．４ビツトのトラック識別コード２６及び１ビツトの７
（リテイビット２７とからなる。このタイム用アドレス
信号ＡＴは、チャプタ用アドレス信号ＡＣの伝送期間の
次の１水平走査期間（水平走査線番号１８゜２８１）に
伝送される。ライン識別コード２３はこの伝送期間を示
しており、また同期コード２２と音声識別コード２４と
は夫々同期コード１“６と音声識別コード１８と同一内
容となっている。また時間識別コード２５は全記録プロ
グラムの最初の記録位置からのノーマル再生時の時間を
示し、０分０秒から最大５９分５９秒まで示すことがで
きる。またトラック識別コード２６は１秒間で再生され
るトラックの番号を識別させるコードである。

これは、例えばフィールド周波数６０　Ｈｚの映像信号
を音声信号と共に再生すべきディスクでは、１秒間に１
５５回転しめられて再生が行なわれるので、同じ１秒間
に１５本のトラックのうち何本口のトラックを再生して
いるかを識別させる必要があるからである。ただし、本
実施例ではノーマル再生時には１トラツクおき毎に再生
されるので１トラック識別コード２−６はディスク回転
数が９００ｒｐｍのときは゛３０トラック毎にθ〜１４
の値をとり、７５０ｒｐｍのときは２４トラツクで０〜
ｌｌ。

次の２６トラツクでθ〜１２の値をとる。

上記のチャプタ用アドレス信号〜及びタイム用アドレス
信号ＡＴの構成は夫々本出願人が先に提案したものであ
るが、これらのアドレス信号ＡＣ及びＡ丁がディスク１
回転宛記録される４個所の垂直帰線消去期間のうち、ｆ
ａ４図にす、ｃ及びｄ内の自回角印で示す如く、第３の
トラッキング信号ｆ９．が記録されない３個所の垂直帰
線消去期間内に夫々配録される。

また更に第４図において、垂直帰線消去期間記録部分ａ
内の黒四角印又は黒丸印は、キック用アドレス信号ＡＫ
がその位置に記録されていることを示す。このキック用
アドレス信号Ａ３は第６図に示す如き構成とされており
、第３のトラッキング信号ｆ□が伝送される垂直帰線消
去期間内の例えばＮＴＳＯ方式の場合は第３図（５）９
口に示す如く水平走査線番号１７の１水平走査期間に伝
送される第１のキック用アドレス信号ＡＮ□と、水平走
査線番号１８の１水平走査期間に伝送される第２のキッ
ク用アドレス信号ＡＫ！とがある。更にキック用アドレ
ス信号ＡＫＩ　、　ＡＫ２は、成るトラックにはＡＫｌ
ａ　ｅ　ＡＫ＊３として記録され、次のトラックにはＡ
ｌｃｌｂ、ＡＫｌｂたして記録され、更に次のトラック
にはＡｉｃｔａ　ｔ　’に２ａとして記録され、μ下上
肥と同様にして各トラック毎にＡＫｌｌ）及びＡＫ　ｌ
　ｂとＡＫｌａ及び’ｔｃ＊ＢＪ：が交互に記録される
。すなわち、キック用アドレス信号ＡＫはその構成が第
６図に示すもので共通であるが、そのコード内容に応じ
てＡＫ、Ｂ　ｅ　ＡＫｌｂ　ｙ　ＡＫ＊Ｂ　＊　ＡＫｌ
ｂの４種類存在することになる。

第６図に示す如く、キック用アドレス信号ＡＫは全２９
ビツトで構成され、４ビツトの同期コード２８．２ビツ
トのライン識別コード２９．２ビツトの音声識別コード
３０．８ビツトのうち上位４ビツトが３１ａで、下位４
ビツトが３１ｂで示されるディスク識別コード、４ビツ
トのキック有無指示コード３２．４ビツトのキック方向
指示コード３３．４ビツトのトラック番号コード３４及
びｌビットのパリティビット３５とよりなる。同期コー
ド２８は前記アドレス信号ＡＣｔ　ＡＴの各同期コード
１６．２２と同一の値（１６進法で「Ｃ」）である。菫
たディスク識別コード３１ａ及び３１ｂはディスクが第
４図に示す如きトラックパターンを有量るディスクであ
ることを識別させるためのコードで、第７図（５）、＠
、＠　８　図（Ａ）　、　（Ｂ）ニ示ｔ　如＜キック用
アドレス信号ＡＫｌａ　＊　ＡＫｌｌ）　ｓ　ＡＫ！ａ
　ｌＡＫ！ｂのいずれも１６進法のｒＡＪの値をとる。

更にキック有無指示コード３２は、再生素子をしてｌト
ラックピッチ分の強制的なトラック変更（以下これを「
キック」という）を垂直帰線消去期間内で行なわせるか
否かを、′ｄ示するコードで、ビットの値が「１」のと
きキック「有」、「Ｏ」のときキック「無」とし、更に
４ビツトの各ビットがＭＳＢよりＬＳＢ方向へ順に垂直
帰線消去期間記録部分ｂｌｃＩｄ１８の位置でのキック
の有無を指示する。

更に、キック方向指示コード３３はキック方向を指示す
るコードで、４ビツトの各ビットがＭＳＢよりＴ、８Ｂ
方向へ順に垂直帰線消去期間記録部分す、ｃ、ｄ、ａの
位置でのキック方向を指示し、ビットの値が「１」のと
き順方向（ここでは内周方向）、「Ｏ」のとき逆方向（
ここでは外周方向）へのキックを指示し、キック有無指
示コード３２の対応するビットの値が「０」のときは「
０」とされる。また更にトラック番号コード３４はキッ
ク状態に応じて、例えばノーマル再生すべきトラックに
は「Ｏ」、それ以外のトラックはｒｌＪのイぼをとる。

しかして、本発明になるディスクでは、キック用アドレ
ス信号ＡＫは第７図に示す如く、キック有無指示コード
３２の値が１６進法の「１」で、かつ、キック方向指示
コード３３の値が１６進法の「０」であり、これにより
垂直帰線消去期間記録部分ａ内で逆方向へ１トラックピ
ッチ分トラック変更されることを示すと同時に、トラッ
ク番号コード３４の値ｆＸＪでスローモーション再生比
を指定するアドレス信号として使用される。この値ｒＸ
Ｊの選定方法につき説明するに、まず第一には値ｒＸＪ
は４ビツトのうちＭＯＢの値を２進数の＠ｌ”としてス
ローモーション再生であることを示すと同時に、第２．
第３．第４ビツトの２進数の値１１Ｘ、ＩＩＩ　、　＠
″４　ｅ　＠Ｘｓ　ニより示すれる２進化１０進数の値
をＬとしたとき２Ｌでそのトラックの再生回数を指示す
る方法である。この値ｒＸＪの第一の選定方法による同
一トラックの再生回数と上記値“Ｘｌ＃、“ｘ；　、　
＠ｘ、”との関係をまとめると表１に示す如くになる 表　　１ 値ｒＸＪの第２の選定方法はコード３４の４ビツトを、
第３のトラッキング信号ｆ　の存在する垂直帰線消去期
間記録部分ａ内で逆方向（ここでは外周方向）へ１トラ
ックピッチ分トラック変更を行なう（すなわち１回キッ
クバックする）回数を２進化１０進数で示す方法である
。この方法による値ｒＸＪとキックパック回数とスロー
モーション比との関係をまとめると表２に示す如くにな
る。

表　　２ 次に本発明になるディスクを再生する再生装置の一例に
つ六説明する。第８図は本出願人が先に提案したディス
ク再生装置に適用したディスク再生装置の一例のブロッ
ク系統図を示す。同図中、４１は第４図に示すトラック
パターンを有するディスクで、ターンテーブル（図示せ
ず）上に載置せしめられてモータ（図示せず）によりタ
ーンテーブルと共に図中Ｙ方向へ高速で同期回転せしめ
られる。ここで、ディスク４１の回転数は、ディスク４
１に１秒間２４コマの映画フィルムからのカラー映倫信
号が記録されている場合は７５０　ｒｐｍで、他方、１
秒間３０コマの映画フィルムからのカラー映倫信号が記
録されている場合は９００　ｒｐｍに選定される。ディ
スク４１の上記回転によりディスク４１の盤面上を再生
針４２が摺動矩査する。

再生針４２はカンチレバー４３の一端に固着されており
、カンチレバー４３の他端の基部側には永久磁石４４が
固定されている。カンチレバー４３の永久磁石４４が固
定された部分は、再生装置に固定すわたトラッキングコ
イル４５とジッタ補正用コイル４６により囲繞されてい
る。ジッタ補正用コイル４６は左右のコイル部が夫々同
相に巻回されているため、入力端子４７よりのジッタ補
正信号の極性に応じて永久磁石４４に対して同時に吸引
、又は反発となって働くため、カンチレバー４３はディ
スク４１のトラック接線方向上に直動して、ディスク４
１の面撮れ、あるいは偏芯によって生ずるジッタを補正
する。またトラッキングコイル４５は永久磁石４４の磁
界方向に対して垂直な方向に磁界を発生せしめ、トラッ
キング回路６１よりのトラッキング誤差信号の極性に応
じてカンチレバー４３を図中Ｚ方向（トラック幅方向）
上いずれか一方向へ、かつ、その大きさに応じた変位量
で変位させる。

再生針４２の後端面に蒸着固定された電極とディスク４
１との間に形成される静電容量が断続するピット列に応
じて変化することに応動して共振周波数が変化する共振
回路と、この共振回路に一定周波数を印加する回路と、
共撮回路よりの上記静電容量の変化に応じて振幅が変化
する高周波信号を振幅検波する回路と、この振幅検波さ
れた高周波信号（再生信号）を前置増幅する回路とより
なるピックアップ回路４８より取り出された高周波の再
生信号は、復調回路４９に供給され、ここで主トラツク
の主要情報信号（ここでは映像信号及び音声信号）が夫
々復調されて出力端子５３より出力される一方、一部が
分岐されてｆｌ、検出器５０、帯域フィルタ５１及び５
２に夫々供給される。

ｆ９．検出器５０は前記第３のトラッキング信号ｆ１．
を再生信号中より周波数選択し、かつ、これに位相同期
したｆ□検出信号を生成してスイッチングパルス発生器
５９に印加する。また帯域フィルタ５１は再生信号中か
ら前記第１のトラッキング信号ｆ、１を周波数選択して
スイッチング回路５４の第１の入力端子に印加し、他方
、帯域フィルタ５２は再生信号中から前記第２のトラッ
キング信号ｆ□を周波数選択してスイッチング回路５４
の第２の入力端子に印加する。スイッチング回路５４は
スイッチングパルス発生器５９よりのスイッチングパル
スによりスイッチングせしめられ、例えばスイッチング
パルスがハイレベルの期間は帯域フィルタ５１．５２の
各出力端を検波回路６０゜６１の各入力端に各別に接続
し、他力、ローレベルの期間は帯域フィルタ５１．５２
の各出力端を検波回路６１．６０の各入力端に各別に接
続せしめられる。

スイッチングパルス発生器５９よりのスイッチングパル
スは、ｆ、３検出器５０からの検出信号又は後述するキ
ックパルス発生器５８からのキックパルス（ただし、ｆ
□再生期間中に入来したキックパルスを除く。）が入来
した時に極性が反転せしめられる。このようにして、検
波回路６０からは再生すべき主トラツクの外周側の副ト
ラツクから再生されたトラッキング信号の包結線検波出
力が取り出され、かつ、検波回路６１からは内周側の副
トラツクから再生されたトラツキフグ信号の包絡線検波
出力が取り出さ孔、次段の差動増幅器６２に印加される
。差動増幅器６２からはトラックずれ方向に応じた極性
で、かつ、トラックずれ量に応じたレベルを有するトラ
ッキング誤差信号が取り出され、このトラッキング誤差
信号は駆動回路等を含むトラッキング回路６３で所望の
駆動電力に変換された後トラッキングコイル４５に印加
され、これにより再生針４２をディスク４１の半径方向
上トラックずれを補正する方向及び変位量で変位させる
。

また、図示は省略したが、再生針４２を含むピックアッ
プ装置がディスク半径方向上フィードモータによりフィ
ード送りされ、リニアトラッキングを行なわせる。

また１調回路４９により復調された主要情報信号は、出
力端子５３より公知のカラー映倫信号再生系及び音声信
号再生系（いずれも図示せず）に夫々供給されて俤準テ
レビジョン方式の再生カラー映倫信号と２チヤンネルの
再生音声信号と番こ夫々変換された後、モニター用テレ
ビジョン受像機（図示せず）へ出力される。

かかる本出願人の提案になるディスク再生装置において
、本発明になるディスクを再生する装置には、キック用
アドレス信号再生回路５５等からなる再生針４２のキッ
ク制御系が更に設けられている。すなわち、第８図にお
いて、復調回路４９より取り出された主要情報信号は出
力端子５３より出力される一方、キック用アドレス信号
再生回路５５に供給される。キック用アドレス信号再生
回路５５は、前記キック用アドレス信号を検波再生する
と共に、キックの有無、キック方向を前記コード３２．
３３の値により判別し、キック「有」の場合は例えばキ
ック方向に応じた極性の検波信号を出力する。

ここで、上記ディスク４１には第７図に示す如き値のキ
ック用アドレス信号ＡＫが記録されてＧするので、キッ
ク用アドレス信号再生回路５５の出力信号が供給される
スローモーション再生検出器５６は入力キック用アドレ
ス信号ＡＫがスローモーション用のアドレス信号である
ことを検出し、その検出信号によりスロー比カウンタ５
７を動作させ、トラック番号コード３４の値［ＸＪ＃こ
応じた周期の信号をキラクツ９１ス発生器５８へ出力し
てそのキックパルスの発生を制御する。これにより、キ
ックパルス発生器５８はトラッキング回路６３を通して
トラッキングコイル４５に印加されることにより、再生
針４２をディスク４１の垂直帰線消去期間記録部分ａ内
で１トラックピッチ分外周側のトラックヘキツクするた
めのキックｔＲ）レスを発生する。スイッチングパルス
発生器５９はこのキックパルスが入来するタイミングが
ｆｐｓ検出器５０の出力信号の入力タイミングと略一致
するので、これを検出してスイッチング／（／レスの極
性をそれ以前のものに引続き保持する。こ泊こより、再
生針４２はディスク４１上、第９図ζこ実線で示す如き
走査軌跡を描くように制御され１この結果、同一トラッ
クから再生された同一コマのカラー静止画像が再生され
る。

上記の動作は前記値「Ｘ」により定められた所定回数繰
り返されて同一トラックから所定回数同一コマのカラー
静止画像が再生される。上記の所定回数の同一トラック
の繰り返し再生が終ると、今度はキックパルスは発生さ
れず、再生針４２！ま垂直帰線消去期間記録部分ａで外
周方向ヘキツクされることなく次のトラックの再生を行
なう。この次のトラックの再生後は再び所定回数、再生
針４２が垂直帰線消去期間記録部分ａ内を通過する毎に
外周側ヘキツクバツクされる。以下、上記と同様の動作
が繰り返される。このようにしてトラック番号コード３
４の値ｒ−ＸＪに応じた所定回数ずつ各トラックが再生
されることにより、全体として所定スローモーション比
のスローモーション再生画像が再生される。このスロー
モーション再生画像は同一コマの繰り返し再生による完
全に静止した静止画像情報が、所定回数ずつ再生されて
次のコマの静止画像情報へ移行していくものなので、動
きに不自然さのない高品質のスローモーション再生画像
となる。

なお、再生針４２の垂直帰線消去期間記録部分ａ内での
キック位置は通常、垂直同期パルス及び第３のトラッキ
ング信号が夫々重畳されて記録された部分の直前の位置
であるが、その直後の位置にしてもよい。才た、ディス
ク再生装置には、通常、再生時間を表示する表示装置が
設けられているが、この表示装置で表示される時間は、
上記のスローモーション再生時にはスローモーション再
生の実際の時間ではなく、ディスク４１に記録されてい
るタイム用アドレス信号Ａ、による時間とされる。この
タイム用アドレス信号ＡＴによる時間は、ノーマル再生
時の時間であるから、スローモーション再生時には実際
の再生時間と表示時間と異なることになる。なお、ディ
スク４１のトラックパターンが第４図に示すものである
場合は、ノーマル再生は再生針４２が垂直帰線消去期間
記録部分Ｃを通過する毎に内周側ヘキツクされて１トラ
ツクおき毎に再生することにより行なうことができ、こ
の場合は時間軸のずれのないノーマル再生画像とノーマ
ル再生音声が得られるＯまたキックを何も行なわないで
ディスク４１を再生したときは一倍速スローモーション
再生画像が得られる。

なお、本発明になるディスクは第４図示のトラックパタ
ーンを有するものに限られるもので番はなく、要はスロ
ーモーション比をソフト側で任意に摺電し得るキック用
アドレス信号ＡＫが記録されていればよい。またキック
用アドレス信号ＡＫの配録位置は垂直帰線消去期間記録
部分ｂ−ｄのうち１又は２個所に更に記録してもよい０
またスチルモーション再生時に再生針４２をキックさせ
る位置、すなわち第３のトラッキング信号ｆｐ、が記録
されている垂直帰線消去期間記録部分ａ内にキック用ア
ドレス信号ＡＫを記録するようにしたが、他の４碌部分
す、Ｃ又はｄ内に記録するようにしてもよい。更にトラ
ック番号コード３４が「０」のときはノーマル再生すべ
きトラックであるから、再生側でこれを識別することに
より再生針４２の走査軌跡を変更させるようにしてもよ
い。

またディスク識別コード３１ａ　、　３１ｂの値は１６
進法の「ＡＡ」であるように説明したが、スローモーシ
ョン再生用ディスクに特有の値、例えば［ＤＤＪとして
もよい。

更に記録音声信号は２チヤンネルあるので、一方のチャ
ンネルを第４図に示したようにノーマル再生時の走査軌
跡に従って順次配列配録し、他方のチャンネルを別の用
途（−例えばスローモーション再生時にノーマル再生音
声を得るなど）に供するようにしてもよい。また更に上
記の実施例は本出願人が先に提案したディスクを例にと
って説明したが、トラッキング信号ｆ、１〜ｆｐ３が記
録されていない光ビーム読取りディスクに適用すること
もできる（ただし、１回転宛４フィールド又はそれ以上
のフィールドの映像信号が記録されているディスクが好
ましい）。

また、上記のスローモーション比はディスクの同一記録
面上において異なる値を設定できるし、記録面の一部に
のみ上記のキック用アドレス信号ＡＫによるスローモー
ション再生されるべき映像信号を記録するようにしても
よい。

上述の如く、本発明になる情報信号記録円盤は、ピック
アップ再生素子をトラック幅方向上の逆方向に強制的に
移送して同一トラックを繰り返して再生せしめると共に
その繰り返し回数を指示するトラック変更用アドレス信
号が１回転宛形成されるトラックの少なくとも１個所に
配録さねてなるため、ソフト制作憚でスローモーション
再生比を任意に設定することができ、またスローモーシ
ョン再生されるべき情報信号をノーマル記録する従来の
情報信号記録円盤に比し、記録トラック数を大幅に削嬌
でき（例えば３０秒で再生されるべきタイトルは従来で
は４５０本のトラックが必要であったのに対し、本発明
では１本のトラックのみで済む）、よって記録密度を従
来に比し実質上大幅に向上することができ、また上記ト
ラック変更用アドレス信号により同一記録面上の互いに
異なる配録位置の情報信号のスローモーション再生比を
互いに界ならせることもでき、よって情報信号記録円盤
の記録系での記録動作を便利にすることができ、また複
数フィールド期間に等しい１回転期間宛、同一コマ（又
は同一フィールド）の映像信号を複数回繰り返して記録
されるようにしたので、動きが自然な高品質のスローモ
ーション再生画像を得ることができ、更に上記トラック
変更用アドレス信号は少なくともキック有無指示コード
、キツク方向指示コニド及びトラック番号コードとより
なり、それらの各コードを上記複数フィールド期間数に
等しいビット数の２進数で構成し、キック有無指示コー
ドとキック方向指示コードの各ビットの値により対応す
る垂直帰線消去期間記録部分での前記逆方向の強制的移
送を指示すると共に、トラック番号コードにより同一ト
ラックの繰り返し再生回数を指示するようにしたため、
映像信号に悪影響を与えることなく所望のスローモーシ
ョン再生比を予め指示することができる等の特長を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

＠１図は本出願人の提案になる情報信号記録円盤のトラ
ックパターンの一例を模式的に示す図、第２図は本発明
になる情報信号記録円盤の記録系の一例を示すブロック
系統図、第３図四〜（至）は夫々第２図の動作説明用信
号波形図、率４図は本発明になる情報信号記録円盤の一
実施例のトラックパターン”を示す図、第５図（Ａ）’
、（Ｂ）は夫々チャプタ用アドレス信号、タイム用アド
レス信号の構成の一例を示す図、第６図は本発明になる
情報信号記録円盤に記録されるキック用アドレス信号の
構成の一実施例を示す図、第７図は本発明になる情報信
号記録円盤に配録されるキック用アドレス信号の各コー
ドの１６進法での値を示す図、第８図は本発明円盤を再
生する再生装置の一例を示すブロック系統図、第９図は
スローモーション再生時における同一トラック走査軌跡
を説明する図である。 １．２・・・音声信号源、５．９・・・混合器、６・・
・カラー映像信号源、ｌｏ・■アドレス信号発生回路、
１１−・・トラッキング信号発生器、１６゜２２．２８
・・・同期コード、１７，２３，２９・・・ライン識別
コード、１８，２４，３０・・・音声識別コード、３１
ａ　、　３１ｂ　＠ｌｌｓディスク識別コード、３２・
・・キック有無指示コード、３３・・・キック方向指示
コード、３４■・トラック番号コード、４１拳・・情報
信号記録円盤（ディスク）、４２・・・再生針、４３・
・・カンチレバー、４４・・・永久磁石、４９・・・復
調回路、５４・ｅ・スイッチング回路、５５・・・キッ
ク用アドレス信号再生回路、５６・・・スローモーショ
ン再生検出器、５７・・・スロー回数カウンタ、５８・
・・キックパルス発生器、６２・・・差動増幅器。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　情報信号が螺旋状又は同心円状トラックに記録さ
   れ、１回転期間が複数のフィールド期間に等しい回転数
   で回転せしめられてピックアップ再生素子により既記録
   信号が再生される情報信号記録円盤において、上記ピッ
   クアップ再生素子をトラック幅方向上の逆方向に強制的
   に移送して同一トラックを繰り返して再生せしめると共
   にその繰り返し回数を指示するトラック変更用アドレス
   信号が、１回転宛形成されるトラックの少なくとも１個
   所に記録されてなることを特徴とする情報信号記録円盤
   。 ２、　該情報信号は映像信号であり、同一フィールド（
   又は同一コマ）の映像信号が１回転宛、該複数回繰り返
   して記録されたことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の情報信号記録円盤。 ３、　該トラック変更用アドレス信号は、少なくともキ
   ック有無指示コード、キック方向指示コード及びトラッ
   ク番号コードよりなり、それらの各コードを該１回転宛
   のフィールド期間数に等しい複数のビットの２進数で夫
   々構成し、該キック有無指示コードと該キック方向指示
   コードの各ピッ向の強制的移送を指示すると共に、該ト
   ラック番号コードにより同一トラックの繰り返し再生回
   数を指示することを特徴とする特許請求の範囲第１項又
   は第２項記載の情報信号記録円盤。